収束×集束×終息する世界   作:混沌の魔法使い

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5週目の世界 偽りの千年王国 その10

 

5週目の世界 偽りの千年王国 その10

 

 

元デビルバスターの盗掘者の男から買った地図を頼りに氷漬けのホーリータウンの地下へと足を踏み入れる。扉を開けた瞬間に熱気と獣臭さが扉から噴出してきて思わず顔を歪めた。

 

「ウルウ……」

 

「臭い……」

 

「吐きそう……」

 

「気持ち悪い……」

 

パスカルは当然リーナ達も気持ち悪そうにしているのでヴァルハラエリアで念の為に買って来た簡易酸素マスクを取り出す。

 

「ないより増し程度だが、着けておけ。少しは呼吸がしやすくなるぞ」

 

ヴァルハラエリア周辺にはチョンチョンやベンヌ、それにチンといった毒を持つ鳥型の悪魔が多く生息している。そして凶鳥カテゴリの悪魔は「羽ばたき」というスキルを大抵習得しているのだが、毒の翼を持つ鳥型の悪魔が羽ばたけば当然毒の羽は周辺にばら撒かれることになるし、毒が風に舞ってそれを吸い込むことで毒状態にもなるし、ゾンビ系の悪魔が毒に感染しポイズンゾンビーとかに進化することもある。ヴァルハラエリアの住人にとっては毒対策は非常に重要であり、この簡易酸素マスクはヴァルハラエリア特有の装備と言える。

 

「これはどれくらい持つのですか?」

 

「長くて3時間だな。変えの酸素は3つずつ用意してある。それを使いきる前にアギダインストーンを見つけたい所だな」

 

コカトリスとの戦いに1個は残しておかないといけないので、使えるのは実質後2個。それを使いきる前に見つらなければ1度ヴァルハラエリアまで戻る必要まで出てくる。そうなればホーリータウンの住人の命が危なくなるので、厳しいのは承知だがこのアタックでコカトリスを撃破したい所だ。

 

「地図はあるけど頼りきりは無理だよね?」

 

「間違いなくな、ほら。これを見てみろ」

 

地図を見ればこの通路を直進すれば直接研究所にいけたはずだが、天井が崩落して道が完全に塞がれている。

 

「地図を見ていると余計に迷いそうですね」

 

「ああ、だから地図は見ない。ここからは俺達の勘頼りだ」

 

地図を見ていれば袋小路に迷い込み、悪魔に待ち伏せされる可能性もある。時間を浪費するか、それともすんなり先に進むことが出来るかどうかは運次第だが、俺達の勘を頼りにして進むのが1番の正解だと思う。

 

「そんな博打で大丈夫なのか?」

 

「大丈夫かどうかは運次第だが、何も無策で言ってるわけじゃない。パスカルがいるだろ? それと足元を見てみろ」

 

大分長い間この通路に足を踏み入れた人間はいないのか通路には埃が積っていて、埃の上に鶏の足跡と人間の足跡がうっすらと残されている。

 

「パスカル。人間の足跡の匂いを覚えて、辿ってくれ、出来るか?」

 

「わん!」

 

「よし、パスカル。GOだ」

 

「わんわんッ!!」

 

この人間の足跡は間違いなくキングフロストを倒すためにこの地下で研究されていたアギダインストーンを求めて来たデビルバスターの物の可能性が高い。もしそうでなくともコカトリスの匂いもパスカルが覚えてくれたので奇襲や待ち伏せをされる可能性を下げることも出来る筈だ。点滅を繰り返す照明の光の中を走り出すパスカルの後を追って俺達も研究所を目指して歩き出すのだった……。

 

 

 

キングフロストを倒す為にホーリータウンの地下のデビルバスターの装備研究所兼ホーリータウンのライフラインへと足を踏み入れた私達を出迎えたのは悪魔の群れだった。キングフロストの冷気には悪魔も耐えられないのか、暖を求めて地下に相当数の悪魔が流れ込んでいたのだ。

 

「はっ!!」

 

【ギャンッ!?】

 

【この、これでもくら「遅いよ」きゃあッ!?】

 

通路の影から顔を出したガルムを長久さんが切り倒し、身体が犬、頭が人間の女性といった異形の悪魔のエンプーサがジオを使おうとするのを見てリーナが銃撃し、その動きを怯ませた隙に手にしていた鞭を振るいエンプーサの目を穿つ。

 

「べス。ナイス! これでトドメッ!!」

 

【きいやああああああ!?!?】

 

リーナが鋭く踏み込みながら振るった剣の一閃でエンプーサは首を断ち切られ、その身体をMAGの粒子に分解させながら消滅した。

 

「……ふう……ふう、中々にきついな」

 

「どこもかしこも悪魔だらけだからな。ほら、使っとけ」

 

「助かる」

 

長久さんが周囲を警戒しながらライドウに傷薬を投げ渡し、次にリーナに傷薬を投げ渡し、ライドウとリーナが傷の手当をしている間に私と長久さんはべレッタのカートリッジを交換してから腰のホルスターへと戻した。

 

「大分進んで来たけど、パスカルどう? 近い?」

 

「ワン!」

 

尻尾を振りながら勇ましく吼えるパスカル。その姿を見れば目的地は近いと言っているように見えるのですが……。

 

「近くて遠いってことになりそうだな、べス」

 

「ライドウ。ええ、私もそう思っていました」

 

地下に潜り約2時間……3時間持つはずだった酸素は悪魔との戦いで動き回った事で想像以上に消費し、最初の1本がもうすぐ無くなりそうだし、通路のあちこちからは火柱が上がっていて、思うように移動出来ない状況だ。なんとか地下3階まで潜ってきたが、また長期戦になりそうだと私とライドウが話していると長久さんは大丈夫だと言い切った。

 

「リーナ。ジャックフロストを召喚してくれ」

 

「フロスト君を? 分かった」

 

【呼んだホー?】

 

「長久の言う事を聞いて」

 

【分かったホー! 何をすれば良いホ?】

 

雪だるまの悪魔ジャックフロストの前に長久さんがしゃがみ込み、二言三言話をするとジャックフロストは首を傾げた。

 

【そんな事出来るホ? 出来なくてもオイラのせいじゃないホよ?】

 

「大丈夫。絶対出来るからな、リーナ達は下がっていろ。巻き込まれるかもしれんからな」

 

私達に下がっているようにいった長久さんはべレッタを再びホルスターから抜いた。

 

【あの? 本当に大丈夫ホ?】

 

「大丈夫だ。俺を信じろフロスト君。駄目ならここに地返しの玉がある」

 

【それ駄目な奴ホ!? やっぱりイヤぁぁああああああ……】

 

「「「吸い込まれた!?」」」

 

べレッタにジャックフロストが吸い込まれ、べレッタが蒼く光り輝いた。

 

「行くぜ」

 

【絶対零度】

 

銃声と共に放たれたのは銃弾ではなく、凄まじい冷気の嵐だった。それは私達の道を遮る火柱を凍らせて砕け散らした。

 

「ほい、ご苦労さん」

 

【す、凄いホ!? オイラにこんな……こんな事が出来るなんて!?】

 

「凄いだろ? ほれ、お礼のチャクラドロップ」

 

【ありがとホー♪】

 

「良かったね、ヒーホー君。所で長久、今のは?」

 

チャクラドロップを貰ったジャックフロストを帰還させながらリーナが長久さんにそう尋ねる。

 

「俺の切札の1つだな、とはいえ実戦に使うには少し溜め時間がいるから実戦では殆ど使わないけどな。また火柱が上がる前に移動するぞ、パスカル行け!」

 

「ワン!」

 

火柱が消えたことで通路を元気良く駆けるパスカルの後ろを追って私達も走り出したが、元から口数が多いほうではないライドウだが、絶対零度を見てから更に口数が少なくなった。

 

「これか、これがアギダインストーン。リーナ、持ち運び用のケースをくれ」

 

研究所のポッドの中に安置されていた紅く輝く宝石……いや、キングフロストを倒す為の切札アギダインストーンを長久さんとリーナが身長のケースに収めているのを横目に私は真剣な表情で長久さんを見つめているライドウに近寄った。

 

「どうしたんです? ライドウ。何をそんなに考えているのです?」

 

「……べス。私は葛葉ライドウだ」

 

「え、ええ。知ってますけど?」

 

急にどうしたのかと私が首を傾げるとライドウは小さく溜息を吐いた。

 

「だが私は葛葉の術は殆ど知らない。書物はあるが、習得出来ているかと言われると不安がある。さっき長久の使った技……あれは葛葉の書物で見たことがある」

 

「え、それではまさか……」

 

「ああ。長久は全滅した筈の私以外の葛葉一族の可能性がある。だから私も元老院に呼ばれたのかもしれん……」

 

テンプルナイトの前組織にして、センターとセンターの市民を守る最後の盾であり剣であった葛葉一族であり、最古のデビルバスターの一族は30年前に全滅し、その最後の1人が目の前にいるライドウと聞いていたが、もしかすると長久さんも葛葉の生き残りかもしれないとライドウに言われて見れば確かにテンプルナイトよりも強く、悪魔の知識に長けている長久さんは葛葉の一族の生き残りと言われても納得出来た。

 

「……センターに報告するのですか」

 

「……自分で考える。何が正しいのか、そして何が間違っているのか……それで考える」

 

再び黙り込んだライドウの姿に長久さんが葛葉の一族かどうか、そしてそれをセンターに伝えるかどうかの全てをライドウへ任せることにした。

 

「ウルルルル」

 

「パスカル……? っ! 走れッ!!」

 

パスカルに唸り声に気付いた長久さんの走れという怒号によって私とライドウは考え事から引き上げられた。

 

「来る! アギダインストーンのせい!?」

 

「温度が下がったんだ! やつらが来るぞッ!」

 

【【【キッシャアアアア!!!】】】

 

アギダインストーンが取り外されたことで気温が下がり、自分達の住処に異変が起きた事に気付いたコカトリスの襲撃。私とライドウは長久さんに叫ばれるままにコカトリスから背を向けて全力で走り出した。 

 

 

 

【ゴガアアア!】

 

【石化ブレス】

 

咆哮と共に放たれた全てを石にするブレスが通路に充満してくるのを見て、私はもう駄目だと思った。

 

「ライドウ外套を貸せ!」

 

「わ、分かった!」

 

外套を脱いで長久に投げ渡すと長久は私の投げた外套にMAGを通し、それを振り回すことで石化ブレスを全て弾き飛ばした。

 

「走れ! この先に広場がある! あそこまでいけば戦える! そこまではこっちが逃げるぞ!」

 

薄暗い通路を全力で走り、機械などが置かれた広い区画まで全力で走っていると私に追いついてきた長久が私の外套を投げ返してきた。

 

「助かった。流石葛葉の外套だな」

 

外套にMAGを通せばあんな風に使えるなんて私は知らなかった。

 

(やはり長久……お前は葛葉の人間なの……か?)

 

私の知らない葛葉の道具の使い方を知っている……長久はやはり葛葉の人間なのだろうかと考えながら長久より先に広場に出る事が出来た。

 

「長久! マハブフーラ行くよ!」

 

「リーナ!? 長久さんを巻き込むつもりですか!?」

 

「正気か!?」

 

長久がまだ狭い通路にいるのに悪魔に攻撃させようとしているリーナに思わずべスと共に詰め寄って正気かと問い詰める。

 

「正気だよ。長久の戦いかはずっと見てる。だから大丈夫! ヒーホー君! やっちゃって」

 

【了解ホー!】

 

【マハブフーラ】

 

氷柱が通路を走って行った直後、長久が頭を抱え、転がりながら飛び出してきた。その全身はMAGに包まれていて、そのMAGを利用してマハブフーラを避けて出て来た。その信じられない光景に思わず絶句する中。長久はすぐに反転し、ホルスターから抜き放ったべレッタを通路に向かって発射し、その直後に氷が砕ける耳障りな音が通路から響いて来た。

 

「やっつけた?」

 

「駄目だった。羽を半分砕いたが、氷状態からの復活が思ったより早かった」

 

「ん、でも弱ってるなら良い、先ずは弱ってるのを確実に仕留める」

 

テンプルナイトにはない素早い情報共有、そして言葉を交わさなくとも出来る完璧な連携。強い信頼関係によって培われたその技術は私達センターの人間にはない技術だった。

 

【グルル、ウルウアアアアッ!!】

 

長久が攻撃したコカトリスが怒りの炎をその目に宿し、自分に重傷を与えた長久を睨みつけ毒ガスブレスを吐き出そうとした瞬間、1発の銃声が鳴り響き、毒ガスブレスを吐き出そうとしていたコカトリスの頭部はまるで爆弾でも投げ込まれたかのように大爆発を起こし、重い音を立ててその場に崩れ落ちた。

 

【コケ!?】

 

【ギギ!?】

 

何故自分達の仲間が倒されたのか理解出来ず困惑する残り2匹のコカトリスは隙だらけだった。反射的にポーチに手を伸ばしジオンガストーンをコカトリスに向かって投げる。

 

【【ギギャッ!?】】

 

雷鳴と共にコカトリスが悲鳴を上げ、2匹の内1匹をSHOCK状態にする事に成功する。

 

「パスカル!」

 

「グルルグガアアアッ!!」

 

長久の指示でSHOCK状態ではないコカトリスにパスカルが襲いかかり、コカトリスとパスカルの唸り声と遠吠えが地下へと響き渡る。

 

「速攻で決めるぞ! 支援してくれ!」

 

長久がそう叫んで使っていたスライサーではなく、腰の鞘から日本刀を抜き放った。

 

(錬気刀!? まさか、あれは錬気刀か!?)

 

持ち主のMAGや倒した悪魔によってその性質を変える葛葉の至宝である錬気刀。書物でしか見たこと無かったが、長久が手にしている刀は間違いなく錬気刀だった。

 

「ライドウ! 何をしているの! このチャンスを無駄にするつもり!」

 

「そうですよ、ライドウ! 早く!」

 

リーナとべスの怒号に我に帰り、何故という疑問を一時敵に頭の隅へ置いやり、SHOCK状態から回復し、動き出そうとするコカトリスに向かって銃弾を撃つ。

 

【コケ!?】

 

自分の仲間が何でもない銃弾で倒れたのは理解していたのかコカトリスは大袈裟な動きで銃弾を回避し……次の瞬間に苦痛の絶叫を上げた。

 

「射程距離だッ!」

 

錬気刀の切っ先にMAGが集まり、槍のような形状となった錬気刀を槍のように振い、その鋭い切っ先が数十発とコカトリスの胸を穿っていた。

 

「はぁッ!」

 

そして踏み込みながらMAGを1度霧散させ、半回転しながら再び錬気刀にMAGが集まり、今度は斧へと変化し、遠心力をつけた斧の一撃は渇いた音を立ててコカトリスの首を刎ねて見せた。

 

「グルルウウウ!!」

 

【がっがっ!?】

 

そして残った1番小さなコカトリスはパスカルによって地面に押さえつけられ、その牙によって喉を噛み千切られ、地面を掻き毟りながら絶命し、その身体をMAGの粒子と変化させ、砕けて消滅した。

 

「ふー……なんとかなったか、とりあえず1度地下を出よう。これだけ暴れまわったんだ。あちこちにコカトリスの毒が残っているこれ以上この場に残るのは危険だ。急いで外に出るぞ」

 

有無を言わさず外に出るという長久に誰も文句も反論もしなかったが、私も、べスもそしてリーナでさえも長久のさっきの長久の繰り出した攻撃について問いただしたいと思っていた。今の攻撃はデビルバスターもテンプルナイトも出来ない全く未知の攻撃であり、その攻撃を目の当たりにした私は長久が葛葉の人間であるという事を確信するのだった。マハブフーラを躱した前回りも、そして錬気刀を用いて様々な武器の形状に変化させるその技も私がセンターから与えられた書物に文字だけで残されていた葛葉の奥義で間違いないものなのだ。

 

【キッシャアアアアッ!!】

 

そして後少しで外に出れるという所で最後に倒されたコカトリスが他の悪魔を取り込み、異形となりながらその瞳に強い怒りと憎悪を宿し、周囲の悪魔、そしてMAGを取り込みながら凄まじい足音を立てて私達を追ってきた。

 

「先に出てろ、決着をつける」

 

そう言うと長久はコカトリスに向かって走り出し、腰の鞘から錬気刀を抜き放った。

 

「赤い……MAG?」

 

「あんなの見たこと無い」

 

錬気刀の刀身に赤いMAGが走り、その刀身を全く別物へと作り変えていく……。

 

「魔を祓え……赤口葛葉ッ!!」

 

裂帛の気合と共に振るわれたその一閃は他の悪魔を取り込み巨大化していたコカトリスを容易く両断して見せるのと同時に、長久が全滅した筈の葛葉のもう1人の生き残りであるというのを嫌でも私に受け入れさせるのだった……。

 

 

 

長久の魂の記憶が錬気刀を変化させる

 

錬気刀→赤口葛葉(未覚醒)

 

力・魔・速+4

 

火炎耐性

 

斬撃のコツ

 

MAG吸収(初) CT時にMAGとMPを2%回復する

 

葛葉流武装術 刀・槍・斧を思い出した。

 

葛葉流剣術壱・弐 MAGを消費し敵1体に大ダメージを与える(CT率40%)。 MAGを消費し、敵全体に中ダメージを与える CT時MAGを小回復する。

 

葛葉流槍術 MAGを消費し、敵1体に2~7回小ダメージを与える 

 

葛葉流斧術 MAGを消費し、物理吸収以外の耐性を貫通し敵1体に大ダメージを与えるが、相手の耐性によってダメージが減少する。

物理耐性 ダメージ-15% 物理反射 ダメージ-50%

 

 

 

 

5週目の世界 偽りの千年王国 その11へ続く

 

 




コカトリス3体の攻略完了です。ケルベロスではないですが、悪魔犬のパスカルはコカトリスよりも遥かに強く1対1なら負ける理由が無く、3人の支援を受けている長久が懐を取った段階でコカトリスに勝てる要素があるわけが無いですからね、次回は1度状況整理を挟んでキングフロスト戦に向けて動いていこうと思います。それでは次回の更新もどうかよろしくお願いします。
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