女嫌いのあべこべ幻想郷入り   作:回忌

28 / 61
※ただしきんせつ


GAN FIGHT

まず後ろ側に居る魔理沙を撃つ

それを避けられたのを見た後霊夢に攻撃を仕掛ける

 

(…さて、弾薬は持つかね)

 

霊夢は弾幕を放ち、近づけないようにする

それを掻い潜りながら接近する

 

作戦を立てなければならない

 

霊夢を攻撃しながら霊覇は考える

 

現在の敵は霊夢と魔理沙

早苗はオロオロしているので、気にしなくてもいいだろう

最初にダウンさせるべきなのは霊夢

魔理沙はその次だ

 

霊夢がどれだけ脅威なのか分かっているつもりだ

エイム、勘、頭の回転、強さ、どれも常識では無い

この幻想郷を守るような存在だからか?

 

まぁ、今は敵な訳だが

 

「余所見と考え事は厳禁って知らないかしら」

 

「さぁ?俺のところでは厳禁だったな」

 

刀を振る

霊夢も大幣を刀のように扱う

それってそんな振るものとは思えないけどな、うん

 

それに、当たる訳が無い

 

火花を散らしながら弾く、弾く

 

「…」

「じゃ、邪魔をしないでくれ!撃てない!」

 

魔理沙に時々発砲するのも忘れない

というか、あの弾幕だと霊夢を巻き込む危険もある

多分よけれるだろうが…分からないな

 

霊夢は針を飛ばしてきた

 

退魔の力が宿された針、あの時腕に刺さったのもこれだ

人間にはあれだが、妖怪なら刺さった部位が動かなくなる

霊力か、封力かなんかで神経やらを止めているのだろうか

 

妖怪の構造なんて知ったことではないが

 

俺は、刀をふりながらここまでの事を思い出した

 

 

「ふん」

 

「ぐっ…重い…ッ!」

 

振り下ろされた刀は思い切り槍にぶち当たる

虎っぽいから虎の妖怪だろうか

それなりの力で押し返される

 

少し後ろに下がる

 

「ッ…貴方本当に人ですか?

 人化しているだけの仏とかでは無いでしょうね…」

 

「俺が神だった事は無いな

 人、何回も外で殺める必要があったし」

 

殺した、という決定的な言葉は避ける

今外の世界の現状を知るものは多いとは思う

 

だが、こいつらは新参…と思う

 

知っていれば、記憶に残るだろう

この世界、記憶に残らない奴の方が少ない

 

「…違うようですね」

 

「アンタも人を1人くらい殺めた事はあるだろ

 見たところ妖怪…いや、違うな…なんなんだ、アンタ」

 

よくよく見ると、そいつは妖怪では無いように感じる

妖力では無い、何か違う力を宿しているような

 

「…元、妖怪ってところか」

 

「…そんなところですね」

 

…これ、俺に危害を加える奴じゃないんじゃないか?

俺が変に誤解して、攻撃しただけじゃないか?

 

…はぁー

 

俺は構えを解いた

そして、刀を鞘に納刀する

 

「まぁ、返してやるよ」

 

「…貴方は不器用ですね」

 

どうやら察してくれたようだ

俺はへへと笑いながら宝塔を投げる

 

「目的だけ聞くぜ」

 

虎柄はそれを手でキャッチする

 

「そうですね、恩人を解放する、という感じです」

 

「そうかい…アンタ名前は」

 

俺は少し、罪滅ぼしをしてやるかと思った

そいつは少し間を開けて言う

 

「私は寅丸星、毘沙門天の弟子です」

 

「へぇ、毘沙門天の…そうだな

 迷惑料だ、何か手伝うよ」

 

俺はそういうと、彼女は少し喜んだ様子だった

 

「ご厚意、感謝します…そうですね

 とある物を集めて欲しいのですが」

 

そういうと、横のナズーリンが木の破片を取り出した

それはどうやら帆船の…木造船のものらしい

 

「これだよ、地上に出る時破損してね」

 

「これが色んなところに飛んでるってか

 分かった、集めてこよう…どこで集合する」

 

ナズーリンは空を指さした

そこには、大きな木造船が浮遊していた

 

「あれだね、船長には話を通しておくよ」

 

「頼む、部外者呼ばわりは勘弁だからな」

 

俺はそういうと、空を飛んだ

少し迷惑をかけてしまったが、そのくらい簡単な話だ

 

直ぐに集めてやる

 

 

と、意気込んだ結果がこれであります

 

確かに浮遊する木造船なんて異変…異変か、これ

俺からしたら恩人を解放させようとしてる邪魔をしてるようにしか…

 

そう思っていると、いつの間にやら船が近くに来ていた

 

俺は破片に目を移す

 

ナズーリンがそっ〜と盗っている途中だ

どうやら、魔理沙の魔法が面倒な様だ

 

少し、手伝うか

 

こちらに八卦炉を向けようとする魔理沙のついでに照準を定める

まず、魔理沙の頬に1発を掠らせる

その後に括りつけてある魔法をもう1発でぶち壊した

 

「…魔理沙にゾッコンでもしてるのかしら」

 

「動かれると面倒なのさ」

 

俺はそういうと、場所を変える

ナズーリンは目で感謝を伝えると、船に飛ぶ

これで、俺の仕事は終わった

 

そこで、霊夢は船に気付く

 

「あら、元凶から来てくれるなんて…」

 

「…今だ」

 

俺は静かに呟いた

瞬間、緑色の弾幕が霊夢を包み込む

 

 

 

 

 

 

弾幕を放ったのは、早苗だった

 

「あ…えっーと…えぇ…」

 

「…俺そっちに言ったんじゃ無いんだよな」

 

俺は少し溜息をつきながら言う

本当はあの船から砲撃を放つ予定だったのだ

 

だがまぁ、良い誤算だろう

 

「行くぞ!」

 

「ええっ!?ちょ、あ、あの!?」

 

早苗の腕を引っ張って船に向かう

乗りかかった船だ、最後まで乗ってもらおう

それに、今残ったら霊夢に殺される

 

俺はそう思いながら、刀を仕舞う

そして、M500をリロードした

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。