突然の次元転移強制解除、そして未知の空域への放逐。間髪入れずに襲い掛かる所属不明のエネルギー弾の雨を受け、第一次次元世界探査艦隊は否応なく対空戦闘を強いられていた。
アルフェナッツ級『パスカルメイジ』及び『アルフェナッツ』、さらに『晴風』『沖風』『天津風』『時津風』といった護衛艦艇が必死の対空弾幕を展開する中、艦隊の中核を担う巨大な影が動いた。
グラーフ・ツェッペリン級装甲戦闘空母『グラーフ・ツェッペリン』――。
「対空砲火を絶やすな! 一発も艦に近づけるんじゃない!」
艦橋で、坂本美緒は必死に指揮を執っていた。
一方、そのあまりに巨大で異質な艦影は、偶然同じ空域に居合わせていた時空管理局の次元航行艦『アースラⅡ』のクルーたちを戦慄させていた。
「な、何だ、あの巨大な艦は……!?」
「……艦載機を運用している? あの規模の艦が、独立した航空隊を持っているの!?」
魔法と次元航行艦が主力のなのは達の世界において、純粋な物理兵器の塊であり、戦闘機を運用する巨大な『空母』という概念は、あまりにも規格外の存在であった。
しかし、驚愕しているのは探査艦隊側も同じであった。
「ミーナ、航空隊を上げるぞ! 今の当番隊は!?」
「えぇ!? い、今の当番隊は501部隊だけど……この対空砲火の中で上げるの!?」
副長兼飛行隊総隊長のミーナは美緒の指示に仰天した。
確かに、即応できるように当番隊がいるのは空母の常だが、味方艦隊による猛烈な対空砲火の真っ只中で発艦を開始するのは無茶苦茶である。
「構わん! むしろ、今上げないでいつ上げる!?」
「ああもう! 分かったわよ! 501飛行隊、スクランブル! 直ちに航空優勢を確保しなさい!」
グラーフ・ツェッペリン 飛行甲板
『電子戦機型コスモタイガーⅡは既に上がった! バルクホルン機とハルトマン機を今すぐに上げろ! 急げ! もたもたするな!!』
電子戦機型コスモタイガーⅡ
『両機共に兵装は一番、二番共に空対空ミサイルだ! 対艦ミサイルになってないな? 無駄になるぞ!』
「ええい! 余計なお世話だ!!」
『トゥルーデって高速移動する艦艇への攻撃苦手だしね~』
「それはお前もだろうが! そもそも今回は共にコスモ・ヴュルガーだぞ!? 対艦ミサイル乗せる余裕などないわ!」
バルクホルンは甲板作業員たちの会話やハルトマンのからかいに激怒しつつも、機体の離陸チェックリストを終わらせていった。
『501、一番機。発艦準備完了、いつでも行けるぞ!』
「501、一番機。バルクホルン出る!」
そう言ったバルクホルンのコスモ・ヴュルガーはカタパルトで射出され、空に舞い上がった。
『501一番機、発艦終了! 501二番機、いつでも行けるぞ!!』
「こちら501二番機、ハルトマン。こっちもいつでもいいよ~」
『501二番、出すぞ! スタンバイ!』
「発艦! さて、どんな相手かな~」
そう言ってハルトマンの二番機も空に舞い上がった。
『501の一番、二番機共に発艦完了! 次は三番のシャーロット機、四番のルッキーニ機だ! その後は五番のエイラ機、六番のサーニャ機、七番のペリーヌ機、八番のリネット機、九番の宮藤機だ! カタパルトを休ませるな! その後は502飛行隊とルーデル隊だぞ! 隊長機から打ち上げろ!!』
――同じ頃。
ラボラトリー・アクエリアス 艦橋。
グラーフ・ツェッペリンから航空優勢確保の為に飛行隊が発艦を開始していた頃、各方面からの急報を受けていた司令官の藤堂早紀はようやく事態を完全に把握し、指揮を開始していた。
「艦の各部に損傷がある艦は後方へ避退! その他の艦艇は対空戦闘を継続! パスカルメイジが衝突した不明艦は!?」
「損傷個所が自動修復された模様です!」
ラボラトリー・アクエリアス艦橋では、藤堂の指示を受けた各部の長が事態の把握や指示に忙殺されていた。
「副長、あの相手に心当たりはあるか?」
「いいえ。しかし、衝突した艦を追跡していたであろう艦の甲板にいた女性については……心当たりがあります」
ギンガは藤堂からの質問に、正直に答えた。
先ほど、ラボラトリー・アクエリアスが雲海を抜けた直後、艦外カメラがアースラⅡの甲板上でフッケバイン捕縛の為に指揮を執っていた八神はやての姿を捉えたのだ。
彼女が知り合いであり、なおかつ信頼できる人物であると説明しつつ、ギンガはあくまで私見であるとしつつも、次元犯罪者の追跡中であったのではないかと語った。
「成程。となると今回は時空管理局ではなく、時空管理局が追跡してきた犯罪者が攻撃を加えてきている可能性が高いと……」
「生身の人間が、艦隊規模の戦闘能力を持っているとでも言うのか……」
他のクルーが驚愕の声を漏らす中、ギンガの話を聞いた藤堂はしばし考え……決断を下した。
「通信長、グラーフ・ツェッペリンから航空隊が上がっているのですね?」
「はっ! 現在、501飛行隊が発艦作業中であり、現在六番機までの発艦を完了したとのことです!」
「よろしい。航空隊発艦を追認します。――ランスター戦術長!」
藤堂は鋭い声でティアナを呼んだ。
「はっ、はい!」
「直ちにデュノアIS隊隊長と共にISを装着し、発艦しなさい。相手が魔導師である以上、通常兵器だけでは対応しきれない可能性があります。管理局側の魔導師との戦闘経験を持つランスター戦術長、あなたが現場で直接指揮を執りなさい」
「えっ? しかし、戦闘時に戦術長の私が艦を離れるのは……」
「大丈夫ですよ。私が代行します」
戸惑うティアナに対し、砲術長の桜乃そらが優しく背中を押す。
「それに藤堂司令は、魔導師との戦闘経験が豊富なあなたたちを信頼しているんです。心配せずに行ってきなさい」
「わ、分かりました!」
「任せましたよ。デュノアIS隊隊長! 聞こえていたな? 直ちに装備を整え、ランスター戦術長の指揮の下、艦から発艦! 501飛行隊と共に航空優勢を確保せよ!」
『はっ、はい!』
ラボラトリー・アクエリアス 第五艦橋後部 格納庫
「第一から第五小隊! 集合完了しました!」
「了解しました。今回は防衛軍史上、軍に正式採用されたISであるラファール・リヴァイヴの初実戦です! 気合を入れていこう!」
『はい!』
(って、言ってもなぁ……。相手はあの管理局のエースの高町なのは、高ランク魔導師の八神はやてだってティアナさんから聞いたし……この部隊で大丈夫かな?)
ここに集まったのは、シャルロット指揮下の地球防衛宇宙軍初の正式IS部隊、通称『レジオン・デ・エトワール(星々の軍団)』である。
規模は増強大隊前後の五十名。艦隊防衛の直掩の為に一個中隊(十名)は残るため、計四十名が航空隊の支援と所属不明の魔導師排除・拘束の為に出撃する。
しかし、シャルロットとしては不安しかなかった。
鹵獲した次元航行艦に残っていた魔導師の戦闘データを基に、戦闘訓練は重ねてきた。とはいえ、目の前にいる隊員達は魔導師との戦闘経験はシミュレーター以外皆無であり、実戦経験者もデザリアムとの本土決戦やレジスタンス時の白兵戦経験者のみだ。
時空管理局の魔導師の戦闘映像を見てからは、本当に無事に終わるのかと不安が尽きなかった。
「お待たせ!」
「あっ、ティアナさん!」
ティアナが到着し、直ぐにISを展開。
そして、作戦説明を開始した。
「作戦目標は簡単です。この少年の排除、もしくは拘束となります」
ティアナの背後のモニターには、艦外カメラがとらえた空を飛ぶ少年――トーマの姿が映し出されていた。
「時空管理局と次元犯罪者のいさかいと思われますが、未だに我が艦隊に攻撃を加えてくる存在を無視はできません。不確定な目標を排除、もしくは拘束せよというのが、藤堂司令からの命令よ」
「う~ん……藤堂司令、もしかしてガチギレ?」
シャルロットは少し引いていた。
――同じ頃、アースラⅡ側の空域では。
一方、はやては管理局本局より『ヘイムダム』の使用許可を下ろし、大規模魔法の行使に踏み切っていた。
海水をくみ上げて作った巨大な氷塊を、『フッケバイン』の真正面に召喚させたのだ。
流石にフッケバイン側のステラも仰天し、フォルテスも「魔法と言えば何でもありですか、連中は……」と呆れ果てていた。
探査艦隊側もその規格外の魔法に度肝を抜かれていたが、はやて側は安全確認はクリア済みな上に、命中後に砕いて雪にして散らすから津波の心配もなしと通告していた。
直後、サイファーが自身のディバイダーである『ディバイダー944 ケーニッヒ・リアクテッド』によって氷塊を粉砕したが、はやては即座に再度結晶化させ、再度投降を促した。
しかし――。
「んじゃまぁ、術者をやっつければ片がつくと」
間延びした、それでいて底知れぬ殺意を孕んだ声。
気がついた時には、はやての腹部を、凶悪な刃が背後から深々と貫いていた。
「……ぁ、がっ……!」
はやての口から鮮血が吐き出され、開いた傷口から膨大な魔力と血が同時に虚空へと流れ落ちる。
「ハイお疲れ~。というか、ちょっとやりすぎだよ特務のお嬢ちゃん? あんなの撃ってたら本気で殺さないといけなかったよ?」
刃を引き抜き、血まみれのはやてを見下ろして笑う女‥‥彼女こそが、フッケバインの女首領であるカレン・フッケバインであった。諸事情で外出していた彼女が、ついに戦場へ帰還したのだ。
「はやて!!」
「てめぇっ!!」
直後に激昂したヴィータとエリオがカレンを強襲する。
だが、カレンは笑みを崩さないまま、ヴィータの放つカノン砲の極太の魔力光を一刀両断にして見せた。
「なっ……!?」
驚愕で動きが止まった二人に、カレンの持つ銀十字のような白い本からの無慈悲な攻撃が直撃する。
圧倒的な力を見せつけられ、ヴィータとエリオもまた重傷を負って宇宙空間へと弾き飛ばされた。
これほどまでの実力差。次元の違う圧倒的な脅威。
探査艦隊のモニター越しにそれを見ていた者たちは、「あれほどの魔導師がいるのか……」と息を呑み、深い絶望と警戒を刻み込まれた。
その後、カレンは撤退を指示。逃走を図る『フッケバイン』は、第一次次元世界探査艦隊の『マーズ』に艦載されていた砲艦『エレバス』と『ロバーツ』の猛砲撃を受けたが、カレンの凄まじい反撃によって機関部に損傷を負わされ、追跡は不可能となってしまった。
――再び、トーマ追跡の空域。
銀十字による管制を受けたトーマから放たれる無数のエネルギー弾。
それに対し、なのは、アイシス、アルナージは必死の応戦を続けていた。
アルナージはリアクトにより大火力兵器『L/R・フルバレル』を装備し、エネルギー弾の雨をしのぎ切る。
その隙になのはがトーマに接触し、戦闘不能にさせるための近接戦闘を開始した。
その直後だった。
「ってぇ!? ティアナ!?」
トーマの背後から、見慣れぬ機械鎧(IS)を纏ったティアナが突如として現れたのだ。
ダダダダダダダダダダ!!!
ティアナはISの携行装備である61口径アサルトライフル(20㎜)をトーマに向かって無慈悲に発砲した。
「っ!?」
銀十字の管制によってトーマは即座に回避。返す刀で、ティアナの懐へと踏み込み凶悪な斬撃を放つ。
ティアナは左腕部に装備するIS専用の盾『ブレッド・シールド』でとっさに防御姿勢を取ったが――。
「はぁ!? うっそでしょう!?」
装甲強度には絶対の自信があったはずの分厚いシールドが、まるでおもちゃのように一刀両断された。
ティアナは驚愕に目を見開きながらも、身体に染み付いた前衛としての反射神経で後方へスラスターを吹かし、間一髪で続くトーマの斬撃を躱す。
(くっ……魔力攻撃じゃない、純粋な物理的破壊力でこれだけの威力を……! これが、エクリプス感染者の『病化』による力……!)
無表情のまま、銀十字の管制によって機械的に追撃を仕掛けてくるトーマ。
その切っ先がティアナの胸部装甲に迫った瞬間――桜色の魔力光が二人の間に割り込んだ。
「プロテクション・パワード!」
展開された強固な魔力盾が、トーマの刃を弾き返す。盾の向こうから姿を現したのは、白と青のバリアジャケットに身を包んだ、高町なのはだった。
「ティアナ……!? どうしてここに!?」
「なのはさん! 事情は後で話します! 今はコイツをなんとかしないと!」
「うん……! とにかくあの状態のトーマ君を止めるよ!」
思いがけない形での再会を果たした二人だったが、感傷に浸る暇はない。
トーマは銀十字の補助を受け、魔力を分断する『魔導殺し』の力と、ISの強固な装甲すら容易く切り裂く異常な身体能力で暴れ狂う。
管理局のエースであるなのはと、最先端兵器ISを纏うティアナ。
二人がかりで連携攻撃を仕掛けても、トーマの動きを完全には封じ込めることができず、全く引く様子を見せなかった。
だが、そこへシャルロット率いるIS小隊と、501航空隊が到着。怒涛の弾幕による火力支援が行われ、ついにトーマの動きが鈍った。
「あの子、動きが鈍った……! なのはさん、今なら!」
「うん……! 少し痛いけど、我慢してね!」
なのはがレイジングハートの出力を上げ、捕縛のための魔力陣を展開しようとしたその時。トーマの足元に、強烈な銀色の光の陣が浮かび上がった。
『――適正存在ノ肉体負荷、限界値ニ到達。緊急空間転移(エマージェンシー・テレポート)ヲ実行シマス』
「させないっ!」
ティアナの一斉射もなのはのバインドも、全て銀色の光の壁に弾かれる。
「トーマ君!!」
なのはの叫びも虚しく、閃光と共にトーマの姿は完全に空間から消失しようとした――その瞬間。
アースラⅡの医務室から飛び出してきたリリィが、トーマの胸に力強く抱き着いた。
彼女は管制機としての記憶を思い出し、トーマを救うために駆けつけたのだ。
リリィはトーマとリアクトを行い、彼の体内から銀十字の管制制御を上書きすることに成功。ついに、トーマの暴走は静止した。
その後、駆けつけたアイリスがなのはとフェイトの任意同行要請に対し、「それって任意と言う名の強制ですよね?」と毒づいたが、なのはの「任意は任意だよ? いい子で来てくれたら嬉しいけど♪」という圧の強い笑顔の前に、ティアナは苦笑いするしかなかった。
かくして、戦闘は一応の終結を見た。
だが、宇宙空間には激しい戦闘の爪痕と、互いを「異常戦力」として警戒し合う特務六課と探査艦隊の面々だけが残された。
「なのはさん……」
ISの装甲を解除し、ホバーでなのはに近づくティアナ。
「ティアナ……本当に、貴女なの? その装備は一体……?」
互いに聞きたいことは山ほどあった。だが、眼下のアースラⅡからは、はやて達の重傷を告げる悲痛な通信が絶え間なく響いていた。
ティアナとは色々と話をしたい所であったが、今は、はやての容体が気になり、アースラⅡへと戻るなのは。
――戦闘終了後、アースラⅡ医療区画。
慌ただしい足音と緊迫した声が、艦内に響き渡っていた。
「バイタル低下! 魔力結合組織に著しいダメージ! 急いで!」
「シャマル先生、止血剤と回復魔法の同時展開を!」
ストレッチャーに乗せられ、緊急治療室へと運び込まれる八神はやての顔は、紙のように蒼白だった。
彼女の身を案じ、付き添ってきた高町なのはとフェイト・T・ハラオウンは、自動ドアが閉まるその瞬間まで、祈るような眼差しで友の姿を見つめていた。
「はやてちゃん……」
なのはの口から、震えるような吐息が漏れる。
ぎゅっと握りしめられたなのはの血の気の引いた拳を、フェイトがそっと、だが力強く包み込んだ。
「大丈夫。はやては強い子だもの……シャマル達もついている。今は彼女たちの処置を信じよう、なのは」
「……うん。そうだね……!」
なのはは唇を噛み締め、深く頷いた。自分たちが今ここで立ち止まるわけにはいかない。はやてが命懸けで繋いでくれたこの戦線と情報を、次へと活かす義務があるのだ。
二人は一度だけ治療室の扉に深く一礼すると、重い足取りを前へと向けた。
――数十分後。
ラボラトリー・アクエリアス 会議室。
テーブルを囲むように、特務六課の面々と、探査艦隊側の指揮官たちが対峙していた。
室内に満ちているのは、決して友好的とは言えない、ヒリつくような緊張感。
「――まず確認させてください。あなた方は、一体何者ですか?」
沈黙を破ったのは、なのはの静かで、しかし確固たる意志を持った問いかけだった。
それに対し、探査艦隊側の総責任者である藤堂早紀は、一切動じることなく堂々と正面から見据え返した。
「それはこちらも聞きたいところですが……お答えしましょう。我々は地球防衛宇宙軍所属、第一次次元世界探査艦隊です」
地球防衛軍・第一次次元世界探査艦隊‥‥その名を聞き、なのはとフェイトの目が僅かに見開かれる。
一方の探査艦隊側も、目の前の「魔導師」という規格外の存在たちに対し、腹の底で強い警戒を抱いていた。
その張り詰めた空気を割るように、フェイトが口を開く。
「ティアナ。久しぶりだね」
「フェイトさん、なのはさん……!」
連絡将校として艦隊側に同席していたティアナが、弾かれたように声を上げた。
なのはは、困惑と安堵の入り混じった瞳でかつての教え子を見つめる。
探査艦隊側としても、「特務六課とティアナが明確な知り合いである」という事実、そしてギンガの証言によって、彼女たちが少なくとも「無差別な破壊者(敵)」ではないという認識が徐々に蓄積されつつあった。
「……八神部隊長の容態は?」
ティアナが痛ましそうに問う。
「一命は取り留めたわ。ただ、魔力消費と物理的なダメージが大きすぎて、目を覚ますにはまだ少し時間がかかるみたい」
「そうですか……」
フェイトの静かな報告に、会議室全体に重い空気が沈む。
だが、はやてが目を覚ますのを待っている余裕など、今の彼らには残されていなかった。
特務六課と探査艦隊‥互いを異常と認識し合う二つの巨大な力が、未知の脅威という共通の敵を前に、手探りの協議を今まさに始めようとしていた。
次回 対話