乾と坤を操る神様達と無個性少年   作:プリズ魔X

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天地無双の元無個性と怪力の元無個性と無重力と黒影鳥と太陽烏

「さて!予選通過者の43名も決まったところで、今度は第二種目の発表よ!早速〜?これ!」

 

「騎馬戦……か。」

 

 モニターに表示される第二種目。そこにはやたらと大きくギラギラと光るフォントで書かれた『騎馬戦』の文字が映っていた。

 

 ルールは簡単。今から15分間のインターバルが取られるので、その間に2〜4名から成るチームを作る。(作れなかった場合失格) 

個性の使用は自由だが、悪質な騎馬崩し目的での使用は禁止。普通の騎馬戦と違い、騎馬が崩れても失格にはならない。では、どう戦うのか。

 15分間の制限時間の間に騎手が付けているハチマキを奪い合い、終了時に合計ポイントの多い上位4チームを除いて全てが失格となるのだ。

 すなわち、次に進めるのは最大15人となる。

 

 ハチマキに書かれるポイントは、チームメンバーの持つそれぞれのポイントの合計。43位から5ポイントずつ、個人の持ちポイントが増えていく仕組みとなっている。

 

「もちろん、単にポイントが上がっていくだけじゃ面白くない!ということで一位の東風谷君!あなたの持ちポイントは……私達の期待と試練の意味を込めて1000万ポイントよ!!」

 

『昔のバラエティ番組でこんなのあったね〜。誰かが世代なのかな?』

 

『どちらにせよ、注目を集めるチャンスには変わりない。乾坤、ここが正念場になるかもしれないぞ』

 

「1000万……か。俺、絶対1位を獲る!」

 

『その意気だよ乾坤! ……と言いたいけど、そろそろチーム決めないとね。あと10分ぐらいしか無いよ?』

 

「うーん……誰を選ぶべきかな……ん?」

 

乾坤が誰を誘うか悩んでいると、1羽の鳥が飛んできた。

 

『まぁ大抵の騎馬は地面に足つけて動くわけだから順当に私の出番かな?』

 

『……あのカラスは!』

 

「オウオウ! ナンカオモシロイコトヤッテンジャネェカ! オレモマゼロヨ!」

 

『げぇ……八咫(ヤタ)が来た……』

 

「八咫じゃないか! 久しぶりだな!」

 

諏訪子が3本足の喋るカラスを見ると嫌そうにし、神奈子がいつの間にか主導権を握り、肩に止まった八咫と呼ばれているカラスの頭を撫でた。

 

「ヘッヘッヘッ……ヒサシブリダナ神奈子!イヤ、200年ブリカ! ……ンデ、コイツガ新シイ風祝カ? 憑依スルナンテ、ヨホドオイツメラレタミタイダナ!」

 

『3本足のカラス……もしかして、八咫烏様?』

 

『うん……イタズラ好きで私にばかりイタズラしてくる腐れ外道カラスだよ……こんなんでも太陽神の使いでかなり有名だから、今の私達よりも素の力が強いんだよね。だから反撃も出来なくてほとほと困っていたんだよ。最近はウロウロしてたみたいだけどね』

 

「いや、乾坤は風祝じゃないよ。 訳あってこんな風になっているのさ」

 

「ヘェー……ソウダ! オレモ憑依サセロヨ!」

 

「駄目だね。アンタを憑依させたら乾坤の理性が崩壊する。核融合のチカラなんて持たせられる訳ないだろう……」

 

「チェ〜……ン? アノカラス頭、サソッテミロヨ! アイツオモシロソウダゾ! オレハオマエノカタニノッテミテルカラサ!」

 

八咫烏がブー垂れていると、カラス頭のような……というか、鳥みたいな頭の常闇をいきなり指名した。

 

「常闇君か……対空能力だったら他の追随を許さないはず!」

 

乾坤が常闇を誘おうとすると、常闇の方から近づいてきた。

 

「東風谷……もしや、それは八咫烏か?」

 

「うん。話せるみたい」

 

「オウオウオウ! オレニフレルトヤケドスルゼアンチャン!」

 

「太陽の烏……フフフ……東風谷、俺と組まないか?」

 

「デレへへへへ……ソコキモチイイゾ。モットナデロー!」

 

『うっわぁ……天照ちゃんの使いに有るまじき状態だね。後で天照ちゃんに教えよーっと!』

 

「ヤ、ヤメロッテ! 天照様ニ報告スルノダケハカンベンシテクレヨ! 仕事終エテ、セッカクノ休暇グライコンナカンジデモイイダロ!?」

 

「はっはっはっ! 相変わらずだね八咫は! ……そうだ!常闇に憑依すればいいんじゃないか? 見たところ結構素質あるみたいだぞ? 常闇なら理性が崩壊する程でもないし、どうせ暇しているなら憑依すればいいじゃないか!」

 

「トイウワケダアンチャン! 憑依スルゼェェェェェ!!」

 

『ヤメロヤメロ!? オレシヌ! クルナァァァァァ!!』

 

「ぐぅぅぅ!! これが太陽の使いのチカラ……!」

 

八咫が黒影を押しのけて常闇の胸に飛び込んで溶け込むと、常闇の背中から漆黒の翼が生え、右腕にオンバシラのような形の制御棒が取り付けられ、小さな八咫が胸元に出てきて深紅の瞳を模した水晶を嘴で突っついて埋めた。

 

『……アレ? オレ、シンデナイ?』

 

黒影がにゅっと出てきて顔の辺りをポンポンと触り生きている事を確認し、八咫が常闇の体内で話しかける。

 

『当たり前だぜ! まったくよー……分かってないな! 俺たち八咫烏のチカラの本質は光じゃなくて核融合の熱なんだよ! 強い光は副作用みたいなもんさ!』

 

「核融合……!」

 

「そのチカラ、折角の神様からの贈り物なんだ! しっかりと使いこなすんだぞ?」

 

「神の……チカラ……我が生涯に一片の悔い無し……!」

 

『ほあぁたたたたたたたたたたたたたたたたたた!! 北斗剛掌波!』

 

『急にどうしたの!? 諏訪子母さん、急に叫んで……』

 

『いや、なんか急にやってみたくてね!』

 

「常闇くん! 僕と組もう! ……って、何その姿!?」

 

「その姿、ホークスみたいやな!」

 

緑谷と麗日が姿の変化した常闇に駆け寄り、騎馬戦のチームアップをお願いする。

 

『あ、常闇、出来れば神様の存在はぼかしてくれよ?』

 

「む、緑谷か。 神からの贈り物だ……八咫烏様の司る核融合のチカラらしい」

 

「……! となると、常闇君の個性は黒影じゃなくて、本当はカラスに関連する事ができる個性……?」

 

「なんか……常闇君らしいね。あはは……」

 

「……緑谷君も対人は優秀かな? 緑谷君、俺も入っていい?」

 

「東風谷くんも入ってくれるの? ありがとう!」

 

『……なぁ、常闇ってこんな感じなのか?』

 

『アァ、イツマデタッテモコンナカンジダゾ?』

 

『…俺、憑依する相手間違えたかな……』

 

 

常闇八咫烏は……

  • 最高
  • アリ
  • どちらかというとアリ
  • どちらでもない
  • どちらかというとナシ
  • ナシ
  • 常闇君を汚したな。法廷で会おう
  • どうでもいい
  • わがんにゃい
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