モンスターハンター・トータス2   作:綴れば名無し

1 / 57
 宣言通り書けたのでとりあえず投稿。
 こうやって書きながら先の展開を考えていけばスランプから脱出出来ると信じて。
 いつになるか分かりませんが主要人物くらいは顔くらい書いてみたい…
 話が進むたびに文章が追加されるので初っ端から読みにくいかもです。


作者が思い出せる用に書いた主要人物紹介

 

南雲ハジメ 17歳

 本作の主人公。世間一般で云うところのオタクであり、白崎香織から熱烈なアプローチを受けたことがきっかけでクラスメイトの大半から嫌われ、虐めを受けるようになった。異世界トータスに召喚されて、クラスメイト達と同じ神の使徒になってから虐めの内容が過激さを増し、オタク趣味も楽しめない日々に精神が摩耗。自暴自棄になって神の使徒を辞めると宣言し、荒野を彷徨っていたところをモンスターに襲われて死にかける。偶然近くを通りかかった太刀使いの女ハンター・ルゥムに救われて、帝国の辺境にあるゲブルト村へと運ばれた。

 

 色々あってハンターになるが、帝国の皇女トレイシー・D・ヘルシャーに素性を知られ、彼が知り得る現代知識を対価に帝国市民権と当面の生活に困らない程の報酬金を渡される。当初は恩人である村の人達の為にとゲブルト村を拠点に活動しようと考えていたが、後述のある事がきっかけで故郷へ帰る方法を探すという建前でトータス各地を巡る旅に出た。

 

 村で生活している間、亜人族の問題に首を突っ込んでしまい兎人族の少女シアと彼女の部族、ついでに彼が起こした騒ぎの間で巻き込んでしまった獣人族を村の一員として迎えることになる。

 彼が村を去る決意をしたのは、決別した神の使徒の一人・優花を助けたことがきっかけだった。湖の街ウルに暮らす用心棒、かつて剣聖と謳われた女ハンター・リンネの依頼で彼女達をウルまで護送する特別任務を受けて彼は村を出て行った。補足になるが優花を助ける時にハジメは再びハルツィナ樹海へと潜り、そこで狐人族の少女・エタノ、森人族の少女アルテナと出会っている。

 

 村を出てすぐに彼は隣の町ブルックで巨大古龍ラオシャンロンの討伐に参加したり、途中立ち寄った王国の商業都市フューレンで記憶を失った真・神の使徒ノイント、人攫いに誘拐されていた海人族の少女ミュウを助けたり、ハジメとは違って人間族と敵対する魔人族の陣営に参加した元神の使徒・清水と敵対しながら親友になったり、突如襲ってきた古龍バルファルクに一度殺されたり、ノイントに恨みを持つ竜人族の姫・ティオと戦い彼女を旅の仲間にしたりと…かなり濃厚な日々を送っていた。

 

 目的地のウル手前で立ち寄った宿場町ホルアド、彼にとってはあまり良い思い出のない場所にあるオルクス大迷宮でピンチに陥っていた神の使徒達を救う為、偶々町に居た恩人のルゥム、英雄と謳われる最強のハンター・ミッドガル&彼の相棒・マリアンナに協力して貰い、神の使徒の救出に成功する。その後ハジメとルゥムは彼らを逃がす為に伝説の魔獣・ベヒーモスと戦うことになるのだが、戦闘の最中に奈落の底へと落ちてしまう。そこで彼はまた別のモンスターに襲われて瀕死の重傷を負い、例外と呼ばれるハンターの一人・教授と吸血鬼の少女・アレーティアに助けられる。

 

 地上へ出る為に真のオルクス大迷宮である奈落の底を進まなければならないのだが、そこはまだハジメ一人の実力で突破できるような場所ではなかった。自身の未熟と非力を恥じながらも彼はルゥムと教授、アレーティアと協力して奈落の底を攻略する。

 

 名もなき古龍との激闘を終えた彼らは、最奥に待ち受けていた館で反逆者オスカー・オルクスの残した記録で神エヒトに関する世界の真実と、それとは関係なく世界に滅びが迫っていることを知る。ハジメは故郷へ帰るという目的を後回しにして、恩人たちの住むこの世界を守るために滅びの元凶について調べようと他の大迷宮の攻略を当面の目標に定めた。

 

 現在は地上に出てゲブルト村に滞在中。彼がオルクス大迷宮に潜っている間に色々あって帝国の人質となったクラスメイト達と再会するが、一部の者とはそりが合わずギクシャクしている。またハルツィナ樹海で異変が発生し、それを解決する為に村から協力者を集め、フェアベルゲンで他の亜人族を守りながら戦っているシアの下へと急ぐ。

 

 原作のように人格が歪むほどの経験をしていない為、根は未だに陰キャボッチのオタク系中二拗らせ童貞男子。困っている人がいたら即座に助けようとしたり、道徳に背く行いを嫌悪する程度には善い人。ハンターとなってからは大自然と生命に対する感謝や尊敬の念を抱きながら、獲物を狩るという一点においては命を奪う事を躊躇わない。

 

 錬成師としては熟練の域にまで達してはいないが、狩りの補助に錬成を使い、短期間の自主訓練で新たな技能を獲得したりと伸びしろがある。

 

 ハンターとして武器の扱いはまだ未熟だが死を覚悟するほどの壮絶な戦いを何度も繰り返した結果、初見のモンスター相手でも冷静に対処し、攻略法を見出す対応力が高くなっている。

 

 好きなものは米を使った料理全般(その中で一番はカレー)白や赤といった色を好む傾向があり、狩りをする以外の暇な時は読書、釣り、小物作りや体を動かすことが趣味になっている。

 嫌いなものは相手の考え方やその人の持つ趣味を否定し嘲笑するような人間、差別的な思想や偏見の目を嫌う一方で、自身も同じようなものを持っているんじゃないかと時々自己嫌悪に陥る。

 

 異性に対しては上記の通りお手本のような童貞の反応をすることが多々ある。成長したとはいえ精神的にはまだ少年期と青年期の中間であり、身内以外の異性に対してどう接していいのか分からず相手との距離感を掴みかねている。好みとする女性の特徴は、母性的な包容力を持ち、相互における信頼関係を築き、本心を打ち明けてもいいと思えるような相手でなければ付き合おうとは思わない。超がつくほどの高望みであり、メンヘラの気があるとは本人も自覚している。

 

 

シア・ハウリア 16歳

 本作ヒロインの一人。兎人種族の長カム・ハウリアの娘であり、亜人が持たない魔力と魔力操作を持って生まれたことで他の亜人族から追われる身となってしまい、ハルツィナ樹海で倒れていたところをハジメに助けられた。その時に負った傷が原因で記憶の殆どを失っており、父親のカム曰く性格も以前のような明朗快活さがなくなった代わりにお淑やかさが目立っている。

 彼女は占術師という天職を持っており固有の技能・未来視で起こり得るかもしれない仮定の未来を強制的に見せられ、その反動で突発性の頭痛や倦怠感に襲われることが偶にあって未だにそれを治す術が見つからず悩まされている。

 

 ハジメに助けられて一人ゲブルト村に来たシアだったが、未来視で自分の家族が殺される未来を見てしまい半狂乱になってハジメ達に助けを求める。ハジメと彼にとって先輩のハンターであるアゥータに同行する形で、ハルツィナ樹海へと潜った彼女は途中森人族に捕まってしまい、連行されたフェアベルゲンの集落で先に囚われていたカム達と再会した。

 それから忌み子である彼女とそれを匿った兎人族、人間であるハジメとアゥータは処刑される事が決まってしまう。しかし突如フェアベルゲンを襲った魔人族の騒ぎによって彼女らは処刑を免れて、色々あってゲブルト村で暮らすことになった。

 その時に彼女は自分を助けてくれたハジメに対し、初めて出会う年齢の近い異性ということもあって一目惚れをしてしまう。彼の傍に少しでも長く居たいと思ったシアはハンターになる事を決意し、ゲブルト村を出て帝都グラディーウスにある訓練所へと向かった。

 

 その後、異例となる短期間での正式なハンター登録を終えた彼女はゲブルト村に戻ってくるが、既にハジメは村を去っていた。父カムに預けられた伝言で村を守ってくれと言われたシアは少しの間だけ落ち込み、寂しそうにしていたがすぐに立ち直り、言われた通り村の生活を守るためにハンターとして様々なクエストをこなすようになった。

 

 ハルツィナ樹海への行き来が自由になったことを受けてゲブルト村に行商人が足繫く通ったり、ハンターズギルドが新たに設置した集会所で樹海のクエストを受けようと多くのハンターが来た。そこでシアはハジメの同期であるリーナとアッシュに出会い、二人は彼女がハジメの知り合いであると聞いて彼女と一時的なパーティーを組んでクエストを受けるようになった。リーナは同性ということもあり、シアがハジメに抱く恋愛感情をいち早く見抜いて様々な助言を送っている。

 

 ある日ライセン大峡谷で蛮顎竜アンジャナフの狩猟に来ていたシアは、オルクス大迷宮の最奥から転移してきたハジメと再会する。彼とまた村で暮らせると胸躍らせていたシアだったが、彼と共に現れたアレーティアや帝国の都合でゲブルト村に連れてこられた神の使徒の一人、ハジメが村を出て行く原因にもなった園部優花の登場によって、内心焦りを感じていた。

 その後ゲブルト村周辺の川で森人族の死体が見つかる事件が発生し、ハジメとシアは亜人族との衝突を避ける為にハルツィナ樹海へと潜り、再び森人族の集落へと連れてこられた。

 彼女と同い年で森人族の族長アイリスの娘アルテナにハルツィナ樹海で起こっている異変を聞かされて助けを求められる。他の森人族が反対する中、シアは自分の存在が彼らにとって疎ましいものであることを利用して、自分を人質代わりに集落へ置いてモンスターと戦わせることを条件にハジメが村へ戻る事を認めさせた。

 現在は異変の影響でフェアベルゲンに侵攻してくるモンスターを一人で撃退している。

 

 原作にない記憶喪失を経てお淑やかさと明るさを両立させた驚異の存在。調子に乗るようなことはなく謙虚で、周りに対し一歩引いた姿勢を取る…のだが、ハジメに関することでは僅かに前の性格の片鱗が見え隠れしている。ハジメと似た性質の善性を持っており、兎人族の自然や命を極端に尊重する姿勢は欠片も残さず消え去り、ハンターとしての矜持や精神が育っていた。

 

 占術師である事をあまり他人には話さず、未来視についても苦手意識を持っているが、これがなければハジメと出会うことも一族が生き残ることも出来なかったと思い複雑な感情を抱いている。

 

 ハンターとしての腕はリーナ達と協力して数をこなしている事もあり、同世代より頭一つ抜けている。また亜人族の身体能力を生かした軽やかな動きを鈍重なハンマー使いでありながら両立させることで強さの伸びしろは未知数。

 

 好きなものは亡き母が作ってくれたハルツィナキャロットの甘煮、青や緑といった色を好む。ハンターとして働く時以外は村の畑を手伝ったり子供の相手をしたりと趣味らしい趣味を持たない。

 嫌いなものは乱暴で相手を思いやることの出来ないヒト。理由もなく差別をするような相手とはあまり関わりたくない。また虫に対して昔嫌なことがあったため苦手意識を持っている。

 

 異性に対する恋愛感情というものを持てなかった過去の反動から、ハジメに一目惚れして以降、彼を基準に男性の良し悪しを考えてしまいがちになる。年齢の割に大人びており、精神的な動揺をすることは滅多にない。ハジメが自分の耳や胸を時々チラ見しているのに気づいており、それを武器に彼との関係を今より一歩先に進められないかと考えている。

 

 

園部優花 17歳

 本作ヒロインの一人。神の使徒の一人、愛ちゃん護衛隊のパーティーリーダー。トータスに召喚される前から仲の良かった男子三人、女子二人と共にオルクス大迷宮で戦う事から逃げて作農師・畑山愛子の護衛という名目で王国各地を巡っていた。

 

 湖の町ウルでハジメに続く二人目の脱退者となった清水幸利を引き止めようと後を追い、直後に現れた魔王アダムの放った毒にやられて死の淵を彷徨う。その後意識のない優花をリンネがゲブルト村へと連れて行き、ハジメの協力によって一命を取り留めた。

 

 目が覚めてからハジメと再会する形になった彼女は幸利の時と同じように愛子の下へと彼を連れて行くべきか迷った。だが突き放すような彼の冷たい態度を見て自分達が過去にしてきた過ちを自覚し、命の恩人でもある彼に恩を仇で返すような真似はしたくないと彼が村に住んでいた事を神の使徒や愛子には話さないと約束した。(後に愛子達と再会してハジメがゲブルト村で生活していた事を伝えてしまうが、彼女らが帝国に理由もなく入る事はないと考え、ハジメが既に村を出ていって何時戻るか分からないから村に行っても無駄足になると分かっているから隠さなかった)

 

 その後リンネがハジメを護衛として雇ってからは、ブルックの町、ライセン大峡谷、商業都市フューレン、宿場町ホルアドを経由してウルまで戻る事になった。旅の中で彼女は様々なものを見て、多くの人と出会い、異世界に対する思いや神の使徒としての自分の存在意義を見つめ直すようになる。そして…再会してからすっかり雰囲気の変わったハジメに異性として好意を抱く。

 

 ホルアドで離脱したハジメの代わりに旅の途中で彼の旅に同行する事となったノイント、ティオ、ミュウの三人を連れてリンネと共にウルへと帰還するが、直後に起こった帝国と公国による王国革命の騒ぎで他の神の使徒同様に帝国へ連行される事に。そこで彼女はハジメの居なくなった本当の理由が、オルクス大迷宮で行方不明となったと知り彼の身を案じた。

 

 偶然ゲブルト村で彼と再会を果たした際にはホルアドの一件で嘘をついた彼に対して不安で堪らなかったと本心を零して泣く一歩手前で怒ったり、直後に彼が謝罪の意を込めて彼の家で朝食を誘われると嬉しそうに調理を手伝い、見知らぬ美少女二人と彼が同棲していたと知るや否や不機嫌になったりと、奈落の底で壮絶な経験をした彼よりも感情の乱高下が激しかったりする。

 

 フェアベルゲン救出隊にハジメや白崎香織が参加する事になった際、心配する愛子を落ち着かせて彼の助けになったりと陰ながら愛子とハジメ両者の仲を取り持とうと努力している。

 

 原作より出番が多い為、ギャルっぽい見た目が控えめになり勝ち気な面より真面目さが本作では特に強調されている。容姿だけなら神の使徒内では中の上、トータスの住民を加えても真ん中くらいに収まる。文字通りのありふれた女子高生。序盤は天之河光輝のやや善に偏り過ぎる意識に周囲のクラスメイトと共に同調していたが、多くの経験を経て徐々に考えを改め、悪にも悪なりの事情がある事を理解し始めた。戦いは苦手としているが、いざという時に手を汚す覚悟はしている。

 

 原作以上に精神的ダメージが大きい愛子やパーティーメンバーのケアを優先するあまり、自分で自分を追い込んでいることに気づかず、ついに旅の中で精神が崩壊しかけるがそれを気にかけていたハジメに「悩んでいる事があったら自分や誰かを頼れ」と言われたことがきっかけで踏み止まり、その後なんとか持ち直して平常心を取り戻した。

 

 投術師という天職をどう活かせばいいのか悩んでおり、水属性の適性が判明してからは水属性魔法の基礎的な知識を学んで日常の些細な事に活かせないかと考え始めている。

 

 好きなものは果物を使ったスイーツ、身に着ける衣服や家具にはオレンジや黄色といった明るい色を好む。実家が洋食屋ということもあって料理についてはかなり勉強しており、学生ながら栄養学についての知識も若干齧っている。それ以外だと親しい誰かと一緒に買い物をしたり、行ったことない場所を散策するのが好き。

 嫌いなものは料理が終わった後のしつこい油汚れと女子の天敵と言われる黒光りする例のアレ。人の好き嫌いはあまりしないが、オタクに対するちょっとした偏見の目があった事をハジメに指摘されてから改めている。

 

 異性に対する恋愛感情は一般的な女子高生並みにある。初恋や失恋も経験はしているが、本気で好きになれる相手が今までにいなかった。ハジメと打ち解けてからは友人のように接しているが、内心彼に恋愛対象として見て欲しいと思っている。胸やお尻が周りの女子と比べてやや控えめな事がコンプレックスであり、いつかハジメにその事を尋ねたいらしい。

 

 

ノイント 2200歳

 本作ヒロインの一人。神エヒトによって創られた真・神の使徒の一体。序盤は神エヒトの命令によって、邪魔になった魔人族の魔王アダムを抹消しようと彼を襲うが敗北、その後アダムの手によって神エヒトに関する記憶の全てを消されてしまい、自身が何者であるのかを忘れて半狂乱になって逃走。ウルディア山脈上空で三頭の飛竜に襲われた直後、真・神の使徒に親を殺された恨みを持つ竜人族のティオにも狙われて、古龍バルファルクによって瀕死の重傷を負わされて商業都市フューレン近くの森に墜落して意識を失う。

 

 死にかけだった彼女をハジメが見つけ、フューレンにいる医師アランの下へ運んで助けた。目を覚ました時点で直前までの記憶も失っており、行く宛のない彼女は何のメリットもないのに自分を助けてくれたハジメに興味を抱き、彼の旅に同行する事となった。

 その後、彼に連れられて演劇を見にいった帰り道で地下の下水道で犯罪組織から逃げてきた海人族の少女・ミュウの命を救った。ミュウを守るためにリンネ達と同じ宿に泊まっていたが、復讐に駆られてノイントを殺そうと追いかけてきたティオに再び襲われるが、駆け付けてきたハジメによって助け出される。

 

 竜人のハンター・カルトゥスから過去の自分が何をしてきたのかを聞かされてショックを受けるが、それでもなお自分の中に生きたいと叫ぶ意志があることを知り、それを聞いたティオは彼女に対し「未来永劫おぬしがやってきた過ちを、奪ってきた命の重さを忘れるな」と言った。

 それからリンネ達の前で過去にしてきた罪を告白して謝るが、リンネに「死んだ人の分まで精一杯生きて、未来に生きる命の為に出来ることをやりなさい。それが貴女に出来る罪の償い方よ」と言われて、心の何処かで「死んで罪を許して貰おう」という卑怯な自分がいた事を自覚する。

 

 ティオが旅の仲間に加わった時は笑顔を互いに浮かべる事はなかったが、この先それぞれの目的の為に生きるという友好の意味で握手を交わすくらいの仲にはなった。

 旅の途中でハジメの過去を知り、彼が「ノイントから見て、俺はどういう人間だと思う?」という質問に対し「貴方の生き方に非はない」と個人的に肯定したうえで「理不尽に立ち向かう選択肢もあった」と説き、人生における選択肢に正解はなく、重要なのはそれが自身と周囲にとって正しいものだったと認識させる努力が必要だと助言を送った。

 

 宿場町ホルアドでハジメがオルクス大迷宮から戻ってこれなくなったと聞いた時、彼が戻ってこれなくなった理由が別にあるのだと察して、リンネ達と協力しながらミュウを連れて湖の町ウルに向かい、現在は彼が来るまで水妖精の宿で従業員として働き宿代を稼いでいる。

 

 原作では敵対し、ハジメに倒されて身体だけ香織のものとなったノイントだが、本作では抹消するイレギュラーがハジメ達ではなく魔王アダムを最優先としており、原作にない展開を経て感情表現に乏しい2200歳児に生まれ変わった。2200年で溜め込んだ知識は豊富だが、他人と交流する経験が皆無の為あまり役に立っていないと本人も自覚していた。善と悪という考え方ではなく「善と相容れない他の善」というものの見方をしている。対人戦闘力のみ作中指折り。

 

 天職については自分が既に神エヒトの傀儡ではないため否定している。だがそれはそれとして自分に備わる技能をハジメや周囲の人の為に使うことを躊躇しない。

 

 好きなものはハジメがくれたもの全て(果物、黒い服、演劇)好きな色はハジメがよく身に着けているもの(赤、黒、銀)今までの経歴から趣味と呼べるものは皆無だが、ハジメに勧められたら何でもやる、やりたいとは本人の弁。

 嫌いなものは神エヒト(過去の過ちは大体こいつのせいだと思ってる)火や雷に若干の苦手意識がある(飛竜とティオに襲われた事がトラウマになっている)ハジメが嫌いなものも嫌いになる。

 

 以前のノイントは雌雄の交尾、繁殖という機能に疑問を持っていた(創られた存在である彼女から見て、これほど非効率的なものはないと思っていたから)しかし今の彼女はハジメに対する感情の矢印が他と比べて絶大であり、彼を失ったら最期彼女はただ罪を償うだけの罪人と化す。

 また重度の匂いフェチであるとハジメに指摘されたが、これはハジメ限定で好意を寄せる彼女なりの愛情表現であり他の匂いについては一切興味がない。またハジメには定期的に自分の匂いを嗅いでほしいと思っている。

 

 

ティオ・クラルス 563歳

 本作のヒロイン?の一人。仙境に隠れ潜んでいた竜人族の女王。神の使徒の出現や古龍の活動に対し、世界が変わろうとしていることに気づいて単身動こうとするが、仙境を出て間もなく両親の仇と呼べる真・神の使徒ノイントを見つけて強襲する。

 

 かつて竜人族の長であった彼女の両親は世界の真実に気づいてしまい、彼らを生かしておけなくなった神エヒトの命令を受けた聖教教会と真・神の使徒によって一族の大半を殺され、彼女らは故郷を失い彷徨える流浪の民となった。大半は仙境での暮らしになれたが、一部の者はそのまま流浪の民として帝国や公国でひっそり暮らしているという。ハンター達が使う武具の大半が彼らの技術によって生み出されたものというのはあまり多くの人に知られていない。

 

 ノイントを殺し切れなかった焦りと苛立ち、そして何よりも禁忌とされる竜化を使ったことで仙境には戻れないという絶望感からティオは偶然フューレンにいた魔王アダムと結託し、再度ノイントを殺そうとするが、駆け付けたハジメによって倒される。

 

 その後、ノイントが過去の記憶を失っている経緯を知った上で自分にはもう彼女を殺す気力も残っていないと悟り、喪失感で自棄になっていた。一連の騒動を起こした裁きを受けようと、ティオはカルトゥスと共にトレイシーの下を訪れるが、逆に彼女は人間達がした非道な行いに憤りを感じていたことを告げて謝罪し、竜人族が伝えてくれた技術で帝国の繁栄があるとしたうえで友好を結びたい旨を伝えた。

 

 竜人族の掟に従い、ティオは女王ではなくなり仙境に戻る事も出来なくなった。カルトゥスは彼女に普通の少女として生きる時間が短すぎたと言い、彼女の再起の鍵を握るのはハジメであり、彼の旅に同行することを提案した。

 ハジメは彼女が同行する事を承諾し、罪と向き合うノイントがこれからどう変わっていくか、そして自分がこれからどうやって生きていくかを考えるために一先ずの友好の証として彼女と握手を交わした。

 

 ノイント達と一緒になってハジメの過去を聞いた時は自分から質問することはあまりなく、代わりにノイントとどんな話をしたのかを聞いて彼女の変化を感じ取る。そしてハジメが周りとの関係に苦労して、弱さを見せまいと気丈に振る舞う様子を聞いて、代わりにはなれないと分かった上で母親のような愛情を注いで安らぎのひと時を与えた。

 

 宿場町ホルアドでハジメがオルクス大迷宮から戻れなくなった本当の理由を聞いて、優花とミュウを心配させないように、リンネと事情を察したノイントの三人で湖の町ウルまで先に行き、現在は水妖精の宿に泊まって彼の帰りを待っている。

 

 原作とは似ても似つかない容姿端麗で聡明な美女、頼れるお姉さん感が増している。序盤はノイントに対する憎悪を前面に押し出して荒々しい印象だったが、旅の仲間となってからは一歩引いたところでハジメや彼女らのやり取りを見守っている。基本的に善性寄りだが、人間に対して過去の一件から思う所が多々あり悪を肯定する自分がいることは否定しない。竜化した状態のみ作中屈指の強さを誇る。ハンターの資格はないが武器の扱いはそれなりにあったり…

 

 守護者という天職がどういうものなのか分かっていないが、そもそも守護者という天職を持つ者は()()()()()()しかいない為、詳細は謎に包まれている。

 

 好きなものは肉料理全般、竜ノコハク酒。色は黒が好き。竜人族の風習で舞いを踊ることが多かった事から趣味になっており、誰かに舞いを披露して喜ばれることが密かな楽しみ。

 嫌いなものは神の使徒、人間に対して苦手意識は持っているが克服しようと奮闘中。

 

 竜人族の長となって久しく、異性と番いになることは必要であればそうすると義務的に捉えていたが、女王という肩書から解放されて以降、誰かに甘えるより誰かを甘えさせたい母性本能が前面に出ている。だが、ただ甘えさせるだけでなく自身も甘えたい事がある為、それを理解してくれるような器量の持ち主でない限り相手は務まらないだろう。

 

 

アレーティア・ガルディエ・ウェスペリティリオ・アヴァタール 323歳

 本作のヒロインの一人。吸血鬼族ただ一人の生き残りで、一族の姫。叔父ディンリードの手によってオルクス大迷宮の奈落の底50層にある封印の間で300年近く幽閉されていた。偶々探索に訪れていた例外のハンター・教授ことシン・クロノワの手によって封印の間から解放された。

 

 吸血鬼族が自分を除いて滅んでいることを知り、失意の中でアレーティアは叔父が何故自分を幽閉したのか、その理由を常々考え続けていた。教授に同行して奈落の底を探索していた二人の前に現れたのが、魔獣ベヒーモスとの戦闘中に落ちてきたハジメとルゥムだった。

 

 瀕死だったハジメを助けて、アレーティアは自分の身の上を話したうえで奈落の底を脱出した後はどうするべきか迷っていた。そんな彼女に教授はハジメを指して「彼についていけば答えが出る」と助言を送り、彼女はそれに従いハジメに付いていくことを決意するのだった。

 

 奈落の底では足手纏いになりたくないと荷物持ちを買って出た他、60階層では得意とする魔法を用いてハジメの援護を行い、それ以降も彼が魔法に助けられた場面は何度もあった。100階層では未知の古龍相手にハジメの指示で水属性最大級の魔法を放って足止めをするなど活躍する。

 ハジメに同行の許可を求めた際は2つ返事で承諾された。その時、初めて彼に対する好意を自覚する。

 

 オルクス大迷宮から転移してライセン大峡谷に出てからは、ハジメと親密な関係にあるシアをライバル視する一方で、ハジメの周りには好意を寄せる多くの女性がいることを察し「全員が彼にとっての特別な異性」になれるよう考えを巡らせる。

 

 現在はハルツィナ樹海で起きた異変解決のために派遣されるゲブルト村救援隊の一員として参加。彼女の魔法はモンスターの撃退に大いに役立つだろうとハジメから期待を寄せられている。

 

 原作のような出会いを経てはいない為、ハジメに対する好感度は他ヒロインと同格。ただ300年ぶりに飲んだ血がハジメの血であったことが関係してかなり彼に御執心であることは否めない。原作同様のクール&ビューティーな性格に加え、ハジメに異性としての好印象を与える為に大胆な誘惑をかけることも厭わない。自己中心的な善を求めるタイプではあるが、悪を肯定するほど外道ではない。魔法が通用する相手に限り指折りの実力者。

 

 好きなものは好ましい誰かの血を吸うこと、ワインの類に目がない。色は赤と金が好き。本を読むのが好きな他、行ったことない土地を見て回るなど旅行が好き。 

 嫌いなものは自分の楽しみを邪魔する無粋な奴、必要のない争いを好まない。

 

 吸血鬼族の姫という立場もあって、彼女に求婚する者は大勢いたが、そのどれも彼女の好みにはならなかった。ただ300年の孤独がもたらした奇跡か、例え世界がどれだけ変わっていようとも()()()()()()()を好きになるという原典の想いから、ハジメに対して絶大の好意を寄せている。

本作では自分だけではなく、ハジメに好意を寄せる他の娘達にも特別で居て欲しいと思っている。

 

 

アルテナ・ハイピスト 16歳

 本作のヒロインの一人。森人族の族長アイリスの娘。忌み子でありながら数少ない同い年だったシアと友達になりたいと思っていた。先祖の教えを絶対とする森人族には珍しい、新しい考え方や見方を尊重する。

 

 魔人族襲撃の際に森人族の集落で隠れていたところを、偶然鉢合わせたハジメに襲い掛かり返り討ちに遭うが、彼とシアが交友にあると知って彼を見逃した。彼女は同年代の男性と話すことが滅多になく、彼はアルテナにとって理想の男性像となってしまったのはここだけの話。

 

 その後、別件でハルツィナ樹海に来ていたハジメと再会し、改めて彼にシアを連れて話し合いの場を設けて欲しいという約束を取り付け、その時を心待ちにしていた。

 

 ところがハルツィナ樹海は原因不明の異変によってモンスターが狂暴化し、調査に出ていたアルテナの母アイリスが重傷を負って祖父アルフレリックが失意の内に沈んでしまった。アルテナは次期族長の娘として同朋を纏め上げる立場になってしまった。

 

 ハジメとシアが樹海に来ていることを知って、彼女はなんとか協力を得られないかと交渉するが、人間に対して良い感情を持っていない亜人族と意見が衝突してしまう。現在は独りフェアベルゲンを守るシアを遠くから見守っている。

 

 原作よりも早い出会いを経た事と、原作に名言のない母親の影響で思慮深い性格になっている。見かけによらず挑戦的な下着をつけているのは変わらないが、誰もそれを指摘しない。亜人族の意見全てが善という訳ではなく、かといって帝国の人間が悪と決めつけるのは早計だと大局で物事を見れる視野の広さを持つ。戦闘力は無いに等しいが、弓の腕はそこそこ。

 

 好きなものは自分の知り得ない事を知ること。緑を基調とした色が大好き。読書が好きな他、樹海の外でしか知り得ない文化について尽きない興味を抱いている。

 嫌いなものは力で何でもかんでも解決するような野蛮な者、過去の経験からモンスターに対しては人並み以上の嫌悪を抱いている。

 

 正真正銘の箱入り娘だが、ハジメとの出会いを運命的なものと捉えてしまい彼に好意を抱く。樹海の外で生活する彼とはあまり顔を合わせる機会がないことを残念がっているが、いつかは樹海の外に出たいと思っている。

 

 

エタノ・ママモ 16歳

 本作のヒロインの一人。狐人族の少女、狐人商会の長。魔人族と協力してフェアベルゲンから脱退した狐人族の長老ルアに狐人商会を託された彼女は、トータスに生きる全てのものに商売を展開する事を目標に掲げ、その第一歩としてハジメに接触し、彼を一人目の顧客にした。

 

 フェアベルゲンで彼を見かけた際、丸腰で黒狼鳥イャンガルルガに挑む無謀な姿に本能的な好意を抱き、以降は彼の為になるような情報や素材を集めて樹海中を奔走し、彼が樹海へ再び入ってくる機会を見計って接触した。

 

 その後は樹海を出て商業都市フューレンへと向かう予定だったが、ラオシャンロンの騒動でブルックの町に足止めされていたところ、偶然にもハジメの姿を見つけて帝国兵に捕まることを承知の上で再会を果たす。その後帝都から来たトレイシーに事情を話した後は帝国内での商売許可を得て、当初の目的であるフューレンまでの道のりをハジメ達と共にした。

 

 現在はフューレンで最も大きなユンケル商会を営むモットー・ユンケルと親交を築いて業務提携を行う傍ら、彼らの販売戦略や商談のノウハウを学んでいるらしいが、帝都で行われる祭事の噂を耳にして荒稼ぎのチャンスと捉え、現在は部下を連れて帝都へと向かっている。

 

 原作にはルア以外の名前が出てこない狐人族のオリキャラヒロインの為、土台がしっかりしているヒロイン達にやや遅れを取っているかと思いきや、フューレンでハジメと別れる際には彼の頬に接吻をして好意を口にする大胆な行為で彼に異性としてしっかり意識されている。

 狐人族特有の「コココッ!」という笑い声が特徴的で、性格は明るく社交的。ルアに商人として相手を見抜く才を磨かれているが、本人曰くまだまだ半人前。商売を第一としており善悪の意識はあまり持たない。争いごとは苦手らしいが、瞬歩や気配遮断を使える時点で戦えない訳ではない。

 

 好きなものはお金、小麦を使った料理全般。好きな色は金とピンク。お金を数える事は彼女にとって趣味というより商人として欠かせない日課であり趣味は人間観察と他愛もないお喋り。

 嫌いなものは知能の低い亜人、お金を粗末に扱う者。偏った宗教観や差別意識を持つ相手は商売相手として下の下、物を売る必要も買い取る必要も皆無と思っている。

 

 強い雄なら大抵好きの部類に入るのだが、性格の悪い者が多い狐人族は強いだけでなく()()()()()()()()()である事も番いの条件に含めることが多く。彼女も例に漏れずハンターとして強くなっていこうとするハジメを好ましく思う反面、彼の弱いところを探りたいと思っている。しかしそれはあくまで狐人として彼女が持つ側面であり、本心は相手に尽くす事を至上の喜びとしている。

 

 

ミュウ・メロウ 4歳

 本作のヒロイン?の一人。海人族の幼女、犯罪組織フリートホーフに奴隷として誘拐されていたが逃げ出し、フューレンの下水道で溺死しかかってたところをハジメとノイントに助け出される。

 

 元々はアンカジ公国の端にある海上都市エリセンで母レミアと二人暮らしをしていたのだが、外出中に二人きりのところを襲われてレミアは重傷を負い、フューレンまで連れてこられた。

 訳も分からず怖い思いをしてきた彼女は大人に対し恐怖心を抱いていた為、助け出された直後は暴れてハジメやノイントを引っ掻き逃げ出そうとしたが医師アランの説得でようやく自分が助け出された事を知り安堵の泣き声を上げた。

 

 その後は再びフリートホーフの人間に連れ戻される事がないよう、トレイシーの指示でハジメ達の旅に同行してエリセンまで送り届けることが決まった。

 しかしフューレンに滞在中、彼女の前に突如現れた魔王アダムが魔法をかけて、精神はそのままに肉体だけ17歳の少女として急成長をしてしまった。その際にアダムから指摘を受けて、ミュウはハジメに恋心を抱いていた事を自覚する。

 

 宿場町ホルアドでハジメがオルクス大迷宮から戻ってこなくなったという話を聞いて少し落ち込んだが、リンネ達の嘘に騙されて先に湖の町ウルへ彼女達と向かい、現在は水妖精の宿で看板娘兼従業員として働いている。

 

 見た目が女子高生、中身は幼女のとんでもない娘。原作と近い出会い方をして、ハジメがお兄ちゃん呼びを嫌わなかった為に彼のお兄ちゃん呼びが定着しつつある。彼に抱いているものは顔も見たことない亡き父から貰う筈だった父性というよりは歳の離れたお兄さん的な相手に向ける思慕の感情。原作ほど天真爛漫さが見えていないのは奴隷として監禁された期間が長く、無自覚のうちに精神が疲弊しているため。まだ精神が幼く善と悪が何なのかハッキリとは分からないが、自分にとって嫌な事をする相手=悪という認識は持っている。当然だが戦闘力は皆無である。

 

 好きなものはレミアとエリセンの人達、ハジメお兄ちゃん。好きな色は青と緑。お人形さん遊びや絵本を読んでもらう事が好きだが、ハジメに好意を向けてからはそれを卒業しなきゃいけないと思って苦悩している。

 嫌いなものは怖い大人、怖いモンスター、レミアと離れ離れでいることが寂しいと感じている。

 

 まだ恋というものが何なのか分からず、彼女の心の中で好きと嫌いに分かれている。レミアや優花達の事は勿論好きだが、ハジメに対する好きがそれとは少し違うことを自覚している。だが自分と彼の歳の差で結ばれる可能性が低いことも何となく理解しており、そのことを意識すると胸が苦しくなる為、あまり考えないようにしている。

 




 こうやって書くと主要人物、殆どが異性に求めるものが大きすぎるし重すぎる…!まともなのがアルテナとミュウくらいしかいねえ…各ハンター達もクソ重いし帝国勢、公国勢も…うん…空気感の軽い純愛出来そうな要員が今のところ清水くんだけとかどうなってんだこの作品。

感想、質問、ご指摘等お待ちしております。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。