斜陽のレイブンロアー
作者:

原作:ガンダム
タグ:オリ主
宇宙世紀0079。人類が増えすぎた人口を宇宙に移民させるようになって、すでに半世紀。地球から最も遠い宇宙都市サイド3は、ジオン公国と名乗り地球連邦政府に独立戦争を仕掛けてきた…

作戦は順調。このままいけば、あと数分でこの基地は落ちるだろう。
『隊長、前方の貨物エレベーターが作動しています。もうすぐ地上に着きます。』
「離れていろ。地下か、予定より遅くなるかもな。」
一応身構えながら貨物エレベーターの上昇を待つ。はたして、乗ってきたのは一機のザクだった。
「…ここにMSがあるとは。知らなかった。」
装備はどうやらヒートホーク一本に、対人機銃。後方基地とはいえ、襲撃の可能性を考えていなかったのだろうか。
『正々堂々勝負だ連邦の犬!』
「犬、ね。」
『隊長、射撃位置につきました。』
「ちょっと待て。」
『了解。』
目の前のザクがヒートホークを振り回しながら近づいてくる。操縦自体は上手いと思うが、戦い方がなってない。ビームサーベルでヒートホークを受け止めながらジオン兵に通信を返す。
「ジオンの犬コロ、覚えておけ。俺たちは烏だ。命令通りにしか動けない犬共とは違う。」
『そうか。コソコソと、ここみたいな後方の基地を攻撃、結構な烏ぶりだな。』
「その通り。」
言い終わると同時にヒートホークを弾き飛ばして距離を取る。
…ダーンッ
『ッ!?…ガハッ!』
遠距離からの狙撃。パイロット席からは少しズレたが、融合炉は抜いている。いずれ爆発するだろう。
「よくやった。敵MSはこいつが最後か?」
『現在確認中です。』
『き、貴様…』
「…烏は頭をよく使う。正面から戦うしか能のない程、馬鹿じゃあないよ。」
『人として、軍人としての誇りはないのか…!』
「…?はて、そんなもの、備品の中にあったかな。」
「…ッ!貴様…」
しぶとく立っていたザクの炉核が爆散し、倒れ伏す。その様子を知るや知らずや、ナイトシーカーのパイロットは地下に立て篭った残党をどう制圧するかに意識を向けていた。

…こんなひとたちが戦うお話
  一話()
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