ゴールデンカムイ完結記念にpixivに投稿したラッコ鍋パロディを投稿するという意味不明の行動。


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エヴァでラッコ鍋~瞬間、体、重ねて~

あらすじ

 

第3村の外れで釣りをしていたシンジ君の隣に、麦わら帽子とサングラスを付けた金髪の女性が現れ、見ない人だなと思いつつ談笑した。その後、女性は持っていたクーラーボックスからある物を手渡すのであった。

 

 

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「え?ラッコの肉ですか?」

 

「そう。滅多に食べれない、貴重な物よ。鍋料理がいいかしらね」

 

決戦が終わり、世界が浄化されて以降絶滅したと思われた動物が戻ってきており、その中にはシンジも図鑑などでしか見たことが無い動物も含まれていた。ラッコもその一つだったが、食べる事もあるのは初めて知った。

 

「ラッコって食べれるんですね。ありがとうございます」

 

「あ、それと…出来れば、大切な人と二人で食べた方がいいと思うわ」

 

「え?それはどういう…」

 

シンジが聞き返すと、女性の姿はなくなっていた。

 

「…どういう事だろ?まあいいか。皆で食べよう」

 

 

 

その後、帰宅したシンジは同居しているアスカの他、マリやカヲルを招き、調理した。煮立つ鍋の中には、肉の他に多くの野菜も入っている。

 

「ラッコの肉…初めてだにゃあ」

 

「シンジ。レイは来ないの?」

 

「綾波は仕事が終わってからくるって」

 

「そう。…にしても、ラッコの肉って独特な匂いがするわね…ホントに食べられるの?」

 

独特な匂いと共に湯気が部屋中を覆う中、シンジは違和感に襲われた。

 

(何か変だな…どうみてもアスカが…色っぽぉい…)

 

一応言っておくと、同居しているアスカからは普段から色気を感じてはいるし、戦いが終わってからは情欲を掻き立てるような雰囲気が戻り、胸が高鳴ってもいる。だが、今湯気越しに見えるその表情は普段の物とは違っていた。例えるなら、あのマイナス宇宙での海辺で見たやけに大人びていた時のような。

 

―言い伝えではラッコの肉を煮るときは必ず男女同数で部屋にいなければならないと信じられている。なぜならラッコの煮える臭いは欲情を刺激しひとりでいては気絶するほどなのだという。

 

(あれ?父さんの声が聞こえたような…)

 

「ワンコ君、大丈夫?」

 

「マリさん…あっ」

 

その時、マリが着ていたブラウスのボタンが弾け飛び、豊満な胸が色気づいた空気と共に顕わになる。

 

「ありゃあ、またボタンが~」

 

エヴァの呪縛が解け、肉体の変化が生じるようになったのはマリもそうだったが、彼女はまだ成長の余地があったのか胸が大きくなっており、今もっている服のボタンが弾け飛ぶように外れるという事がままあるようになっていた。実年齢はそれなりに経ているはずなのだが、肉体は関係ないのだろうか。アスカは彼女を凝視しながら内心呟いた。

 

(このコネメガネ…すけべすぎる!!)

 

「ああっ…」

 

吐息がかった声がした方向をアスカが凝視すると、カヲルが頭を右手で抑えながら俯いていた。その姿に他の二人も凝視しながら声を掛ける。

 

「頭がクラクラする…」

 

「大丈夫!?カヲル君ッ」

「横になるにゃあっ!今すぐ!」

 

「胸元を開けて、楽にした方がいいにゃあ!」

「下も脱がせ…いや、全部よ!全部脱がせるのッ」

 

カヲルを横にして大仰な、芝居がかった口調で上半身の服を脱がそうとするマリもだが、やけにノリ気な口調で下半身の服を脱がそうとするアスカもどこか様子がおかしい。だが、シンジもカヲルの身を案じていたためそこまで気が回らない。増して、今のカヲルは生半可な女性より色気付いているように見えた。三人が彼の介抱に夢中になっている中、部屋の扉が開く音がした。

 

「誰か来た?」

 

「髪噛まれた…あら…久しぶり…」

 

「綾波…」

「レイ?」

「先輩?」

 

部屋に入ってきたのは、長髪を手で払いながら上着を脱いでほぼ上半身裸のレイだった。数時間前に会ったためそこまで久しぶりでもないのだが、今の彼女が発する色気には思わず全員見惚れてしまい、生唾を飲み込む音が響いた。

 

「お、遅かったね、綾波…」

 

「田んぼの虫取りに時間掛かっちゃって…髪とかも嚙まれちゃった。それよりも…」

 

レイはシンジを見つめながら言った。

 

「碇くんあなた…ちょっと見ない間に急に…いい男になったんじゃない?」

 

シンジは気づいていなかったが、今の彼は服がはだけていて僅かに肌が見えていた。そこからは肉体労働などもしているせいか以前よりかは付いた筋肉が見え、彼は恥ずかしくなる。

 

「よ…よしてよ…」

 

若干顔を赤らめ、目をそらしながら答えたその姿に女性陣は全員胸が高鳴り、心中で呟いた。その時のシンクロ率は400%を超えていただろう。

 

(カワイイ…)

(カワイイ…)

(カワイイ…)

 

実際、今のシンジからは他の面子に負けず劣らずの色気が発せられており恥ずかしがるその姿からは、並大抵な女性のそれを遥かに上回る破壊力を発揮していた。特に、彼に女装染みた事をさせた事があるアスカ(自分の予備のプラグスーツを着せた)は改めてその威力を認識し、内心吐血しそうな程悶絶していたため、気を紛らわすようにレイに話しかけた。ちなみに、シンジは母親似と言う事で別の人物に女装させられた事があるらしいがそれは今はいい。

 

「レ、レイも前よりいい身体になってんじゃない?ねえぇ?」

 

「そ、そう?どう?マリさん?」

 

レイはかつての生活からは考えられない程農作業、いわば肉体労働に従事しておりそのおかげか細身な身体が鍛えられ、健康的な身体つきになっていた。その姿を直視したマリは神々しい物を見たかのように目を伏せ、同時にさらなるパトスが迸ってくるのを感じ息を荒げだしていた。

 

「先輩…!」

 

(なんなのにゃあ…?この感情!!抑えきれない…!)

 

(こんな気持ち初めて…!どうやって発散させればいいの…!?)

 

迸っているのはマリだけでなくアスカもであり、彼女は必死に堪えようと眼を瞑っているが抑えきれない。カヲルはのぼせたかのように吐息を吐くだけである。その時、シンジが熱さに耐えきれず上着を脱ぎながら立ち上がった。

 

「ダメだ…僕…もう、我慢できない…」

 

「相撲しようよ!!!」

 

立ち上がるなり何を言い出すんだと思われるだろうが、間違ってはいない。普段の彼なら、女性相手に、増していくら気心が知れた仲だからといってこんな事は言いはしないだろう。だが、この時全員のパトスは極限を超えており暴走寸前であった。そこにシンジがこの一言を叫んだ瞬間、全員の心は重なったのである。

 

「「「なるほど、そうか!!!」」」

 

 

かくして、元エヴァパイロットによる取り組みが始まった。

 

 

~取り組み中~

 

シンジ対マリ

 

「のこった」と同時にぶつかり合い。互いに学校の屋上で出会った時を思い出し、シンジは「あの時より柔らかい感じがした」と語り、マリは「突撃されるのって結構痛い」と語ったと言う。

 

 

~取り組み中~

 

アスカ対レイ

 

こちらもぶつかり合い。胸元に飛び込まれたレイは「抱っこだけじゃなくて飛び込んでくれるのってすごい嬉しい」と語り、アスカは「ママの胸に飛び込むのって嬉しい」と懐かしさと初めての二重の感覚を味わったという。なおレイは反射的にアスカの頭を撫でていたらしい。

 

~取り組み中~

 

マリ対アスカ

 

ぶつかり合いの後、マリの手付きが明らかにいやらしいものになっていたためアスカが反撃し、脇腹付近を思い切り揉んで喘ぎ声をあげた直後引き落としにてアスカの勝利。

 

 

~取り組み中~

 

レイ対マリ

 

レイがマリの胸を鷲掴みにすると同時にマリがレイの腰(というか尻)を取り、互いに艶めかしい声を上げるが、レイの姿勢が女豹のようなポーズとなったためマリは背徳感を感じたという。

 

 

~取り組み中~

 

シンジ対アスカ

 

「のこった」の瞬間、シンジの足が滑って八艘飛びの如くアスカを避けると同時に背後から抱き着いて押し倒し。この時アスカは一番の嬌声を上げたという。なお押し倒した瞬間アスカの尻に顔を埋める体勢になったとかならなかったとか。

 

 

やがて、全員の体力が尽きほぼ全裸で天井を見上げる中、未だ心が重なったままで呟いた。

 

「「「「「ごっちゃんです…」」」」」

 

その時の全員のシンクロ率は無限大だったかもしれない。

 

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夜が更け、月明かりが照らす家の門の前にはシンジ、アスカ、レイ、そして彼女の肩に支えられたカヲルの姿があり、彼は酔いつぶれたかのようにぐったりとしている。

 

「なんか…盛り上がっちゃったね…」

 

「…そうね…」

 

「…なんでかしらね…」

 

気まずさと疲労感のためか普段なら一言言いそうなアスカも口数が少なく、レイも苦笑気味に答える。なお一番に目が覚めたシンジはカヲルを介抱しながら部屋の外に出た後、服を着たらしい。

 

「じゃあ綾波…カヲル君を…」

 

「あ、それとレイ…誰にも言わないでね?」

 

「うん。わかってる」

 

頷いたレイを見送った後、家に戻った二人は未だ残るラッコの肉の匂いに鼻を抑えつつ、この匂い取れないんじゃないかとシンジが思った瞬間、アスカが腕に抱き着いてきた。

 

「アスカ?」

 

「…続きやるわよ」

 

「え?」

 

「相撲の続きよ!あんたに負けたまま寝れないわ!布団は敷いてあるから!」

 

「で、でもマリさんが…」

 

「アイツなら放っておいても大丈夫よ。いくら声掛けても起きなかったし。ほら、行くわよ!」

 

そして家の奥に連れていくなり、アスカはシンジに勢いよくぶつかり、そのまま押し倒して覆いかぶさった。

 

「アスカ…」

 

「…もう、絶対離さないから。あたしやあんたがどう変わってもあんたはあたしのモノ。独りはもう嫌なの…死んでも一緒なんだから…」

 

そういうアスカの目は涙ぐんでおり、真の孤独を何回も味わった故にもう離さないと思えるような雰囲気を纏わせていた。シンジはそんな彼女を受け止めるように燃えるようなキスを交わした。

 

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ぼんやりとしながら目を覚ましたマリは、目の前が眼鏡越しに覆い隠されると同時に声を聴いた。

 

「だーれだ」

 

(え!?この声…)

 

マリは動揺した。その声は彼女にとって聞き間違えるはずのない声だった。視界が顕わになると、上から麦わら帽子とサングラスをかけた女性が見下ろしており、微笑むと帽子とサングラス、そして金髪のウイッグを外した。その顔は、彼女の憧れの女性であり、シンジの母親の碇ユイだった。

 

「久しぶり、マリちゃん」

 

「ゆ、ゆゆユイさん!?どうして…」

 

大声を発しかけたマリに対し、口に人差し指を立てるユイ。声量を抑えたマリは、今の自分がユイに膝枕をされている事に気付き、思わず赤面した。増して、今の自分が下着だけのほぼ全裸だったから猶更である。

 

「マリちゃん…また胸大きくなったんじゃない?」

 

「いや~、自分でもびっくりですよ。でも、身体はまだ若いみたいで嬉しいにゃあ~。それより、ラッコの肉シンジ君にあげたのって…」

 

「ご名答、私。二人で食べてって言ったんだけど…こうなっちゃったか」

 

「でも珍しいもの食べれたし、ご馳走様です。だけど何でラッコを?」

 

「聞いた話なんだけど…ラッコはつがいの片方を獲られると、行き場のない欲情で死んじゃう程孤独に弱い。だからラッコの肉を食べると欲情するって言われてるらしいわ」

 

「…『孤独に弱い』…それ、当てはまる人何人か思い浮かんだんですけど?」

 

「…そうね。夫もだけど、シンジとアスカちゃんは特に不幸にしちゃったから…今更だけど母親失格よね…」

 

「…」

 

「だからマリちゃん、ありがとうね。貴女には感謝してもしきれない」

 

「いやいや。好きな人の願いを聞くのは当たり前ですよ~。あと、ゲンドウ君の事、ちゃんと慰めてあげてくださいね?」

 

「シンジにも言われたわ、それ」

 

「それに、あの二人はまだこれからなんですから」

 

マリがそう言うと、家の奥から男女同士の甘い声が聞こえてきていた。聞こえているこちらが恥ずかしくなるほどの声量で。

 

「…相撲の続き、大分盛り上がっちゃってるにゃあ」

 

「ふふっ…じゃあマリちゃん」

 

「相撲しましょうか」

 

いつの間にか立ち上がっていたユイは、マリに向かって上着を脱ぎながらいきなり言った。

 

「え、ええええ!?す、相撲って…!」

 

「大丈夫、あくまで相撲だから。あとラッコの肉のせいだから。さ、やりましょ♪」

 

家に残るラッコの肉の匂いを嗅いだマリはこの匂いに当てられたのかと思ったが、多分違うと思いつつ激しい体のぶつかり合いに身を委ねていった。

 

(ユイさん…結構強い…!)

 

(ふふ…!伊達に初号機で暴れてないから…!)

 

なお二人が取り組み中、シンジとアスカが致している中レイが「碇くんと相撲取ってなかった」と言って乱入してきたのはまた別の話であるが、来る途中に取り組み中のユイと目が合った瞬間、

 

(行きなさいレイちゃん。貴女自身の願いのために)

 

(はい!)

 

というやり取りや、アスカに対して「いつでも私の胸に飛び込んできていいからね」と言った、という事があったとかなかったとか。

 

 

 

 

 

 

 




谷垣役=マリさんは真っ先に思い付き、いろいろな意味でハマリ役だと思った。

杉元とシンジ君は真逆なようで内面の繊細さやスイッチ入った時の強さなど案外相通じるものがあるかもと思った。

「父さんの声が聞こえた」のはアニメ版のナレーションが同じ人だから。

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