それと現場の様子をテレビを見ていた……
81:名無しの一般人
さて、イッチは逝ったか
82:名無しの一般人
おかしい人を亡くした……
83:名無しの一般人
しかしどうなるか全く予想がつかん
84:名無しの一般人
お、リポーターが現場付近に到着したってよ!
流石、逞しいなぁ
85:名無しの一般人
つまりイッチの行動どころか発言も全国中継されるわけか
放送して大丈夫か?
86:名無しの一般人
オラ、わくわくしてきたゾ
87:名無しの一般人
我もわくわくしてきたのじゃ!
88:名無しの一般人
さあ、イッチが立ち上がったぞ
まずは罵倒だが、何を言うんだ?
89:名無しの一般人
しかしあのロリっ娘、めっちゃ可愛いな
生意気そうな美幼女で、挑発的なへそ出しルック
ゴスロリ衣装も似合ってるし、ちょっと目覚めそう
90:名無しの一般人
>>89
同士は大歓迎でござる
91:名無しの一般人
やめろwww
92:名無しの一般人
さあ、両者見合って見合ってー……
93:名無しの一般人
言ったぁぁああ!!
……けど、これって罵倒か?
94:名無しの一般人
いや、自分の身長が低いことに怒ってるだけだな
つまり罵倒ではなく、単なる逆ギレだ
95:名無しの一般人
うむ
96:名無しの一般人
次はショッピングモールを襲ったことに文句つけ始めたぞ、コイツ
97:名無しの一般人
おーい、聞いたか引き篭もりにニート共
お前達には分からないってよ
98:名無しの一般人
どうやら、本当にイッチは俺を怒らせたいらしいな
99:名無しの一般人
全くだ
100:名無しの一般人
処す? 処す?
101:名無しの一般人
罵倒がこっちにきてて草
102:名無しの一般人
おさえるでござる
拙者とて、本来なら許されないチェリーエンジェルたんへのイッチの不敬を歯を喰いしばりながら我慢して見ている故
103:名無しの一般人
つーか、これも別に罵倒じゃなくね?
104:名無しの一般人
ただの正論じゃねーかwww
105:名無しの一般人
おいおい大丈夫かよ、これ
106:名無しの一般人
最終的に説教になってて草
107:名無しの一般人
もう駄目だろこれ……
108:名無しの一般人
悪に屈しない宣言と、ロリっ娘の心配までしはじめたぞ
なんかカッコイイな、このイッチ
ショタだけど
109:名無しの一般人
そして終わったwww
110:名無しの一般人
この安価踏んだ人いる?
判定は?
111:名無しの一般人
ふーむ、我の想像していたものとは違うのぅ
112:名無しの一般人
つまり?
113:名無しの一般人
アウトじゃな
114:名無しの一般人
ギルティ入りましたーっ!!
115:名無しの一般人
おい、何かふざけたこと言ってるぞwww
116:名無しの一般人
は? 常識人代表?
117:名無しの一般人
勝手に俺達の代表名乗られてて草
118:名無しの一般人
こんなことするやつが常識人なわけねえだろ
119:名無しの一般人
いや、ここにいるのも大概……
120:名無しの一般人
>>117
いつから自分が常識人だと錯覚していた?
121:名無しの一般人
てか、あれ
俺の見間違いじゃなければ、あの子泣いてね?
122:名無しの一般人
ほんとだ
123:名無しの一般人
せんせーい!
イッチ君が女の子泣かせてまーす!
124:名無しの一般人
ああああああああああああああああああああ!!!!!
我らが天使たんになんたることをおおおおお!!!!!
125:名無しの一般人
フーッ! フーッ!
126:名無しの一般人
ロリコン共は落ち着け
127:名無しの一般人
やばくね、周りの戦闘員達が完全に戦闘態勢に入ったぞ
128:名無しの一般人
次は抱きしめるだが、どうなる?
いけるのか!?
129:名無しの一般人
行け、イッチ!
そして死ね!
130:名無しの一般人
ごくり
131:名無しの一般人
さあ、どうだ???
132:名無しの一般人
行ったあああああああ!!
133:名無しの一般人
おおおおおおおおおお!!
134:名無しの一般人
やったのじゃああああ!!
135:名無しの一般人
ビックリしてんのか、戦闘員達が固まったぞ
136:名無しの一般人
まあ、ある意味上司が相手の手の中にあるわけだからな
137:名無しの一般人
そう考えてみれば、これ以上ない動きではある
後でどうなるかに目を瞑れば
138:名無しの一般人
で、最後は耳元で「へぬぽぅ」と囁くだが……
139:名無しの一般人
まあ、流石にそれは聞こえないからやったか分からんわな
つーか、マジでこれ言った奴誰だよ
140:名無しの一般人
やってるの想像したら草
誰がやられても困惑しかないわ
141:名無しの一般人
取り敢えず、やったってことでいいんでねーの?
142:名無しの一般人
そうなると、失敗、成功、成功か
143:名無しの一般人
アーフ!
144:名無しの一般人
それでこっからどうすんだよ
145:名無しの一般人
知るか
146:名無しの一般人
よくて袋叩き、下手したら拉致されんじゃねーの?
真っ向から喧嘩吹っ掛けたわけだし
147:名無しの一般人
二人共、抱き合ったまま動かねーな
148:名無しの一般人
なんでだろう、ちょっと微笑ましくみえてきた
149:名無しの一般人
絵面だけ見れば、子供同士が抱き合ってるだけだもんな
イッチは高校生みたいだから確実に事案だけど
150:名無しの一般人
んんんっ!?
よく見たら、ロリっ娘もイッチを抱きしめ返してるぞ!!
何があったんだ!?
151:名無しの一般人
どういうことなの……
152:名無しの一般人
流石にテレビ中継されてるレベルだから、ヒーロー組織が動いてんじゃねーの
知らんけど
153:名無しの一般人
って、なんだっ!?
いきなり、戦闘員の一角が吹っ飛んだぞ!?
154:名無しの一般人
ふぁっ!?
155:名無しの一般人
乱入キターッ!!
156:名無しの一般人
悪の組織『ブラック・マーベラス』の幹部アンフェアと、
ヒーロー組織『スターライト』のヒーローハートビートだ!!
157:名無しの一般人
何か、どっちも滅茶苦茶怒ってねえか?
158:名無しの一般人
テレビ越しなのに寒気がするんだが
159:名無しの一般人
いやいや、ヒーローはまだしも、何で別の悪の組織の幹部クラスも来るんだよwww
160:名無しの一般人
そのまま、三つ巴の乱戦が勃発だーっ!!
161:名無しの一般人
あれ、イッチは何処行った?
162:名無しの一般人
黒スーツの戦闘員達の波に飲まれてる
163:名無しの一般人
草
どうしてそうなった?
164:名無しの一般人
チェリーエンジェルが配下に指示出してたっぽい
『お兄ちゃんを盗られないで!』って
165:名無しの一般人
おかしいな、なんか戦闘員同士も争ってるように見えるんだが……
166:名無しの一般人
確かに
……なして?
167:名無しの一般人
多分だけど『坊主を守れ!』って声が聞こえたような気がする
168:名無しの一般人
坊主?
それってイッチのことか?
169:名無しの一般人
つまり、チェリーエンジェルの配下と、アンフェアの配下がイッチを巡って争ってるってこと?
170:名無しの一般人
www
171:名無しの一般人
おかしいだろ、なんでそうなるんだよwww
172:名無しの一般人
すげえ、こんな映像初めて見たわ
173:名無しの一般人
チェリーエンジェル VS アンフェア VS ハートビート
と
チェリーエンジェル配下 VS アンフェア配下 VS? イッチ
てことか
174:名無しの一般人
イッチの場違い感がパない
175:名無しの一般人
あ、ほぼ同時に乱入してきたから勘違いしてたけど、別にアンフェアとハートビートは共闘してるわけじゃないのね
176:名無しの一般人
そら(悪の組織と正義のヒーローなんだから)、そう(敵同士)よ
177:名無しの一般人
おお、チェリーエンジェルもやるな
意外と拮抗してる?
178:名無しの一般人
当然でおじゃる
伊達に悪の組織で幹部を任されておらぬということでござろう
そして、イッチは許さぬ
179:名無しの一般人
>>178
ロリコン、無事だったのか……
180:名無しの一般人
いや、それもそうなんだろうけど
うーん、何て言えばいいんだろう
181:名無しの一般人
お互い倒そうとしてるっていうより、邪魔しあって思うように動けてないって風に見える
182:名無しの一般人
>>181
そう、それ
183:名無しの一般人
あっ! イッチが逃亡したぞっ!!
――――
「――素晴らしいデース」
とある場所にて、ソファーに座りながらテレビを見ていた人物はそう呟いた。
「悪の組織の戦闘員に周囲を囲マレ、幹部を前にしてあの胆力ネ」
それは、女であった。
彼女は徐に携帯電話を手に取ると、そのままどこかへとコールをする。
「ワタシデース。ヒーロー候補として組織にウェルカムしたいと思える人物を見つけましタ。デスガ、少し場所が遠いでーすノデ――」
浮きたつ心を押さえ、冷静ながらも率直に切り出す。
「――OK、OK。スグに空港へ向かいマース。彼の調査はお願いしマースネ」
少しばかり会話した後、女は電話を切り。
そうしてすぐさま出立の準備を始める。
手は動かしながらも、しかし考えるのは先程テレビに映っていた少年のこと。
自身も被害にあっているというのに、それに構わず他者のことを思いやれる心。
己が危険な立場にあろうと、悪には屈せず、その尖兵にならないと断言できる勇気。
そして、襲ってきた悪の組織の幹部にすら寄り添い、心配できる優しさ。
女は確信した。
――きっと、素晴らしいヒーローになれること間違いなしデース。
何たる度胸、何たる信念。
それになにより――。
「――ウヘヘ、好みの外見にもほどがありマース! もうこれは、運命といっても過言ではないデース!」
だらしなく相好を崩し、女は笑みを浮かべる。
それと、ほぼ同時刻。
「――イカしてるじゃねぇか」
また別の場所にて、寝そべりながらテレビを見ていた人物は笑い声をあげた。
「前々から目を着けちゃいたが、丁度いい」
こちらも、女であった。
彼女はのそりと身を起こすと、携帯電話で通話を開始する。
「オレだ。以前から調べさせてた、例のガキ――そいつを人質にするって作戦は一旦ストップだ。それよりも、いいことを思いついた。金はいくらかかってもいい、奴の家の近くで拠点を確保しろ」
予てから計画していた作戦の中止を宣告し、別の命令を下す。
「――ああ。今すぐ動け、オレがそこに住む」
手短に用件を告げ、女は電話を切る。
再び寝そべりながら、しかし考えるのは先程テレビに映っていた少年のこと。
戦う力もないくせして、悪の組織に面と向かって啖呵を切れる蛮勇。
決して悪の組織に靡くことはないと宣言する生意気さ。
己の立場も弁えず、悪を諭すという傲慢。
女は確信した。
――きっと、イカした悪になれるだろう。
堕とすなら、そういう奴の方が化ける。
それになにより――。
「――元より、狙ってたんだ。コイツを逃す手はねえ」
拳をギュッと握りしめ、女は口角を吊り上げる。
「――あの子こそ、正義のヒーローに相応しいデース」
「――アイツこそ、悪の組織に相応しい」
正義と悪。
立場が正反対の二人は、しかし奇しくも目的を同じとし、動き出す。
「マズは、ご近所さんになるのがよさそうデースネ。親密になってからお話した方が信用してくれるに違いアリマセーン!」
「まずは、近所付き合いから始めっか。仲良くなってから切り出した方が話やすいからな」
そしてワタシ(オレ)好みに育てて、ゆくゆくは――。
無論、それを当人達は勿論のこと、他の誰も知ることはなかった。
次話はちょっと寄り道回を予定してます。
『悪の組織の総帥だって人気になりたい!(仮)』
よろしくお願いします。