家についた後、武器の整備を始める
シリンダーにOILをさしながら刀を抜く
その刀身は焼き焦げた様に黒い、というか焦げている
いつの間にやら手に入れた代物だ
いつかの博物館に展示されていた物を盗んだ
その見た目に相反してかなりの切れ味に目をつけたのだ
なお、それが幻想郷由来と気づいたのはつい最近のことである
どこで気づいたか、それは刃の根元に刻まれた名
そこに、博麗凛と書かれていたのだ
その後、刀を死に物狂いで洗った
その黒い汚れは意外と簡単に落ちた
そこには、ダマスカス鋼の様な模様があったのだ
しかも、蠢いていて、気持ち悪い
思わず鞘に納刀したのを覚えている
次の日、刃を確認すると、焼き焦げていた
焼いた覚えは無い
焼かれた覚えも無い
何か、怨念でも憑いているのか
まぁ、使えれば何でもいい
黒刀を鞘に戻す
そして横に置いた
M500の状態はかなり良い
良好なのを確認してホルスターに戻す
「あぁー…」
くいと背伸びをする
結構、寒い、痛い
冬とは行かないが、かなり寒い
刺すような寒さから逃げるように囲炉裏に火をつける
「温まるねぇ…」
コキリと首を動かす
なんつったて、体が硬い
このままだと柔軟運動もろくに出来やしないだろう
そう思い、散歩くらいはしようと立ち上がる
〇
森は今日もささやかだ
鳥は歌い、花は咲き誇った、綺麗な森
だが、命の危険が外の世界より高い
そんな危険な所を歩いていた時だった
「…?」
視界の隅に光る物があった
石の反射か、と思えばそういう訳でも無いようだ
近づいて目を凝らして見ると…それは
「…これは」
透明な丸水晶に数珠の様な土台
上には屋根のような物が着いている
それだけならただの高そうな置物だ
だが…そうは思えない
丸水晶はただ透明なだけでは無く、光り輝いている
かなり神々しい光だ、平服しそうになる…
「訳が無いがな、HAHAHA」
それを手で掴み、持ち上げる
特に、手が痺れるとか灰となるとかは無かった
人を選ぶとかそういう訳でも無いらしい
「…帰ろう」
そう思い、歩き始めた
少し、嫌な予感がしたのだ、こういう物があるのは
個人的にこんな物が道端に落ちているはずが無いのだ
左手で持ちながら、辺りを警戒する
「…」
空に気配
何やら長い棒を2本持っている様だ
友好的かはどうかとして、降りてきたソレに銃を構える
「何だ、お前」
そいつはミッのような耳がある
腰からは細い尻尾が伸びている
白のスカート、灰色の服
そいつは左手のソレを指指す
「ソレを返してくれないか?」
〇
「まぁぁぁーた無くしたってぇぇぇー!?」
「えぇ、そう…ナンデス」
ある虎柄の少女がミッネズミ少女に怒鳴られていた
虎柄の少女の名は寅丸星
毘沙門天の弟子である妖怪だ
その偉大な弟子をゲンコツと共に説教しているネズミ少女
彼女の名はナズーリン、妖怪だ
毘沙門天の弟子である星の目付き役をしている
ちなみに怒鳴っている理由は星が宝塔を無くしたからである
「あれが無いと聖が…!あぁぁぁー!何でこんな時に!」
「と、兎も角探さないと!」
「…どうせ私任せでしょう、ご主人」
「ど、どうか…!」
ナズーリンははぁと溜息をつくと、ダウジングロッドを持つ面倒だが、探しに行くしかない
…もう、面倒だ…
私は星蓮船…この空飛ぶ船の中で思った
〇
「…ここら辺かね?」
ダウジングロッドを平行にして、飛んで探す
今いる真下から、ビリビリと伝わる
ロッドがかなり揺れているのが見てわかる
「誰かが拾ってなきゃいいけどねぇ…」
そう思って、森に降りる
ちなみにこう願った場合、なるのが世の摂理である
そこには、ミリタリージャケットを着た 男が居た
いち早くこちらに気づいたのか、鉄の筒を向けている
確かあれは銃だったか、そう簡単には渡してくれないらしい
「何だ、お前」
その目はかなり冷たいものだった
…なによりその人間が男なのが驚いた
この幻想郷にこんな男が居たのか
…それより
「ソレを返してくれないか?」
私は彼の左手にある宝塔を指差して言った
〇
「暇ねー」
空を見ながらそう言う
今日の空はどうやら雲がかなり多いらしい
その隙間から青い空がよく見えている
「分かりますよーそれ」
「アンタは何でここに居るのよ…」
私の横には私の2Pカラーが居た
まぁ原作絵が色と見た目若干変えただけだからこう言われるのも仕方ない
いきなり喧嘩をふっかけてきた守矢の巫女である
「ここに居たら霊覇に会える気がしてですねぇー
…居ないっぽいですけど」
「帰ったんでしょ」
そうたべっていると、空が暗くなった
「うん?」
上を見ると、雲の隙間が埋まっていた
そこにあるは木船の船底だろうか
「…面倒な事になったわねぇ…」
そういうと、3人は飛ぶ
ちなみに1人は魔理沙だ、寝てた
霊夢に大幣で叩かれた後起きたのだ