会議室、雄英教師が合格者達のVTRを見ていた。
「……今年は豊作だね!」
「全体的に優秀ですが、その中でも注目すべき人物は1位、2位、8位でしょうか」
「まずは2位の子ですね。レスキューポイント0でここまで稼ぐのは相当なタフネスを持っているのでしょう。ただ、言動に問題ありですね。救助者を無視したり、相手に暴言を吐いたりするのは課題かと」
「まぁそこはこちらで改善させればいい。俺が気になるのは8位ですかね」
無精髭が生えている男が気になる人物を言う。
「自分は0Ptだけ破壊してボロボロの状態でそのまま墜落。他の受験生に助けられてレスキューポイントのみで合格……」
「こいつが0Ptをワンパンした時は思わずYEAH──!って叫んじまったよ!」
「静カニ、マイク……我ガ気ニナルノハ矢張リ1位ダナ」
「東風谷 乾坤……中学2年生の頃に突如個性が発現。個性名は……『守谷の二柱』?」
「乾と坤を司る二柱が彼の肉体に住み着いている個性……? この乾と坤ってなんなんだ?根津校長」
司会を務めていたプレゼント・マイクが質問する。
「あの後気になって僕個人で調べたんだけど、彼の住む守矢神社では八坂 神奈子という1柱しか祀られてなかったんだ。でも、近くにいたおばあちゃんに聞いてみると、実は洩矢 諏訪子というもう1柱が祀られているそうなんだ。八坂 神奈子が乾を創造する権能、洩矢 諏訪子が坤を創造する権能で、八卦で乾が天を意味し、坤は地を意味するんだ。つまり、天と地に関する事は大抵できるみたいだね!」
「……恐ろしい個性ですね。大抵の自然現象は起こせるという訳ですか」
「お、よく見たら初動から三分程の時と0Ptの時に見た目が少し変わってるな!」
「……多重人格でしょうか。個性の使い方や動き方がバラバラですね」
「髪色と瞳の色が変わった時は大規模な個性行使をしているな……」
宇宙服を着た人物と無精髭の男が乾坤の体の変化に注目する。
「石蛇……虫じゃなくてよかった……」
「仮に出たのが虫だとしても石で出てきているもんだろ……」
プレゼント・マイクは、自分が苦手な虫系が出なかったことに安堵し、無精髭の男がツッコミを入れる。
「今年は無理言って各クラス21人にしたけど、割り振りはこんな感じで……」
その後、クラスの割り振りに話は移っていった……
夜、守矢神社にひとつの封筒が届けられた。
「……どこからかな?」
『雄英って書いてあるね!』
『という事は受かったんじゃないか?』
乾坤が丁寧に封筒を開けると、中から1基のプロジェクターが出てきた。
プロジェクターを置くとホログラムが映し出され……
『私が投影されたァ!』
「うおっ!? オールマイト!?」
『『……誰?』』
どうやら二柱はオールマイトを知らないようだ。そこに乾坤が説明を入れる。
「日本でのNO.1ヒーローだよ。凄い強い。……でも全盛期の母さん達には敵わないんじゃないかなぁ……?」
『後で動画で見せてくれ。どれ程の実力か気になる』
『神奈子は好戦的だねぇ……まぁ私もどんな感じか気になるケド』
後でオールマイトの動画を見ることが決まった。
『さて!まずは筆記だ!全体的に好成績だけど、特に歴史と古文が優秀だね!というか1問も間違えてないじゃないか!すげぇぜ!』
『そりゃ生き字引が二柱もいるからねぇ……』
『まぁそれはできて当たり前だよねぇ〜』
オールマイトの褒め言葉にも二柱は動じないどころか、むしろ当たり前だと言う。
『そして筆記が合格ラインでも実技がアレだと当然不合格だ!実技試験の点数は〜……?』
『115点だ!』
『……これって高いのか?』
『仮想敵の上限が3Ptだったし高いんじゃない?』
「まぁ頑張ったと思うよ……」
『殆どのポイントは序盤と中盤で稼いでたぜ!序盤の仮想敵が多い時の大暴れは火力タップリな感じで凄かったぞ!中盤は結構仮想敵が減る中、堅実に戦えていたね!後半は……あれって石蛇かな?それに巻き込まれて潰されたのが何体かいたからちょびっと増えたぞ!』
「よかった……あの形態、まだ使いこなせているか自信無かったんだよね」
『ふっ……私が1番活躍したという事だな』
『でも私は大物を倒したから同じくらいじゃないかな〜?』
『ポイント的に考えて私が上だろう』
『それは試験だからでしょ?実際の戦闘じゃそんなの関係ないよ』
「まぁまぁ……『だがしかし!何もポイントは敵Ptだけに在らず!』……ん?」
『ヒーローってのはただ敵をぶっ倒せばそれでいい訳じゃない!他にも採点基準があるぜ!』
『その名も!レスキューポイント!』
『東風谷少年のレスキューポイントは70Pt!敵ポイントと合わせて合計185Ptで首席合格だ!……ようこそ!明日からここが君のヒーローアカデミアさ!』
どんどん投稿していた人達が更新をやめていくの悲しい……悲しくない?
B組には……
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心操
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口田
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???(オリジナル)
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???(原作)