で、俺が生まれたってわけ。 作:あかう
久々にこっちも更新!
まだエタらんよ!!
羅畏也は悩んでいた。
普段は結構どうでも良いことを考えている羅畏也だったが、今回は割とガチめに悩んでいた。
悩みの種は言わずもがな前回登場した茨歌仙である。
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……さて、どうしたものか。
アレは巧妙に隠しているつもりだが、消滅願望持ちだ。
放っておいたら、いずれ死ぬために動き始める。
恐らくだが霊夢も巻き込まれることになるだろう。博麗の巫女に大事があってはならん。
それに俺は妖神として、救う神として、一度見てしまった以上は放置などできん。
……しかし、どうしたものか。彼奴は割と
彼奴が持つ消滅願望の本質は、多分『絶望』。
邪気と共に封印された、『鬼としての感性』と、表層に出てきた『妖怪として本来持つ感性』のあまりのギャップの大きさに耐えきれないのだろう。
んで、『妖怪として本来持つ感性』を知ってしまったが故に『鬼としての感性』がいかに歪んでいるかを知ってしまい、自分の今までの所業に絶望、再び鬼に戻った後の自分を想像してもう一度絶望。
鬼に戻りたいけど、戻りたくない。現状は地獄、何とかしても地獄……まぁ、辛いわな。
最善は現状を完全に受け入れるか、鬼としての自分を許容すること。
……うん、キツいにも程があるな。
「…………ぬぅ」
記憶操作は論外。
鬼なんて言う人間と妖怪の混ざり物*1に記憶操作なんざしたら何かの拍子に突然発狂する爆弾になる。
発狂した場所が地底だったら俺もすぐさま検知は無理だしな。
俺の能力では……無理、か? ……無理だろうな。
俺の能力はあくまで世界を変えるのみ。心は……動かせるかもしれんが、複雑すぎてどうしようもできん。
出来るとして……アマテラスか?
アイツも一時期似たような感じになってたって話だしな……
……いやダメだ。アイツ太陽神だ。妖怪にとって不倶戴天の大敵だ。
どうする? マジでどうする?
「珍しいな。そこまで悩んでいるとは」
「……ツクヨミ」
コイツならどうにかできそうか?
……そうだな。身の上話させて同情をさせまくって『私はまだマシ』とでも思わせる、とかか?
「ロクでもないことを考えているな?」
「さて、なんのことやら……で、なんの用だ?」
「特にない。今日一度もお前の波動を感じなかったから様子を見に来ただけだ」
「ほう? それは何だ? 俺にもっと地形を壊しまくってほしいと言うことか?」
「違う。絶対に確実に間違いなく100%違う」
いや、そんなに否定すんなよ……
「なぁ」
「何だ?」
「お前の姉が引きこもった時、お前らどうやって引き摺り出した?」
とりあえず相談してみるか。
何の参考にもならなそうではあるが聞かんよりはマシだ。
「は? いや、お前も居ただろあの時。全神集合だったぞ」
「いや、俺生まれてねぇから」
「あ、そうかそうか、そうだったな。じゃあ説明するか……そうだな、みんなで酒盛りしまくって、アメノウズメがめっちゃ踊って、鶏を鳴かせまくって、みんなで大笑いして」
「おう」
「気になって外の様子を見ようとしたところをアマノテヂカラが引き摺り出した」
「成程……」
宴……宴か。
試す価値は十分ある、な。
でもこの前に宴はやっちまったからな……次の異変を……
俺が異変起こすか?
こう、『毎日宴異変』的な感じで……
あ、ダメだ。そうなると俺を霊夢が倒さないとならん。
確実に無理。
ってなると、誰かに首謀者をやらせることになるな。
誰か……あ、萃香の能力使えばいけそうだな。
そうなると…………地底。
せっかくだしナミさんのとこ寄るか……。
次回はついに地底行くぞー。
更新いつになるかわからんが。