モンスターハンター・トータス2   作:綴れば名無し

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 ハルツィナ樹海は主に三つの区域で特徴が分かれている。
ゲブルト村やフェアベルゲンの集落がある中央の鬱蒼としたジャングルのエリア。
北へ進むと広がる山岳エリアは緑が減っていき、東に進むとブルックの町に繋がる街道へ出る。
南には湿地帯と川で繋がる水源エリアの他に陸珊瑚(おかさんご)と呼ばれる陸生の珊瑚が長い年月をかけて成長し、高低差のある台地が広がっていた。

 クエストリーダーのシグは丘の途中で街道を逸れて山岳エリアに向かっている。
彼らの目的は樹海でしか手に入らない”深層シメジ”の採取・納品。
これまで深層シメジが多く発見されたのは山岳エリア。事前の調査でそれを知っていたシグは、村を経由してベースキャンプから向かう正規ルートを無視する方法を選んだ。

 山岳エリアには温厚なモンスターが居らず、飛竜種や獣竜種といった比較的サイズの大きいモンスター達が巣を作り、近隣を狩り場にしている。
普通のハンターであれば、自ら危険を冒すような真似はしないのだが……
この三人――――――特にリーダーのシグはその逆をゆく。
敢えて危険を冒し、場数を踏むことで自らの名声に箔をつけ、確かな強さを得られるのだ。
言葉にすれば簡単だが、彼は……()()()()()を持ち合わせていなかった。







―――グルヴォオオオォォォ!!!

 山岳エリアの最下層、菌糸類が群生する場所の中心でディノバルドが吠える。
相対するシグ達…ラウラとグランツの手には深層シメジが抱えられていた。
咆哮に怯む二人の前に立つシグ一人だけ、涼しい顔で相手を見据えて口を開く。

「お前らキノコ(そいつ)は後回しだ。先にこいつをブチ殺す」

「ええ…態々戦わなくてもいいじゃん。今回は採取がメインなんだしさ~」

「諦めろラウラ。向こう(斬竜)あいつ(シグ)も、お互い逃がす気はないって顔に書いてあるぜ」

 二人がスゴスゴと諦めてアイテムポーチへと深層シメジをしまっている間、太刀を抜き放ってシグはディノバルドの真正面へと駆け出していた。
ディノバルドは後ろへ下がった―――ように見せかけて尻尾の大剣をシグの頭上へ振り下ろす。
しかし彼は切っ先が届く直前で斜め前へと転がってそれを躱した。

 尻尾を叩きつけたことで後ろを見せたディノバルドは体勢を立て直す時間がかかる。
その隙を逃さず足下に辿り着いたシグは踏み込み切りを食らわせた。
足の表皮が裂けて血は出るが、血の量を見て大したダメージになっていないとシグは毒づいた。

「チッ、浅かったか」

 ディノバルドはサイドステップで再びシグと距離を取り、側面から噛みつこうと突進する。
シグは横目でディノバルドの動きを追いながら、奴がさっきまで立っていた前の方へ転がった。
当然噛みつきは失敗に終わり、転がった彼の背後でガキンッ!と牙を嚙合わせる音が響く。

「ハッ…カスみてえな攻撃、俺には当たらねえんだよ!!」

 背を向けた状態から背後のディノバルドへ振り返り、ディノバルドの横っ面を太刀で突く。
威力の低い攻撃だが、足よりも肉質の柔らかいディノバルドの顔に刃が深く突き刺さった。

 窪んだ瞳の奥が彼の姿を映し出し、顔を覆う鱗がざわめきだした。
刺した刃をすぐさま引き抜いて、シグは更に切り上げ、振り下ろしの二撃を放つ。

 そこへ、深層シメジを収納したグランツとラウラの二人も参戦する。
完全に二人の存在を度外視していた結果、ディノバルドの胴体はがら空きだった。

「隙ありぃ!」

 鋭利な見た目のスラッシュアックスを斧の状態にして突進斬りで仕掛ける。
顔の方に向かって斜めに走るグランツは薙刀のような見た目の操虫棍を構えたまま、左手にセットされているハサミのついた巨大なカナブンもどき”猟虫”をディノバルドの顔目掛けて飛ばす。

「ほいっ、と…頼んだぜ!」

 シグに執拗な攻撃を繰り出そうとしたディノバルドだったが、猟虫が反対側の目を執拗に攻撃したことで動きが止まり、立て続けにラウラからの斧状態でのぶん回しを喰らって遂には怯んだ。
その隙を彼が逃すはずもなく、兜の奥で凶悪な笑みを浮かべる。

「余裕かましてンじゃ……ねぇぞ!」

 間髪入れず”気刃斬り”から”気刃大回転斬り”のコンボ技を叩き込む。
通常のハンターであればそこで太刀を納刀する為、大きな隙が出来る筈だが―――彼は背中の鞘を左手で持ち左腰に添え、片手で太刀を回しながら左腰の鞘へと納刀する。
それは太刀使いの中でも熟練の使い手しか知らない”特殊納刀”の構え。

「………」

 立て続けに三人からの攻撃を受けたディノバルドの体は、熱を帯びて怒り状態へと移行する。
当然足下に群がる三人を怯ませるほどの咆哮を行うのだが―――この時はそれが悪手となった。
鼓膜を突き破る程の爆音が鳴り響くまでの一呼吸…彼にとって充分過ぎる隙だ。

「―――ぜぇらああああぁぁぁ!!」

 怒号と共に瞬く間に鞘から抜いた太刀を逆袈裟に振るう。
開きかけたディノバルドの下顎を、電撃の迸る刃が切り裂いた。
それだけでは終わらず、シグは持っていた鞘を投げ捨てて逆袈裟に振った刀を両手に握り直し、刃の向きを変えて袈裟斬りを繰り出す。
”特殊納刀”からの繋ぎ最速のカウンター”居合抜刀斬り”だった。
同じ個所を二度切り付けられたことで咆哮は遮られ、再度ディノバルドは怯む。

 再び”気刃斬り”の連撃と”気刃大回転斬り”を放ち、太刀の刀身が白銀から黄金に光り輝く。
追撃の一手と言わんばかりにラウラは剣斧を握る手元のに目を向ける。
剣斧最大の特徴である”スラッシュゲージ”の薬液充填量が最大充填が終わっていた。

「じゃあこっちも――――――いくよぉっ!!」

 ハンターの武器種中、最大級の攻撃のリーチを誇る斧が音を立てて()()する。
竜人族から伝わった工房技術の一つ、銃槍(ガンランス)に並ぶ変幻自在の斬撃武器。
刃が回り、火花を散らしながら武器の形が斧から巨大な剣へと変わっていく。
瓶に詰められた薬液が刃へと伝わり、素材単体では成立しない特殊な力を生み出す。

「お、りゃ、りゃりゃりゃぁぁぁ!!」

 彼女の持つ剣斧に付与された”強撃ビン”は武器の攻撃力を更に増加させる。
斧に比べて平均的なダメージの剣だが、それを手数と薬液の力で補う。
赤い光の軌跡を斬撃で描きながら、ラウラの振るう剣斧がディノバルドの足を切り刻む。

「こいつで……!」

 怒涛の連続攻撃を喰らって、ディノバルドの忍耐力も限界だった。
そこへグランツは更なる追撃の為、操虫棍を使って空中へと舞い上がる。
猟虫が集めてきた特殊な”エキス”で使用者であるハンターの肉体を強化。
飛び道具でない限りは届かない、ディノバルドの背部に向かって刃を振るう。

―――グルオォォォ…!

 足下がふらついたディノバルドが地面へと倒れれば、そこからは一方的な蹂躙が行われる。
頭部の部位破壊を執拗に繰り返すシグの”気刃斬り”による猛攻、足から胴にかけてラウラの剣斧は薬液の効果を最大限発揮する大技”属性解放突き”を放ち、猟虫のエキスにより強化されたグランツの操る操虫棍の連続攻撃。

 ようやく起き上がったディノバルドは野生の直感でようやく理解し、恐怖する。
小さく、貧弱に見えた目の前の三人が()()()()()()()()()()()()()

 唸り声をあげて、弱みを見せないようにディノバルドは移動を開始した。
山岳エリアは住処として申し分ないが、ディノバルドにとって戦いづらい場所である。
もっと開けた場所であれば、自慢の尻尾を存分に振るうことが出来る。
それでこの三人を仕留めることさえできれば、深い傷を負ったとしてもなんとかなるだろう。
背を向けてエリアを移動するディノバルドに対し、シグは怒鳴り声を上げて追いかける。

「―――逃げんな!待ちやがれテメェ!!」
「おいシグ、お前目的を忘れてるんじゃないだろうな!?」
「あっ!!もうっ、シグもグランツも置いていかないでよー!!」

 先に武器をしまっていたシグに対し、やや遅れてグランツが焦りながら後を追う。
更にその後ろを”属性解放突き”の反動で斧の状態に戻った剣斧を畳んで背負うラウラが走る。

「だからお前は防具に”納刀術”つけておけってあれほど言っただろうが!」
「そんなのつける余裕なんてないもーん!だったらグランツが装飾珠を作って私に頂戴よー!」

「こっちもそんな余裕ねえよ!?お前とあいつにアイテム貸して貧乏なんだよ!」
「アタシもアタシでお金カツカツなの!っていうかこのままだと山岳抜けちゃうよ!?」

「くっそ、あいつ”ストライカー”の癖に…太刀はスタミナ気にせず戦えていいなぁ!」
「だったらグランツは”エリアル”辞めればいーじゃん!アタシみたく”ギルド”のままとか―――」

「お前らぁ!!なぁにペチャクチャ喋ってンだ!?さっさと来いやぁ!!」

「「分かったから先走ってんじゃねえ!!この頭ドスファンゴが!!!」」

―――と、こんな感じに騒ぎながら三人は山岳エリアを抜けて、ジャングルのエリアに入った。
ディノバルドは木々を薙ぎ倒して樹海を飛び出した先で別の集団と遭遇し、それを追ってきた三人も、その集団の中に見慣れた者達の姿を見つける事となる。



灼熱の刃を討つ

 

 まさかこんな時に、こんな所でシグ達と再会するとは思わなかった…

けど今はそれよりも眼前で立ち止まり、此方を威嚇するディノバルドが問題だ。

 

 ジャグラス程度なら何十匹襲って来ようが、なんとでもなる。

だがディノバルド並みにデカいモンスターが暴れた場合、流れ弾でクラスの奴らが死ぬ。

後ろでシグの怒鳴り声を聞いて唖然とするシアに振り返って、俺は負けじと大声で叫ぶ。

 

「シア!リーナ達と合流して、村まで全速力で戻れ!!」

 

「っ!?…わ、分かりました!!ハジメさんは―――」

 

斬竜(こいつ)を……此処で仕留める!!」

 

 サッと身を翻して丘を駆け下りていくシアの方から前へと向き直り、ディノバルドを睨む。

向こうも俺に敵意を剥き出しにしており、剣のような尻尾が地面をバシッと叩いた。

叩いた瞬間、尻尾の切っ先と触れた植物が切り裂かれているのを見て内心ぞっとする。

 

 俺は斬竜と戦った事がない。

目の前にいるこいつは、大迷宮で戦ってきた相手とほぼ同格か…或いはそれ以上。

一つ違う点があるとすれば、こいつは明らかに弱っている。

その理由は、こいつの真後ろから聞こえてくる怒鳴り声の主が教えてくれた。

 

「格下ァ!!俺の獲物横取りするンじゃ――――――!?」

「おっと、肩借りるぜシグ。ほい、ほい到着…っと」

 

(っ!?なんだ…今のグランツの動き…跳んだ?)

 

 怒鳴り声を上げようとしたシグの背後からグランツが跳び上がり、シグの肩に足を掛けて更に空中高くへと上昇すると、操虫棍の技を使って俺の眼前に降り立った。

途中でディノバルドの背の軽く超えた空中移動は、操虫棍の基本動作だ。

 

 だが、最初に行った跳躍は操虫棍を使っていない状態で行われた。

重い装備を見に纏うハンターが、あれほど高度な跳躍を行うなんて話は聞いたこともない。

だから目の前で起こった光景に俺は目を見開いて驚愕していた。

肩に足をかけられたシグは前のめりになって踏み止まり、グランツに吠える。

 

「グランツ!テメェ、どういうつもりだゴラァ!?」

 

「いーから此処は俺に任せて、お前はラウラとそれの相手しててくれよ」

 

「ぜぇ、ぜぇ、ひゅう…あんた…ら…置いていかれるかと…思ったわよ…」

 

 シグの背後から肩を上下に揺らしながら呼吸を整えるラウラが顔を出す。

シグはまだ何か言いたそうにしていたが、ディノバルドの視線がシグの方に向く。

俺はグランツと向かい合い、シグとラウラはディノバルドの相手をすることになった。

 

「久しぶりだなハジメ。帝都で別れて以来か?」

 

「…久しぶりだなグランツ。けど、今は悠長に話をしてる場合じゃ―――」

 

「分かってるさ。シグには後で俺から言っておく。此処は一つ、共闘といこうか?」

 

「…あぁ」

 

 さっきの動きについて聞きたかったが、それは後にした方がいいだろう。

のんびりとした様子で喋るグランツの背後で、ディノバルドが二人に襲い掛かった。

口から吐き出された真っ赤なマグマのような半固体のブレスを吐き出す。

 

 太刀を抜いたままのシグは当たる直前で転がって避け、ラウラもそれに倣ってブレスを躱す。

地面に付着した真っ赤なそれは、火柱を上げて数秒の後大爆発を起こした。

あれが獣竜種でも五本指に入る脅威の存在たらしめるディノバルドの攻撃の一種”劫火の砲弾”

 

(当たったらヤバいな…それに着弾後も気をつけないと…)

 

「よし…それじゃ、行くぜ!」

「応ッ!!」

 

 オーダーレイピアを抜いた直後に”鬼人化”

グランツの脇を通り抜けてディノバルドへと迫る。

グランツはさっきと違い、操虫棍を使って空中へと舞い上がり攻撃を仕掛けた。

 

 俺が狙うのは足一択。

双剣のリーチじゃ地面から離れたところにある胴体へ攻撃を当てるのは難しい。

顔の位置は胴より低いから、狙う事は出来るが、未知の相手に正面切っての戦いは避けるべきだ。

 

 同じく足狙いで来ていたラウラと目が合う。

あの防具は…見たことがないな…飛竜種の素材じゃないって事だけは分かる。

毛皮の質感的に牙獣辺りか…?見た目がアイヌの民族衣装っぽいのも見てて新鮮だ。

 

「や、ハジメくん。―――随分と個性的な装備を着てるんだね?」

 

「手持ちの素材じゃ、統一するのが難しかったんだよ。これでもスキルと属性耐性にはそれなりに気を配って作った方なんだぜ?」

 

「成程。後でじっくり聞かせて貰おうか…なっ!!」

 

「そうして…くれっ!!」

 

 話をしながら、ラウラは剣斧を斧の状態でぶん回し、俺は双剣で切り刻む。

お互いに武器が誤って当たらないように気を遣いながら、狙う足を目線で教える。

俺は左足を、ラウラは右足を。ディノバルドが動いたら今度は逆を。

 

―――グルルルッ!

 

 唐突に、ディノバルドが尻尾を近くの岩場で擦り始めた。

太陽の光が反射して、鈍色の輝きを放っていた尻尾の全体が赤熱化し始める。

発火性の強い鉄分を含んだそれに摩擦熱を蓄積させたことで起こる現象”尻尾赤熱状態”だ。

 

 ハンター達からは尻尾の部分だけを指して”灼熱の刃”と恐れられている。

怒り状態の時にあれを発動されると、こっちとしてもより注意を払う必要があった。

だが、そんなの知った事かと言わんばかりにシグは奴目掛けて突っ込んで行く。

 

「格下が一人加わったからってぇ!!俺達のやる事ぁ変わらねェンだよォォォ!

 

「…さっきから格下、格下と…人を下に見てんじゃねぇ!!!」

 

 こんな時に言うのもなんだが、俺はシグが嫌いだ。

そして向こうは俺よりも俺のことが大っ嫌いだ。

同期であいつと仲良い奴なんて、それこそ此処にいるラウラとグランツくらいしかいない。

 

 でも、嫌いである云々を抜きに…シグのハンターとしての腕は同世代で群を抜いている。

教官に教わった通り、初心者らしい動きを覚えて実践するだけなら俺とレイが一番だった。

シグは訓練所に入った時から、既に上位ハンター並の立ち回りを披露していた。

 

 罵詈雑言を吐きながら太刀を振るうシグは、兜で隠れて表情こそ読めないがモンスターの位置だけでなく、周囲にいる俺、グランツ、ラウラ…三人の位置取りを()()()()()()()()()

 

 攻撃リーチの広い太刀をどう振れば味方に当たらないか。

どのタイミングなら動き回るモンスターと味方の距離を一定に保てるのか。

あらゆる側面から狩りを俯瞰し、困難な状況も即座に切り抜ける。

天性ともいえるハンターの才能がシグにはあった。

 

「――――――!!」

 

 死角外から迫る尻尾の叩きつけを”見切り斬り”で避けて”気刃大回転斬り”で反撃する。

太刀使いではルゥムさん以外に見た事はなかった”特殊納刀”からの”居合抜刀斬り”も使う。

 

 あの場では咄嗟に共闘の二文字が脳裏を掠めたが、今はその言葉が消えている。

ハッキリ言って俺は未知の相手に恐る恐る切り込んでいくのがやっとだった。

対するシグは攻撃の手を休めることなく、ディノバルドをどんどん追い詰めていく。

 

 次の瞬間、シグが攻撃していたディノバルドの頭部の下…紅い光が灯っていた喉元が爆発した。

ディノバルドは悲鳴を上げながら仰け反って、横向きに倒れ込む。

 

 臨戦態勢となったディノバルドが喉元にさっきもブレスとして吐き出したマグマのような半固体の物質を溜めることは知っていた。その状態を”ノド溜め状態”と呼ぶことも。

だが頭部を攻撃したことで、口内のマグマが爆発するというのは初耳だった。

 

「こいつでトドメだ!!」

 

 シグの勝ち誇った声でハッと我に返り、距離を詰めるラウラとグランツに俺も続いた。

”鬼人化”からの連撃を叩き込めば、他三人の攻撃も合わさりディノバルドを倒せる。

そう思って三人を見た時――――――俺は異様な光景に目を見開いた。

 

「―――――――――は?」

 

 シグ、ラウラ、グランツの三人が取った行動が何だったのか、全く理解出来なかった。

太刀とシグ自身が纏うドス黒いオーラを乗せたバックステップからの回転斬りと時間差で発生する斬撃、燃えるようなオーラを纏ったラウラの巧みなバランス感覚によって制御された斧の状態から繰り出される連撃、さっきも見せたグランツの跳躍力と操虫棍による渾身の叩きつけ。

 

 時間にして五分にも満たない、あっけない狩りの終わりだった。

倒れてから起き上がることなく息絶えたディノバルドを前に、俺は呆然としていた。

 




 前書きの方が長くなってしまった……
ハジメはまだ狩猟スタイルも狩技も知りません(リーナ、アッシュも同様)
余談ですが作者の考える強さの次元
秘伝書(型)>>>各狩猟スタイル・狩技>翔蟲>スリンガー・クラッチクロー>初期
例外ハンターはぶっちゃけるとこれら全て(翔蟲やスリンガーといった本作に於けるロストテクノロジーは除く)を十全に使いこなせる化け物です。

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