最弱無敗の神装機竜の小説を削除したお詫びです。

1 / 1
雄山「この短編を書いたのは誰だ!?」

*最弱無敗の神装機竜の小説を消したお詫び短編です。ではどうぞ。

 

 

 Side 織斑 一夏

 

 IS学園の入学初日の授業。

 

 教室が別の意味で気不味い。

 

 教室全体がとても緊張感に包まれていて副担任の山田先生は涙目になっている。

 

 IS学園はISを学ぶ学園だ。

 

 同時にISは女性しか動かせない。

 

 だから女子校である。

 

 何故か一夏はISを動かしてしまったので本来なら男子は織斑 一夏だけなのだが――

 

「どうも海原 雄山です――」

 

 海原 雄山がなぜか生徒として入学していた。

 制服ではなく、羽織袴の昭和の893の会長みたいな背格好をしたオヤジである。

 

 さしもの担任の世界最強である織斑 千冬も頭を抱えていた。

 

 この海原 雄山と言う男は美食家としてその筋では知られている人らしい。

 

 それがどう言うワケかISを動かしてしまったので今に至るらしい。

 

 

☆     

 

 

 第一の事件が起きたのは織斑 一夏が電話帳と間違えて参考書を捨ててしまい、ほとんど授業を理解出来ていなかったことだ。

 

「ははははは、織斑君。君は利口だと思っていたんだがどうやら勘違いだったようだ」

 

「え?」

 

「この愚かもんが!! なにが電話帳と参考書を捨てただ!? 冗談も休み休み言え! 山田先生、この愚かもんにはキッチリ補習を行ってください!!」

 

「ひゃ、ひゃい!!」

 

 周りの女子生徒と副担任の山田先生がビビり、千冬先生は小声で「胃が……」と呻きながら頭を抱えていた。

 一夏はあまりの迫力でただ茫然と頷く事しか出来なかった。

 

 

☆

 

 

 第二の事件はクラス代表を決めることだった。

 

 皆、何故か織斑 一夏をその場のノリと勢いで決めてしまおうと言う流れに逆らい、一夏は「じゃあ俺は海原さんで!!」と言ってシーンとなった。

 

 鈍感な一夏も流石にこれは(あ、俺死んだわ……)と思い、千冬先生も「お前はなんて言う事を……」と言ってしまった。

 

「織斑君。私も君も世界初の男性操縦者とは言え、素人だ。ここは代表候補生であるセシリア・オルコットに任せるのが筋ではないのかね?」

 

 もしも海原 雄山の事をよく知る者が見たら「お前は海原 雄山を名乗る何かか!?」とか「お前誰だよ!?」と言いたいぐらいに素直である。

 

 さしもの海原 雄山も慣れない環境に本調子ではないのかも知れない。

 

 セシリア・オルコットはと言うと――

 

「もう一人の男性は見る目は違いますわね。私こそ一組の代表に相応しいですわ」

 

 と、ここまでは良かった。

 

「実力からしてわたくしがクラス代表になるのは必然! それを物珍しいからと言う理由わたくしを差し置いて極東の猿にされるのは困ります! それにわたくしはこの極東の島国まで来てISの技術の修練に来ているのであってサーカスする気は毛頭ございませんわ!」

 

 セシリアはそう言い放った。

 続けてこう言葉を続ける。

 

「いいですか!? 実力トップがなるべき、そしてそれはわたくしですわ! 大体、文化としても後進的な国で暮らさなくてはいけないこと自体、わたしくにとっては耐え難い苦痛で――」

 

 などとセシリアは命知らずのバカのように、死亡フラグを勢いよく積み上げていく。

 一夏やクラスメイト達は(あ、セシリア死んだな)と思った。

  

「はははははははは!!」

 

「Mr海原!? 何がおかしいのですの!?」

 

「IS学園とは国家を代表するエリート中のエリート達が通う学園だと思っていたんだがね。これがイギリスの代表候補性とは、イギリスは人材不足のようですな」

   

「私の祖国を侮辱しますか!!」

 

「馬鹿もんが!!」

 

 そして海原は何を血迷ったのかセシリアを平手打ちをした。(いや、普段通りか?)

 そしてこう言った。

 

「極東の島国まで来てお前は何をしに来た!? 今日まで何を学んできた!? 貴様なんぞにクラス代表を務めさせるぐらいならワシがなってやるわ!!」

 

「み、Mr雄山!? 冗談でも口が過ぎますわよ!?」

 

 頬を抑えながらセシリアは反論する。

 

「黙らんかイギリスの面汚しが!! 祖国に帰ってご自慢のイギリス料理でも食ってろ!! 山田先生、少し私は頭を冷やしてくる――」

 

「ちょっと雄山さん!!」

 

 そう言って海原 雄山は教室から去り、山田先生が涙目で後を追う。

 

 クラスは騒然となり、とりあえず総当たり式で一夏はセシリアと海原 雄山と戦う事になった。

 

 

☆

 

 

 第三の事件はやはりと言うか食堂だ。

 

 海原 雄山と来たら水を得た魚の如く、料理を食べ、そして「この料理を作ったのは誰だ!?」と叫び声を挙げて調理場に突撃していった。

 

 何やら凄い勢いで両理論を捲し立て、「クビだ出ていけ!!」とか叫んでいる。

 

 いや、お前は一生徒だろ。

 

 お前にそんな権限あんのかよ。

 

 などと食堂がお通夜のような雰囲気になってしまった。

 

 ちなみにこれが毎日のように続き、食堂が地獄と化したのは言うまでもない。

 

 誰が言ったか「じゃあお前が作れよ!?」と言う言葉は皆の総意だろう。

 

 

☆

 

 

 それからクラス代表を決める戦いまでの一週間は地獄だった。

 

 海原 雄山の覇気に当てられて授業に集中できない生徒が続出した。

 

 一夏もその一人だ。

 

 その原因であるセシリアは平然としている。

 

 

 そして第四の事件。

 

 大惨事が起きた。

 

「どんなに優秀な機体でも乗り手が三流なら機体も三流に成り下がるわ!!」

 

「そ、そんな!?」

 

 海原 雄山、ISを身に纏っても強かった。

 量産機の打鉄だったが、本当にただの美食家かよっていうぐらいに強かった。

 セシリアを圧倒して続いて一夏の出番。

 

 一夏は海原 雄山の気迫に押されて終始圧倒され、「お前はこの一週間何を学んできた!?」と説教までされた。

 

 

☆

 

 

 その後、一夏は何故か海原 雄山の推薦とセシリアの諦めのような推薦でクラス代表になった。

 

 千冬先生からは「諦めろ……」とありがたい言葉を頂戴した。

 

 ブリュンヒルデの肩書どこ行った千冬さん。

 

 そして一夏は毎日のように海原 雄山のようにISと一緒になぜか料理を仕込まれる事になったのである。

 

 一夏は自分は料理人を目指しているのかISの操縦者を目指しているのか分からなくなってきたと言う。

 

 

 めでたしめでたし。




ご意見、ご感想お待ちしております。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
点
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。