乾と坤を操る神様達と無個性少年   作:プリズ魔X

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赤維持ってこんなにも難しいのか……そう考えながら書いていました。では第10話、どうぞ……


マスコミパニック!

「オールマイトについて一言!」

 

「えーーっと……すごい筋骨隆々って感じでした!」

 

『さて、私達はバレない内に……』

 

「そこの方、オールマイトについて何か一言!」

 

登校していると、クラスメイトがマスコミに質問責めされていた。

乾坤はこっそりと抜け出そうとするが、マスコミに捕まってしまう。

 

「……」(どうする?)

 

『祟って逃げる』

 

『風で吹き飛ばす』

 

(じゃあ『祟る』で)

 

「あの、オールマイトについて何か一言ありません かッ!?」

 

諏訪子が一瞬だけ主導権を握り、無視した乾坤を追いかけてきたマスコミを軽く祟る。するとマスコミ達が何も無い所でコケて人の山が出来上がる。

 

「さてみんな、行こっか」

 

「行こっかじゃねぇ、東風谷、何をした」

 

「ナニモヤッテマセンヨ」

 

「……後で反省文2枚だ」

 

『思ってたよりも軽い! もしかして相澤はこいつら嫌いなのかな?』

 

『まぁ私達もこいつらは好きになれないね……それにこういう奴らは大抵願い事も禄なことを書かないから邪魔なだけなんだよな……』

 

相澤はどうやらマスコミ嫌いなようだ。

 

 

 

 

 

 

「昨日の戦闘訓練お疲れ。Vと成績見せてもらった。爆豪、お前はもうガキみてぇなマネするな。能力あるんだから」

 

「……わかってる」

 

相澤が爆豪に対して注意をすると、爆豪は俯いたまま返事をした。

 

「で、緑谷は入試の時みたいに腕ブッ壊して一件落着か」

 

相澤に自分の事を言われた緑谷は、ビクッと肩を跳ね上がらせる。

 

「個性の制御…いつまでも完璧に出来ないから仕方ないじゃ通させねぇし通せねぇぞ。俺は同じ事を言うのが嫌いだ。だが、それさえクリアすればやれる事は多い。……焦れよ緑谷」

 

「っはい!」

 

相澤が睨みをきかせつつも緑谷に助言をすると、緑谷はピシッと構えて元気よく返事をする。

 

「さて、今日はお前らに……」

 

「学級委員長を決めてもらう!」

 

「「「超学校っぽいのキターーー!」」」

 

「ハイハイ!俺やる!」

 

「僕のためにあるやつ☆」

 

「オイラのマニフェストは膝上30cm!」

 

「皆!静粛にしないか!ここは投票で決めるべきだ!」

 

「……いや!腕そびえ立ってんじゃねぇか!」

 

「出会ってすぐで、信頼も何も無いのに?」

 

「だからこそ!ここで票を集めた者が相応しいのではないか!?」

 

「なんでもいいから早く決めろ。俺は寝る。」

 

『どうする? 別に私達は乾坤が学級委員長になっていいと思うけど……』

 

『そうだな。やるかどうかは乾坤が決めるべきだ』

 

「…まぁ無難に自己推薦かな……」

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぼっ、僕が3票ゥゥゥゥ!?」

 

「悔しいですわ……!」

 

「おいコラデク!なんでテメェが3票も集めてんだよ!」

 

「俺に1票入っている……?一体誰が……」

 

(((自薦しなかったんだ……)))

 

こうして委員長は緑谷、副委員長は八百万となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昼休みのグラウンドβ、ぽつんと1人いる乾坤は食事を手早く済ませ、能力の練習として座禅しながらミシャグジ様を創り出したり崩したり、風を巻き起こしたりしていた。

 

「……ダメだ。大きさはあまり変わっていない」

 

『でも創り出すスピードは少し上がってるから慣れてはきているね。頑張るのはいいけど、根を詰めすぎないでね?』

 

『そうだ。確かに同時使用に慣れてはいるが、こんな調子でやっていたら体力がもたないぞ?』

 

「うん。でも俺は遅れてスタートしてるんだ。しかも母さん達の借り物のチカラで。遅れている分がむしゃらになって強くならなきゃいけない。だから止めないでほしいんだ」

 

『……そうか。だが授業に支障が出るようであれば止めるぞ。それこそ本末転倒だからな』

 

「うん。……あ、ちょっと大きくなったかな?」

 

『……そろそろみんなが食べ終わる頃だね。ここを借りていられるのもあと僅かだし特訓も切り上げよっか!』

 

乾坤が立ち上がって戻ろうとすると……

 

ウー!ウー!ウー!

 

『緊急警報発令!セキュリティ3が突破されました!生徒は至急屋外へ避難してください!これは訓練ではありません!繰り返します……』

 

『警報!?』

 

『何かきな臭いね……』

 

「……相澤先生から電話?」

 

『東風谷、そこから動かなくて大丈夫だ。ただのマスコミだった』

 

乾坤が避難準備をしていると相澤先生から電話が来て、大した事ではなかったのが告げられる。

 

『! ……警戒しといた方がいいね。何か侵入者がいる』

 

『あぁ、それも悪党とかそういう類の奴が放ちがちなオーラだ』

 

「……これは相澤先生かオールマイトに相談するべきかな」

 

 

 

 

 

 

◇◇職員室◇◇

 

「……何だって?雄英にマスコミ以外が2人侵入した?」

 

「本当だオールマイト。多分、正門にいたやつらが可愛く見えるような禍々しいオーラだった。あのオーラはまさに根っからの悪だった」

 

トゥルーフォームのオールマイトに諏訪子達が感じたオーラの説明をすると、冷や汗をかきながらうむむと俯いて唸ってしまう。

 

「……とりあえずこの件は校長に伝えておこう。場合によっては緑谷少年にもそちらからそれとなく伝えておいてほしい」

 

「分かった。私達も警戒しておく」

 

『神奈子母さん……俺、大丈夫かな?』

 

『大丈夫だよ乾坤。いざと言う時は乾坤は私達が守る』

 

 

雄英にどす黒い悪意が忍び寄る……

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