ーーー気付かぬうちに能力を得ていた
ーーー気付かぬうちに世界を塗り替えていた
ーーー気付かぬうちに世界を破滅に向かわせていた
ーーーとあるクリーチャーとなった異世界人の話
ーーーここはどこだ
荒れ果てた大地だけがある、そしてやけに景色が高い、足…の感覚は無い、根を張っている様な感覚だ…手は…動かせる、泥で出来た右手、水で出来た左手…頭の中にある自分の能力らしきもの
ーーー魔力を消費して物質呪文を唱える
ムルドローサだこれぇ!? えぇっと、昨日確かエレメンタル限定統率者大会して、怒りの座のオムナスリーダーのヤツが、エレメンタル出しまくった挙げ句に絶滅の星とか撃って、更地にした後にバーンダメージ出そうとしたから、創造の座の方のオムナスリーダーのヤツが即時却下で流して、耳障りな反応を怒りの座のヤツが唱えたから、大渦の放浪者リーダーのヤツが旋風のごとき否定唱えたら、まさかの赤霊波で打ち消して全員仲良くぶっ飛んだ、そこで記憶が飛んでいるので
「今度会ったらアイツ殴る」
しかしここがファンタジーの世界なら面倒だな、明らかに私はモンスターだ、いやタイプはクリーチャーなんだけども、取り敢えず使える一覧見るか
あ…この一覧…私のデッキそのまんまだわ、でもヤロクないな…うん? もしかして吸収してる? 試しに…ゼンディカーの乱動と死者の原野をプレイっと、ゾンビとエレメンタルが2体ず…つ? いや4体ずつ出たな、ということは倍増の季節も取り込んでると、無敵では? アショクの消去で2つ呪文打ち消せるし、ミジウムの干渉者も能力は使えるみたいだからこれも2つ呪文を反らす能力だ、4つまでなら同時に対抗出来るなら簡単だな
後は…うげ…スカラベの神まで吸収してるってことは、時間が経てば死んでも復活可能、悪夢としか言いようが無いような、まあ私なんですけど…後は…黒き剣と外套、これで自衛しよう
えっと…他に使える呪文使える呪文…っと
ーーー後に…魔王すら侵攻を停止する程の空白地帯、皆呑みの荒地、帰らずの沼、墓場波と数々の異名で呼ばれる未開の地になるのだが、その主は知る由もない
「そうだ! ゼンディカーの復興者とニクス咲きの古きものをキャストして…あら…能力だけしか出ないのか…まあいいや」
ーーーちなみに、一般の魔法使いには大気中の魔力であるマナは、力であり毒である、取り込み過ぎれば体内で魔法として撃ち出す前に毒素によって体内を破壊されるのである、この大地全てにマナ発生2倍とマナ発生3倍が常時付与されており、体内の魔力…オドのみで魔法を撃たなければならず、間違って土地からマナを得ようものなら即座に過剰なマナが供給されて死に至る、それは魔族も例外ではなく、討伐不可能な、世界に危機をもたらすモンスターを放置するしかないというどうしようもない世界を…少しずつ広げている、それすら自覚が無いままに…世界は破滅に向かっている
「あっ! 意識の拡張と相殺みっけ! これで安泰だね!」
ーーー世界から魔法が消える日も近いかもしれない
ぶっちゃけ本気でムルドローサを統率者用に組んで、異世界で能力として定着したら無敵だと思うんですよ、神を片っ端から取り込んで、破壊不能やら死んでも手札に戻るやら得たら誰も倒せないと思うんですよ。
今回はそこにファンタジー特有のマナとオドの設定入れて、強化しまくったらこうなりました、ちなみに異世界での相殺君は魔法を察知した瞬間に同等のマナが自動的に迎撃するシステムです、勝てる訳がない。