森育ちのお嬢様にネットは難しい   作:ワクワクを思い出すんだ!

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 ゴールデンウィークが終わってしまったので初投稿です。
 別に最後をやりたかっただけではないです。


ハノイの騎士編
ハノイの騎士編︰守り神?


 人の持つ技術は飛躍的に進化している。

 石板に文字を彫っていた時代があれば、馬車や蒸気機関車が走っていた時代もあり、今ではネットワークという仮想世界まで創り上げるに至った。

 過程で人間は誰しも適応していき、生活に馴染んでいった。ただ、進化のスピードがそれだけ早ければ早いほど、あぶれてしまう者も出てしまうものだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あら〜? 先生〜わたくしの“たぶれっと”が動きませんわ〜。なにやらもくもくしてますの〜」

 

「あっ、ちょ──────のわーっ! 煙が感知器に行っちまったー! 警報がー!」

 

「先生! 防火戸が閉まって廊下に閉じ込められている生徒が!」

 

「えー、せっかくなので緊急時の避難訓練を始めましょう。みなさん落ち着いて校庭まで移動しますよー」

 

 

 そんな機械音痴の女の子(ドロップアウトガール)のクラスは今日も忙しない。入学して一ヶ月弱、既にクラスの恒例行事となってしまった。

 

 

 

 ◆◆◆

 

 

 

 

「いやー、今日も派手にやらかしたなァ。これで学校の備品ダメにして消防署にお世話になったの何回目だ?」

 

「うー……わたくしとしては不本意なのですが〜」

 

 

 何度目かのチャイムが鳴る。

 ホームルームを終えた生徒たちは次々と教室から出ていく。

 教師から差されたくないような生徒が固まりやすい最後方の席では三人組が未だに下校せずに残っていた。

 

 男子二人と女子一人。

 ガタイの良い方の男子、島直樹は本日の授業で起きたトラブルを思い出しながら笑っていた。

 

 当初は驚いていたテンプレのような彼女の機械音痴っぷりも今ではクラス全体が慣れてしまった。

 むしろ、島としては思春期の少年少女にとって退屈な時間を見事破壊したこの少女を一周回って英雄視してしまう。

 

 

「ま、俺たちはおかげで授業が中断になってラッキーだけど! な、藤木!」

 

「勝手にひと括りにするな」

 

 

 もう一人の細身の少年、藤木遊作は雑談している二人を尻目に黙々とタブレットを分解していた。

 島には呆れの強い平坦な返しをしながらも手を止めない。“席が近いから”という理由で、彼は少女が機械を壊す度に修理を任されてしまっている。

 

 専門ではないから期待はするな、とは言うものの、何だかんだ器用な彼は一時的な修理はできてしまう。少女はその隣でずっと様子を伺いながらも、申し訳なさそうに礼儀正しく腰を折った。

 

 

「藤木くんも申し訳ありませんわ。いつも修理をお願いしてしまって」

 

「……いや、いい。気にするな」

 

「俺との扱いの差ひどくね?」

 

 

 ひょっとして怒っているのでは、と考えた少女の杞憂は消え、いつもの朗らかな笑顔が戻る。

 一応、島としても『笑い飛ばしてやった方が変に気にしないだろガハハ』という彼なりの気遣いがあったのだが、得てして男子的な感覚は伝わりづらいのであった。

 

 ため息を一つ置いた後に残ったのは純粋な疑問。

 

 

「それにしても不思議だよな。隣で見ても特別なことはしていないはずなのにボンボン壊れるの何でなんだ?」

 

「さあ〜、どうしてでしょう〜?」

 

「ここまで来るともはや“体質”だな」

 

 

 作業を止めた遊作は顔を上げて二人に向き合った。人差し指、中指、薬指の順に指を開いて根拠を続けて口にする。

 

 

「一つ、偶然にしては頻繁に起こりすぎている。

 二つ、確かに動作自体は普通で壊れるような使い方はしていない。

 三つ、何よりわざとやるような頭の良さがあるとは思えない」

 

「まあ、すごいですわ〜。長年の謎が明らかになった気分ですわ〜」

 

「お前貶されてるのわかってんのか?」

 

「そうなんですの?」

 

「そうなのか?」

 

「お前ら天然なの?」

 

 

 男、島直樹、この二人を相手にするとツッコミ役に回らざるを得なくなってしまうのであった。

 本人たちが自覚がないことを事細かく説明するのも馬鹿らしいと思ったのか、話を元に戻す。

 

 

「つーか、そんなポコスカ壊れてたら日常生活に支障が出るだろ?」

 

「そうでもない。今までの事例から察すると、どれも共通した原因がある」

 

 

 遊作の分析にはっとする島。

 思い起こすのはこの一ヶ月の軌跡。

 

 学校から貸与されたタブレットに触れれば爆発し、

 出欠集計用のカードリーダーにカードを触れさせればショートし、

 指紋認証付のエレベーターのボタンを押せばボタンから煙が立ちこめる。

 

 全て共通して言えるのは『触れる』ことが起因している。

 つまり、触れずに動作するものであれば問題なく使えるはず。顔認証、音声認証……数えれば他にも出てくる。使用する人が問題なら、それに代替するモノがあればいいのだから。

 

 

 

「ま、この時代AIも進化しているからな。お手伝いロボットとかに任せればある程度は───」

 

「えーあいってなんですの〜?」

 

「……だそうだ藤木。重症だなオイ」

 

「………………」

 

 

 これには遊作も言葉を失ったのか、作業に戻ってしまった。このDen cityに居てAIも知らないとなると、ひょっとして山奥に篭って修行していたのかと疑ってしまう。熊を一頭伏せてターンエンドである。

 

 

「そんなことはありませんわ〜。お家ならこんなことにはなりませんの〜」

 

「んなこと言われても説得力ねーよ! お前が壊さない機械なんて、それこそデュエルディスクくらいだろ!」

 

「む〜、本当ですのに〜」

 

 

 デュエルディスク、と耳にした遊作は改めて少女を見た。確かに彼女の鞄の中には旧型のデュエルディスクが隠れていた。

 流れで少女を姿を見ると、島の扱いには不服なのか頬を膨らませて抗議している。

 雪のように白く、紫のメッシュが入った長髪に、釣り上がった鋭い目。一見きつそうな性格に見えがちだが、普段の言葉遣いと礼儀正しさ、そして諸々の所作とは打って変わった幼い言動が相対している側の人間をギャップで驚かせてしまう。島がその一人であることはそう想像に難くない。

 

 もう一つの顔(Playmaker)の性分なのか、つい決闘者として見ると余計なことまで分析してしまう。目的が目的なために少し後ろめたさを覚えてしまった遊作だが、顔に出さず作業を終えたタブレットを差し出した。

 

 

「終わったぞ。今度は壊すなよ」

 

「まあ、ありがとうございます〜。さすが藤木くんですわ〜」

 

「ホント、お前にこんな特技あったなんて思わなかったぜ。そっちの専門でも進むのかよ?」

 

 

 同じことを言わせるな、と島を一瞥する遊作。

 言葉が出なかったのは、そんなことを気にせずニコニコと笑う少女に毒気を抜かれてしまったからなのかもしれない。

 

 

(ゆい)、どうしたの? 早く帰ろう」

 

 

 ふと、人の気配を感じたため教室の出入口に視線を向けると、ちょうど一人の女子生徒がいるのを見た。

 

 

「あら、申し訳ないですわ葵ちゃん。それではお二人とも、わたくしはこれで失礼いたしますわ〜」

 

「おう! 暇出来たら部活に顔出せよ!」

 

 

 こうして少女──────(ゆい)は教室から立ち去っていった。

 そんな名前だったのか、と今更ながら遊作はクラスメイトの名前を記憶するようにした。

 

 ふと、島はポツリと口にした。

 

 

「あんな、のほほんとしたやつだけど、アイツもアイツで大変みたいだぜ。なんでも、親父さんが病気で寝込んでいて、学校に通いながら何年も介護してるとか聞いたぞ」

 

 

 同じデュエル部に所属しているから、そこら辺は聞いてるぜ、と彼にしては低いトーンで話をしていた。だが、すぐにいつもの調子に戻った。暗い話は似合わないと思ったのだろう。

 

 

「あの機械音痴っぷりと世間知らずさから察するに、アイツいいとこの箱入りお嬢さんとみた。むふふ、どうだい藤木くん盛り上がってこないか

──────って、居ねェーー!? 冗談って言う前に消えやがってちっくしょー!」

 

 

 遊作は結が教室を後にした際、続いて下校していた。島には何も言わずに。

 つまり、ここまでの話は全て島の独り言である。

 寂しがりやと言われるのも無理はない。視線を外した途端に居なくなっていたクラスメイトに、彼の怒りは爆発した。

 

 こうして一人でムカムカするのも時間の無駄と思い、島も立ち上がり自分の鞄を背負う。そして先程まで口にしていた推測を反芻した。

 

 いいところの箱入りのお嬢さん──────

 

 

 

「ま、有り得ないか。“鴻上(こうがみ)”なんて家知らねぇし」

 

 

 

 改めて戯言として捉え、記憶の隅に仕舞われた。

 

 

 

 

 ◆◆◆

 

 

 

 

 一面の海が夕陽に照らされ、鉛のような鈍い光沢を放つ。

 夜になるとこの海は月明かりに照らされて光の道が作られる。

 鴻上了見は、父と見たあの景色をここ最近は見ていない。

 

 長くLINK VRAINSにいたせいで強張った肉体に鞭を打ち、横に眠る父──────鴻上聖の方へと歩き出す。父の眠るベッドには既に先客がいた。

 

 

「戻っていたのか」

 

「あら、お兄さま。お仕事はもう終わりましたの〜?」

 

 

 椅子に座りながらうたた寝していたのは了見の妹──────鴻上結(こうがみ ゆい)だった。

 生命維持装置で辛うじて生きながらえている父を除けば、了見にとっては唯一の家族だ。

 

 

「いや、少ししたら戻るつもりだ」

 

「なら急いでお食事にしましょう〜」

 

 

 寝ぼけ眼を擦り、結はゆっくりと起き上がる。

 制服姿のまま着替えていないのを察するに、帰ってきてからそこまで時間は経っていないのだろう。了見がLINK VRAINSからログアウトするまで、食事の用意から父の面倒までやってくれたようだ。

 

 いつもすまないな、と了見が言うと、

 好きでやっていることですので〜、と結は返す。

 

 兄が頑張っている以上は自分も頑張って支える。

 そうやって、幼い頃から結は了見と互いに助け合って生きてきた。

 今日もその延長線なのだが、了見がやっていることがやっていることなために、後ろめたさは拭えない。

 

 鴻上了見は、“ハノイの騎士”のリーダーである。世界中でサイバーテロを続けている世界規模のハッカー組織、その首魁が彼だ。

 全ては10年前の惨劇により生まれてしまった過ちを正すため。そして父を生ける屍としたSOLテクノロジーへの復讐のため。了見たちは手段を選ばずに不法行為に手を染め続けている。

 

 

「? お兄さま、どうかなさいました?」

 

 

 了見の前で小首を傾げる結は、その事実を知らない。言ったところで、理解できるかすら怪しい。

 

 

「いや、少し元気がないように見えたからな」

 

「そうでしょうか〜? あ、でも実は今日もまた学校で“たぶれっと”を壊してしまいまして〜」

 

 

 結は重度の機械音痴だ。

 元から器用な子ではなかったし、加えてハノイの技術を総動員して作り上げたセキュリティと迎撃プログラムが彼女を守り続けている。

 特に後者は、結がある物(・・・)を身に着けている限り、少しでも彼女に関わる情報を抜き出そうとする動きをすれば、問答無用でウイルスを送り込んで反撃する仕様になっている。

 電子機器の中には個人情報を認証・照合させることで稼働するものがあるが、それらも例外なく作動する。この家の外の物は総じて使い物にならないはずだ。

 更には、幼い頃から意図的にそういうものに近づかせていなかったために知識も疎い。

 

 全ては彼女の身を守るため。

 ハノイの騎士として活動している以上は万が一がある。現に、SOLテクノロジーが父に行った所業を思い起こせば、いつ結があのような状態になってもおかしくないのだから。

 

 ちなみに、了見が施しているのはあくまでプログラム側のみだ。

 触れただけで煙が出る理由は彼もよくわかっていない。誰か教えてほしいくらいだ。

 

 

「わたくしにはよくわかりませんが、世の中は便利になっていくのですね〜」

 

「……そんな便利なものでもないさ。下手に進歩した技術があったとしても、今度は使う人間の方が扱い切れなくなる。そうなればもはや毒だ。そんなもの、初めからない方がいい」

 

「お兄さまが仰るなら間違いないのでしょう。わたくし、どんどん賢くなっていきますわ〜」

 

 

 ああ、今日も都合(エゴ)を通してしまった。

 ネットワーク世界なぞ虚構に過ぎない。しかし、生活を豊かにしていることは認めざるを得ない。このネット社会の最先端とも言われる街で、妹は途方もない生きづらさを感じさせてしまっていることだろう。

 

 しかし許してほしい、と了見は心中で詫びる。

 10年前に聞いた子どもたちの悲鳴に良心が耐えきれず、父と数年間離れ離れにされた中、孤独と悲しみを埋めてくれた唯一無二の家族を失えないのだから。

 

 

「ごちそうさま。いつもありがとう、結」

 

「おそまつさまですわ〜」

 

 

 疑うことの知らない視線に、つい居たたまれなくなってしまった。かきこむように食事を胃の中に放り込む。本当ならもっと話をしていたいが、実際それどころではない。

 

 我らハノイの騎士の最終目標───それは父が生み出した意志を持つAIであるイグニスを抹殺すること。

 奴らが潜むサイバース世界を隠したイグニスを、5年かけて追い込んだ。

 

 だが、標的は我らハノイの騎士を狩っているPlaymakerに保護されている。

 

 既にヤツをおびき出す算段はついている。了見の部下であるスペクターが動き出すのも近い。

 

 

「今度、落ち着いたらでゅえるしましょう。お兄さまに新しい“おともだち”をご紹介したく〜」

 

 

 そんなことを考えていれば、ふと結からそんな提案が出てきた。この場合の“おともだち”は現実の学友のことではない。デュエルモンスターズのことだ。

 

 了見は知っている。

 妹の結は、自分には見えない“何か”が見えている。

 

 きっかけは、変わり果てた父が了見たちのもとに戻ってきたときからだ。了見が復讐を誓った一方で、結は何もない虚空を見つめながら、何かと意思疎通をするようになった。

 傍から見れば、空想上の友人を作り出すことで逃避していると考えるだろう。

 

 しかし、一度決闘をしてみればわかる。

 窮地に立たされた彼女の想いに対し、デッキが応える場面を何度も目の当たりにしている。了見は何度も相手しているし、過去に類似した事例を聞いたことがある。

 元より妹を疑う気はないが、了見としても信じるに値すると思っている。

 

 

「そうだな。俺もそろそろデッキを見直したいと思っていたところだったんだ」

 

「わ〜い。約束ですわ〜」

 

 

 いつまでも変わらない仕草につい笑みが溢れる。しかし、了見でさえ真剣勝負でなければ勝ちを拾えないのが自身の妹なのだ。

 何せ、幼い頃から共に腕を競い合ってきたのだから。

 

 味方になれば、ハノイの騎士にとってここまで頼りになる存在はいないだろう。

 しかし、了見は何も話さない。話せない。

 父の想いと無念を継ぐのは、自分だけでよいのだ。

 

 

「これが最善なんだ。

 何も知らないお前は───何も背負う必要はないんだ」

 

 

 部屋に戻っていった妹を見送ると、了見は再びリボルバーとして暗躍するためにLINK VRAINSへと身を投じる。

 たとえ大罪人として扱われようとも、成すべきことは成すまでは止まれない。

 

 

 

 

 ◆◆◆

 

 

 

 

 

 他の同年代の女子に比べて、結の部屋は簡素な方だ。照明や空調など最低限の家電以外は置いておらず、ベッドと机、そして化粧台が部屋の隅に収まっているだけ。

 

 ただ、結の視点では別の風景になっている。

 雲の上かと錯覚する柔らかい芝生と、毛糸で編まれたような木々に囲われ、中心に切り株が机のように鎮座している。

 感触は現実の部屋と変わりないのに、視野は絵本の中が融合した世界。最初はちくはぐな感覚に戸惑いはしたが、数年経った今では慣れてしまうあたり、人間の適応能力は侮れないらしい。

 

 

「さあ、ワラビィさん。わたくしのおともだちをご紹介しますわ〜」

 

 

 結は胸のあたりで抱いているのは、ぬいぐるみかと見間違う造形の、カンガルーのような生き物。

 名を、【メルフィー・ワラビィ】という。

 主人が連れてきた新しい子に、森の仲間たちも興味津々なのか続々と姿を現してきた。

 

 

「あの切り株の上にいらっしゃる子はラビィさん」

 

 

 ピンク色の毛並みをしたウサギが後ろ足で立ち上がり、バンザイするように前足を上げる。結には言葉はわからないが、挨拶していることは長年共にしてきた身として感覚で理解できる。

 

 

「あそこで寝転がっている子がキャシィさん、わたあめみたいにふわふわな子がパピィさん、りんごみたいに赤い子はポニィさん、他にも──────」

 

 

 一通り紹介が終わると、ワラビィは跳ねながら結の元を離れて仲間の輪の中に入っていく。同じメルフィーも、そうでない者もあっという間に打ち解けていた。

 

 ──────ふと、木々の隙間から鈍い光が放たれる。

 

 驚いたワラビィは毛を逆立たせ、一目散に結の足元へと隠れる。

 怖くないですよ〜、と結は頭を撫でながら宥める。他のメルフィーたちは特に驚きもせず普段通りにいたこともあり、すぐにワラビィは落ち着きを取り戻した。

 

 つい、彼(?)も新しい仲間に興奮を隠せなかったらしい。反省したのか、今度こそ驚かせないようにそっと木々をかき分けて、ようやくその顔が顕になった。

 

 

「そして最後に、このメルフィーさんたちの森を護ってくださっている」

 

 

 光り輝く一対の翼。

 反射した光が金色の体を照らし出す。

 そして、【メルフィー・マミィ】よりも逞しい三本の角が特徴的の──────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「アーゼウスさんですわ〜」

 

 

 

 ロボだった。




 そりゃ(ミラフォとか筒とか勅命とか平然と使ってくる兄貴とデュエルし続けたら)そうなるよ。

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