乾と坤を操る神様達と無個性少年   作:プリズ魔X

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戦闘訓練

ヒーロー科というものは結構忙しい。普段通りの授業に……

 

 

「んじゃ!この中で間違っている英文はどれだ?」

 

(((普通だ……)))

 

『……早苗が時々愚痴っていたのが分かる気がする』

 

『奇遇だね神奈子。私もちょうど今そう思ったとこだったよ』

 

(……多分4番かな?)

 

(クソつまんね)

 

「ほらほら!おめぇらもっと盛り上がっていけ!」

 

「はい」

 

「東風谷か!どれだ?」

 

「関係詞の位置が違うので4番です」

 

「Got it!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お昼はクックヒーロー、ランチラッシュのご飯を食べ……

 

「何にしようかな……」

 

『今日は日替わりでいいんじゃない? どれでもいいけど早く決めないと欲しいの無くなっちゃうかもしれないよ?』

 

『味は主導権を持っていないと分からないのがな……』

 

「じゃあ日替わりにしようかな。ランチラッシュさん!日替わりでお願いします!」

 

『おっ、白米に鯖の味噌煮、そして味噌汁……ん? いつも食べているのと変わらないような……?』

 

「やっぱりお米に辿り着くよね! 最終的に!」

 

 

 

 


 

 

 

そしてヒーロー科限定の教科、ヒーロー○○学。その中でも最も単位の多いヒーロー基礎学の担当教師は……

 

 

 

 

 

「わーたーしーがー……!?」

 

 

「! 来「普通にドアから来た!」

 

 

ヒーロー基礎学の担当はなんとオールマイトだった。

本人は普通にとか言っているが、ドアの淵に掴まって身体を乗り出しながら入室するのは普通にとは言えないだろうが、これもきっとオールマイトのユーモアなのだろう。どうやら二柱にはあまりウケていないようだが。

 

『……ノーコメントで』

 

『駄目だ……アレに何の意図があるかさっぱり分からない……』

 

「あ、オールマイト……」

 

「オールマイトだ!」

 

「あれはシルバーエイジのコスチュームね。」

 

「画風が違くて鳥肌が……!」

 

オールマイトの登場にクラス全体が騒ぎ出す。

 

「さて!私が担当するのはヒーロー基礎学だ!単位も1番多いから気をつけるんだぞ!」

 

 

 

「さぁ!今回やる訓練内容はァ……これだ!」バン!

 

 

「戦闘訓練!」

 

「戦闘ゥ!」

 

「訓練……!」

 

オールマイトがBattleと書かれた物を掴んで話す。すると爆豪は見るからに興奮し、緑谷は不安そうになる。

 

「そしてッ!そいつに伴ってぇ……?コレだ!

 

オールマイトがビシッと壁を指さすと、周りとは若干色の違う部分の壁がせり出してそれぞれ違う番号が書かれた箱が見えてくる。数はクラスの人数と同じ21個あるようだ。

 

「これは君達が入学前に出してくれた個性届と要望に沿ってコスチューム制作会社があつらえてくれたコスチューム!」

 

「さぁ!着替えたらグラウンドβに集合だ!」

 

 

 

 

男子更衣室でA組の男子がそれぞれのコスチュームに着替える中、乾坤だけが着替える素振りが無かった。何やら悩んでいるような顔になっており、それに気づいたフルアーマーのコスチュームの人物……飯田が近寄る。

 

「む? 東風谷君、何を悩んでいるかは分からないが、早く着替えないと遅れてしまうぞ?」

 

「あ、大丈夫。先行ってて。遅れはしないから」

 

「? そうか、では先に行っているぞ!」

 

『だーかーらー! 私の帽子は絶対外せないって!』

 

『私だって注連縄と胸の鏡は譲れないぞ?』

 

『むむむ……!』

 

『んぬぬぬ……!』

 

(……じゃあ俺が決めちゃうよ?)

 

そう、コスチュームが入ったケースを開けた瞬間からこれなのだ。

 

『もちろん私の鏡と注連縄は忘れずにな!』

 

『帽子は絶対だからね!?』

 

(そう言うと思ってたからどっちもつけるよ。あ、服は神主の狩衣だからね?)

 

『……分かった』

 

『…まぁ帽子があるなら……』

 

二柱は乾坤が決めた事に渋々と従い、遅れそうになるギリギリでグラウンドβへ向かえる事が出来た

 

 

 

◇◇グラウンドβ◇◇

 

「さぁ有精卵共!訓練の時間だ!」

 

「先生!ここは入試の試験会場ですが、また市街地演習を行うのでしょうか!?」

 

「いや!今回はもう二歩先に踏み込む!屋内での対人戦闘訓練だ!!ヴィラン退治は大抵屋外で見られるが、統計によると屋内の方が凶悪なヴィラン出現率は高いんだ!監禁、軟禁、裏商売………このヒーロー飽和社会!…っと、失言だったね!真に賢しいヴィランは闇に潜む!君らにはこれから、ヴィランチームとヒーローチームに分かれて二対二の屋内戦を行ってもらう!」

 

「基礎も無しにやるのですか?」

 

「その基礎を学ぶ為の実践さ!ただし!今回の訓練ではロボットを鉄クズに変えればいい訳じゃない!」

 

 

「勝敗のシステムはどうなります?」

 

「ブッ飛ばしてもいいんスかァ?」

 

「また相澤先生みたいな除籍とかあるんでしょうか……?」

 

「分かれるとはどの様な分かれ方をすればよろしいのですか!」

 

「一人余るんですけどそれはどうすれば……?」

 

「このマントヤバくない?」

 

『聖徳太子じゃないんだから……』

 

『神様である私達でもこの数の質問を1度に聞き切るのは難しいな……』

 

「ンンン〜聖徳太子(豊聡耳神子)ィ!!」

 

オールマイトが聞ききれずに思わず叫んでしまう。やはり彼は独特なユーモアを持っているようだ。

 

「えーっと…… 状況設定はヴィランがアジトの何処かに核兵器を隠していて、ヒーローはそれを処理しようとしている!ヒーローは時間内にヴィランを捕まえるか、核兵器を回収する事。ヴィランは制限時間まで核兵器を守るか、ヒーローを捕まえる事だ!」

 

(((カンペ読んでる……)))

 

『いや、流石にそれは暗記しなよ……』

 

流石のNO.1ヒーローでも、教えることに関しては壊滅的に下手なのか、思いっきりカンペに頼っているようで、オールマイトなりの努力が見て取れる。

 

 

「さて!組み合わせの発表だ!」

 

Aチーム:緑谷・麗日

Bチーム:轟・障子

Cチーム:八百万・峰田

Dチーム:飯田・爆豪

Eチーム:芦戸・青山

Fチーム:砂藤・口田

Gチーム:耳郎・上鳴

Hチーム:蛙吹・常闇

Iチーム:葉隠・尾白

Jチーム:切島・瀬呂

 

「オールマイト! 東風谷君は誰と戦うのでしょうか!」

 

「いい質問だね飯田少年! 東風谷少年の相手は相手として希望者2人を集めて、東風谷少年が好きに味方を選ぶんだ! あ、私はノーカンだからね?」

 

『さて、皆がどんな感じか見て決めるとするか!』

 

『だね。みんな面白そうな子でいっぱいだから迷うねぇ〜』

 

(誰にしようかな……)

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