とある海軍の火山活動   作:ネシエル

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第十三話 火山噴火

 

「さっきの攻撃は炎、いや、マグマか。

余りにも熱量で暴走して消滅したのか」

 

ステイルは呟くように言葉を紡ぐ。

しかし、心陽はそれに耳を貸さない。

 

「さっきまでの威勢はどうした。」

 

心陽の声は冷たく、まるで氷の刃のようだ。

 

ステイルはまだ諦めていない。

 

「いや、まだ、術式が生きている。再構築して再び……」

 

しかし、その言葉は途中で遮られた。

心陽の一撃がステイルの腹を貫き、彼を吹き飛ばした。

 

「ぐはぁ!」

 

ステイルの体は地面を転がり、

10メートル先でようやく止まる。心陽はゆっくりと彼に近づいていく。

 

「よく見たら、美琴と同学年か。

16、17かと思えば年下だったのか。」

 

心陽は冷静に観察するようにステイルを見つめる。

 

「がはぁ……」

 

ステイルは苦しそうに息をつく。

 

「まあいい、一緒にアンチスキルか風紀委員に来てもらうぞ。

どこぞのバカが知らんが、このまま――」

 

心陽の言葉が途切れた。

 

「そこまでだ。」

 

突然、背後から聞こえた声に心陽は瞬時に反応し、

その場から身を翻す。さっき彼女が立っていた場所は、

鋭い斬撃によって切り裂かれていた。

 

「!!」

 

心陽は冷静さを保ちながら、新たな敵に視線を向ける。

 

「大丈夫か、ステイル。」

 

その声の主は、長い髪をポニーテールに結び、

へそが見えるように裾を結んだTシャツに、

片方の裾を根元まで切り裂いたジーンズを履いた女性だった。

腰にはウエスタンベルトが巻かれ、そこには刀が差されている。

 

「ああ、すまない。」

 

ステイルは苦しそうに答え、

その女性――神裂火織に視線を向ける。

 

心陽は神裂の姿をじっと見つめる。

 

「刀……久しぶりに見るな。」

 

神裂は冷静に、しかし鋭い目で心陽を見据える。

 

「どうやら、同僚が世話になったようだな。」

 

「学園都市の者じゃないな。魔術といい、

そのブツ。どうやら、不正に入った輩だな。」

 

 

 

神裂はそれに答えず、ただ静かに言う。

 

「あなたには関係ない。私はあなたを傷つけたくない。

だが、インデックスをこちらに渡してもらおう。」

 

心陽はその言葉に軽く笑う。

 

「もう、勝ったつもりなのか。」

 

神裂は無言で、ただ刀に手をかける。

 

心陽は続ける。

 

「あの少女か。あの傷口、君が付けたものか。」

 

「・・・」

 

神裂は少し目を細める。

 

「答えなくていい。君たちは悪だと言うことが分かった。

故に死んでもらう。」

 

 

その瞬間、神裂の刀が光る。

 

「剃!」

 

しかし、心陽はその攻撃を軽くかわす。

神裂の前に瞬間移動し、彼女の攻撃を無効化した。

 

「早い。」

 

神裂は驚きながらも、聖人としての反射神経と身体能力を発揮する。

視力8.0の彼女は、心陽の動きを追い、刀を振り下ろす。

その刃は音速で心陽の脳天を目指すが――

 

「なあッ!」

 

神裂の目が大きく見開かれる。

刀は心陽の体をすり抜け、何のダメージも与えられなかった。

 

 

心陽の体はまるで液体のように、刀の攻撃を無効化した。

これが、ロギア系悪魔の実「マグマの実」の特徴だ。

体をマグマに変化させ、あらゆる物理攻撃を無効化する。

 

例え、魔力や覇気を帯びた攻撃でも肉体を変化させて避けることもできる

 

 

「冥狗。」

 

心陽の拳はマグマへと変化し、灼熱の塊となって神裂の目に直撃する。

 

「ぐうう!」

 

神裂はその痛みに顔を歪める。

目は急所だ。聖人であろうと例外ではない。

その一撃で彼女の視界は奪われた。

 

 

「唯閃!」

 

しかし、神裂は諦めない。

瞬間、無数の斬撃が空間を切り裂き、心陽の体をバラバラにする。

 

ステイルは遠くからその光景を見つめる。

 

「おい、大丈夫なのか。神裂。」

 

神裂は冷静に答える。

 

「大丈夫です。ステイル。このくらいの傷は何でことはありません。

それより、見誤りました。」

 

ステイルは怪訝な顔をする。

 

「倒したからOKだろう。」

 

神裂は首を振る。

 

「違います。見てください。」

 

ステイルが目を向けると、バラバラになった心陽の肉片が次第にマグマと化し、

一か所に集まっていく。

 

「何……?」

 

ステイルの声には驚きが滲む。

 

マグマが盛り上がり、再び人型を形成する。

そして、御坂心陽がそこに立っていた。

 

「誰を倒したのだ?」

 

心陽は冷静に、それでいてどこか嘲笑うような目で二人を見つめる。

 

ステイルは声を震わせる。

 

「バカな、貴様、人間じゃないのか。」

 

心陽は軽く笑う。

 

「人間だよ。マグマ人間だけど。さて、正義を執行しようか。」

 

神裂はステイルに声をかける。

 

「下がっていろ、ステイル。」

 

彼女は刀を鞘に納め、拳を握る。

 

「唯閃!」

 

神裂の拳から無数の斬撃が放たれる。それに対し、心陽は両手を広げ、周囲のマグマを集める。

 

「大噴火!」

 

火山が噴火するかのような光景が繰り広げられる。

マグマと斬撃が衝突し、周囲に衝撃波が走る。

 

七階にいる上条当麻もその衝撃を感じ取った。

 

「何だ、これは……」

 

彼は外を見る。目の前の光景はまさに地獄絵図だった。

心陽は手をかざし、自身の体積の何倍ものマグマを生成し、それを神裂にぶつける。彼はまさに生きる火山そのものだ。

 

 

それに対し、神裂は七天七刀とそれに繋がるワイヤーを使って、

斬撃の嵐を繰り出す。両者の技は均衡し、周囲の建物はその余波で崩れていく。

 

上条はその隙を見て、インデックスを抱えながら階段を下りる。

 

「今のうちに……」

彼は必死に走る。

 

▲▲▲

 

一方、心陽と神裂の戦いはさらに激化していく。

心陽は地面をマグマに変え、足場を悪くする。

「!!」

神裂は足を取られ、バランスを崩す。

 

心陽は冷静に言う。

「周囲に人はいない。君たちの仕業か。」

 

神裂はそれに答えず、ただ戦う意志を固める。

「だとしたら……」

 

心陽は笑みを浮かべる。

 

「いや、これで派手に戦える。建物の被害も心配しなくてもいい。

ナンバー4がやってくれる。」

 

その瞬間、神裂の頭の横に火口が現れる。

「!!」

神裂は瞬時に反応し、その場から身を翻す。

火口からは灼熱のマグマが放射され、直線上にあるすべてを焼き尽くす。

 

「唯閃!」

 

神裂は刀を振るい、建物を切り裂く。

インデックスがいないことを確認した彼女は、全力で戦う。

 

心陽はその様子を冷静に見つめる。

 

「私の能力は自分の体をマグマに変化させるだけでなく、

周囲に能力の付与ができる。」

 

 

彼は周囲の物質をマグマに変え、環境を改変する。

 

神裂はその変化に気付く。

 

「まずい…」

 

周囲の温度は急上昇し、神裂は汗をかき、息を荒くする。

 

「逃げないと……」

 

彼女の直感が警鐘を鳴らす。しかし、心陽はそれを許さない。

 

「火山爆発。」

 

心陽の声と同時に、半径20メートル以内が噴火する。

マグマは上空に迸り、天へと上っていく。

神裂はその炎に飲み込まれ、その姿は見えなくなった。




次回投稿未定ですか
遅くても4/9日には投稿します

菊子さん、アラマキコメントありがとうございます。

そして
椋鳥くん よもん からやん ホワイトドラゴンさん 最終亭 菊子 RX-105 如月慶人 設定がめんどくさい shunider hoikita 
kaya0821 なつみかんEX 
言うても 白卯衣 わけみたま 
タイヨー 路徳 
芋プレート ねむりぬこ 
ネザー 山田ヤマーディ レレレ prinny へきとら の方々
投票して頂きどうもありがとうございました。

リメイクを希望しますか。皆さんの意見をお願いします(正直に言って書き直したいと思っております)

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