愛される事が出来なかった少年と愛そうとしてくれる少女達   作:みかん汁だったライター

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混沌の婚姻式

次の日、婚姻式が始まってしまった。

 

こちらで着替えてくださーいとかフウに言われて、個室に行くことになった。

「あぁ、逃げたい」

「ダメですよ、着替え終わったんだったら言ってくださいよ」

勝手にフウが入ってきた。

「着替え中だったらどうするんだ?」

「その時はその時で、こいし様にアレンに襲われたって言いに行くから大丈夫だよ」

「ヤメロ、絶対ヤメロ。」

「ほら、行きますよこいし様が待ってますから」

「ハイハイ、わかったよ」

まぁ結婚なんてしねーよバーカって言って婚姻式ぶっ壊すがな。

 

 

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婚姻式も終盤、誓いのキスの時が近づいてきた。

「汝、こいしさんはアレンさんに妻として添い遂げることを誓いますか?」

「誓いまーす♥️」

「汝、アレンさんは、夫としてこいしさんと添い遂げることを誓いますか?」

「誓いま「ちょっと待った~!!」はっ?」

声のした方を見るとそこにいたのは........

 

 

レミリアだった

 

 

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「ちょっと?お姉さま!出てきてはダメだって咲夜にいわれたでょ!?何で出ていっちゃうの?」

「こいしとか言う女にアレンがキスしようとしてるから止めたんでしょ!?」

「いやいやいや、そういうことじゃなくてね?お姉さま?」

「あなたたちは、前の紅霧異変の・・・なぜここに?」

フウがびっくりしてる。

「まぁ、ここらでしまいにすっか。」

そういって、俺は息を吸う。

「皆さん、僕は結婚する気はありません。何故なら、僕には愛する資格がないからです。なのでこの婚姻式は、無かったことになります。ではっ!」

そういって、俺はダッシュでにげた。

「あっ、アレンさん!」

さとりが止めようとしてきたが、知らん顔して逃げてしまおう。

 

 

 

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「こいし、どうするの?」

「ふふふ、これは、バトルだね。」

「バトル?」

さとりは不思議そうな顔をする

「わたしとお姉ちゃん、そこにいる吸血鬼姉妹、この四人で別々にアレンを探して、最初に見つけて捕まえた人が、アレンと結婚できる、そういうゲームだよ。」

「レミリアさんとフランさんはそれでいいみたいですけどね。」

レミリア&フラン(心を読んだ?)

「読みましたよ?」

「そんなことよりゲームを始めるよ!ゲーム、スタート!!!」

その一言で、四人とも一斉に、走り出した。

 

 

 

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厄介なことになったな。

心の中でそうつぶやく。

 

こうなったら、ご主人様を助けに行くしかないじゃん。

残念だよ、フウ。

お前は、主をころころ変える奴だったのか。

 

このアレン様の式鬼 玉 アレン様に助太刀いたす。

 

 

 

あなただったら誰を嫁にしたいですか?

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