エロゲなんてくそくらえだ!!〜モブですらないのに本編に巻き込まれる奴って居る?笑笑〜   作:デルタイオン

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初め

この駅に着くとすぐに格納庫へと向かった。

 

普通なら上官に挨拶しに行かなければならないが、まあちょっとぐらいなら許してくれる人だから大丈夫だろう。

 

愛機はデータネットワークを経由するとゴミクズに変わってしまうのでチップに移し替えて機体を入れ替える。

 

到着したばかりなのでまだ機体は無いが、データの復元を始めないと多分間に合わない。

 

「……ふぅ。よし、そろそろ行くか」

 

立ち上がり廊下を渡る。

 

渡っていると研究員、清掃員、被験者、護衛と様々な人と出会う。

 

しかし、ヒロインとはまったく出会わない。

 

「……おかしいな。確かここら辺で主人公がヒロインとぶつかった記憶があるんだが…」

 

ヒロインは総勢15名(内8名隠しキャラ、2名特殊ルートのみ出現)で、どれも特殊なアウトデッドスペースプールを持っている。

 

ちなみに8歳から(自称)20歳まで居る。

 

流石は3桁にも及ぶエロを創り出した(会社)だな!!

 

しっかし……ここまで会わないとなると出撃中だったりするのか?

 

とりあえず上官に会いに行くか。

 

 

 

 

***

 

 

 

 

「で、遅れた理由はなんだ?」

 

「ハッ!データチップを解凍していました!即座に任務に付く為に元々配属されていた上官からそうしろと言われまして!!」

 

嘘やん……優しくないやん……

 

「ふむ……まあ、その心掛けは良かろう」

 

「ありがとうごさいma「だが!」……」

 

「それとこれは話が別だ」

 

お……鬼の目をしてらっしゃる……

 

「早速貴様には洗礼を受けてもらおうか……?」

 

「い、イ……」

 

 

そして、施設に悲鳴が響き渡った……

 

 

 

 

***

 

 

 

 

ヒイィィィ!!

 

「ん?なんだ?この悲鳴は」

 

施設の中を歩き回っている男がそう言った。

 

施設全体に響き渡るこの悲鳴はただ単に怒られて悲鳴を上げているのだとわかる。

 

その理由は怒声が混じっているからとも言え、悲鳴に含まれる感情からして事件性が無いと直感的に理解できる。

 

と、科学的に説明したが。まあ、ようは面白い事が起きているのである。

 

まあ、残念だが。今から寮に行かなければならないので見に行けない。

 

残念そうに歩いていると、突然曲がり角で誰かと勢い良くぶつかった。

 

「ウグっ!?」

 

みぞおちへとクリティカルヒットした男は腹を抑えて地面へと崩れ落ちた。

 

「痛ッ……だ、大丈夫ですか!?」

 

ぶつかったのは女性のようだ。幸いにも怪我は無いらしく、手を差し伸べてくれている。

 

「あ、あぁ……」

 

一瞬、あまりの美しさに目を見張った。

 

黒髪ロングの少女から差し伸ばされる手を無意識に掴むと女性にしてはありえない力強さで引っ張られ、起こされた。

 

「おっと……君は、被験者?」

 

「えぇ、そうですよ。あ!すみません!!少し急いでいるので!!では!」

 

そう言い女性は走っていった。

 

それが、この物語の始まりの合図だとわかるのは……それは彼しか居ないだろう。

 

 

 

 

絶賛腕立て伏せ800回を行っている彼しか……

 

「もっと胸を地面に着けろ!!」

 

「ヒイィィィ!?」

 

 

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