で、俺が生まれたってわけ。   作:あかう

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うわっ…うちの霊夢…強すぎ?


妖々夢、それと焦燥

 霊夢は焦っていた。

 今回は割とガチで焦っていた。まぁ今回は幻想郷の全生命の生死がかかっているので仕方ない事だが。

 霊夢は今春の凝縮体の川を追い猛進しているわけだが────

 ところで皆さん、思い出して欲しい。今作の霊夢は圧倒的最強さん直々に魔改造された正真正銘のバケモンなのだ。

 なので普通に音速など軽く超えるスピードで異常な冬の空を駆け抜けてゆく。

 原作ならば此処でレティやらプリズムリバー三姉妹やらとの弾幕ごっこがあるわけだが、音速を超えた運動により発生する衝撃波がそんなもの薙ぎ倒す。

 と、そんな具合なので数分とかからず冥界への入り口に辿り着くわけだが……

 

 ────────────────────

 

 速く! 速く! もっともっと速く! 間に合わなくなる! 

 って着いた! 此処ね!? この孔ね!? 

 さっさと侵入して元凶をぶっ飛ばさないと! 

 

『んお? 着いた?』

「キャアアアアアアアァァァ!!?」

『ううん耳ぶっ壊れるぅ〜』

 

 

 ビックリした! ビックリした!! ビックリした!!! 

 羅畏也!? なんで!? 此処上空よ!? 丸見えよ!? 

 アンタ存在自体が禁忌なの自覚してる!? 

 ……アレ? いない? 

 

『あ〜……俺今その陰陽玉通してお前に話しかけてるからそっちにはいない。心配すんな』

 

 あ、成程、だったら大丈夫ね。

 いやそんなことよりもまず言っておかなきゃいけないことがあるわね。

 

「アンタねぇ……こう、そういう……そっちからも話しかけれることは事前に言っておいてくれない? すっごい驚いたんだけど?」

『いや申し訳ない。もうその辺わかっているとばっかり思ってた』

 

 う〜ん……まぁ確かに分かりそうではあるけど……

 

『まぁ俺の神力流して離れてても話せるようにしたのついさっきだからわかるわけないんだけど』

「怒っていい?」

『ゴメン』

「はぁ……ま、いいわ。今多分相手の根城の入り口っぽい孔にいるんだけど、わかる?」

『ん、じゃあこの球放り込んでみ?』

「コレを? なんでそんなことするの? あとコレ壊れないの?」

 

 いくら元が龍玉って言ったってぶん投げたら壊れそうな気がするんだけど。

 実際硝子っぽい材質だし。

 

『まぁ軽く安全確認をね? 強度は意外とあるから遠慮なく放り込んでもらって』

「……わかったわよ」

 

 そこまで言うのなら大丈夫なんでしょうけど……ま、時間も無いしとっとと投げちゃいましょうかね。

 

「じゃあ……ふっ!」

 

 球を手元まで引き寄せてからの全力投球。

 空中で投げたからかなり体勢が崩れたけど上手く入った。

 

『ん。冥界だな』

「早っ!?」

 

 瞬間移動してきたわねこの球。

 本当に毎回毎回なんでうちの主神はこんなに驚かせに来るのかしら……

 っていうかその球に私そんな機能つけてもらって無いはずなんだけど。

 

『冥界ってことは多分紫が言ってたゆ……ゆゆなんたらって言うピンクが元凶だろうな。で、あと中に桜があるらしいんだがそれは消し飛ばしたり封印したりしない方がいいっぽいみたい。ってなわけで突っ込めェ! そんでもってとにかくピンク色を蹴散らせェ!』

「当然!」

 

 さて、じゃあ全部ぶっ飛ばしましょう! 

 まずは突入! ……いきなり階段!? 

 急上昇して衝突を回避! 

 そのまま上まで直行! 

 

「侵入者!? とm「邪魔!」グハッ!?」

 

 なんかぶっ飛ばしたけどピンクじゃないから違う! 

 ピンク! ピンクは何処だ! 

 見つけた!! ピンク!! ……だけどアレは桜ね。

 アレが消し飛ばしちゃダメなやつね? 

 でもなんかアレに春の凝縮体が吸い込まれてるように見えるんだけど。

 本当にアレ消し飛ばしちゃダメなの? 

 

『ん? あぁ、アレやっちゃうと冥界の管理がちょっとヤバいっぽいんだよね。最悪ナミさんに頼んでもいいけどナギさんに何言われるかわかったモンじゃないから出来るだけ避ける方向で』

 

 ナミさんとナギさんは知らないけど色々拙いのね! 

 大体理解したわ! 

 ……長くない? この階段……って思った矢先に門があった! 

 突撃! 

 ……で、屋敷? 

 此処にピンクが……いた! 

 

「アンタが元凶ね! さっさとぶっ飛ばしてあげるからさっさと準備なさい! それと春返しなさい!」

「あら? いきなり乗り込んできて随分な態度ね。失礼よ?」

「私にはそんな暇ないの! わかったらとっとと戦う!」

「はぁ……こういう時って普通もっと話すものじゃないの?」

「普通じゃないから話さないの!」

「…………わかったわよ……じゃあ始めましょう?」

「さぁ! さぁさっさとスペカ宣言なさい! 早く!」

「…………『忘郷』忘我郷ー彷徨える魂「『霊符』! 夢想封印ッッッッッ!!」……早くない?」

 

 5つの光弾がピンクに殺到した。

 勿論ピンクはぶっ飛んだので私の勝ち。

 え? 何? 羅畏也様。……やりすぎ? 

 こんな異変起こした方が悪いのよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて、じゃあ春を返してもらいましょうか……春って返せるモンなの?」

「出来るわよ。今あの桜についている分を剥がせば大丈夫だし」

 

 今現在異変解決後の会議中。

 異変の首謀者……西行寺幽々子はどうやらあの桜を満開にさせようとして起こしたらしい。

 なんでもあの桜の下には誰かの死体が埋まっているらしく、それを復活させようとしたみたい。

 羅畏也様が桜を調査した結果「やめておけ」とのこと。

 ちなみに羅畏也様のことは幽々子には言っていない。禁忌なんだし当然だけど。

 しかし……あの下には何があったのかしら? 

 

「よし、じゃあ今回はそっちが奪った「春」の返還、及び後日開催される宴会の費用負担。それでいいわね?」

「ええ、大丈夫よ。……出来れば今度はもっとちゃんとした弾幕ごっこがしたいわ」

「考えとくわ」

 

 コレで万事解決ね。

 さっさと帰りましょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おい紫、冥界と此処が繋がってたわけだが……お前なんかやったか?」

「……イ……イエ……ナニモ……」

「…………………………………………説教」

「ヒエッ」

 

 

 

 




圧倒的急展開!
ちなみに今作霊夢ちゃんはヘカちゃんも瞬殺できます!
逆にシヴァさんと羅畏也さんには瞬殺されます!
ついでに言っておくと別天津神とシヴァさんとの間には絶対に覆せないレベルの実力の壁があります!
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