乾と坤を操る神様達と無個性少年   作:プリズ魔X

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変幻自在の二柱

「スターーーート!!」

 

『さぁ実況はプレゼント・マイクと、解説のイレイザーヘッドでお送りするぜ!Are you ready?』

 

『ところで序盤の見どころってなんだ?』

 

『……正に今だよ』

 

ビシッ!ビシビシッ!

 

イレイザーヘッドの言葉と共に、突然足場が凍結して、大半の生徒は身動きが取れなくなってしまった。

 

「派手にやってるねぇ〜! でも私のミシャグジ様の前には無力!」

 

やはり乾坤(諏訪子)はミシャグジ様の体をうねらせて氷の上だろうとお構い無しに氷を砕きながら進む。

 

 

 

『さぁ!早速第1関門!迫り来るロボ軍団!誰彼構わず襲い来る!ロボ・インフェルノ!ヒーロー科の入試のロボが相手だ!』

 

轟達が見上げると、そこには入試の0Pt仮想敵まで混じっていた。しかも見えているものだけでも四~五体はいる。

 

「これが入試の0Pt……もっとマシなもん用意してくれればよかったんだがな……」

 

「え〜……つまんないし無視しよ〜っと!」

 

『諏訪子! ここは派手に暴れないか?』

 

「う〜ん……やっぱりここは信仰の為にも一肌脱ぎますか! 頼んだよ神奈子!」

 

『いや、そこは諏訪子母さんがやるんじゃないの!?』

 

「オラァ!おめぇの装甲が脆い事は分かってるんだよ!」

 

そう言って諏訪子は神奈子と交代し、乾坤がツッコミを入れる中、神奈子は地中から出したオンバシラを飛ばして三体の0Ptの頭部を吹き飛ばし、風を起こして飛翔する。

 

 

『オイオイ!乾坤の奴、一気に三体の0Ptの頭を吹き飛ばしたぞ!? どんだけパワーあるんだよ!』

 

『実際、東風谷は方法は違えど入試の時にも一撃で0Ptを倒している。火力重視の状態なら0Ptなんぞ鉄クズと大して変わらないだろうな』

 

『おっと!そういえばそうだったな!というかこの関門ちょろすぎたか?じゃあお次は第2関門!』

 

『落ちればアウト!それがイヤなら這いずりな!ザ・フォール!

 

『ここは私が……』

 

『いや、ここは俺がやるよ。多分空飛んでも何かしらの妨害は来るでしょ。だったらオールマイティに行動できる俺が1番のはずだよ。……俺に任せて欲しい』

 

『ま〜乾坤にも見せ場が無いとね! 神奈子、ここは乾坤にやらせよ〜!』

 

「ミニ・ミシャグジ・オンバシラ、鋼の甲冑!」

 

乾坤は大きめのミシャグジ様を創り出さずに鋼の甲冑を纏い、1本のミシャグジ付きオンバシラに乗ってサーフィンの如く空中を滑り、先頭の轟と爆豪を突き放す。

 

「桃白白かよ!?」

 

 

『桃白白って早苗が読んでたドラゴンボールだったか?あれに出てくる暗殺者の名前だったような……』

 

「いや、思いつきでやっただけなんだけど!?」

 

『そういえばまだあの漫画残ってたっけ?』

 

『……確か押し入れに入れてあったような…?』

 

「その話は後にしてってば!……なにか来る!」

 

『桃白白ごっこはここでおしまいだ! こちとらドローンを……えぇ!? 東風谷の奴、突風とかまいたちでドローンを全部撃墜しやがった! 俺の給料削られてまで出されたって言うのに〜!』

 

『なんか……』

 

『気の毒だな……』

 

「後でなにかプレゼントでもしよっか……っと、妨害は順調だね」

 

 

「クソがッ!」BOMB!BOMB!BOMB!

 

「邪魔だ……」ビシッ!ビシッ!

 

乾坤は余ったオンバシラやミシャグジをけしかけて先頭の数人を妨害。他が第二関門を思うように渡れない中、更に突き放して第三関門へと辿り着く。

 

『ここで東風谷が先頭に躍り出て石蛇を創り出したァ!これは吉と出るか凶と出るか……!?』

 

『いや、俺らは次の内容知ってるだろ……』

 

『おっと、そういうのは言わないお約束なんだぜイレイザー?さて第3関門に差し掛かったぞ!辺り一面地雷だらけ!怒りのアフガン!』

 

『地雷にゃ殺傷性はないが、吹っ飛ばす威力と音はスゲェからチビる奴が出るかもな!』

 

『……人によるだろ』

 

「さぁ諏訪子母さん! 最後の仕上げだよ!」

 

「ふっふっふっ……いでよ!鋼刺々(はがねとげとげ)ミシャグジ様!」

 

乾坤(諏訪子)は鋼鉄で構成されたミシャグジ様に棘を生やしてゴロゴロと転がし地雷をロードローラーのように纏めて起爆。そのまま走って後続を大きく離してゴールした。

 

『……なぁ、第三関門……無くなっちゃったんだが……』

 

『……何でもしていいって言ったのは失敗だったかもな……』

 

 

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