The Bullet of Guilty.   作:@Little

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処女作となります! まだ投稿になれていませんが、楽しく書けたらと思います! よろしくお願いします。

今回のプロローグとなる零話は、『恙神 涯』率いるダアトとの最終決戦となりますよ★
原作とは違い、集といのりは最後まで2人一緒に居るシナリオになります。

では!


-Epilogue-End a tragic affair of Lost Christmas
第0凛 罪の終焉


 

―ダアト。

 

 

 

 

 

それは復活した涯が率いる秘密結社。フリーメイソンやシオン修道会よりも古くから存在し、その存在は伝説だと思われていた。しかし、そのシンパは世界中のあらゆる組織に浸透している。元々はお台場であった24区を拠点に構え、全国ネットで世界に宣戦布告をした。

 

 

 

 

『4度目の黙示録』

 

 

 

 

それは、"淘汰と進化"。僕達はそれを防ぐために

葬儀社のメンバーと共に、ダアトと対抗。ダアト本部内で僕は途中、「王の力」所持者のユウを退け、涯と捕まって居るいのりの元にたどり着くも、"真名"がいのりを乗っ取り復活した。

 

 

 

 

 

真名…………姉の"桜満 真名(おうま まな)"の復活により4度目の黙示録がついにはじまり、生物の"淘汰と進化"が行われ始める。

 

 

 

 

目覚めた"イヴ"は呑気に欠伸をする中、僕の姿を発見し嬉しそうに抱きついてくる。そんな"真名"を、僕は直ぐに引き離さずに様子を見る。

 

 

 

 

「あぁ…………集、愛してるわ? ねぇ、聞いて?

 

真名ちゃんね? 真名ちゃんの邪魔する奴がいて大変だったの。でも、もう大丈夫。あんな"化物"すり潰してやり、この身体……お姉ちゃんのものにできたから」

 

 

 

 

恋人の様に抱き着きながら、僕にそう言ってくる真名。いのりを化物…………僕はそんな真名の言葉に震える。僕を求めて抱きついてきた真名を突き飛ばす。

 

 

 

 

「いのりは化け物なんかじゃない!! 」

 

 

 

 

「化物じゃない、あんな奴」

 

 

 

 

「違う!! ……彼女は僕のために泣いてくれたんだ!! 姿と声は同じだけと"君"とは違う!! 彼女は人間だ!!」

 

 

 

 

僕の"否定"の言葉と共に、真名はまた集に拒絶されたと嫉妬に狂う。その光景を見ていた涯は、「あとは俺に任せておけ」と真名に言い、僕から奪った右手の「王の力」で、真名から大剣のヴォイドを抜き出す。

 

 

 

 

涯は真名からヴォイドを取り出し、僕に攻撃を仕掛けて来る。そして真名は、4度目の黙示録を完遂するために舞い始める。 真名の舞に呼応するかのように、世界中の人々に進化と淘汰の光が襲う。

 

 

 

 

「第一感染者であり「イヴ」である私の歌を、感染者が聴いた場合は、症状が一気に進行するの。 つまり、人々は次々と今までとは違う形で結晶化していき、雪の結晶のように空に舞うのよ。

 

『脆弱な肉体を捨て結晶の中に永遠の思考を獲得する』

 

それが4度目の黙示録。つまりヴォイドは、その前触れだったのよ。心が物質となる新たな世界のね」

 

 

 

 

真名は舞いながら、そう言葉を紡ぐ。恐らく、外では真名の言った通りの事が起きているのだろう。でなければ……この状況でそんな言葉は発さない。…………とうとう始まってしまった4度目の黙示録への。

 

 

 

 

世界では、"真名"と"アポカリプス"による"淘汰"が開始される中、僕は涯と真名との決戦。

 

 

 

 

僕は八尋のヴォイドである「ハサミ」で対抗するも、涯の使用する“真名”のヴォイド「剣」に押されてしまう。肩など、数ヶ所に切り傷が刻まれ僕は地に伏せる。

 

 

 

 

「…………ここまで、なのか……?」

 

 

 

 

涯に押され苦戦し、挫けそうになり僕の顔が歪む。そして、涯は僕に止めを刺そうと剣突き立てる。半ば諦めかけていたその時、いのりが唄を歌い最後に流した涙が咲かせた、いのりの沢山の想いの詰まった"記憶"の「結晶の花」が光り始める。

 

 

 

 

「……諦めないで、集? 皆が待ってる。…………お願い皆、私を使って!!」

 

 

 

 

そのいのりの言葉に呼応するかのように、僕らの居るダアトの本部、24区から放出されていた光が途絶える。

そして真名も、その鼓動を止めた。いのりの想いの籠った歌が、4度目の黙示録に作用し始めたからだ。

 

 

 

 

挫けそうになった時に、その「結晶の花」から現れたいのりの幻想に僕は諭され、その「結晶の花」から自分のヴォイド「剣」を僕に与える。さらに歌による共鳴現象で"真名"の「淘汰と進化の裁き」に対抗するに至った。再度、僕は涯と合間見える。

 

 

 

 

「涯…………僕は、全力で君を倒す!!」

 

 

 

 

いのりのヴォイド「剣」を持った僕と涯との戦いも最終局面になり、僕はいのりと共に一体となる攻撃で真名のヴォイドを破り、涯を貫いた。

 

 

 

 

「ぐ、ガハァッ!!!!!!」

 

 

 

 

「あ…………嫌ぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

 

 

 

 

涯は苦痛に声を上げ、真名は悲鳴を上げる。僕はいのりと共に、涯と真名の2人を破った。すると、落下中に僕の目の前が光り世界を変えていく。いのりのヴォイド「剣」も既に手元になく、僕はその世界を見渡す。周りには人は居らず、紫色の結晶の木々や塔などがあるだけ。僕は少しだけ歩いてみる。

 

 

 

 

「…………見たか? これが淘汰の収束点。黙示録の果ての世界だ、集 」

 

 

 

 

突然、塔の方から声が掛かり階段の方に振り向くと、そこには階段を下りながら僕に話しかける涯が居た。だが、涯は僕に近付くと力なく倒れ込んだ。僕は涯を自分の腕で支える。

 

 

 

 

「ねぇ涯…………。この光景は、君が見せているの?」

 

 

 

 

「……………………あぁ、そうだ集。

 

これがダアトのいう理想郷、この星のすべてが結晶のなかの思い出となる。王と祭り上げられた俺もやがては……。

 

俺はずっと淘汰されることを恐れていた、だからこそ抗いイヴを……真名を欲した。

 

六本木で集に刺された時、これで真名を解放できると思った。だがダアトは真名に死を許さなかった。例え朽ちても再生させられる…………。

 

解放する術はただひとつ。その役目を終わらせること。だから俺は賭けた。自ら魔王となり、アポカリプスを成就することに。

 

…………そして、"お前"がやってくることに」

 

 

 

 

僕は、腕の中に居る涯から「淘汰の終着点」にて、ダアトの目的を阻止し"真名"を解放するべく……「自ら“魔王”となり、イブとしての役目を終わらせる」という真意を明かされた。

 

 

 

 

「…………俺の役目はここまでだ。後はお前がいのりを救え。じゃあな…………集」

 

 

 

 

「…………うん、ありがとう涯。僕は絶対に、いのりを救うよ。 じゃあ、さようならだね…………"トリトン"」

 

 

 

 

僕は、最後に涯ではなく、真名が涯に名付けた"トリトン"の名前で別れの挨拶をする。トリトンと呼ばれた涯は一瞬惚けた顔をするも、涯はフッと優しく笑った。その微笑みを見た僕も、自然と笑が零れる。そして、最後は真名と共に逝く涯。2人は、光となって僕の結晶状の右手に消えていく。これにより、涯の王の力は僕の右手に再び宿り、義手の手の甲に紋章が浮かび上がる。

 

 

 

 

そして……真名が逝ったことにより、いのりの身体にいのりの精神が戻る。

 

 

 

 

「集、どこ…………??」

 

 

 

 

「いのり…………ッ!?」

 

 

 

 

僕はいのりの方を見るも、声を失った。何故なら……いのりは真名から肉体を取り戻すも、既にほぼ全身が結晶化しており、視力すら失った状態でフラフラと僕の元に戻ってくる。

 

 

 

 

「集…………??」

 

 

 

 

見えないながらも僕を探してフラフラと歩み寄るいのり。そんないのりを、僕は優しく抱き締めた。

 

 

 

 

「…………僕はここに居るよ、いのり。 」

 

 

 

 

「…………集」

 

 

 

 

抱き締められて安心した様に肩を下ろすいのり。何も見えなくて、僕が何処に居るのかもわからなくて、怖かったのだろう。

 

 

 

 

「もう大丈夫だよ。後は僕に任せていのり」

 

 

 

 

いのりを左手で抱き締めたまま、義手の右手を空に掲げる。そして、僕は世界を救うためにこれで最後となるだろう「王の能力」を行使する。右手のヴォイド能力の「アポカリプスウィルスの吸収、譲渡」。この騒動の根源の"アポカリプスウィルス" その全てを吸収し、その身を持って引き受け始める。いのりを救うためにも…………!

 

 

 

 

世界中から僕の元へ、アポカリプスウィルスが集まって来る。これにより、世界からアポカリプスウィルスが次々消え去り、発症していた人も次々と直っていくだろう。そのかわりに僕の身体は結晶に覆われはじめると同時に、塔が激しく倒壊を始めた。

 

 

 

 

…………良いんだ、これは僕の背負うべき"罪"なんだから。

 

 

 

 

僕が最後のときを覚悟し目を瞑り、目の前の気配に気付き、目を開ける。そこには、白い空間の中で僕と対面するいのりが居た。

 

 

 

 

「いのり…………」

 

 

 

 

「…………集、私はずっと集の傍にいる」

 

 

 

 

「うん………………」

 

 

 

 

「だから集…………取って?」

 

 

 

 

そう言い、いのりは僕に向かって以前も作った橋のあやとりを作り出す。…………だが、僕はいのりが作ったその『想いのこもったあやとり』を受け取らない。いのりがこれから何をしようとしているのか、何となく分かってしまったから。

 

 

 

 

「集…………??」

 

 

 

 

「いのり…………。君がこれからしようとしてる事、僕は認められないよ。いのり1人だけ、全てを抱いて消えてしまうなんて。この"罪"は、僕が背負うべき"罪"なんだから…………」

 

 

 

 

「でも……!」

 

 

 

 

「それに、涯とも約束をしたんだ。…………僕は、君を必ず救うって」

 

 

 

 

いのりは僕の言葉に少しだけ動揺し、あやとりを作ったまま言葉を返す。

 

 

 

 

「でも私、私は……! 集が生きていてくれなきゃ嫌なの!! 「僕だって」……!?」

 

 

 

 

「…………僕だってそうだよ。いのりに生きていて欲しい。僕の"大好きな"君を……救いたい。……守りたいんだ」

 

 

 

 

「…………そんなのずるいよ、集。 私だって"大好きな"集を守りたいのに…………」

 

 

 

 

「…………いのり」

 

 

 

 

「集…………。なら、私にも半分分けて? 私達2人で、一緒に背負おう? ……最後の最後まで集と一緒に居たいから。 例え、身体が無くなったとしても、私の『心』はきっと救われるから」

 

 

 

 

「………………いのり…………、分かったよ」

 

 

 

 

いのりにそう言われ、僕はいのりの『想いのこもったあやとり』を、全てを受け取らずに、右手の義手だけでいのりの左側"半分"の紐だけを受け取った。2人で対面して、橋のあやとりを作る形になっている。

 

 

 

 

「…………それじゃあ行こうか、いのり」

 

 

 

 

「…………うん。ずっと集と一緒に居るよ?」

 

 

 

 

そんないのりの想いに、僕は答えよう。…………君が"好き"だと。

 

 

 

 

「…………ふふ、大好きだよ、いのり?」

 

 

 

 

「…………私もあなたが大好き、集」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後に、僕達は自分の気持ちを告白しあい、『想いのこもったあやとり』を、2人で形成したまま近付き唇を重ねる。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、何があっても僕達は離れない様に………最後の最後まで唇を重ねたまま涙を流し、僕といのりは白い空間内で光となって空高く消えて行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―そして……2039年の今日。

 

 

 

 

世界中に蔓延る"アポカリプスウィルス"と人々の『心』それは『命』、「形相を獲得したイデア(理想)」である "ヴォイドは"全て"消え去り、"桜満 集、 楪いのりの2人は世界を救う。

 

 

 

だが、2人が背負ったその"全ての罪"の対価として……この世界から集といのりの2人は、命の炎を燃やし尽くした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




原作とは違い、集といのり。2人で一緒に蔓延る全てのアポカリプスウィルスを集の右手の能力「アポカリプスウィルスの吸収」の力で引き込みました。どちらか一方しか救えないのではなく、身体は無くなろうとも、2人の『心』だけは救われる様に、2人で"寄り添い"最後まで共に行く事を選んだという事です。


純愛です。読んでて眩しい感じにこれからの2人を表せたらと思います。


読んで頂き、本当にありがとうございます★

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