真剣で可能性の獣に恋しなさい!(凍結中)   作:つばめ勘九郎

6 / 20
第六話 乙女の可能性

 

 翔一が日本への帰路について数日、リリィの手伝いもあってアルはついに義足を完成させた。

 

 義手と共に調整をしつつ連動性を高め、扱いに慣れるために鍛錬を積み重ねた。その過程でアルは気の扱い方の練度が上がり、気の総量も以前より上がったことで一つの技を完成させた。いや、完成させたというのは傲りだろう。正確には完成であり未完成でもある技ができてしまったというべき代物だった。

 

 気の総量が増え、より精密な気の操作を覚えたことで自然と放出される気を内側に留め擬似的な気配遮断を可能とさせた。その一方で留めた気を一片に放出させ爆発的な身体能力の向上とスピード、さらに防御力も格段に上昇するという離れ業を身につけた。

 

 これでも必殺の技として充分過ぎるはずが、どういうわけかその技にはまだ底知れない“何か”をアルに感じさせた。

 

 可能性という何かを。

 

 そしてリリィにこのことを告げると「是非その技を模擬戦で披露してください」と言ってきた。

 

 あいにくリリィはその技を止める術を持ち合わせていない。しかし自身の師が編み出し、もしかしたら日本の“KAWAKAMI”にも匹敵するやも知れない必殺の奥義をリリィは直接肌で感じたかった。自身が憧れる武の頂点を。

 

 そして今現在。

 

 二人は家から離れた森の奥地に開けた場所で対峙していた。

 

「調子はどうですか?」

 

「ああ、二つとも扱いにはだいぶ慣れたし実戦運用でもどうってことはないな。体もすこぶる健康だ。これも日頃リリィが作ってくれる食事のおかげだな」

 

「う、うれしい限りです...(ポッ)」

 

 最近のリリィは妙に女性らしくなったと感じるアル。

 

「まずはいつも通りやらせてもらうが、いつ仕掛けてくるかちゃんと気を張っておけよ?」

 

「は、はい!」

 

「それじゃあ...行くぞ」

 

 途端、アルは義足をつけている左足で地面を蹴りリリィに迫った。

 

(は、速いッ!?)

 

 普段の模擬戦では必ず最初に仕掛けるのはリリィだったが今回初手はアルが貰った。義手義足を試す場というのもあるが、必ずしも戦いの場で先制攻撃を行えるとは限らないことをリリィに認識させるためでもあった。

 

 無手のアルはリリィに肉薄し左足拳を振り抜く。しかしそれは空を裂いただけで、アルの攻撃を躱したリリィはアルを中心に半円を描き移動し攻撃に転じた。

 

「ふんッ」

 

 リリィの斜め上段からの斬撃を左手の義手で防ぐアル。以前のリリィと比べ今の攻撃は格段に威力を上げていた。例えアルであっても油断はできない。

 

 気を常に巡らせている義手と義足の防御力はそんなリリィの攻撃を甲高い音を響かせつつも堅牢な盾となる。

 

「ッッ!」

 

 受け止めた木剣をアルは払い除け、正確無慈悲な左ジャブから一瞬で骨を砕く右ストレートのコンボをリリィに放つ。しかし、それを危なっかしくも持ち前のスピードで躱し、今度はリリィが連撃をお見舞いする。

 

「はあああッッ!!」

 

 一つ一つの攻撃が的確に急所を狙い、同時に攻撃を誘わせてくる。その誘いに乗れば間違いなくカウンターが飛んでくるという見事な連続攻撃である。

 

 それを冷静に捌き、防ぎつつアルは左足に力を込め蹴り上げる。アルの狙いどおりリリィの攻撃は突然の蹴り上げでキャンセルされ上体がのけぞり、そこをアルが最短距離で左拳を捩じ込もうとする。

 

 しかし、リリィは上体がのせぞりつつも華麗に躱してみせ後方に倒れる体を利用してしなやかな蹴り技をアルに浴びせ距離を取った。

 

「見事だ。以前と見違えるほど洗練された動きだ」

 

「はあ、はあ、ありがとうございます」

 

 正直リリィにとって先程までの攻防でかなり一杯一杯だった。

 

 何せ飛んでくる攻撃に容赦の欠片もなくギリギリ捌けていたに過ぎないのだから。その上、攻撃しても確実に受け止められるか避けられるし、守りが堅すぎてそこにのめり込むと死角から反撃が飛んでくる。

 

(本当にアルさんは底が知れない...)

 

「もう少しギアを上げるぞ。ついて来れるな?」

 

「はい!!」

 

 さらにスピードを上げたアルの攻撃を神経を研ぎ澄ませ全力で集中して捌くリリィ。数発掠ってはいるがなんとか現状を保てている状態だったが、不意にリリィは悪寒を感じた。

 

 それは以前にもアルとの模擬戦で感じたことのあるもので、大抵この後リリィは気絶する。何度もそんなことを繰り返してきた結果リリィは必然的に危機を察知し行動できるようになった。

 

 そして今感じたそれは以前の比ではなく下手をすれば自身の命が危ぶまれるほどの悪寒だった。

 

 周囲の空気が一変し、そこにいたはずのアルが姿を消した。

 

 リリィは一瞬たりともアルから目を離していなかったはずなのにアルを見失っていた。

 

 そしてリリィの後方。“とてつもなく大きい何か”を感じ振り返り様にリリィは気を失った。

 

 彼女の瞳に一瞬映ったものは黒い髪が湯気のように立ち上りながら揺れ、赤い瞳をした彼と自分に伸びた左腕だった。

 

 

 

 ーーーーーーーーーー

 

 

  

「...ハっ!」

 

 リリィは気を失ってある程度時間が経ってから目を覚ました。

 

 気づいたら家のベッドの上だった。

 

「気づいたか」

 

 声をかけてきたのはベッドの横に腰を下ろしていたアルだった。

 

「すみません、お手を煩わせてしまいました」

 

「気にするな。いつものことだ」

 

 リリィとて以前に比べて強くなったが、やはりまだまだアルには敵わない。

 

 毎度毎度、模擬戦後は気絶してしまうリリィにとっては自分の不甲斐なさを痛感してしまう言葉だった。

 

「おねえちゃんきょうもキゼツしたの?」

 

 ガーーーン...。

 

 さらにルルが姉に追い討ちをかけ妹に情けない姿を晒す自分に落ち込んでしまうが、そこでアルはすかさずフォローする。

 

「ルル、リリィは強い。それは俺が保証する、俺の攻撃をあそこまで捌けるのはすごいことなんだぞ?」

 

「そっか!やっぱりおねえちゃんはすごいんだ!」

 

「...ほんとうに私、強くなりましたか?」

 

「ああ、見違えるほど強くなった。リリィの師匠である俺がそう言ってるんだ。誇っていい」

 

「そうですか...」

 

 やっぱり自分の師に認められることは嬉しいのだろう。アルの言葉を噛み締めるようにリリィは返事をした。

 

「それにしても最後の技、凄いですね!なんて技名ですか?」

 

「いや、名前は付けてないぞ?」

 

「それは勿体無いですよ!!」

 

「そ、そうか...?」

 

 技名が無いと知った途端、リリィはアルにテンションを上げながら迫ってきた。

 

「せっかくなんですからかっこいい技名にしなくては!」

 

 リリィはそう言うと「どんな技名がいいでしょうね、う〜ん」と頭を捻り始めた。

 

 アル的には技名があっても無くても構わないのだが、せっかく考えてくれるのだ。自分も少しは捻り出してみようと同じく考えてみるアルだった。

 

 するとリリィと一緒に頭を捻っていたルルが口を開いた。

 

「ミナゴロシケン!!」

 

「いや、皆殺しにしてどうする?」

 

「ミナゴロシサッポウ!!」

 

「皆殺しから離れなさい...」

 

 ルルからしたら俺ってそんなに危なそうな人に見えてるのかな?と思ってしまうアル。かなり懐かれた方だと思っていたのにちょっとショックを受けた。

 

「じゃあ破壊王とかどうですか?」

 

「物騒だな、お前たち姉妹は」

 

「えーと...じゃあデストロイ!」

 

「意味は同じだが、まあさっきよりは...マシ、なのか?」

 

「デストロイモード!!」

 

「いいわね!それ!」

 

「いいのか?...まあこれ以上な出てこないだろうし、せっかく二人が捻り出してくれたんだ、そう名付けることにするよ」

 

 命名“デストロイ・モード”!!

 

 以後、この技名がアルの代名詞となるとはこの時のアルが知るよしもなかった。

 

「さて、技名も決まってリリィもかなり実力を伸ばした。これ以上ここに居座るわけにはいかないな」

 

「「え?」」

 

 突然のアルの言葉に二人の時が止まった。

 

 そう、いつまでもここに居るわけにはいかない。

 

 記憶を取り戻すため、そしてアルの恩師でもあるマリア・ノルンの無念を晴らすためにもアルは行動しなくてはならない。

 

「おにいちゃん、いっちゃうの?」

 

「ルル...」

 

 本当にアルを慕っているのだろう。ルルは今にも泣き出しそうな顔を浮かべていた。それを見てリリィも寂しさが込み上げてくる。

 

 いずれアルとは別れる運命なのだ。そのことはリリィもわかっていた。けど、いざその時が来るとなるとそれが耐え難い自分がいた。

 

「ショウイチも言っていただろ?また会えるさ」

 

「ほんとうに?」

 

「ああ、本当さ。二人にはたくさん世話になったからな。その恩を必ず返すためにも俺は帰ってくるよ」

 

「...わかった。それまでまってる」

 

「いい子だ」

 

 アルはルルの頭を優しく撫でた。

 

「明日の朝にはここを出る。それまで目一杯遊ぼう!」

 

「うん!!」

 

 元気よく返事するルルはアルに抱きつき、アルはルルを抱え上げた。

 

「リリィも。今生の別れじゃないんだ。そんな悲しそうな顔をするな」

 

 ハッとなるリリィ。リリィ自身気づかないうちに寂しさが顔に出ていたらしい。

 

「...わかりました。なら、今日は腕によりをかけてご馳走にしますね!」

 

「おう。楽しみにしてる」

 

 そう言ってアルはルルを抱えながら外に出て行く。

 

 その背中をリリィは見つめ、ある決意をするのだった。

 

 

 

 ーーーーーーーーーーー

 

 

 

 三人で野山を駆け巡り目一杯遊んだ後、リリィが腕によりをかけて振る舞ったご馳走をたらふく食べ、ルルは寝息を立てていた。

 

「ぐっすり眠っているな」

 

「ええ、アルさんにいっぱい遊んでもらいましたから」

 

 寝ているルルを見て、アルは微笑み健やかに育つようにと祈った。

 

「平和だな...」

 

「ええ、こんな日が続くといいですね」

 

 アルの恩師であるマリアは常々こう言っていた。

 

 『子供達が安心して眠り、健やかに育つ世界を作りたい』と。

 

 その理想をアル自身も夢見て戦場をかけた。

 

 例えそれで自分がどれだけ傷つこうとも、駆け抜けた先でその夢の末端だけにでも手が届くなら、と。

 

「...そうだな」

 

 その声はどこまでも暖かく、優しい響きだった。

 

 その声にドキッとするリリィ。

 

 それだけさっきのアルの声は彼女の芯に響く魅力的なものだった。

 

「さて、俺達も寝るか」

 

「あ、はい。そうですね...」

 

 アルの言葉を合図にリリィは部屋の照明を消すために動き、アルはベッドなら腰掛けた。

 

「しかしいいのか?俺がベッドを使っても?」

 

「明日アルさんは出るんですから、今のうちに体をしっかり休めませんと」

 

「そう言ってくるのは嬉しいが、床で寝るぐらい大して問題ないのだがな」

 

「いいからベッド使ってください!メッですよ?」

 

 リリィが可愛らしく注意を促す。思わず従ってしまうのはリリィがちゃんとお姉ちゃんしているからなのだろう。

 

 アルはそれに従いベッドで横になった。そして家の照明が消され真っ暗になったのだがリリィがこちらに向かってきているのを感じた。

 

「ん?リリィ...?」

 

 するとリリィはアルが横に腰掛け、ベッドが軋む音が響いた。

 

 ようやく目が暗がりに慣れ今一度リリィの存在を確認すべく視線を向けるとリリィは自分の服に手をかけており、それを脱ぎ捨てた。

 

「お、おい!リリィ...!?」

 

 流石のアルもこれには驚き、思わず体を起こした。

 

「アルさんは気づいてたんじゃないですか?私の気持ちに...」

 

「それは、まあ...そうだな」

 

 少し前からアルはリリィが自分に好意を寄せていることに気づいていた。

 

 やたらと自分の前で顔を赤らめ、恥ずかしがったり照れたり、時にはオーバーなリアクションをしたりとその表情や態度の変化はまさに恋する乙女そのものだった。

 

 察しがいい方だとアル自身自覚していた。だが気付いてないフリをする方が彼女のためだとわかっていたからこそ今まで口にも態度にも示さなかったのだが、ここに来てリリィの予想外の行動。こればっかりは誤魔化しは効かない。

 

「リリィ、俺は君の気持ちには応えられない。俺には.....やらなければならないことがある」

 

「わかってます...でも私が初めて抱いたこの気持ちは本物です。強くて、かっこよくて、優しくて....あなたは私にとって特別で、憧れなんです。例え私がアルさんの特別になれなくても、私はこうしたいんです。だから...!」

 

 震えるリリィの体。それだけで今のリリィがこの細い体に溢れんばかりの勇気をもってして言葉を紡いでいることが痛いほどわかった。

 

 その時、またあの時と同じノイズが頭の中に走った。

 

(何だ...!?)

 

 以前より痛みは辛くない。少しを眉を顰める程度でしかないが、その一瞬のノイズで湧きあがった感情が自分に何かを訴えてかけてくる。

 

 悔しさと、悲しさと、愛おしさが複雑に入り混じったその感情に思わず涙がこぼれ落ちそうになる。

 

「アル...さん?」

 

 ようやくアルの異変に気づいたリリィだが、リリィが声をかけるとアルはなんでもない、といい目元をぬぐった。

 

「...リリィ、もう一度言うぞ?俺はお前の気持ちに応えられない。そしてお前を抱かない...そんな気持ちになれないんだ。だから、諦めてくれ...」

 

 ハッキリとアルは自分の本心を偽りなくリリィに告げた。

 

 以前の、傭兵をしていた頃のアルなら断らなかっただろう。正直に言ってリリィは可愛い。とても魅力的だ。こんな女性に言い寄られて断る男の方がおかしいぐらいだ。後腐れのない一夜限りでの関係など何度もあった。

 

 だが、なぜかいけない気がした。

 

 何か、果たすべき約束がある気がしたのだ。

 

「そう...ですか...」

 

「リリィ...」

 

「でも!諦めません!あなたが折れるまで私は絶対に諦めません!」

 

「何を」

 

 言ってるだ、とアルが口にする前にリリィは言葉を続けた。

 

「私の誘いを断ったんです。なら作戦変更です。一夜限りとは言わずずっと側に置いてもらいます」

 

「いや、待て。それはさっきより難易度上がっていないか?!」

 

「そんなこと知りません!私がアルさんに教わったことは戦い方を身につける方法ともう一つ、諦めないことです」

 

 無茶苦茶だ。

 

 そんな強引な作戦を実行しようと言うのか!?とアルはリリィの正気を疑う。

 

「なのでもう遠慮はしません。地の果てまで追いかけて必ずあなたの側にへばりついてみせます!」

 

「......」

 

「ア、アルさん?」

 

「ぷっ、くくく....あはははははっ!!」

 

「アルさん!?」

 

 思わず吹き出し、笑い始めるアルにリリィは面食らっていた。

 

「いや、すまない...くくく、あんまりにもリリィの言い方がおかしくて、つい、くくっ」

 

「じ、自分でも今のはどうかなって思いましたけど!そんなに笑わないでくださいよ〜」

 

 我に返って先程までの自分の言動を振り返り恥ずかしくなったらしいリリィは顔を手で覆い隠してしまう。

 

「でも、そうか。そんなに諦めが悪いなら仕方ないな...」

 

 アルはこの家に来て何度も見上げてきた天井を見つめ言葉を紡いだ。

 

「なら、追いかけてこい。その先で俺の気持ちが折れたらお前の勝ちだ。まあお前の気持ちが変わらなければない話だが」

 

「変わりません!私一途なんで」

 

「強引の間違いだろ」

 

「そうとも言いますね」

 

 二人は爽やかな笑みを浮かべ小さく笑い声を上げた。

 

 勝負。それは皮肉が効いた提案だった。何せ二人の模擬戦という勝負ではアルが圧倒的に勝ち越し、負けず嫌いなリリィは何度も負かされている。その結果だけを言えばアルの勝ちは揺るがない。しかし今回の勝負は恋戦。ここでリリィが初めてアルに黒星をつけることができるか否かのリリィにとっての大勝負なのだ。

 

「というわけで一緒に寝ましょうか」

 

「...お休み」

 

「いいですよ?そういうことなら勝手にベッドに潜り込んじゃいますからっ!」

 

「待て待て待て、その前に服を着ろ」

 

「嫌です。触ってもいいんですよ?」

 

「触らないし一緒にも寝ない。諦めろ」

 

「諦めません!私がアルさんから教わったのは...」

 

「それはさっき聞いた!お前がベッドに来るなら俺は床で寝る」

 

「それはダメです。ちゃんとベッドで寝てください、私のために」

 

「さっきと理由が違くないか!?」

 

 なんてやりとりをしているとルルが目を覚まし「ルルもいっしょにねる!」と言い出し、結果三人一緒にベッドで寝ることになったのだった。

 

 ちょっと狭いが、まあ二人とも満足そうなのでもう何もいう気にならなかったアル。

 

 ちなみに裸同然のお姉ちゃんを見てルルが真似しようとしたので、模範となるべきお姉ちゃんは大人しく服を着てルルが真似しないように努めた。

 

 




 いかがだったでしょうか?
今回はわりとノレて描けた気がしますが、読んでくださっている方にどう伝わっているのかわからないのでできれば意見、感想いただけたら幸いです。もちろん誤字脱字の報告もありがたく受け取りたいと思います。ではまた次回にお会いしましょう!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。