何のとりえも無い少女が異世界で生き抜くお話(チート能力は無い模様) 作:カルデアの廃課金マスター
アニメも来期から始まりますが、間違いなく間に合わないでしょう。アニメに合わせてモチベーションを高めて頑張りたいと思います。
4月4日
昨日のルーデウスとの性能テスト戦闘で私が如何に弱いかが改めて分かった。
なので今日はできる限り鍛錬に時間を費やした。
たった一日頑張った程度で直ぐに強くなるとは思っていないけど、昨日の今日なのでテンションが上がってしまった結果だ。
パパウロも休日でも少しでも剣を振るう様に言っていたし、毎日続ける事が重要なのだろう。
継続は力なりと言う言葉が何処かに在ったはず。
つまり、毎日鍛錬を欠かさず続けれていれば、世界最強とまでは行かなくとも成長はし続ける、と言う感じだろうか?
とはいえども、毎日毎日限界ギリギリまで鍛錬に時間を費やしたらゼニスママやリーリャが心配してしまう。
毎日の鍛錬の時間を延ばすよりも、ここは時間は同じで質を高める方針で行こうと思う。
4月5日
今日は普通に学校だった。
やっぱりクラスには馴染めていない。
何故だろう?
男の人はまだ怖いけど、女の人なら何時でも話しかけていいよオーラを出しているはずなのに……。
私からグイグイ行くべきだっただろうか?
でも、クラスの平均年齢少し離れてるし……。
今更キャラ変したら可笑しいと思うし、私が他の人の立場なら絶対に距離を取ると思う。
うーん。
クラスの中にも私に近しい年齢の人もいるけど男の人だしなぁ。
知り合いならまだしも、聞き耳を立てて知った名前しか知らないのは知り合いとは呼べない。
そんな知り合いですら男の人と話すのは少し抵抗がある私が、今更クラスの男の人に話しかけに行けるはずもなのだ。
やっぱり、シルフ君ちゃん以外にも同年代のお友達は欲しいと思うこの頃。
4月6日
一つ考えたの。
何かって?それはお友達を作ろう作戦だ。
こんな世界でもせっかく学校に通う事が出来たのだから、友達の一人や二人は作りたいと思う。
ブエナ村で仲が良かった皆は殆どが死んでるだろうし、一番接点があったシルフ君ちゃんは義理の姉になってしまったし……幼女先生は先生であって義理の姉でもある。
私と仲良くなるとルーデウスの魔の手にかかってしまうのかもしれない。
という冗談とも有り得そうな想像は置いておいてお友達作成作戦だ。(だってルーデウス、長く付き合って内面を知らなきゃ、対外には超優良物件だから仕方ないね)
先ずはどうして友達が出来ないのかを考える必要がある。
明日、一日を普通に過ごして考えてみよう。
4月7日
昨日宣言した通り、普段の生活を送りながら友達が出来ない理由を考えてみた。
先ず朝。日が昇る頃に起きて朝練だ。
少し前まではここにルーデウスも偶に混ざっていたけど、最近は小型ロボット作成に集中しているのか殆ど一緒にならない。
ストレッチや家の周りやパパウロの墓までの道を自分のペースで走って身体をほぐしてから剣を振るう。
この時間は結構好きだ。
余計な事を一切考えずに、唯々剣を振るう事だけに集中すればいい。
一振り一振りを大切に、それでいて動作は素早く。
これが難しく慣れるまではきつかった。
素振り後はパパウロに教わった型の稽古に移りたいのだけど、素振りに集中し過ぎるとタイムアップ。
偶に鍛錬の時間事態が延びてしまって家族の誰かが迎えに来る事もある。
家に帰ると汗を流して朝食だ。
ルーデウスと幼女先生にシルフ君ちゃん最後に私とこの家の魔術師率は高い。
ルーデウスは剣術も最低限は使えるはずだし、何なら私は魔術は使えるけど剣士だ。
この家だけで学校を制圧出来そう。
とまぁ、朝の時間は友達が入り込む余地が一切ない。
でも朝の時間まで友達と一緒に居るなんて、寮暮らしでもない限り有り得ないから置いておくとしよう。
朝食を食べ終わると各々動く。
私と幼女先生は学校へ、ルーデウスは学校に行ったり対オルスデッド戦のロボット作りに向かったり、シルフ君ちゃんは生徒会長の元へ行ったり家でルーシーのお世話はしたり、アイシャは家事と買い出し、ゼニスママとリーリャは家でほのぼのしてる。
幼女先生と適当な会話をしながら学校へ向かう。(と言っても私は話題なんてさらさら持ち合わせていないから、幼女先生の話に相槌を打つだけだけど)
学校に着くと授業の準備がある幼女先生とはお別れして、私は教室へ向かう。
教室へ入ると既に登校していた数名に視線を向けられるけど、誰も私には話かけてくれない。
こんなにも爛々とした目つきで話しかけてオーラを纏っていると言うのに……。
で、授業が始まって休憩時間も誰にも話かけて貰えずに一日が終わる。
その後も無駄に学校内をウロウロして話しかけてくれやしないか期待して待ってるけど、基本的に誰も私とは視線を合わせようとはしてこない。
稀に話しかけてくれる人が居ると思えば、8割はルーデウスの愉快な仲間か幼女先生かシルフ君ちゃん、残りが変態な騎士様だ。
あの騎士様、生徒会長様の騎士だというのに毎日違う女の人を侍らせているのは如何なものか。
それでいて私を見ると話しかけて来る。
人と会話をしたいと思っている私でも、騎士様の態度は頭にくるものがある。
だって、あの私を舐め回す様な男の視線、であって態度や表情は騎士様面していて、それが当然だとも思っている内々。
ベガリット大陸で出会った男達に比べたら、まだ見境なしに犯してこないだけマシだけど、それでもその下卑た視線は嫌いだ。
だから、彼が話しかけて来る時は周囲に誰でもいいから人が居る事を確認するし、逃げ道を探して、変な動きを見せれば切れる様に手元は剣へと伸びる。
幸い、ベガリット大陸の脳無し程脳が無かったわけではなく、色々と不快な視線が多いけど行動には移してこないから私もシルフ君ちゃんの友達を切らずに済んでいる。
それはそうと、どうして毎回毎回私を見つけると話しかけて来るのか理解できない。
なんなら私を探してる時もあるし……。
あんまり酷いとシルフ君ちゃんとお兄ちゃんに言いつけてやるからねッ!
閑話休題。
放課後になってもクラスメイトは話しかけてくれず、別のクラス学年学科もそれは同じな日常が過ぎると私はトボトボと帰路に着く。
今の私に買い食いやオシャレの為にお店に立ち寄る理由も身銭も無く、ルーデウスに寄生しているだけの私は学業か鍛錬に勤しむくらいしか時間の使い道が無い。
行きと違って帰りは一人で徒歩だ。
まだ日が暮れていない時間帯なので街中は人が多い。
人混みは苦手なので、裏路地や抜け道を通りつつ早足で家へへと向かう。
道中ナンパして来る人もいたけど、大抵は鞘に入ったままの剣でどうにかなるか、ルーデウスの威光で退いて行く。
家に帰ると荷物を置いて剣を振う。夜ご飯まで振う。
剣の師匠でもあったパパウロは既に亡くなっているから、誰かから型を習うなんて出来ない。
私が知っているのは、あの日までパパウロから習った三流派の剣術と、ベガリット大陸で得た実践的な生き残る戦闘術のみ。
私の実力がどの程度なのかすらも分からない。
ベガリット大陸では偶に勝つのがギリギリな位強い剣士が居たけど、中級の私が勝てている時点でそこまで強くなかったのだろう。
私では上級だったパパウロすら手も足も出なかったのだから、きっとまだ中級のまま止まっているはず。
でも、ちょっとくらい強くなったとは信じたいとも思っている。
最近は魔術も絡めた戦闘を開発しようと色々と試しているけど、やっぱり一人だと何処まで言っても限界があった。
戦闘が出来ないアイシャやリーリャ、ゼニスママは勿論。シルフ君ちゃんは生徒会長様の護衛任務があるし、幼女先生だって学校の先生として色々と大変そうだ。
ルーデウスは……オルスデッドとの戦いに向けた準備で、とてもじゃないが私に構っている暇は無さそう。
偶にロボットの性能テストに誘われるけど、アレはあくまでも性能テストに代わりはない。
破壊したらダメだと思うし、向こうも出してない攻撃もあるっぽい。
そもそも私が得意とする戦い方は、なりふり構わず生き残る剣だと思ってるから、試合の様な戦いにはどちらかと言えば不利で苦手。
よーいドンで始める殺し合いよりも、先に見つけて奇襲を仕掛ける、逃げて逃げて逃げ切るか油断したところをズパッ、と言うのが性に合っている。
勿論、人同士で殺し合いしても良いことなんて一つもないけど、相手がヤル気なら私も相応の対応をしなきゃ生きていけないからしょうがない。
剣を振うのは楽しいけど、消して殺し合いを求めている訳では無いのだ。
なのに試合は苦手とは、中々上手くいかないものだね。
放課後の鍛錬の後は夕食だ。
基本的にルーデウスが帰って来る時間帯に皆で取る。
アイシャが作ってくれる事が多いけど、偶にリーリャが手伝ったり手が空いててたらシルフ君ちゃんや幼女先生の合作になる事もある。
私も手伝いをする時もあるけど、私に出来るのはお皿などの配膳や食材のカット位しか手伝えないのが悩みどころ。
切って焼く。ベガリット大陸での食事は基本これだけだったから……。
ブエナ村でゼニスママにもう少し教わっていれば良かったと少し後悔してる。
夕ご飯を食べ終わったら一日はほぼ終わりだ。
物足りない時は夜の鍛錬を軽く行ったりするけど、基本的にのんびりと団欒して良い時間になればお風呂に入ってベッドへ潜る。
毎日お風呂に入れるなんて幸せ。ルーデウス良い物件を探したよ。本当に。
ベガリット大陸ではお風呂どころか水浴びすらロクに出来ない日々が続いたし、水は魔術で生み出せるけど清潔な布は貴重品だったから身体を拭うことすらままならない日々だった。
当時は大変だったけど、慣れれば意外と楽しい事もあったり……しなかったよ。うん、あの日々は何度振り返っても辛い。
人間が敵である可能性があった以上、唯の無人島生活よりも辛いのではないだろうか? あのサバイバルを経験した私には並大抵の事態には対処出来る様になった! と鼻高々に言えたらいいなぁ。
とまあ、最近の一日はこの様な過ごし方で終わる。
毎日危険な動物や魔物、人間に警戒してビクビクしながら食料を確保していたベガリット大陸とは大違いの生活環境だ。
ルーデウスに助けられてから引きこもって、やっと立ち直って学校に通い始めてから少し。
段々と周囲の環境に慣れてきた頃で、私もこの生活が日常だと思えてくるまでには安定してきたと思う。
でもまだまだルーデウスを主体にシルフ君ちゃんや幼女先生、生活面だとリーリャにアイシャ、学校ではノルンと頼り切っている。
今までが色々とあったから甘んじて受け入れる……とは違うけど、私だけ受けてばかりで返せていない現状に思う事があるのは当然ではないだろうか?
サバイバル生活で年齢があやふやだったとは言えルーデウス曰くこの世界の成人は超えてるらしいので、既に独り立ちしていても可笑しくない年齢なのは確か。
家や生活費はルーデウス持ちだし、学費だってパパウロの遺産だ。
ノルンやアイシャは良いとしても、私が呑気に学校に通っているだけで日々を生活しているのは怠慢が過ぎるというもの。
パパウロの意志……遺言みたいな事で魔法大学に通ってはいるけど、これもルーデウスが言い出したからついでに私もみたいなおまけ。
確かに学校と呼ばれるだけはある設備と人材がある場所で習えば、才能の無い私が行き詰っていた魔法も多少は伸びるかもしれない。
でも多少伸びたところで私に才能が無いのはルーデウスを見ればわかる。
それなら冒険者にでもなって依頼を沢山こなした方がお金も稼げて実戦経験を積めてダブルでお得なのではないだろうか?
しかし学校に通うのはパパウロの意志であった事に代わりはないし、既に入学している。
中途半端に辞めるのは何か嫌だし、何よりもお金と好意が勿体ない。
何処まで伸びるかは分からないけど、7年間通って卒業まではしておこう。
それはそうとバイト的な感じで冒険者にも登録してお小遣い稼ぎが出来れば良いな。
……今日は長いから終わり。
続きは明日考える事にする。
4月8日
今日も代わり映えの無い一日だった。
急にベガリット大陸に転移するなんて事件が欲しい訳ではないけど、こうも何も緩急が無いと淋しい気分になる。
昨日の続きを学校の休み時間に考えてみた。
冒険者。この街にも支部はあったはずで、家だとルーデウスを筆頭にシルフ君ちゃんと幼女先生が登録していたはずだ。
ノルンとアイシャは知らない。アイシャは基本的に家で家事をしてくれるから冒険者でお金稼ぎをする必要が無いし、ノルンも学業で忙しいはずなのでなってないはず。
もしなってるのなら私も登録して同じパーティーで護衛してあげよう。ベガリット大陸で研いだ私の剣が火を吹くよッ!!
……実際問題、この辺り魔物の習性を全く知らないから戦わずに逃げたり、観察を数日間行って生態を分析してから戦うのがベストだと思うから、初見で出くわしたら妹を逃がす方針でいくんだけどね。
情報を持っていない相手に一人でも戦うのは控えるのに、守るはずの妹が近くに居るなら逃げ一択だ。
戦うのは、逃げ切れないと判断してからでも遅くは無い。
そもそも妹二人には戦いとは無縁でいてもらいたいのよ。
ルーデウスはルーデウスだし、私も一応中級の剣士で剣を振う事くらいしか出来る事が無いから……。
冒険者で稼ぐというとは割と合っているのかもしれない。
でもやっぱり、シルフ君ちゃんや幼女先生みたいな安定した収入は持っておくべきいうのも分からなくもない。
学生の内はまだいいかもだけど、この家はルーデウスのだから何れは独り立ちしなければならない訳で、そうなるとルーデウスや他の人に頼ってもいいのか?となる。
多分ルーデウス達は頼ったら色々と世話を焼いてくれると思うけど、私としてはもう十分過ぎる程貰っているからあまり頼りたくない。
結局のところ、ここに戻ってくる。何もできない私が独り立ちしたいけど、その為の準備とか諸々が私一人では用意できないから頼るしかない。でもそれじゃあ貰ってばかりで対等な関係とは言えないのがモヤモヤする。
頭が疲れたので寝よう。
一人で悩んでいては何も解決しない気もするから、時間がある時に幼女先生へ相談してみよう。
ルーデウスはダメだ。忙しいのもあるけど、アイツに私の気持ちが理解出来るはずがない。
去年の年末はほら「終章が忙しかった」という言い訳を。だって戴冠戦に箱イベ重ねるとか予想出来ないよ……。
本番の開幕から空想樹レイドは丸々休み取って周回し続けてました。
アニメに合わせてモチベーション高めたいですが、今後もfakeコラボ、アフターストーリー開幕と遅れそうな要素満載な模様。