真剣で可能性の獣に恋しなさい!(凍結中)   作:つばめ勘九郎

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第十五話 兆しと思惑

 

 川神百代は退屈していた。

 

 世界に名を轟かせる武神と言われるだけあってその実力は本物で、武神を倒して我が名を高めようとする世界中の猛者が彼女に挑戦するがその悉くが一撃必勝。故に碌な試合と呼べる血湧き肉躍る熱い戦いなど経験したことがなかった。

 

 新しい仲間が二人も加わり、歴史上の偉人達が現代に蘇り、自分と対等に戦える相手が転入して来た今でさえも積もり積もったその憂さは晴れることはなかった。

 

 そして今日もまたその憂さを加速させる挑戦者がやってきた。

 

 周りには自分が決闘を挑まれたことを聞きつけた仲間達とその他大勢の観客が集まっていた。

 

 お互いに名乗り、一応の礼節は弁える彼女だが試合が始まればお構いなしに暴威を解き放つ。結果対戦相手は空の彼方へと飛んでいった。

 

 その光景を目にした観客達はいつものように黄色い歓声をあげ、百代はそれに応える。

 

(さぁて、今日のラッキー可愛子ちゃんはどこかにゃ?)

 

 先程の対戦相手のことなどすっかり頭から抜け落ちている彼女は観客の中から今日遊ぶ女の子を探し始めた。

 

 だが、ふとある視線に気づいた。

 

 その視線は橋の上からのもので見上げた先には義経と弁慶、それに九鬼紋白とその従者のお姉さんがいた。そしてもう一人黒と金のフルフェイス型の仮面をつけた謎の存在がいた。

 

 何故かその存在が気になり、どれほどの強さなのか試しに気を探ってみた。

 

(なッ!?)

 

 得られた答えは、普通。

 

 一般人に毛が生えた程度のものだった。仲間内で例えるなら風間ファミリーの一員である島津ガクト以下なのだ。

 

 それはおかしい。立ち姿に執事服越しでもわかる筋肉のつき方、何より一目でわかるその風格でその程度などあるはずがない。

 

 故に百代は動揺した。

 

 動揺し、高鳴る胸の鼓動を刻んだ。

 

 それほどまでに気を自在に制御する技術を有するものがまだこの町にいたのだと震えた。

 

 もはや彼女の頭に憂さ晴らしの女漁りのことなど無かった。

 

 今の百代はまるで得物を見つけた獣のように獰猛な笑みと瞳で真っ直ぐと標的を見定めた。

 

 

 

 

 ーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 百代が決闘すると聞きつけてやってきたその仲間達。

 

 その名は“風間ファミリー”

 

 風間翔一を筆頭に毎日愉快に楽しく遊んでいる彼らだが、あいにく風間は風のようにふらりと何処かに出かけてしまっていた。

 

 各々が適当に街を出歩いていたが耳に入った情報を頼りにここまでやってくると、リーダーを除いた全員がこの場に自然と集っていた。

 

「またモモ先輩に挑戦者か」

 

「相変わらず挑戦者が絶えませんね」

 

「今回の相手も秒殺なんだろうな〜」

 

「......あんまり強くなさそうだもんね」

 

「見てる感じ我流っぽいし、お姉様もあんまり期待してなさそう」

 

「...あ、終わったっぽいよ?」

 

「........」

 

「...ん?大和?」

 

 クリス、黛由紀恵、島津ガクト、椎名京、川神一子が今回の百代の対戦者を見て口々に語っていた。するとそんな話をしているうちに決闘は呆気なく百代の勝利で終わったことを師岡卓也が口漏らした。

 

 いつものことだ。そう全員が締めくくる中、直江大和だけは何も口にせず内心嫌な予感を感じていた。そんな大和を見て京が彼の顔を覗く。

 

(なんだ?この嫌な予感...もう決着はついたのに、なんかモヤモヤする...?)

 

 そんな大和の考えなど知らず百代が橋の上まで飛び上がった。

 

「おい?モモ先輩、橋の上に上がっちまったぞ?」

 

「可愛い女の子でも見つけたんでしょうか?」

 

「くぅ〜!相変わらず羨ましいぜ!」

 

「とりあえず僕らも追ってみようよ」

 

「...大和は行かないの?」

 

「ん?ああ...もちろん行く」

 

 未だに拭いきれない予感を抱えながら大和は彼等と共に橋の上に向かって駆け出した。

 

 

 

 

 ーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 橋の上で百代の一発KO劇を見ていたバンシィを含む五名。

 

 義経と弁慶は百代の強さを改めて実感しつつ、それを口々に語っていた。

 

 だがそんな彼女達を尻目にバンシィはただ橋の下の一点を見つめたまま固まっており、それを訝しんだ紋白が口を開いた。

 

「どうしたバンシィ?」

 

『...こっちに来ます』

 

「む?」

 

 紋白が頭に疑問符を浮かべてそうな声を出した時、突然橋の下から大きな影が上に上がってきた。まるで大きな鳥が上空へと飛翔するように。

 

 その影は五人の頭上を通り、彼らの背後に降り立った。

 

「お前、九鬼の従者か?その仮面は正体を隠すためのものか?」

 

 一瞬にして橋の下からここまで軽々と飛んできた川神百代が着地早々バンシィに向かって問いかけた。

 

 いきなり現れた川神百代に驚く面々だが、バンシィは至って冷静に言葉を吐く。

 

『噂に名高い武神はえらく上から目線だな。質問の前に先ずは名乗ったらどうだ?』

 

 バンシィは抱えていた紋白を下ろしながら率直な感想と意見を告げた。

 

「武神って知ってんならわかるだろ私の名前...ま、いいか。川神百代だ...こっちが名乗ったんだからそっちも名乗れよ?」

 

『九鬼家従者部隊所属、バンシィ・ノルンだ」

 

「序列は?」

 

『ない。後ほど与えられる予定だ。...それと先ほどの質問に答えるなら半分正解だ』

 

「?...どういう意味だ?」

 

『この仮面の下はあまり人前で見せられるものではないからな。私なりの配慮だ』

 

「...わかった。そういうことならこれ以上は詮索しない」

 

『そうしてくれると助かる』

 

 どこか張り詰めた二人の問答に、じっとりとした汗をかいていた義経と弁慶。だが納得したことを示した百代は先程まで発していた威圧的な闘気を徐々に弱めていき、それを感じ取った二人は安心した様子で胸を撫で下ろした。

 

 しかし、安心するには早すぎた。

 

「最後にもう一つ聞かせろ」

 

『なんだ?』

 

「一週間前、九鬼のビルから感じられたあの気はお前のものか?」

 

 百代からの最後の質問。先程義経達にも聞かれたことだ。ここで嘘をついても意味は無いと判断したバンシィ。

 

『...ああ、そうだ』

 

 だが、その判断は失敗だった。何故ならバンシィは見落としていたのだ。あずみから事前に手渡されていた川神百代に関する資料に書かれた一節。

 

 “戦いに飢えている”という説明を。

 

 ドゴンッ!!!!!

 

 突如大地が大きく揺れた。正確にはバンシィ達が今立っている多摩大橋全体がまるで鳴らしのように大きく揺れていた。

 

 その発信源は膨大な闘気を爆発させ獰猛な瞳を一層ギラつかせる百代だった。百代の闘気は橋を揺らすことに留まらず、彼女を中心に猛風を起こして周囲にいる人間を誰彼構わず襲っていた。

 

 だがその闘気の波動を最も受け止めているのは他でも無いバンシィ自身だった。

 

「お前がそうか!!まさかお前の方からやって来てくれるなんてな!」

 

『闘気を収めろ川神百代!周りの者を巻き込むつもりか!』

 

 百代の無責任な行動にバンシィは語気を強め叱責した。だが今の彼女の表情を見るにそれは届いていない様子だった。

 

 すると橋の下から複数の少年少女達が上がってくるのを感じ取ったバンシィ。

 

「うわっ!」

 

「ぅおい!何やってんだモモ先輩!」

 

「これはッ!?一体なにが...!」

 

『おいおい、こいつはハンパねぇ闘気だぜぇ。みんな気をつけろ』

 

「一体誰に対して!?」

 

「義経と弁慶がいるぞ!」

 

「...でも二人に対してじゃないよ、これ」

 

「姉さん!!」

 

 風圧で転びそうになる師岡を島津が支え、状況の理解に追いついていない様子の風間ファミリー。一人腹話術の達人がいるみたいだが。

 

 するとバンシィと同じく彼らが来たのを察知した百代は解き放っていた闘気を少し弱めた。それは意図的なものではなく、自然とそうなったと言ったところで百代自身も自分の気が若干弱まったことを気づいていなかった。

 

「邪魔するなよお前達?私の渇きもこれで潤うから、なッ!!」

 

「ッ!!」

 

 途端百代はバンシィに突撃してきた。受け止めることも可能だがそれでは近くにいる紋白達を巻き込みかねないと判断したバンシィは一瞬で紋白を李に押し付け迫り来る百代の拳を受け止めた。そしてその威力の流れに身を任せることで紋白達から距離を取った。

 

 だが百代の一撃はあまりにも重く、バンシィの体は数十メートル近く飛ばされ橋の下に落下した。

 

『噂以上に出鱈目だな...。驚いたよ、武神の名は伊達ではないようだ』

 

「それは何よりだ!で、私と戦う気になったか?」

 

 バンシィを追って橋の上から飛び降りてきた百代は着地しながら嬉々としてそう尋ねてきた。

 

 降りてくるのは構わないとしても、せめて下着が見えないようにして欲しいと思ったバンシィ。だがそれは口にしない。言わぬが花というやつだと彼は自分の心内だけで留めておくことにした。

 

『悪いがそう言うわけにはいかない。正直な話私は仮契約の身だから身勝手な行動は慎まなければならないんだよ』

 

「なら問題ないじゃないか!さっそく試合おう!」

 

『君は私を路頭に迷わせたいのか...?』

 

「私に勝ったら養ってやるよ。川神院で」

 

『それは養うというより飼い殺しの間違いじゃないのか?』

 

「どっちでもいいだろ!!」

 

 これ以上バンシィとの無駄話に付き合う気はない様子の百代は、嬉々としてバンシィに突撃した。その速度は先程バンシィを橋の下まで吹き飛ばしたものの比ではない。構える様子の無いバンシィを見てこのスピードには反応できないのかと落胆しかけた時、一瞬の隙間に割り込むように聞こえたのはバンシィの声と聞き慣れた祖父の声だった。

 

『...時間稼ぎもこれくらいでいいだろう』

 

「顕現の参・毘沙門天!」

 

「がぁッ!?」

 

 バンシィの声が聞こえたかと思いきや、突然天から巨大な足のような物が百代を踏みつけた。たまらず百代は溜め込んでいた肺の空気を一気に吐き出し、地面にめり込むようにうつ伏せで横たわっている。

 

 すると巨大な足が降ってきた天から、羽織りをはためかせ一人のご老人が降りてきた。

 

「何をやっとるか!モモ!」

 

「じじぃ!これからだって時に邪魔す...」

 

「喝ッ!!」

 

 じじい、こと川神鉄心は雷鳴以上に鳴り轟かせる怒号をあげた。世界を揺らすほどの怒声。叱責された本人も含めて、この場にいる全員が叱られたような気分になった。

 

「邪魔して当然じゃ!この街を更地に変えるつもりか、馬鹿者が!それにお前の仲間まで巻き添えを食らうことになるのじゃぞ!」

 

「う...」

 

 それを言われては百代も矛を収めるしかなかった。彼女にとって仲間である風間ファミリーは家族同然の存在。それを自らの手で壊す行為など許せるわけがなく、百代は完全に反論する気を無くした。

 

「すまなかった。わしの孫娘がとんだ迷惑を...」

 

『気にしないでください川神鉄心殿。あなたが来なければ他の者が対応していましたし』

 

 バンシィは自分の背後に視線を送った。そこには金髪の老執事が立っていた。

 

「紋様を巻き込まないようにしたことは褒めてやるぞバンシィ。だがあの程度お前が制圧しろ。それと鉄心、貴様孫の教育がなってないな?」

 

「ヒュームか。う〜む、ここ最近耳が痛い話ばかりじゃ」

 

 いつの間にかバンシィの背後に立っていたヒュームが二人の会話に入ってきた。と言ってもバンシィは百代が気を爆発させた時から鉄心とヒュームの二人がここに来ることはわかっていた。だからこそ二人のどちらかに仲裁を任せたのだが、ヒュームからの異様な期待度の高さに勘弁してくれとバンシィは思った。鉄心は鉄心でヒュームの言葉がよほど痛烈に刺さったのか先程までの威厳ある態度が抜けきり、腰の低いお爺さんみたいになっていた。

 

「まあモモには後程きつ〜く折檻しておくわい。逃がさんからなモモ!」

 

「うっ...はい」

 

 バンシィ、ヒューム、鉄心の三人が話している隙をついて逃げようとしていた百代に鉄心が強めに釘を刺した。逃げられないと察した百代は素直にそれを受け入れた。

 

「ところでヒュームよ、この者がそうか?」

 

「ああそうだ」

 

「なるほどのぉ。まあわしとしては孫が迷惑をかけた手前断る気も無いわ」

 

「強さだけは保証しよう、それも極上のな」

 

「ほぉ〜。お主がそこまで言うか」

 

『...?一体何の話をさせてるんですか?』

 

 二人の話について行けていなかったバンシィ。だがその話の内容的に自分自身が関わっているのは確かだと察したバンシィは素直にどういう事か聞いてみた。

 

「なんじゃヒューム、お主まだ彼に言っておらんのか?」

 

「言ったところでこいつに拒否権はない。早いか遅いかの違いだけだ」

 

「はぁ...相変わらずだなお主は。お前さんも苦労するのぉ」

 

 何故か鉄心に同情されるバンシィ。ますます理解に苦しむ彼は、ヒュームに視線で説明を促すが無視された。それを見ていた鉄心は再び大きな溜息を吐き、ヒュームの代わりに説明することにした。

 

「後程正式に聞かされるとは思うが...お前さん、学生になるんじゃよ」

 

『..................................................................................................................んん?』

 

(ガクセイ?...オマエサンガクセイ?...oh、my Son?)

 

 唐突に発表された新事実を理解出来ず、バンシィの脳内では今も彼が知り得る数々の異国語でその言葉を変換し意味を読み解こうとしていた。

 

「...固まっておるぞ?」

 

「放っておけ」

 

 結果どうあっても今までの会話の続きにはならないと結論づけたバンシィはようやくその意味を知りまた固まった。

 

 一体誰がそんな突拍子もないことを決めたのかと考えたバンシィだったが心当たりが一つしかなくて頭を抱えた。当然それは帝の仕業で決めたのも今日の朝。即断、即決、即行動を実際にやってのけてしまう主人と上司に、バンシィは癒しを求め以前お世話になったバーに行くことを心に決めたのだった。

 

 

 

 ーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 多摩大橋の上、百代とバンシィ、それに鉄心とヒュームの行末を最後まで見守っていた観客達の頭上にある太い鉄骨に観客達と同様に事の始まりから最後までを見ていた人物が二人いた。

 

「ありゃりゃ、やっぱ止められちゃったか〜。にしてもあの人何者だろ?...どう思いますマルギッテさん?」

 

「私の感想を聞いてどうするのです松永燕?」

 

「特に何も?ただ同じ橋の上に来たよしみとして意見交換でもしたいな〜って」

 

「私には不要だと知りなさい」

 

「ちぇー」

 

 たまたま橋の上で鉢合わせた燕とマルギッテ。元々橋の上で百代の決闘を見ていた燕と、バンシィと呼ばれる男が現れたと同時に橋の上にやってきたマルギッテ。

 

 燕の質問はただの興味本位では無いとなんとなく直感で感じたマルギッテ。そして燕の本心を直球気味に問うマルギッテだがそれは軽くいなされた。

 

(背丈も歩き方もほぼ同じ...やはりあの仮面の男が...だがしかし、あの強さは一体...)

 

(う〜ん、あれはヤバいかな。隙がなさすぎる。もしあの人が本気だったら、たぶんモモちゃん負けてたかも...もしかして、これって依頼に対する当てつけとか?早くしろってことかな?...)

 

 二人の頭の中はあの謎の仮面の男で一杯だった。いくら考えても答えが出るわけがなく、早々に思考を中断したのはマルギッテだった。

 

「もう帰っちゃうんですか?」

 

「見るものは見ました。それに、どうやら彼は学園に来るそうですし行動を起こすのはその時でも遅くはない」

 

「つまり...ハーゼンヤークトるんですね!」

 

「...Hasen jagd...」

 

「わわっ!冗談ですって!だからトンファー仕舞ってください、じゃないと燕ちゃん震えちゃいますプルプル...ちらっ」

 

 おふざけが過ぎたらしくマルギッテの目が真剣(マジ)になりかけ、その手が腰のトンファーに触れていた。慌てて燕はマルギッテに謝るが、それでもまだ余裕がある様子であざとく振る舞っていた。

 

「はぁ...これ以上あなたに付き合うつもりはありません。私はこれで」

 

 トンファーに触れていた手を戻して、燕に別れを告げてさっさと下に降りたマルギッテ。そんな彼女を見ながら燕はニヤリと口角を僅かに上げた。

 

(マルギッテさん、あの仮面の人となんかあると見た。態度や仕草じゃわかんなかったけど、私の直感がそう言ってる)

 

 燕が思う通りマルギッテの言動は至って普通だった。だが策略を好む燕には武人としての勘も鋭く、燕の見立ては的を得ていた。

 

「まあ、マルギッテさんの言う通り学園に来るらしいしその時にでも当たってみますか」

 

 燕はマルギッテとは違う方向に跳躍した。

 

 その軽やかな身のこなしは、まさに彼女の名に相応しく飛燕を彷彿とさせるものだった。

 

 だが只の燕ではない。松永の姓を持つだけあってその腹の内は油断ならないものだった。

 




 いかがだったでしょうか?なかなか書くタイミングもない上に、どう書こうか悩み、結果こういう流れに至りました。まあようやくって感じですね。ここまで来たらあとは流れに身を任せて書くだけです。
 
 やっぱり表現って難しいですね。頭に思い描いた光景をどう文字で表すのかを考えるだけで、一日の仕事があっという間に終わってました。ある意味投稿してて良かったと思った今日この頃です。

 今回も意見、感想、評価、誤字脱字ありましたら是非よろしくお願いします。川神学園でお会いましょう、では
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