@幕間と称してオリジナル編を作る高難易度ミッション中
【識】
「ほたるちゃんおはよ~」
皆様、速報です。
「おはよう、コノハ」
「部活決めた~?私まだ悩んでるんだけど~」
「私も悩んでるところね…」
螢に友達ができています。しかも私も知らないうちに。あのストイック一匹狼ちゃんなほたるん(つよい)に。
螢はいつも目力が強くて、あと物言いにしょっちゅうトゲが混入してしまうこともあって、いつも勝手に怖がられて周囲から距離を置かれていました。私と幻人君が突っ込んでいったことをきっかけに、「いつもの五人」とくくられるほど私たちとは仲良くしていますが、結局このクラスでも距離を置かれている感じはありました。
しかしなんということでしょう。今現在、席に着いている螢は、自身の机に正面からだらしなく寄りかかっている私としてははじめましてな女子とたわいもないおしゃべりを繰り広げているではありませんか!
「識…?」
あ、呼ばれてた。自分の頬をぴしゃりと叩き、二人のもとに向かうと怪訝な顔をされた。
「フリーズしてたけどどうしたのよ?」
「いや…識に私たち以外の友達ができたんだなあとしみじみ」
「これくらいのことでしんみりしないでよ!?」
「あれ…ごめ~ん、なんかまずかった?」
「いやまずくない、まずくないよ全然むしろ私は感動してる。あ、私はk
「古御堂識ちゃん、でしょ~?」
名乗ろうとしたら当てられて、スンッとらしくもない真顔になった。向かって左前髪の編み込みが特徴的なお相手は「わたし顔と名前覚えるの得意だから~」と自慢げな顔をしている。先程からと同様眠たげな顔でもあるが。矛盾して……はないな。
ということは自己紹介の時に覚えたのか。マジ?自分で言うのもなんだけど私地味だぞ?…いや名前は印象的なのか?*1
螢の机に寄りかかった状態から立ち上がった彼女は、螢の隣の席に腰を下ろした。
「わたし、
「あぁ…隣の席」
「ちがうよ?」
「違うんかい!」
がくっと膝を折った私を見て、コノハは口許を隠してくすくすと笑っている。くぅ…いい性格してるじゃんこいつぅ………まさか私がツッコミをさせられるとは…ッ!
教室の後ろの方から峯さーんと声がして、あ~ちょっと呼ばれてるから行ってくるね~とコノハは離れていった。
「いやぁ……まさかねぇ…」
「だからしんみりしないで…ふわふわしてて居心地がいいの」
「胸が?」
「わかった、蹴る」
「いや冗談!冗談だから!」
おもむろに立ち上がった螢を見て私は思わずスカートの前を押さえた。お察しの通り私、前科持ち。一度全力で蹴飛ばされて撃沈した。それはもうめちゃくちゃ効いた。男子だけ特効じゃないんだねこれ。小一時間は動けなかった。もう反省してるので何をしでかしたかは聞かないでくださいお願いします。
後ろ暗い話はさておき、たしかにコノハはふわふわしてた、性格的に。雰囲気が癒し系だからそりゃ人気者になるわ~。しかし実際、物理的にも立派なものをお持ちだったな…とか考えてたら座り直した螢がジト目で見てくる。
「…私そんなに分かりやすい?」
「そうだけど?」
「えっ^^」
「それより。識は部活決めたの?」
「あー……いや、まだ決めてない。けどせっかくだから目新しい魔法系競技にトライしてみようかなって」
そうだ、本日から部活動勧誘週間に入るらしい。毎年のようにかなり過激な勧誘活動が行われると衛君経由で奏さんから聞いていた。風紀委員は大変な時期なのだとか。ちょっとわくわくしちゃうあたり私も私。
「そう。一緒に回る?」
「いやいや~悪いこと言わないから、コノハちゃんと友情深めといで」
「………何、もしかして妬いてる?」
螢にしては珍しく変な間が空いた、と思ったらそんなことを聞かれた。こういうことでもまっすぐな目ではっきり聞いてくるあたり本当に螢…いや目力強いなマジで。
「ぜーんぜん?螢もしばらく衛たちと会わなかったでしょ?まずは二人の間で、ってのが私たちのやり方だからさ。せっかくだから六人目にしちゃおうって…あ、そーさく君いるから七人目かな」
「なるほど…コノハは忙しそうだけど」
「そうだねぇ」
・識
実はほたるんのいつもの五人以外の人間関係をひそかに心配してた
なお前科はシンプルなセクハラ。今回とそう変わんねえじゃねーか。
後のおっさん化の気配を察知ーーー
なお本人はプロポーションだけなら深雪に近い…というかさらに高い背丈なんだし…地味とは?(哲学)
・螢
無自覚に怖がらせるタイプだし、あまり人脈形成にも積極的じゃない。けどコノハにはすっかり懐いてる
安定のアグレッシブ。慈悲とかないです
ちんちくりんだけど一切気にしてない
・峯琥ノ葉
新キャラ登場。ゆるふわな雰囲気で螢に懐かれた
何がとは言わんがほのか並み
・幻人・衛・庸介その他
@別クラス
☆あのいつもの五人について
もともと家の付き合いがあった衛と識⇒幻人参加⇒螢参加⇒庸介参加で現在に至る
2022/05/02
軽微な修正を加えました