で、俺が生まれたってわけ。   作:あかう

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スサノオ君ついに登場!


依頼、それと使いっ走り

 羅畏也は反省していた。

 ちょっと頭に血が昇って放った熱光線が大惨事を呼んでしまったことを霊夢と紫にしこたま怒られたのだ。

 

 ──────

 

 いやーまさかそんな大事になっていたとは……多少は手加減したはずだったんだがな……くっ! 直接向こうに出向いてぶっ飛ばすべきだったか! ……今霊夢楽しんでるんだろうなー羨ましいなー宴会。俺も行きたかったぞ。でも俺が行くと面倒なことになるし……いや俺を認識できなくなるようにすれば行けるか!? そうと決まればいくしかない! 出発だ! 

 

『待て』

 

 うお!? ってなんだナギさん(イザナギ)か。ビックリした。

 

「どないしたん? ナギさん」

『いや何、最近地獄が少々面倒なことになってるとナミ(イザナミ)から連絡が来てな……』

「え? マジか……畜生界だけは絶対行かんぞ俺は」

『問題ない。泰山王のところだ』

 

 泰山王……薬師君か。薬師君のところの問題っつうと……アレか? また復活の禁法が持ち出されたか? 薬はこの前補充したって聞いたし……はぁ……晴明ちゃんなんか知ってるかな? 

 

『まぁあまり急ぎではない。何か地獄に用事がある時に向かってくれ』

「ok、わかった」

『あとな……』

「ん?」

 

 まだ何かあるのか? あんまり面倒なやつならやらんぞ。

 

『スサノオがな……』

「お? スサノオ君がどうした」

『いやどうしてもお前に会いたいと言っていてな……』

「ありゃ? 月の時おらんかったの?」

 

 あの時スサノオ君いなかったのか……でも確かに言われてみればいなかった気もする。

 

『お前の所に送ると面倒になりそうでな……』

「あー」

 

 まあ、うん。

 

「もうこっちにスサノオ君送ってもいいぞ? 俺も久々に会いたかったし」

『アイツをそんな目的で呼ぶのはお前くらいだろうな』

 

 そりゃあな。

 

「まぁとにかく送ってもらって構わんぞ」

『分かった、伝えておこう。地獄の事は頼んだぞ』

「あいよ」

 

 さて、スサノオ君が来るのか……騒がしくなるな……

 

「おーい! 羅畏也サーン!」

 

 すごく爽やかなイケメンがこちらに走ってくる。早くない? 流石に早くない? 

 

「いや久々っスね! 何千年振りっスか!?」

 

 ……懐かしいなーこのうるささ。ってかコイツ何で歳下にこの口調でいる事に恥かかないんだ? 

 

「うん、まぁ三千年くらいか?」

「あんまりっスね!」

 

 あー……爽やかだなーホントコイツ……この前まであんな髭もじゃだったのに……

 

「これからはこっちで暮らさせてもらいますね!」

「待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て」

 

 ちょっと待て。コイツいい笑顔でとんでもない事言いやがったぞ。

 

「?」

「? じゃないのよ。何で?」

「姉さんに追い出されました!」

 

 あーまたかー何やらかしたー? 

 

「フツの剣を片っ端から叩き折りました!」

 

 何やってんの

 

「あー、そうか」

「ハイ! なんでこれから此方の神社の副神として頑張ります!」

 

 ん!? 

 

「え!? 此処に住むん!?」

「ハイ!!」

 

 おおう……マジか……別に構わんが……

 

「……変なことすんなよ?」

「ハイ!」

「泣くなよ?」

「…………ハイ!」

 

 おい待て何だ何だ今の間は。お前泣くと災害起こるの分かってるよな? ナギさんもお前を海に持ってくくらいしか解決法なかったんだからな? 

 

「大丈夫っス!」

「……そうか、じゃあいいや引き続き俺のパシリ頑張ってくれ」

「ハイ!」

 

 ……成長……と言っていいのか? 最初の方はあんなに嫌々やってたのに……コレはコレで大丈夫なのか? ……ま、いいや。

 

「ウシ! じゃあ今から向こうでやってる宴会に凸るから! ついてこいよ!」

「ハイ!」

 

 ────────────────────

 

 一方その頃高天原

 

「スサノオは!? スサノオはどこ行ったの!?」

「何言ってんすか? アマテラス様が追い出したんでしょ?」

「その追い出した所にいないの!」

「は?」「え?」「マジ?」ワラワラ

「え? ホントにいないじゃん」

 

『ああ、アイツ羅畏也の所に送ったぞ』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「「「ナニィィィィィィィィィィィ!!!?」」」」」

 

 スサノオ──かつて羅畏也が神格を得た際にアマテラスが厄介払いとして羅畏也のパシリにさせたはいいものの、なんと二人で意気投合。とんでもない被害を生み出し大地に──ツクヨミの胃に深刻なダメージを与えた男である。そんな男が再び羅畏也の元へ行ったということは──

 

 

 

 

 

 

 「ヤバすぎる……」

 

 

 つまりそういうことである

 

 

 




頑張れ高天原!頑張れツクヨミ!
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