で、俺が生まれたってわけ。   作:あかう

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ギャグを書きたい!書きたいが!
原作入らないと殺伐としてる世界だからムズイ!


平安、からの人化

 羅畏也は目覚めた。

 目覚めたが、辺りの環境が変わりまくっている。神力が無くなっているのは吸収が成功したという証拠なのでいいが、山の様相がかなり大きく変わっている。

 まず羅畏也周囲の様子からして変わっている。

 簡単に言えば羅畏也が埋まっている。

 火山灰などが多く……というか全部火山灰であることからしてどうやら一度か二度ほど噴火したらしい。

 その上でここらの地脈を調べるとかなり弱っていたので、最近噴火したと考えられる。

 寝る前に噴火の兆候のほんの少しも感じなかったので数百、または数十年は寝ていたと思われる。

 と、状況を理解した羅畏也は山を降りることにした。

 

 そして羅畏也は驚愕した。

 道が出来ていたのだ。 

 それは人類が発展したことを表していた。

 そのことに多少の感慨を抱きながら羅畏也は下山した。

 

 

 そこから数日。

 羅畏也は怒っていた。

 何故か、それは桓武天皇が平安京への遷都を行っていたことに起因する。

 遷都が行われていた事を知らなかった羅畏也はかなり迷ったのだ。

 まぁそこは理不尽な怒りであることは自覚しているのであまり怒っていなかったが。

 と、そんなわけで平安に到達した羅畏也。

 まず門を見て一言。

 

「デケェ……」

 

 門が圧倒的にデカかった。

 本当に寝る前からしたら考えられない程デカかった。

 まさか人間がここまで成長しているなどとは全く思っていなかった羅畏也はまたも驚愕した。

 しかし眷属の加護を内部に感じることから妖怪絶滅奥義みたいなのは開発できていないらしい。

 

 門に近づく羅畏也。

 そこで門には門番がいることに気付いた。

 門番は面倒臭い。

 なので羅畏也は他から侵入できないかと考えたが、この都で色々やるには都合が悪い。

 と、そこで羅畏也は内部に侵入するため人化する事にした。

 

 そんなわけで門番に話しかけて中に入れるか打診したところ一瞬で入れてもらえた。

 こんな無警戒に怪しい者を入れるとは、ここの警備に意味ってあるのだろうか。

 

「外からいらした陰陽師の方ですね! どうぞお通り下さい!」

 

 と言われたがいかんせん羅畏也には意味が分からない。

 何なんだ陰陽師。

 

 

 

 さて、都の中に侵入することに成功した羅畏也は先ず、散策からすることにした。

 そこで羅畏也は都中に人の死体が積み上げられ、放置されていることに気付く。

 怨霊も大量、疫病も大量の死のバーゲンセールだ。

 何とかした方がいいんじゃないかと周囲にいた人間に声をかける。

 すると、その人間は

 

「アンタ陰陽師なんだからやってやりなよ」

 

 と、言ってきた。

 とは言われても羅畏也には陰陽師がわからぬ。

 だがまぁ恐らくこう言う怨霊やら死体やらをどうにかする仕事なのだろう。

 取り敢えず成仏させた。

 

 

 

 なんか雇われていた。

 羅畏也はなぜか雇われていた。

 都中の怨霊を祓って回っていたら突然豪華な服に身を包んだ明らかに他とは格が違う人間に占いを頼まれた。

 妖神の力で軽く占ってやるとその人間は大層喜び、羅畏也を雇った。

 なんでも

 

「安倍晴明以上の陰陽師やも知れぬ!百鬼夜行すら解決できるのでは!?」

 

 とのこと。

 誰だ晴明。なんだ百鬼夜行。本当になんだ陰陽師。

 

 と、そんなわけで雇われた羅畏也。

 そこで自身の能力を使えばいいじゃんと思いついた羅畏也は様々な事について調べた。

 そしてわかった事が、陰陽師とは陰陽道に基づいて仕事をする者の総称である事。

 百鬼夜行とは夜に妖怪が都を練り歩き、見たものに災いをもたらす現象である事。

 安倍晴明とは最強の陰陽師だと言う事。

 

 自らの眷属は何をしているんだと羅畏也は思った。

 見つけたら即説教してやるとも思った。

 そして夜。

 雇い主から護衛の任を申し付けられ、屋敷の屋根で待機していると、早速百鬼夜行らしきものが見えた。

 そこで羅畏也は説教のため、百鬼夜行に向かって走り出した。

 

『ギャハハハハハハハハ!』と。

 妖怪達は楽しんでいた

 この道には多くの怨念が渦巻いている。歩くだけで自らの力が強くなっていく。昼の時間、陰陽師どもに怯えながら過ごしているのも全てはこの時のためだ。

 教えてくれたアイツには感謝しなくては。

 

 

 と、いつも通りに列を成し都を闊歩する妖怪達。だが、この日は────

 

「おい」

 

 妖神がいた。

 

 なんだ。なんなんだコレは。

 体が尋常ではない勢いで震える。苦しい……息ができない。

 辺りが静まり返っている。先程まであれほど騒がしかったのに。

 一体何が起こって……いや。

 理解(わか)る。体で、本能で、理解した。

 跪かなくては。

 そこにいるんだ。神が、絶対が。

 

「お前、何をしている?」

 

 質問だ、質問された。

 答えなければ。

 

「ワエ……ア……ウ」

 

 ……アァァァァァァ! 言葉がでない! 

 怖すぎる!  

 ヤバい! 早く答えなければ! 

 

「はぁ……じゃあ、お前は"見せしめ"な」ザシュッ

 

 

 あ。

 

 

 終わった。

 

 ──────────────

 

 

 

 

 

 

 

 

 目の前で仲間が死んだ

 かなりの力はあったはずだ。鬼と戦い生き残ったと自慢していた。

 そんな奴があっさりと死んだ

 絶対者の質問に答えられなかったからだ。

 質問に答えなくては。

 

「ふぅ……じゃあ、お前」

「ハイ」

 

 口が勝手に動いた。

 自分の口ではないのではないかとも思える程スラスラと言葉が出た。

 

「何してた?」

「力を集めるために。此処には怨霊(エサ)が多く集います故」

 

 やはり口が勝手に動く。

 本当にもうこの口は私のものではなくなったのではないか? 

 私はこんな口調ではないぞ? 

 

「なるほど……じゃ、次だ。これを見た人間に災いが起きるっつうのは?」

 

 ……? 知らないぞ。なんだそれは。

 

「知りません」

「そうか……じゃあな」

 

 奴が背を向けた。

 今ならば……よし、体が動く、逃げねば。

 

「ああ待て」

 

 再び身体が凍りついた。

 死を覚悟する。

 

「何故こんな多くの妖怪がここにいる?」

「それは皆、空亡様の助言により集まっておりますが故」

「ソラナキ? ……どんな見た目だ」

「黒き服に金色の髪、それと赤い目を持った女の姿をした妖怪に御座います」

「そうか、助かった、有難う……あ、今後もコレは続けていいぞ」

 

 ……今度こそ行ったか? 

 よし、みんな! 逃げるぞ! 

 

 

 ────────────────

 

 羅畏也は思案していた。

 再び屋根の上に戻り先ほどの情報を整理しているのだ。

 

 流石に分からない事が多すぎる。

 ソラナキとか言うやつが元凶のようだが、いかんせん何が起こっているかわからない。

 ツクヨミかアマテラスならば何か知ってそうだな、と羅畏也は思ったが、神々に情報を乞うのは妖神としてキツイ。

 なので羅畏也はしばらく陰陽師を続け、何が起こっているのか究明する事にした。

 

 

 

 

 




その頃の空亡
「ふふふふふ!そろそろよ!そろそろで!……猛烈に嫌な予感がするわね」
ちなみに羅畏也さんが殺した奴は殺したように見えただけで生きてます

平安では戦いが多くあります!
ゆうかりん、ゆかりん、えーりんなど
原作キャラとも戦います!

羅畏也さんの能力も出せたらいいな(多分出る)
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