女嫌いのあべこべ幻想郷入り   作:回忌

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第39話

 

ダダダンと銃弾を発射する

その全てが装甲車に命中する

 

まぁアサルトライフルのチンケな弾が装甲を貫通する筈が無い

出来たのは1つのタイヤをパンクさせることだけだった

 

「かった!銃意味無っ!」

 

悠々と走ってくるストライカーにそう叫ぶ

ストライカーはお返しと言わんばかりに主砲を発射した

 

「左ィ!」

 

GREAT!

 

ハンドルを右へ

先程と同じくハーレーに命中することは無かった

こんなヒットアンドアウェイしても意味が無い

 

というかこちらの攻撃イミがないし

 

ともかく、逃げなければ

高速道路の分岐地点

そこから県に逃げる

 

今のところその様な案しか思い浮かばない

 

やるからには全力で

 

「RPGGGGGGGGGGGGG!!!」

 

と、思っていると前からロケット弾が飛んできた

真っ直ぐに飛ぶ物程避けやすいものは無い

 

軽くそれを避ける

燦莉はRPG兵を撃ち殺した

 

「霊覇!アレに寄せてくれ!」

 

「了解」

 

ハンドルを強く握る

奴は装填して撃ち殺された

それを取って当てれば――

 

「左ィ!」

 

yippee-ki-yay(YO-HO-HO!)

 

「パイレーツやってる場合かッ!」

 

軽々とハンドルを切ってそれを避ける

砲弾を避け、ハーレーはRPG兵の死体へ向かった

 

そして、それがサイドカーの真横に来た時――

 

「取ったァ!」

 

燦莉はRPG――もといスティンガーを構える

 

「バックブラストで俺死ぬんじゃないかな」

 

「死んでまえ」

 

「HAHAHAこのバイクスリップさせるぞ」

 

バイクを走らせる

燦莉はストライカーを狙う

こちらと変わらない速度

 

その追跡者にロケット弾を発射した

 

それは避けられることなく、命中する

 

「ドカーン、ざまぁみろぉ!」

 

ストライカーは派手に爆発四散

残骸を散らしながら横転する

用の亡くなったスティンガーを放り投げ、前を見る

もう少しでトンネルに入るようだ

 

「ヘリだ」

 

霊覇がポツリと呟いた

ガードレール、その向こうからふわりとヘリが現れる

 

「メインローターを狙え」

 

「俺は狙撃手じゃ無いんだわ

 ホロサイトM4でどう狙えと…」

 

ぶつくさ言いながらM4を構える

敵ヘリコプターはバルカン砲を放つ

 

アスファルトの水柱

それは確実にバイクを追いかけていた

 

「バルカンでもいい!早くあれを落とせ!」

 

「わかってるよ!」

 

M4を撃つ

数発、メインローターに命中する

だが、それだけでは足りなかった様だ

 

「当てろや!ネイキッドさんの様に当てろや!」

 

「当ててんだわ!あの方は13発くらいで落としてんだわ!

 俺に同じことが出来るかッ!」

 

トンネルに入る

瞬間の爆音

 

ミサイルが発射され、入口を崩される

 

「クソッタレ、絶対に待ち伏せされてる…!」

 

霊覇の予測は当たってしまった

トンネルの出口、そこに車が大量に横付けされていた

 

「突っ込め!」

 

「はぁ!?」

 

「突っ込めつってんだよ!」

 

「あぁあああああああもぉやだあああああああああ!!」

 

そして、勢い良く突っ込んでいき――

 

「うわぁぁぁぁ!」

 

バイクはボンネットを坂変わりに、飛んだ

そして、落ちていく

 

ちなみにここは山にある高速道路だ

支柱で支えた、高速道路

 

つまり、今は地上に落下中である

 

だが、有難いことに――

 

「川だ!」

 

「うぉおおおああああああああぁぁぁ!」

 

川、しかもかなり水深のありそうな、大川

叫び声を残して、2人は川に落ちる

 

派手な水柱がたった

 

 

「…、………、…Ugh」

 

「…、……いてて」

 

2人は起き上がる

水の冷たさが体を侵食していた

川辺に流れ着いたらしい

 

「怪我、どうだ?」

 

「俺は無い、水深が思ったより深かった」

 

川は思いの他深かった

日本の川というのは基本浅く、流れが強い

 

ここは、流れは強く、しかも深い所だった

 

「運が良かった」

 

「だが早く移動しないと」

 

M4を構え直し、燦莉は言う

M500のシリンダーを回し、カチャリとハンマーを上げた

 

何にせよ、移動しなければ

 

「ローター音が近い、恐らく兵でも下ろしてんじゃないか?」

 

「なら奪っちまおう、やるなら派手にな」

 

そして、2人はローター音のする方向へ進む

 

そして、思っていた通りにヘリが降りていた

どうやら兵員を下ろした後だったらしい

だが既にその兵士は何処かに行ったようだ

 

ヘリにはパイロットが1人居るだけだった

 

音を立てずに茂みから抜き出し、ヘリの中に素早く入る

見張りも偵察に向かったのか誰もヘリの周りに居なかった

本当にこいつ1人だったらしい

 

「ByeBye」

 

「あがっ」

 

バンと銃を撃つ

その動かなくなったパイロットからヘルメットと無線機を奪い、死体を捨てる

そのまま操縦桿を握る

 

「お前操縦出来んのか?」

 

「安心しろ、俺はこういうのに詳しいんだ」

 

「ならいいんだが」

 

言っている間にヘリは離陸する

そして、危険区域から簡単に離脱する事が出来たのだった

 

移動中に対空砲火をされるでもなく、簡単に逃げれた

だがこのヘリは長くは使えない

 

政府の乗り物には基本GPSが付けられているだろうから

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