村を出てから、ルゥムは街道沿いにある草むらで横になっていた。
ひと昔前なら彼女の様な少女が道端で眠るなど、盗賊に襲ってくださいというような自殺行為だが、今は盗賊も町の外に出て活動することが殆どなくなり、ハンター達は安心して野宿が出来る。
盗賊が外に出なくなった最大の理由…モンスターが襲って来ようとも、ハンターであるなら獲物が自分からやって来てくれるのだから狩る為に探し回る手間が省けて好都合だ。
「………?」
五分程度寝るつもりが、彼女が目を覚ましたのは夜明け前の事だった。
街道上を走る聞き慣れた鳥竜種の足音に気がついて、彼女はゆっくり体を起こすと、背中の太刀に手をかけて音のする方へ向かう。
自然に出来た洞穴の中に入っていった鳥竜種、クルルヤックはこの辺りではあまり見ない歴戦の個体である。狩ればそれなりの報酬がギルドから貰えるとルゥムは太刀に手を掛けるが、ある人に言われた事を思い出す。
『いいかルゥム、強いからって手当たり次第にモンスターを狩るのはよくないぞ。お前が作りたい装備の為とか、そいつに討伐依頼が出ているかとか、理由がある時だけ狩るんだ。同じ大地に生きる物である以上、理由のない殺しはしない。それが俺達ハンターだ……分かるな?』
それはかつてルゥムの師であったハンターが言った言葉だ。
今よりも精神が未熟だった彼女は、牙を剥く生物を等しく敵と見做して攻撃していた。そうでなければ大切なものを守れないと教わった―――否、正確には育ての親から
だがその考えは野性のそれであり、人間社会で生活を送るのに適していないと彼は言う。
ルゥムはそれまで誰の言葉にも従わなかったが、優しく強い彼の言葉には妙な説得力があったから、彼女は不思議と否定する気にはならず淡々と彼の言う事に従った。
…彼の傍らにいた、刃物のように尖った性格の太刀使いとしてのもう一人の師である女性は「理由のない殺しなんて、高慢ちきなクソ人間のお家芸じゃねえか!」と鼻で笑っていたが…
『―――リンネ、お前はもう少し優しい言葉遣いを覚えような。もっと女の子らしい振舞いを―――『おい!!オレを女扱いすんじゃねえブチ殺すぞ!この
ルゥムにそう教えてくれた優しいあの人はもういない。
父や母や弟のように冷たい墓標の下に埋められて、二度と目を開けず、動かなくなってしまった。
かつての育ての親から見て学び、継承した時と同様に彼女は彼の教えを忘れてはいない。
暫く目を伏せて懐かしい光景に浸っていたルゥムはクルルヤックから既に興味を失っており、寝すぎてしまった分の移動時間を取り戻さねばと踵を返そうとして―――
「ッ!!狩人の追手―――ウグッ…!?」
「バカッ動くな、傷が開いちまうぞ…!此処は俺が―――」
―――人の言葉が聞こえて足を止める。
彼女が再度振り返ると、そこにはクルルヤックの隣で剣を構えるフラウと幸利がいた。
当然ながらルゥムは二人と初めて会うのだが、彼女は幸利の顔を見て、少し前まで一緒にいたハジメや大迷宮で助けた子供達に気配が似ているなと思い「知り合いだったりするのかな?」なんて暢気に考えていた。
「………??」
「「っ!」」
―――グ、ゲゲゲ…!
警戒する二人の様子を見て、ルゥムは「違うのかな?」と不思議そうに首を傾げる。
一方で彼女を村からの追手と勘違いして焦っている幸利。痛みを我慢して立っているのがやっとのフラウ。二人の横で全身の毛を逆立てて警戒するクルルヤック…言葉を解さないクルルヤックだけが、彼女から漂う尋常ならざる
「「「………………」」」
棒立ちで何もしてこないルゥムと、2人+1匹が見合ったままの状態は1分ほど続いた。
(このまま時間が経つのは俺達にとって不利か……なら――――――)
そこで幸利は彼女が何を思って沈黙を貫いているのかを確かめて、会話をすれば何かしらの情報を得られるのではないかと考えを巡らせて質問を投げかける。
「どうした、俺達を捕まえないのか?」
「………??」
彼の問いかけに対する彼女の返答はない。
5秒経っても10秒経っても、キョトン顔のまま首を傾げて微動だにしないルゥムを前に、敵側の相手であるにも関わらず幸利はツッコミを入れてしまう。
「いや、なんか喋れよ!?目の前にいるのは魔人族だぞ!」
「………??………!」
彼の言葉の意味は理解できるが、ルゥムには難しいことがよく分からない。
国の情勢とか、種族の争いとか、神がどうとか…周りがあーだこーだと喋っているのを彼女はぼんやり聞いているだけで殆ど理解していなかった。それは狩りに役に立つ情報ではないから、思考を割く理由がなければ彼女にとって他人の会話はその辺から聞こえる獣の鳴き声と大差ないのだ。
だがこういう時、誰かが怪我をしていたら周りの人々がいつも怪我を治そうとしていたなぁ…と過去の記憶がフラッシュバックする。目の前の2人と1匹にもそれが必要ならばと、唐突に懐をゴソゴソし始める彼女を見て、また二人はビクッとして武器を構えるが―――
「………♪」
「何を―――ッ?なんだこれ、体の傷が―――」
「ッ!痛みが…引いていく」
彼女がアイテムポーチから取り出したのは”生命の大粉塵”…本来はパーティーを組んだハンター達が自分を含めた仲間の怪我を回復する際に用いるアイテムなのだが、少し前にオルクス大迷宮で普通の人―――彼女から見た神の使徒も、その辺の町行く人も等しく一般人扱い―――にも効果があることを確認出来たので、彼女はその時と同じ感覚で使ってみる。
淡い緑色の粉が触れるとみるみる内に彼らの外傷は塞がって痛みが引く。前にアダムから渡された回復薬を飲んだ時と似ている感覚だな…と思う幸利と、治癒魔法とは異なる回復効果の初体験に戸惑うフラウ。傷が癒えても毛が逆立ったまま警戒するクルルヤック。
「……(コクコク)」
「……なんで助けてくれたんだ?」
幸利の質問にルゥムは答えず、ただ元気になって良かったねと頷く。
事情はどうあれ子供が怪我をしていたら放ってはおけない…これもあの人の教えだった。
「……(コクコク)」
「いやだから―――……あぁ、もう分かったよ。理由は知らんが喋らないタイプなのねアンタは。世界は広いから、そういう人もいるってことで納得するよ…」
「そ、そのようなことで納得されるのですか…?何か狙いがあるのでは―――」
「流石にねーよ。此処までぼけっとした追跡者なんざいるか?」
「……た、たしかに……仰る通りです」
一向に口を開こうとしないルゥムに呆れつつ、こちらを害そうとする意思がないと判断して武器を下ろす幸利、フラウは少し軽率ではないかと内心思うが警戒だけは緩めた。
クルルヤックがまだ警戒しているのを「ほら落ち着けって」と宥めつつ幸利は再度話しかける。
「…まぁ一応助けてくれた訳だし?礼は言っておくよ…ありがとう」
しかし助けられたからといって、彼らにとっては状況が好転したわけではない。
自分達が人間族の支配地域にいることは変わらず、いち早く此処から逃げなければ…
そんな事を幸利が考えていると、ルゥムがそっと手招きをしていることに気づく。
「………」
「……なんか、ついて来いって言ってる感じだけど…どうする?」
「…罠の可能性は限りなく低いと思われますが…いえ…しかし…」
今この場で敵意を見せないだけで、隙を見て二人を捕まえようと企んでいるのではないかとフラウは考える。傷を治したのは信用を得てから、拷問にかける為ではないかと…
だが、周囲に人間の気配は感じられない。
本当に目の前の女性は善意で自分達を助けているのではないかとあり得ない考えが過ぎる。
「―――敵地のど真ん中で孤立無援。こっから引き返して村ん中を突破しようにも、流石に警戒されてるだろうし、まずどの面下げてバルバルスに帰るんだって話」
「うっ…そ、それはそう…かもしれませんが…」
命令違反に任務失敗、2人がガーランド軍に戻ったとしても待っているのは軍法会議だろう。
フラウの処罰がどの程度になるのかはまだ分からないが、幸利は自分がどんな目に遭うか察しがついていた。…だからといってこのまま戻らないという選択肢も彼らにはないのだが…
「とりあえずはこの人に着いていってみようぜ。もし帝国軍に俺達を引き渡す素振りを見せたら、そん時ゃまた全力で逃げるしかねえ。…どうする?」
「…私は貴方の部下です。貴方がそうするのであれば従います」
「よし!―――それじゃアンタについていくよ」
こうして一時の間ハンター、元神の使徒、魔人族、モンスターの奇妙な組み合わせが出来た。
樹海に起こった異変の元凶、イナガミを倒したことで最悪の事態は免れた。
けどフェアベルゲンの亜人族は命を落とした者も少なくない。再びフェアドレン水晶の力が効かなくなった時、彼らは今回よりも更に苦しい状況に追い込まれる。
まだ安心できない。これからのことを話し合わなければならない。
……それくらい考えれば分かることだと思うんだが……
「いい加減にしろ!!貴様等は先祖が守った土地を捨てろというのか!?」
「うるせえ!こんな危険な場所にいつまでも住んでいられるかってんだ!お前らだけ此処に残ってればいいだろうが!」
「教えを守ってこのザマだ!お前らは自分達の族長を失ってないからそんな事が言えるんだろ!」
(…なんで亜人同士で言い争い始めちゃうかねー…)
あの後、アルテナに抱きしめられた俺は彼女を落ち着かせて仲間達と集落に戻った。
俺達が戦っている間、治癒師の白崎は予想以上の活躍で、重傷の患者を一人残らず完治させた。
流石に力を使い果たしたのか、いま彼女は木の根に凭れ掛かって休憩している。
その頑張りを近くで見ていたアレーティアは「想像以上」と感嘆の息を漏らしていた。
どうやら集落に着くまでの短い間に彼女が教えた魔力の使い方…俺がかつて王国の図書館で目にした不可能とされる魔法の無詠唱発動と呼ばれるもの。彼女はそれをあっという間に実現してしまった。
(…そういえばイナガミとの戦闘中に俺も無詠唱の”錬成”をしてたな)
―――なんて暢気に思考の海に浸って現実逃避をしたいが、亜人族の怒号がそれを掻き消す。
白崎に治して貰ったであろう虎人の戦士と熊人の戦士が言い争いを続けている。
俺はどちらの言い分も理解出来る。
先祖代々の~とか抜きにしても、住み慣れた土地を離れて生活することの大変さはこの世界に召喚されて嫌というほど身に染みている。土地を離れるにしても今すぐにではなく、準備をしっかり整えてからの方がいいだろう。…彼らにその気があればの話だが、あの様子からしてその可能性は皆無に等しい。
この場所からすぐに逃げたいという意見も分かる。彼らは死ぬほどの恐怖を植え付けられたのだから、一刻も早く安全な場所に逃れてしまいたいのだろう。かつて神の使徒から逃げた俺もそんな気持ちだった。だが…この世界のどこに安全と言い切れる場所があるのだろうか。
「…いつまで不毛な言い争いをしている?」
「何だと!?死に損なった奴が偉そうに!!」
「貴様には関係、引っ込んでろ!」
彼らの言い争いに割って入ったのはアルテナの母アイリスだった。
彼女は罵倒する彼らに無言で殺気に満ちた怒りの表情見せ、一瞬で彼らを怯ませる。
後姿からでもその強い圧が伝わってくる。…モンスターの放つ殺気に比べれば大したことはないかもしれないが、まともに正面から受けたくはないな…思わず武器に手を伸ばしそうになった。
その圧力は王国騎士団長のメルドさんと、帝国の戦姫と呼ばれるトレイシーさんに匹敵するか……もしかすると彼ら以上かもしれない。
「…ハジメ様、改めて後ほどお礼をさせて下さい。今は…」
「亜人族同士、話し合う必要があるんだろ。俺に構わずいってこい」
「はいっ。ありがとう御座いますハジメ様、ハンターと村の方々も…」
母親の殺気を前に、少しだけ怯んだ様子のアルテナだったが、毅然とした態度で彼女達の方へと歩いていき、その途中で俺達の方に振り返り、静かに頭を下げた。…アイリスには彼女の態度を少しくらいは見習って欲しいと思ったが、言葉には出さないでおく。
それから暫くの間、集落の中に散っていた村の人達を集めて帰り支度を整える。
白崎の頑張りで怪我人の手当ては完了した。荷物を下ろして、食料などを女子供中心に配っていく。
最初は警戒していた彼らも、安心から疲れがどっときて背に腹は代えられないと悟ったのか、食料を受け取った時に小声で感謝の言葉を口にしたり、無言で頭を下げるくらいの反応をしてくれた。
そうこうしているうちに亜人族の生き残った長老、族長による話し合いが終わった。
アルテナの祖父アルフレリックを先頭に近付いてくる彼らが呼んだのは俺とシアの二人。
「――――――今回の件、フェアベルゲンの亜人族を代表して長老一同、君達に感謝している。初めて会った時の無礼をなんと詫びたらよいのやら…特に兎人族の者達には、あれほど酷い目に遭わせたというのに…」
「…アルテナに頼まれて、俺はその頼みを聞いただけだ」
「……私はただ…母が生まれたこの場所を守りたかっただけです。…それにアルテナさんが…友達が困っていたら助けるのは当たり前のことですから」
迫害されてきたことに対する彼らの申し訳なさそうな態度にシアが触れなかったのは、彼らが心の底からそう思っていないと察したのだろう。それは隣にいる俺ですら分かるほどに露骨だった。
話しているアルフレリックは本心かもしれないが、後ろにいる他の種族の長老の何人かが嫌そうな表情を浮かべているのだから。
年を取れば頑固になるとよくいうが、こいつ等は筋金入りだな。
バカは死んでも治らないが此処まで似合う奴らを王国以外で見る事になるとは思わなかった。
「…友達…か」
そう呟いたアルフレリックの表情には喜びや嫌悪ではない…どこか悲しそうな雰囲気が漂っている。
何故そんな顔をするのか分からなかったが、直後俺達は予想外の言葉に驚愕した。
「…君達の助けには感謝する。…そして、申し訳ないがこの場で宣言させてくれ。―――相互不可侵の条約を破ってしまった不肖の孫娘アルテナを、今日限りでフェアベルゲンから追放する」
「――――――は?」
怒りに満ちたその一言は俺の発したものではなかった。
出会ったから初めて見た…シアの「理解出来ない」という表情に満ちた怒りの空気。
目を大きく見開き口が半開きのまま、兎耳の毛がピリピリと逆立っていた。
だがその怒りは理解出来るし、なんなら俺自身も一瞬で腸が煮えくり返っていた。
俺もシアも、激戦の後だから疲労から来る冷静さで辛うじて理性を保っていた。
アルフレリックの言ってることも分かるし、その理由も少なからず理解しているつもりだ。
「……それを俺達の前で言って、俺達にどうして欲しいんだ?…テメェ等を助けて欲しいと頭下げたアルテナに対して…このクズ共が―――「おやめ下さいハジメ様っ」―――アルテナ?」
振るう拳は出ないが、我慢の効かない俺の口から、出るわ出るわ罵倒のオンパレード。
だが怒りは途中で割って入ったアルテナの制止によって止められてしまう。
彼女の目端には、少しだが泣き腫らした痕が残っている。
それで余計に隣で我慢していたシアの奥歯がギリッと音を立てた。
さっきまで嫌そうな表情を浮かべていた一部の長老が、今度は恐怖の面持ちで後退りしやがった。
「これは掟を破った私に課せられた当然の罰なのです。私のために怒って下さるお二人の気持ちに嬉しく思いますが、どうかこの場はその怒りを収めてくださいまし。…お願いですわ」
「ッ…なんで―――「シア、本人がここまで言うなら…分かってるだろ」~っ!!」
追放される本人が罰を受けることに納得してるのなら、俺達が異議を唱える意味はなくなってしまう。…異議を唱える意味はなくとも、理由はあるんだけどな…少なくとも俺よりシアは友達の為に怒った。シアの肩にポンと手を置いて諭すと、彼女は目の前の長老たちを視界にすら入れたくないのか顔を背ける。…俺も背けたいがややこしくなるので我慢した。
アルテナは静かに微笑むと、祖父アルフレリックの方へ向き直り静かに頭を下げた。
「条約破りの罰、甘んじて受け入れます…
彼女がアルフレリックのことを「お爺さま」と呼ぶことは二度とないのだろう。
頭を下げたアルテナの姿から少しだけ、肉親との別れの寂しさが伝わってきた。
…これ以上、この場に留まって彼らと話をする必要もない。
アルテナが兎人族と同様にフェアベルゲンを追放されるというなら――――――
「―――娘の罪は親である私の罪も同様だ。…族長の座を返上し、私も追放されるとしよう」
「なっ―――!?」
「っ!?お母様なにをっ――――――」
アルテナに手を差し伸べようと決意した次の瞬間、思わぬところから声がかかった。
そこには弓と矢筒、僅かな旅の道具らしき荷物をまとめたアイリスの姿があった。
長老・族長達の中に姿が見えなかったと思ったら、いきなり現れてとんでもない事を言いだした彼女にアルフレリックは目を見開き、アルテナも信じられないといった様子で固まっていた。
「本来であれば兎人族と同じように一族全員がそうされるべきであろうな。…だがあの時と今回とでは事情が異なっている。故に私が同様の罰を受けることが最も相応しいと判断した」
「なっ、バカを言うなアイリス!お前がいなくなっては戦士達の統率は誰が執るというのだ!?多くの種族が上に立つ者を失い秩序が乱れているというのに―――」
「指揮ならば戦士団の団長を務める狼人族のゴートがいるだろう。私は所詮、魔物すら満足に仕留められん無能な森人。それに
先ほどのアルテナに向けた冷徹な態度から一転して焦っている様子のアルフレリック。
孫娘どころか実の娘すらいなくなるとは想定していなかったのだろう。…しかも自分から言い出すなんて想像すらしていなかったという顔だ。俺も流石に面食らったが。
さっきの失礼な態度を抜きにして、ちょっとだけアイリスの評価が変わった。
「既に私の方からゴートの奴に話は通してある。私が気を失っている間に、どんな心境の変化があったのかは知らないが、誇り高い狼人族にしては随分と聞き分けがよかったぞ」
「ぐっ…!だ、だが…アイリス!追放された後、お前はどうするというのだ!?」
「そんなの決まっている。娘のした事を帝国の皇帝に話して、彼らの法の下で然るべき罰を受ける。…それがたとえどのような辱めを受けることになろうとも…それで娘の罪を償えるなら、この命すら捨てることも厭わない」
「なっ…なっならん、それだけは断じて許さんぞ―――」
「お、お待ちくださいお母様!罰を受けるべきは私です!何故お母様がそのような―――」
「言っただろう子の罪は親の罪も同様だと―――」
ハイピスト親子孫による言い争いが始まって、俺達はそのやり取りを黙って見つめることしか出来なかった。
アイリスさん、ちょっとだけ雰囲気変わったかな…?アルフレリックさん孫よりも娘の方が大事だった説(だからアイリスが目を覚まさない間、抜け殻みたいになってた)まとも寄りの人ではあるんですが…
逆に前書きで過去あんな態度取ってた人がどうして今の頼れる風お姉さんに進化したんだ…
最後のやり取りで名前だけ登場したゴートさん(原作でもちょい役の人)はシアが少し前に助けた狼人族ですね。
感想、質問、ご指摘等お待ちしております。
立ち直ったついでに…
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