で、俺が生まれたってわけ。 作:あかう
今回は霊夢無双(豪運的な意味で)回です!
博麗霊夢は温まっていた。
外は現在冬であり、非常に寒い。そんな訳で霊夢は羅畏也、スサノオ、それといつの間にかいた魔理沙と一緒に炬燵でぬくぬくしながら麻雀に興じていた。ただし勝者は敗者に対する命令権獲得である。
ちなみに羅畏也は人化している。
────────────────
よっ……と。北……ね。私南だし、捨て安定ね。今私が欲しいのは北じゃなくて發なのよねぇ……あ、これやったっぽいわね。羅畏也様がとてもいい笑顔してる。……ホントなんでこんな無駄に顔がいいのかしら。
「ロンっス。霊夢ちゃん」
「あ、俺も俺も」
スサノオ様もだったのね……スサノオ様、鉄仮面が割と上手いのよね……やっぱり古代から生きていればそういうのは慣れるモンなのかしら?
「うわマジか。ラッキーじゃん霊夢、超レアだぜそれ」
「いらないわよこんなラッキー」
しかし……まさか北を待ってたとは……想定外だったわね……何点かしら?
「国士っス、32000っスね」
「
ファッ!? 二人とも役満!? しかも国士無双と字一色って……有り得なくはないけど……くっ……! ダブロン採用するんじゃなかったわね……!
「おお……霊夢、豪運だな……!」
「いらないわよ……そんな豪運……!」
どっちかって言ったらこれ不運の方じゃないの?
「ふぅ……じゃあ霊夢トビで負けか……じゃ、霊夢。酒取ってきて」
「私も飲みたいぜ!」
「羅畏也サン。俺も飲みたいっス!」
「魔理沙はいいがお前はダメだ。下手すっとこの辺大変なことになるし」
「(´・ω・`)」
「はぁ? こんな昼間から? ……まぁいいけど……スサノオ様には頼まないの?」
あんなに自信満々にパシリって言ってたのに。
「いや、アイツ途中で呑むからダメ」
ああ、成程ね……ふぅ……さて、取ってこようかしら……覚悟を決めないと……
炬燵を出て……襖を……開ける! 寒い!
「霊夢〜。閉めてってくれよ〜」
「分かってるわよ!」
縁側に出て襖を閉じる。さっさと取って来なくては……!
──────────
「ふぅ……ふぅ……寒い!」
「ん、お疲れ霊夢」
「お疲れ様っス」
「お疲れー」
あの後一瞬で蔵まで行って取って帰ってきた。
猪口を取ってないと気づいた時は絶望したけど、部屋の盆の上に置いてあったのを思い出して一命を取り留めた。
「……魔理沙。魔法で何とかできなかったの?」
「ん? 魔法は破壊しか出来ないぜ?」
は? どういうこと? …………ああ、そういうことね。魔法=マスパになってるのね? コイツ。
羅畏也様もっと便利な魔法教えればいいのに。
「よし、じゃ、続きしようや……」
「okっス! やりましょう!」
「ふーむ、じゃあ私は霊夢にツマミ作らせようかな」
コイツ……もう既に私に勝ったつもりでいるわね……いいわ。じゃあ私が勝ったらアンタに作らせてあげる。
──────────
「ぬぅ……まさかこの俺が……!」
まさか羅畏也様が負けるとは予想してなかったわね…ちなみに勝ちは私。
小さい役で親をキープしてアガり続けたら勝った。羅畏也様は最初の私のツモの時親だったのでいち早くトンだ。
しかし、羅畏也様って料理できるのかしら? 気になる。
「じゃあ羅畏也様。何か作って来て」
「はぁ……わかったよ……ツマミでいいな?」
「ええ」
「ん……ok……ほいっと」
羅畏也様が手をひっくり返すと突然炬燵の上に人数分の唐揚げと箸が出現した。
勿論皿付きだ。直置きではない。
「ええ……何やったんですか? 師匠……」
「『俺が手を返すと俺と一緒に麻雀してる人数×6の皿に乗った唐揚げと箸が出る』んだぞ? 知らない?」
「知らないわよそんなの……」
「今作ったからな」
なんだコイツ。
……あ、美味しい。
「オラ続きだ続きィ! 次は俺が勝つ!」
確率は弄らないでよ? つまらなくなるから。
────────────────
私が親の番……ん? アレ? ……コレ……まさか……え? 嘘でしょ?
……マジね。ヤバすぎない? コレ。ヤバすぎて手が震えるんだけど。
「ア……アガリ……ツモ……」
「「「はぁァッッ!?」」」
ま、まあ……そうなるわよね……やった私もかなり信じられないもの……
「冗談だろ!? おま……牌見せろ!」
「マジだ……マジっスよコレ……兄貴以外で初めて見ましたよコレ……」
「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ……? さっきから霊夢本当に豪運すぎないか?」
本当にヤバい。動悸が止まらない。羅畏也様の反応見る限り確率操作したわけじゃなさそう。
「えっと……『俺の問いには真実でしか答えられない』、で……霊夢。イカサマしたか?」
「い、いいえ」
疑われるのも当然よね……流石に。
……で。
「マジだ……マジだよコレ……エグすぎん?」
「ハイ……これは……」
「えぇ……どうするコレ?」
「霊夢の勝ちでいいんじゃないですか?」
「あー……そーね。そーしようか。330000分の1引いてなんもないは可哀想だし」
と、流れで私の勝ちになった。負けはまた羅畏也様。
外の世界の食べ物を出してもらって食べた。とてもデカい蟹だった。とても美味しかった。
雀魂で天保をかつてかまされたことのあるこの私。
当時は負けたのに大興奮して叫んじゃいました。