で、俺が生まれたってわけ。   作:あかう

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今回から色々変えて見ました!
違和感等あるかもございませんが何卒ご容赦を!


繁忙、そして復興

 羅畏也は多忙だった。

 超多忙と言える程には多忙だった。

 まぁ何でこんなことになっているか、と言うと、分かりきっているとは思うが空亡のせいである。

 今回は都が受けた被害は大きすぎたのだ。

 ちなみにどんな物かというと、

 死亡者 約2万人

 

 負傷者 約4万人

 

 建造物被害 全体の約3割(殆どが平安京下部)

 

(妖怪9割[平安京全体])

 

 である。

 大きすぎた、と言うにはあまり大きくないな、とか。平安京の下部ってガラガラなんでしょ? とか。妖怪めっちゃ減ってるじゃんよかったね────妖怪が減ったのは羅畏也からしたら望むところではないが────とか思っていないだろうか。

 そっちではないのである。

 問題なのは死者だ。約2万人──つまるところ平安京総人口の7分の1。

 そのうちの殆どが仕事すらない日々生きていくことにすら必死な者────言い方を変えると別に要らなかったものだった。

 問題があったのはその殆ど以外にある。

 なんと、全て陰陽師である(・・・・・・・・)

 

 もう一度言おう、全て陰陽師である(・・・・・・・・)! 

 その数、平安京内部にいる全陰陽師の4割! 

 

 

 

 

 ────────────そう。平安京全体の、である。

 

 平安の世において一般的に“陰陽師”といえば妖怪と戦う者、と良く思われるが、実際は違う。陰陽師とは「陰陽道を用いる技官」全てに当てはまる。そのため、霊力を呪力に変換することすらできない者でも仕事が陰陽道を基にしたものならば“陰陽師”なのである。さて、この陰陽師の死者の割合、これを「霊力の変換が可能であり、占い、妖怪退治を主とする者」と限定するとどうなるか──────

 

 

 その割合は、総数の約九割になる。

 

 

 何故そんなに死んだか、それは死者数の少なさ、建造物被害の少なさに関係がある。

 本来ならば平安京が全壊してもおかしくなかったこの異変において何故こんなにも小さい被害なのか、

 それは羅畏也の活躍もあるが、本当の理由は……! 

 

 

 

 

()()()()()()()である。

 

 

 

 

 今回、このとんでもない異変。その中で多くの陰陽師が、命を削る(・・・・)禁術級の結界術(・・・・・・・)を使ったからである。

 さて、そんなものを異変発生から羅畏也により空亡が無力化されるまで張り続けたのだ。

 まあ当然死ぬ。やった本人からしたら満足のいく最期だっただろうし、守られた者からしても有難いものだったが、残された陰陽師達にとっては良い迷惑である。今まで担当していた仕事が、急に10倍になったのだ。しかし、残った陰陽師はそれこそ人外級に強い……というか人外もいるが、とにかく力のある者たちだった。そんなこともあり、できちゃったのである(仕事が)

 

 10倍の仕事をものの見事に捌ききったのである。その仕事っぷりには朝廷くんもニッコリ。

「じゃあ新しい陰陽師育成するまで待っててね」と言いやがったのである。そんなこともあり陰陽師は生粋の過労死まっしぐら集団に生まれ変わったのであった。

 

 

 唯一救いがあるとすれば育成指南書を既に晴明が書き上げていたことだ。育成に気を使わなくてもよい。

 ……逆に言えばそれだけである。

 

 ちなみに羅畏也に対する諸々の晴明からの疑問は晴明が忙しすぎて忘れた。

 

 ────────────────────

 

「ええい! 次!」

 

 羅畏也は圧倒的な量の祈祷の依頼を次々とこなしていた

 その量、他の陰陽師の2倍! (つまり以前の20倍)

 この男、一応妖神であるがため適当にちょいちょいとやるだけで効果がある。そのためその分多くの仕事が回ってくる。息吐く暇などない。

 夜になればまた都の下方に回り復興の邪魔をする怨霊の相手である。最近自らの能力で、

『都の下方に妖怪は出ないし近づかない』

 としたは良いが怨霊は出る。

 怨霊も同様にすれば良いのではないかと思うだろうが、そうもいかない。この平安京、妖怪、怨霊の侵入を阻止するための結界が張られているが、それは内側からも同様であり、さらに普通の真っ直ぐ冥界に行く魂すら阻害するため、冥界に行くには門をくぐっていかねばならない。

 さて、問題である

 平安京の門はどこ? 

 答えは……最下部である。

 怨霊自体の存在を再定義すればいけるかもしれないが、輪廻に不具合が起こらないとも限らない。そのためどうしようもなく、地道に祓い続けるしかないのである。妖神なので寝なくとも大丈夫だが、キツイものはキツイ。

 さっさと育成が終わってほしいものである(切実)

 

 ────────────────────

 

 ハァ……ハァ……忙しすぎる! 

 まだか! 育成はまだか! 

 おいそこの役人! 次の仕事は! 次の仕事はなんだァ!! 

 あ“? 次の仕事は祈祷? 

 誰の? 

 ……大納言? あの人そういうのはあんまりやんない人じゃなかったか? 

 ん? 事情が変わった? 

 は? ”龍を狩る“ぅ? 

 龍って……竜じゃなくて? 獣の方じゃなくて神の方? 

 馬鹿か? 

 は? 求婚のため? 

 馬鹿か? 

 

 はあ?




 はい、こっから竹取です
 え?もっと古い時代にあるだろって?
 この日本では平安だったんですよ

 
 こっからは羅畏也さんの具体的な能力の使い方です!
 今から定義、定理を操作し空を飛びます!

 使い方1
 書き換え

 例)重力
 定義
 物体が物体に引き寄せられる力
 定理
 物体の質量が大きい程力が強くなる
 範囲内にいる限り常に加わり続ける
 物体の中心へと向いている
 etc…

→定義変更
  「引き寄せる力」から「引き離す力」
 
 こうするとこの世の全ての物体が上に落ちるようになります

 なので
 使い方2
 書き足し

 →定理追加
  「羅畏也以外は倍の力で押し返される」

 これで上に落ちるのは羅畏也のみです、が、止まれません

 そこで
 →定義(ルール)作成
 羅畏也力
 定義
 羅畏也に対し特定高度で発生する力
 定理
 羅畏也が望んだ方向にかかる

 こんな曖昧なルールでもこの世の法則になっちゃいます
 いや〜チートですね〜

 と、このようにすると空を飛べます
 重力の書き換えいるか?ですって?
 
 ちっちゃいことは気にするな、というやつですよ
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