玉衡の元から逃亡したら千岩軍が追いかけて来ていた件について 作:久遠とわ
結局今回は、本来投稿したかった前半部分のみを投稿します。
(前半部分でも、最低限状況の描写は出来ていると判断しているため。後半部分は次回か次々回辺りに回収できればと思います。少なくとも中編の間では回収しようと思います。)
そして今回もいつも通り、オリジナル設定や要素、また考察ネタが発揮しております。
それと、今回は本来ならば解説を入れる予定でしたが、今回は無しとして次回か次々回辺りに、今回の分の解説を行おうと思います。(次回か次々回辺りなら、現段階でより詳細に描写できそうなため)
尚、あらすじにある通り、現在、リアルな事情(主に6月頃に資格の試験がある関係)による時間の確保の問題で、5月と6月は投稿ペースが下がり、最悪6月分の更新が出来なくなる可能性がありますのでご了承ください。(一応、5月中にもう一回、または7月に二回更新ができそうであればやりますが…)
最後に、今回は解説が無い代わりに、久しぶりに“アンケート”を実行します。(早すぎるかもしれませんが…)。また後書きに“アンケート”の補足説明がありますので、それも確認した上で投票してください。
「お待たせしました。こちらが“岩港三鮮”に”山幸の麺“です」
「そしてこちらは“干し肉の炒め鍋”でございます。どうぞごゆっくりお楽しみください」
そう言いながら、とある高級料亭の従業員である男性と女性達が、テーブルの上に注文された料理を次々と並べていく。
「おぉ、これが『琉璃亭』の璃菜を使った美味しい料理の数々か……」
煙緋は目の前に並ぶ色とりどりで豪華な食事を見て、感嘆の声を上げる。
「…これが、かの有名な璃菜を使った『琉璃亭』の料理ですか」
忍は目の前の美味しそうな匂いを放つ料理を前にして、興味深そうにまじまじと見つめていた。
「ははっ、完全に偶然だったが、まさかこんなに良い店で夕食にありつけられると思わなかった。これも日々の仕事の成果かな。いや、本当にありがたい。いただきます」
瞬詠は嬉しそうに微笑みを浮かべると、箸を手に取り、料理に箸を伸ばした。
「うむ、早速頂くとしよう。いただきます」
「いただきます」
煙緋、忍の二人もそれぞれ料理に手を伸ばして口に運ぶ。そしてその味を噛み締めるようにゆっくりと味わい始めた。
「えぇ、遠慮なく頂いて頂戴。今日は私の奢りよ」
そしてエメラルドグリーンのような清らかな瞳に、サファイアのような綺麗な髪。脇を露出させた全体的に蒼、それに黒と言った鮮やかな璃月様式の服を着て、元々はとある革のコートであっただろう、璃月の苧麻と組み合わせた白い袖付きの肩掛けを肩にかけ、右手に腕輪を嵌めた女性。またその女性が持つ特有のとある“気質”が醸し出す独特の雰囲気、例えるならば彼女に聡明さに自由奔放と言う言葉を連想させるものを発している女性。そして彼女の太ももには神に認められし者である証、“水の神の目”を装着している事から、その身の実力は計り知れないが本物だと思わせる女性、“夜蘭”が煙緋達にそう促した。
とある日の夕暮れの光が差し込む璃月港。紅葉色の光に包まれながらも、多くの人々や商人達、旅人や冒険者達など、多くの人々が行き交っている中、煙緋が以前に受けていた“厄介な案件”である“とある粉飾決算にまつわる案件”の対応が無事に終了となり、それを依頼人である“総務司に属するとある人物”、“夜蘭”に報告を行うために、待ち合わせ場所に指定されていた“琉璃亭”を訪ね、そこでその“琉璃亭”を貸し切っていた“夜蘭”と、たまたま彼女と同行していた“瞬詠”と合流したのだ。そうして煙緋は夜蘭にその結果を報告した後、またそのまま彼女から個人的なお礼として、この琉璃亭での琉璃亭自慢の「璃料理」の数々を奢ってもらう事になっていったのだ。
そうして煙緋達は、忍が夜蘭に簡単な自己紹介を行ったり、逆に夜蘭が忍に自身の紹介をしたり、夜蘭が瞬詠と煙緋の関係をそれぞれに尋ねたりと、お互いに少しばかりの交流を行いつつ、琉璃亭で「璃料理」を楽しみながら優雅で楽しいひと時を過ごしていたのであった。
「___成程ね。煙緋と忍との初めての出会いは、法学校の講師と生徒という関係だったのね。…ふふふ、これは興味深いね。ある意味、運命的な出会い…。と言えばいいのかしら?」
夜蘭はそう言って小さく笑う。
「…なるほどな。そういう経緯だったのか。煙緋と忍の出会いと言うのは」
そして瞬詠も煙緋の話を聞いて納得するかのように何度も相槌を打っていた。
「あぁ、そうだぞ。そして、忍さんを弟子にした決め手となったのは、あの日、忍さんが私の事務所にやって来て、私の弟子にしてほしいと懇願してきたんだ。そして話を聞くために、事務所に招き入れて話を聞いたんだ。そして、その時に私は思ったんだよ。彼女は本気だと。そして、何よりも純粋に法律を学びたいという強い想いを感じた。だから、私は忍さんの熱意に応える為に、彼女を正式に私の助手にする事を決めたのさ」
そうして、煙緋は自慢げにその時の事を語った。
「はい、そうなります…」
また、忍は少し照れ臭そうにそう答えた。
「なるほど、そうか…。煙緋、確かに、お前さんは人を見る目があるよ。忍は本当に努力家なんだ。自分が保証する。忍は間違いなく良い法律家になると思う」
瞬詠は煙緋を褒め称えるように言う。
「あぁ、そうだな。私も忍さんはとても優秀で優秀な人材だと思うぞ。忍さんの手伝いのおかげで、私の仕事もかなり捗るようになったんだ。感謝しているぞ」
煙緋はそんな瞬詠の言葉に同意するように、自分の意見を述べた。
「いえいえ、とんでもないです」
忍は首を横に振った。
「うむ、謙遜する必要は無い。本当に助かっている。これからもよろしく頼むぞ」
「えぇ、こちらこそお願いします」
「うむ…。あ」
(そう言えば)
すると煙緋は何かを思い出したかのように、瞬詠と忍を交互に見つめる。
「ん?どうした?煙緋」
「ん、どうしましたか?煙緋先輩」
「いや、そういえば二人は以前、稲妻で知り合ったと言ったな?ふと、忍さんが稲妻ではどのように過ごしていたのか、そして稲妻にいた頃の瞬詠はどんな感じだったのか、少し興味があってな」
煙緋は好奇心に満ちた瞳を二人に向けながら、そう尋ねる。
「あぁ、その事ですか」
「あ、そう言えば、煙緋には詳しい話をしていなかったな」
煙緋と瞬詠はそれぞれに思い出す。
「あぁ、そうだ。まだ聞いていなかった。まぁ、別に無理には聞かないが、もしよかったら聞かせてくれないか?」
煙緋は楽しそうに微笑みを浮かべる。
「へぇ、二人は稲妻にいた頃からの知り合いだったのね。ふ~ん?何だか気になるわね。教えてくれないかしら?」
そして夜蘭も興味を示して、二人の方へと視線を向けた。
「ええっと、分かりました。まずは…___」
忍はそう言うと、何から話せばいいのかを考えた。
「___そうですね。まず、改めて私の過去についてを簡単にお話しさせていただきます」
「あぁ、分かった」
「うん、是非とも聞きたいわね。お願い、忍」
「忍の過去か…」
煙緋と夜蘭は忍の話に耳を傾け、瞬詠は既に忍の過去についてを知っていたのか、あまり驚いた様子は無かったが、それでも真剣に忍の話を聞き入っていた。
「はい。それじゃ、始めさせてもらいます。まず改めて、私は荒瀧派の二番手の久岐忍です。私は法律を学ぶために、璃月にやってきました…。ただ、実はもう一つ、いえ、もう二つほど理由があって璃月に来たんです」
「ほぉ、もう二つの理由か?初めて聞いたな。詳しく聞かせてもらえるか?」
「へぇ、もう二つの理由ね?一体何なのかしら?とても気になるわ」
煙緋と夜蘭は興味深そうに忍を見つめる。
「はい。私が璃月に来た三つの理由。一つは法律を学ぶため、そしてもう一つは”私の家族”、いえ“私の一族”から少しでもとにかく遠いところへ逃げたいと思い、私は稲妻から遠くの異国の地であるこの璃月までやって来ました」
「ふむ……、家族と離れたかったのか……」
「ふぅん……、一族とねぇ……」
煙緋達は忍の話を聞いて、興味深げに彼女の話に聞き入る。
「はい。そして最後の三つ目の理由…。それは目の前にいる馬鹿、瞬詠の安否や彼の無事を確かめる為です」
「おいおい、ちょっと待てくれよ。別に馬鹿とは言わなくても良いだろうよ」
忍はジト目で瞬詠の方を見つめ、瞬詠は苦笑いを浮かべながら彼女に抗議をした。
「…ふんっ、だから、あんたは馬鹿なんだ。あんたは全く自覚がないようだがな?稲妻にいる知り合いや友人達、そして私を含めて全員、色んなことで瞬詠が助けてくれたり手伝ってくれたり、また瞬詠が色んなことを気を効かせてくれたおかげで、私達がどれだけ助かったと思っているんだ。…それこそ私たちが感謝してもしきれないぐらいにな。それに、本当にあんたは私達の恩人なんだ。いい加減にそれを自覚しろ、馬鹿」
「……はぁ」
「ふむ、なるほど。そういうことか」
「…ふーん」
忍は瞬詠を睨みつけながら、彼に説教をする。瞬詠はそんな忍の言葉を聞くと、納得したように小さく何度か首を縦に振り、煙緋はそんな瞬詠を見て少しだけ嬉しそうな表情をし、夜蘭はそんな瞬詠の様子を見ると意味ありげに微笑んでいた。
「…すみません。煙緋先輩、それに夜蘭さん。話を遮ってしまいました」
「ん?あぁ、別に気にする必要はないぞ?それよりも、続けてくれ」
「えぇ、そうよ。全然問題無いわ」
「ありがとうございます。では続きを。…私の家族、私の一族についてをお話しましょう」
忍は煙緋達に頭を下げると、自分の家族の事を話し始めた。
「…実は私の家や一族というのは、長い間鳴神、つまりは雷神様に代々仕えてきた巫女の一族なんです。そして私はその一族の生まれなのです」
「…ふむ、雷神に仕える巫女の一族か」
「…ふふ、随分と面白い話を聞いたわね」
煙緋と夜蘭は興味津々に忍の話に耳を傾ける。
「はい。それで、私は小さい頃、まだ子供だった頃の私は姉の幸が大社に入った後に、巫女の見習いとして鳴神大社に送り込まられました。そうして私は一人前の巫女となるために、日々修行に明け暮れ、様々な厳しく細かい規則を守りながら、一生懸命に頑張っていました」
「ほぉ、忍さんが子供だった頃は、そのような生活をしていたのか。厳しい規律のある生活をしていたのだな」
「へぇ、大変そうね」
「はい、全ては私の故郷の稲妻を治め、稲妻を良き方向に導いてくださる雷神様、将軍様を鳴神大社の一人の巫女として支える為、辛い事も苦しい事もありましたけど、それでも私は頑張り続けました」
「へぇ、成る程ね」
夜蘭は興味深そうに忍の話を聞き入る。
「うむ、そうなのか…。忍さん、本来ならば君は、稲妻の統治者である雷神様の雷電将軍、そしてその雷電将軍に直接仕え…いやその御方の眷属であったか?まぁ、とにかくその雷電将軍の友人でもあり、眷属であり、そして本来の君達を取りまとめている鳴神大社の宮司様である『八重神子』の配下になる筈だったという訳だな」
「えっ!?…煙緋先輩、八重様の事をご存知なんですか?」
煙緋は忍の話を聞いて、彼女が知らないであろう神子の事を口にすると、忍は驚いた様子を見せた。
「ん?あぁ、知っているとも。…まぁ、八重さん本人と私は直接な知り合いと言う訳ではないがな…。私の先輩、以前に『甘雨』先輩が八重さんの事を少し話してくれたことがあってな。そして瞬詠と私が初めて出会った時にも少しその話が出て、そして忍さんが私の弟子となる前、瞬詠と甘雨先輩とで仕事の関係で、偶々一緒に行動を共にしていた時に、甘雨先輩から八重さんについて色々と教えてもらったんだ」
「そうだったんですか…」
「あぁ、そうだぞ。それに甘雨先輩と八重さんはかなり長い付き合いなようでな。”あの人は本当に頼りになりますよ。流石、『狐斎宮』さん自慢の弟子です。今は亡き彼女もきっと喜んでいます”、とも言っていたよ。それ故に彼女こと八重さんは、甘雨先輩の自慢の後輩とも言えるのではないだろうか?」
「…成程」
煙緋の説明を聞いた忍は、何処か感慨深いような表情を浮かべ、あの日出会った甘雨の姿を思い出した。
「…ふむ、どうやら忍さんは八重さんと甘雨先輩の関係についてが、かなり気になるようだな?ならば今度、甘雨先輩に聞いてみると良い。きっと快く答えてくれるだろう。それに確か、十数年前に甘雨先輩は仕事関係で璃月から稲妻を訪ね、そして八重さんと話をしたとも言っていたな。その時に八重さんの悩み、“八重さんと将軍様に関する何らかの相談を甘雨先輩に行い、そして八重さんから助言を求められた”とかだったかな。また、今はそれ関係かは分からんが、昔から甘雨先輩達は定期的に手紙等でやりとりもしているようだしな」
「八重様の悩み、そして八重様と将軍様との間に関する相談をですか…?」
「うむ、そうだ。…私もこの事の詳しい事はよく分からない。だから気になるのであれば、忍さんが直接甘雨先輩に尋ねると良いだろう。ただ、甘雨先輩は多忙だからな。もしかしたら、尋ねる機会が得られるのはずっと先になってしまうかもしれないけれどな。…もしも必要であれば、私が甘雨先輩との繋ぎを取ってやろう」
「いえ、大丈夫ですよ。そこまでして頂かなくても、自分で何とか出来ますので」
煙緋が親切心から申し出た言葉に対して、忍は首を横に振って断る。
「ふふっ、本当にあの秘書さんは、真面目で律儀な人なのね。でも、そういう所が私は好きだけどね」
夜蘭は楽しそうに微笑みながら呟いた。
「…ははっ、まぁ、そうだな。甘雨さん、そして八重さん…な……」
そして、その話を聞いていた瞬詠は苦笑いを浮かべながらも、僅かに眉を潜めて何やら考え込んでいた。
「……おっと話が逸れてしまったな、申し訳ない。忍さんの家族の話、一族の話の続きを聞かせてくれないか?」
「あっ、はい。分かりました」
煙緋に促され、忍は再び家族についての話を始めた。
「はい、私は姉と一緒に鳴神大社に住み込みながら巫女の見習いとして日々精進してまいりました。ただある日の事、それは私が初めて鳴神大社に来た時の事。あの時、私は初めて山頂で夜を過ごしたため、風邪を引いてしまったのです。その時、家族は大社から遠く離れたところにいましたし、姉も外で仕事があったために傍にはおらず、その時の私はその頃から強がりだった事も相まってしまって、他の巫女さん達に助けを求めず、山に生えているとげのある草を摘んで輪を作り、体に巻きつけてその夜を過ごしたのです」
「ほぉ、成る程…。因みにどうして、そんなとげのある草を摘んで輪を作り、体に巻きつけてその夜を過ごしたんだ?」
煙緋は興味深そうに尋ねてきた。
「えっと、その……実は、両親達から”そのような時はそれをすれば、鳴神様の加護を得られ、病を追い払える”と言われて来たのです…。そのため、それらを巻きつけて、震えながら”鳴神様のご加護を”と念じ、その日の夜を明かしてしまったのです。そしてその結果は、風邪は全く治らず、体にはひりひりと痛む赤い跡が残されたばかりでしたが…」
忍は恥ずかしそうに頬を染めて、小さな声で答えた。
「はぁー……、う、うむ」
(う~ん、な、成る程)
そしてその話を聞いていた煙緋は、どう反応したら良いのか困った様子であった。
「…ま、まぁ、とにかくその出来事がきっかけで、私が幼いころからずっと抱いていた疑問、数多くある規則は一体どこから来て、どのように決められたのかについて、また規則そのものに道理があるのかどうかということについて、真剣に考えるようになり、そして気づいたのです。…先人から伝わる多くの規則は、必ずしも正しいわけではないことを。そして巫女という仕事は、家族の言っていたほどに”なくてはならない”仕事ではないことを。そして___」
忍は少し間を置き、そしてどこか寂しげに笑みを浮かべながら話を続ける。
「___そもそも、私が目指していたもの、なりたかった姿は、少なくともそれらの規則に縛られた生き方ではなかったということ。つまり、久岐家に生まれたから巫女にならなければいけないという掟に従っていた私は、本当は心の何処かでは、自分の本当の気持ちを押し殺して生きていたんだと……そう思うようになったんです」
「ふむ……」
「それから、私は少しずつ変わっていったと思います。自分自身の心と向き合い、改めて自分が何をしたいのかを考え直し、そして決断しました。…私は今までの全てをそこに置いて生きていく。私は鳴神大社に仕える久岐家や久岐一族の久岐忍ではなく、私はただの久岐忍、何でもないただの一人の人間である久岐忍として生きていく。定められた人生など捨て去り、自分の人生、自分だけの人生を歩もうと……!」
忍は強い決意を込めた表情で告げた。
「……なるほど。それが、忍さんの出した結論か。つまり、忍さんは家出をしたのだな」
「はい、そうです。そうして家と大社を出た私は、稲妻城の城下町である花見坂で暮らし始めました。……そうしてそこで生きる為に様々な職に就いたり、数多の数の資格を取って、“真に自由な仕事”を見つける為にと努力してきました。…そうしてとある日、とある出来事がきっかけに、“彼”と出会ったのです。私の“親分”、『荒瀧一斗』と」
「ほぉ…。成程、それが忍さんの、荒瀧派の二番手としての原点だったというわけだな」
「はい。そうですね。そしてそれがきっかけに、“荒瀧派”の者となり、そうして荒瀧派の問題児達を纏め上げる存在になっていったのです」
「…ふむ、そういう事だったのか」
「…ふ~ん、成る程ね」
忍の話を聞いていた煙緋は納得したように小さく呟き、夜蘭も興味深そうな表情をしていた。
「…次に私が、少しでも家族や一族から、とにかく遠いところへ逃げたいと思った理由に関してなのですが、実は花見坂で荒瀧派と共に過ごしていた時、家族や一族の知り合いや親戚と出会ってしまい、私と会ってしまった事で家に戻るように言ってきたり、また連れ戻そうともしようとしてきたのです」
「なに、そうだったのか?」
「うわ、随分と大変そうね」
忍と夜蘭は少し目を見開き、そして頷く。
「はい、本当にです…。そしてそれを見た荒瀧派の者達は、最終的に物凄く激怒し、大暴れしようとしてしまいました…。そのため、一度ほとぼりが冷めるまで、一旦稲妻から離れた方が良いのではないかと考え、結果的にではありますが、その頃の私は法律を学びたいなとも考えており、そうしてその事も相まって、この璃月にやって来たというわけなのです」
「……う、うむ。そうだったのか。それは、大変そうだな……」
「えぇ、本当に……」
煙緋は同情したような視線を向け、夜蘭も苦笑いを浮かべていた。
「はい、本当にです。いざ実際に稲妻から離れようとした時は、正直、不安でどうしようもなかったのですが、幸いにも私の知り合いや友人達に相談して、親分や荒瀧派の者達の様子を気にかけてくれたり、何かがあれば手助けしてやると言ってくれましたので、本当に助かりました。それに彼らは一般人とは違い、それなりの立場や役職、それに実力を持っていますので、彼らが表向きではないとはいえ、それでも味方に付いてくれるだけでもかなり心強かったのです」
忍はほっとした様子で安堵の息を吐いた。
「……まぁ、確かに知り合いや友人達がいるのであれば、心強いだろう。それにそのような立場や役職、実力者であるのであれば尚更だな」
「えぇ、そうね。良かったわね。稲妻に頼れる人達がいて」
忍と夜蘭は微笑ましそうに見つめながら言った。
「はい、本当にです…。そして、最後に瞬詠の安否や無事についての確認です。これはその通り、船を降りた事によって、私達の目の前から姿を眩ませてしまった彼がどうなっているのかを確認する為です。私達は彼が所属していた『南十字船隊』の者達から、彼が船を降りたと聞きました。またそれだけではなく、花見坂や離島で流れていた冥界巨獣の『海山』に『南十字船隊』の『竜殺し』、そして『黄金の翼』の噂話を聞いて、全てを察しました」
「ふむ、『海山』に『南十字船隊』の『竜殺し』、そして『黄金の翼』の噂か」
「へぇ、『黄金の翼』ねぇ~」
「…」
忍の話を聞いた忍は興味深そうに反応を示し、そして夜蘭は瞬詠に意味ありげな視線を向ける。
「はい、その噂を聞いた私は、瞬詠が只事では済まない事になってしまったのだと悟り、彼の身を案じてすぐにでも確認を、場合によっては助けに行きたいと思ったのです…。曰く、”『黄金の翼』は沈みゆく『南十字船隊』の船や仲間達、そして船長の『竜殺し』を守り抜く為、『海山』に独りで立ち向かい、『海山』によって片羽の半分が引き千切られ、背中には大きな傷を負い、額の切り傷から血を流しながらも、『竜殺し』達の時間を稼ぐため、囮になるために『海山』の周りを飛翔し続け、そしてそれはまるで修羅の如きのような、激しい猛攻を『海山』に加え続けたようです。そしてその様はまるで___」
忍はそう言うと、瞬詠の事をじっと見据えた。
「___かつて雷電将軍に仕えていた『大天狗』とよばれ、また忠義の『愛将』とも呼ばれていた『笹百合』様…。ヤシオリ島で鳴神島を、そして将軍様を守り抜く為、決死の覚悟で『オロバシ』の忠臣である『惡王』に死闘を挑み、それを繰り広げた姿を彷彿とさせる程のものであった”、それくらいのものではなかったのではないか、と聞いております」
「…成程、そうだったのか」
「…ふふっ、面白いじゃない。貴方、そんな風に言われていたなんてね」
「…っ、はぁ」
煙緋と夜蘭は納得したように呟き、瞬詠は複雑そうな表情を浮かべて少し顔を背けた。
「…そして、”最終的に『黄金の翼』によって、時間稼ぎに成功し全ての準備を整えた『竜殺し』達は、『竜殺し』が『海山』目掛けて大剣を振るい、遂に『海山』の頭を断ち斬った。その後、『黄金の翼』はその身を挺して『竜殺し』達の元に戻らんとするものの、彼らの船の前で力尽きたかのように、彼らの前で錐揉み回転しながら落下し、その表情には薄らと満面の笑みが浮かび上がりながら、海に墜落して海中に沈んでいった。そして、『海山』との戦いで満身創痍な『竜殺し』は海中に没していく『黄金の翼』を助け出すべく、自らも水中に飛び込んでいった…”、との事でした」
「…あぁ、成る程」
「…分かったわ、そういう事だったのね」
忍はそこまで言い切ると、瞬詠に対して何か言いたげに見つめ、煙緋は感心したような声を出し、夜蘭は何かを理解したかのような反応を示した。
「…本当に、心配をかけさせてすまなかった」
「ふんっ…。だが、まぁ、瞬詠が無事で良かった。あんたが船を降りたと知った時の事、それにこのような噂話が稲妻で流れていた時の事、これらが相まって、私も皆も本当に心配していたんだぞ?もしかしたら、その『海山』との戦いで、瞬詠は命を落としてしまったのではないかと思って」
「……あぁ、本当にすまない」
「…ふんっ」
瞬詠は申し訳なさそうに謝ると、忍は仕方ないといった様子で肩をすくめた。
「まぁいい、とにかく死んだとかじゃなくて安心した…。はぁ、本当に無事で何よりだ」
忍はそう言うと、安堵した様子で胸を撫で下ろした。
「あぁ、本当にだな……」
「そうね……」
夜蘭と煙緋も同様にほっとした様子を見せる。
「本当に良かった…。頼むからもう二度と私達にこんな思いなんかさせないでくれ」
「あぁ、分かってるさ、忍。約束する。それにやっと、稲妻で一体何が起きているのかが分かった気がするぞ…。ちょっと真面目な話。近いうちに稲妻に行って、自分は生きているという事を伝えないといけないし、彼らに心配させたことに関しての謝罪もしなければいけないようだな」
瞬詠は真剣な面持ちで言った。
「うん、そうだな。それが良いと思う。絶対に。特に“花火職人”の『宵宮さん』、社奉行の“白鷺の姫君”の『神里さん』、それに私とかなり長い付き合いとなってしまっている天領奉行の“幕府軍の大将”である『九条さん』の三人は特にな。本当にあんたの事を酷く心配していたから、ちゃんと会って話をしてあげてくれ。神里さんの“木漏茶屋”であんなに酷く取り乱してしまっている三人の姿を見たのは初めてだったからな。それにこの三人と瞬詠は、私よりもかなり深い仲だった筈だしな」
忍は瞬詠の言葉に同意すると、彼に忠告をした。
「あぁ、勿論だ。自分のせいで心配をかけた人達だし、その自覚はあるつもりだ。だから会うつもりでいるさ。必ずな…。今、自分が握ってしまっている“大きな仕事”が片付いたら、何とかして稲妻に向かおうと思っている。そして、その暁には、自分の身に起きた出来事を全て話すよ…。だからその前に、まずは目の前の仕事を片付けないとな」
瞬詠はそう言うと、改めて気を引き締めた。
「…大きな仕事か?」
忍は首を傾げた。
「あぁ、そうだ。…機密事項、それもある意味、最高機密に関わるかもしれない物と言ってもいいかもしれない事柄と、関連してしまっているからな。今、自分がやっている事、やろうとしている事がな」
「…そうなのか、瞬詠」
「あぁ、そうだ。それにこれは自分じゃなければ、“俺”がやらなければならない問題でもあるし、“俺”にしか出来ない問題だからな…」
「…そうか、分かった。瞬詠。まずはあんたのそれを無事に終わらせるんだな」
「あぁ、ありがとう。忍」
忍は瞬詠の言葉に非常に強い意志がある事に感じ取ったかのように、それ以上深く聞く事はしなかった。
「…ほぉ、大きな仕事か」
(…瞬詠、どうやら本気で言っているみたいだな)
煙緋は感心したように呟く。そこには普段の瞬詠とは違い、何故か、どこかただならぬ覚悟でも決めているかのような雰囲気があったからだ。
「…ふふっ」
そして夜蘭は意味ありげに笑うかのように口元に手を当てていた。
「…あ、丁度いいかもしれないな。今この琉璃亭は貸し切りだし。この話を少しくらいしても大丈夫かもしれないな…。煙緋」
そう言うと何かに気づいた瞬詠は、煙緋の方に視線を向けた。
「ん?なんだ?」
「ちょっと話したい事があるんだけど、良いか?これからの事でな」
「え?あ、あぁ、別に構わないぞ。私は」
「あぁ、助かる。じゃあ早速だけど……煙緋。先に予告しておく。一週間以内に、おそらく月海亭から煙緋に『とある依頼』を、”璃月の経済や金融業界を左右するかもしれないような『大きな依頼』”を受ける事になるはずだ。だから、今から心の準備をしてほしい」
「えっ?どういう事だ?瞬詠」
「それは言えない。だが、少なくとも言える事…。それは現在進行中の『“北国銀行・璃月港支店”開業計画』関連ということだけだ。…煙緋なら何となく、この件の事やそれに関する噂を聞いたことがある筈だし、それにここまで言えば、なんとなく分かるだろう?」
瞬詠は真剣な表情でそう言い切った。
「『“北国銀行・璃月港支店”開業計画』関連か…」
(ふむ…何となくだが、その件はとても厄介そうな案件だという事だけは分かったな)
そして瞬詠にそう言われた煙緋は、気を引き締めた。
『北国銀行』、それは現在、『スネージナヤ』が世界中に支店の展開を行っているスネージナヤ系列の外資系銀行である。
「…ふむ」
煙緋は訝しむかのように考え込む。
スネージナヤ系列の外資系銀行である北国銀行と言うのは、噂話によれば多くの見込み客に気前よく融資するということで知られているが、それはつまりその融資の基準が他の璃月系列の銀行等と比べて緩いという事で、それ故にその既存顧客が北国銀行の方に大量に流れてしまうのではないかという事らしいのだ。
実際、そのスネージナヤの北国銀行が展開されている他の国やその国の地域では、多くの顧客がその既存のローカル銀行から北国銀行の方へと流れていってしまった等という多くの問題も発生しているらしく、既にその勢いは凄まじく留まるところを知らず、それがきっかけに既存のローカル銀行が閉店に追い込まれたりすることで、その国やその地域の金融にダメージを受けてしまい、それがその国の経済に打撃を与えてしまっている程なのだとか。
「なるほど、確かにそれは困ったものだな……」
そう言って煙緋は溜息をつく。
「あぁ、その通りだ。それに今、この璃月にもその波が迫りつつある。このまま放っておけば、大変な事態になる可能性がある。…最悪な事態を想定すれば、北国銀行を通じて璃月の有力な各商会にスネージナヤの大量の資本が入ってきて、それによって多くの有力な商会がスネージナヤの傘下に入ってしまったり、しいては『彼ら』に有力な商会達を乗っ取られてしまうなんて事もあり得るかもしれない。そうなってしまえば、この璃月はスネージナヤに経済的に支配され、実質スネージナヤの属国と化してしまう可能性だってある…。そんな事は絶対に避けなければいけない」
瞬詠はそう言うと、とある方向に顔を見上げる。その方向とは、玉京台、玉京台の上空で璃月全体を見下ろすように鎮座している『群玉閣』の方向であった。
「…今も尚、『凝光』さんは、この大きな問題に対処するために、金融法関連や銀行法関連の法律の改定作業を急ピッチで進めているんだ…。こんな時間になってもな…。まぁ、だからこそ、この問題に対して早急に対応策を取る必要がある。だから、その対策の為に、どうか力を貸してやってほしい。……煙緋」
瞬詠は真剣な表情を浮かべながら、煙緋の目を見る。
「……あぁ、勿論だとも。私は法律家だ。それにこれは璃月の法律、銀行法や金融法等に関わる問題だけでなく、それどころかもしかすれば、璃月の未来を左右しかねない問題だ。……うむ、分かった。是非とも喜んで、私に出来る限りの事をさせてもらうよ」
(ふむ、それに“天権”『凝光』殿も既に動いているのだ。ならば一流の法律家である私も動かねどあるまい…。ふふっ、面白くなってきたではないか。もしかすれば、凝光殿と直接共闘するなんて事も、ありえるかもしれないしな)
煙緋はそう言って、力強く瞬詠の瞳を見た。
「えっと…」
そして瞬詠と煙緋の話を聞いていた忍は、話の規模の大きさに戸惑い、困惑していた。
「…ふふっ、そう言えば瞬詠」
「ん?どうした、夜蘭?」
「そう言えば稲妻にいた頃の君って、どんな感じだったのかしら?」
「えっ、どんな感じだって?」
「えぇ、そうよ。君が私達の所に来る前の稲妻での事について知りたいわ。例えば、忍と瞬詠との出会いの話とか」
困惑していた忍をチラッと見ていた夜蘭はどこかわざとらしく、瞬詠に質問をした。
「あー、そういう事か。そう言えば、まだ稲妻にいた頃の自分はどんな感じだったのかについてを、夜蘭や煙緋に話をしていなかったな…。よし、分かった。ちょっと、昔話でもしよう。それに折角だし、忍と自分の出会いの時だけでなく、自分が初めて稲妻を訪れた時の事から、今の稲妻の知り合いや友人達との出会いや交流、そうしてその友人達が自分に見せてくれた彼らの軌跡とか、彼らとの思い出話についてを…。例えば___」
瞬詠は納得すると、何かを思い出すかのように視線を上に向けた。
「___忍の話を加えて、さっき忍が言っていた三人、また煙緋が言っていた八重さんに関する事に関して、具体的に言えば、“本来ならば厳格で自分を律する筈の花火職人である筈なのに、自由奔放、面白い事や楽しい事好き、また子供好きな彼女、そして散々自分を色んな事に巻き込んできた彼女。だがもしも子供達の身に何かが起きれば、身体を張って守る事が出来る強い心を持った彼女、夏祭りの女王と呼ばれている『宵宮』の話”」
そう言うと、瞬詠は視線を夜蘭に移す。
「“白鷺の姫君と呼ばれている社奉行神里家の令嬢であり、非の打ち所がない文武両道で、容姿端麗な武家の令嬢である彼女。また自分の武装船隊の話や船旅で何を見てきたのか、どんなことがあったのかを興味を持っていたご令嬢。だがその華やかな見た目とは裏腹に、その心は深い孤独による哀しさと兄に対する複雑な感情によって支配され、最終的には自分の協力も相まって勇気を出して一歩踏み出し、そうして心許せる友人達を作り、そして家を守るために奔走している兄を支えるため、兄に認められるために剣術や太刀術を極め、そして兄に自分を認めさせるために剣の対決を行う決意を行い、兄に挑んだ、強く、美しく、そして優しかった彼女、『神里綾華』の話”」
「…ほぉ」
その話を聞いていた煙緋は興味深そうに声を漏らす。
「そして、“自分にも厳しく、他人にも厳しく、誰よりも将軍様を敬愛している幕府軍の大将である彼女。本当に愚直で、どこまでも不器用な生き方をしていて、とても苦労人な彼女であるが、実は優しいところもあり、人知れぬ所で、他人思いや優しさを見せる彼女。そして天狗の血が流れているが故に、『空を飛ぶという事がどういうことなのか』を深く理解している彼女。そうして、自分が彼女の要望している不卜廬の薬草や薬等に関するものを彼女にあげていたという事で、そのお礼としてこんな自分に『空を飛ぶという事』に関してを教えてくれたり、戦いに関する事やそれに関するあらゆる技術等について教えてくれたりしてくれた、彼女。また愚直で不器用な彼女が心許せる友人達を作れるように、自分なりに手助けをしていたり、時には彼女自身に助言をしたりもしていた、そんな彼女、『九条裟羅』の話”」
「…ふんっ」
そしてそれを聞いていた忍は、自身の友人の話が出たことに少し照れ臭そうにしながら、鼻息を出した。
「最後に“毎回全く気配を感じさせずに、背後から急に話しかけて驚かせたりする彼女。たまに神里家の当主である役人の彼の事を聞かれたり、彼に何を話したのかを聞いてくる不思議でちょっと恐ろしさのある彼女。だが、実はただの面白い事好きの彼女で、実は娯楽小説出版社“八重堂”の編集長でもあった彼女。そうして、”お主に付いていくと中々愉快な事が待っていて、退屈することはなさそうだの~”、とか言って自分の行く先々に現れていた、彼女。また、”童よ、妾の散歩に付き合え”、とか言って、散歩に付き合わされたり、なんかよく分からずに稲妻の『神櫻』や『雷櫻』巡りに付き合わされたり、その神櫻や雷櫻の前で、わざと自分に聞かせるかのように、物凄く意味ありげな独り言を言ったりしていた彼女。そうしてずっと本当に彼女は人間なのかを疑問に思っていたが、先日の甘雨の話から、ようやくあの人の正体を知ることが出来た彼女、鳴神大社の宮司様である仙狐の『八重神子』の話”」
「…ほぉ」
「…へぇ」
「…ふん」
瞬詠の話を聞き終えた忍達は、それぞれ違った表情を浮かべていた。
「へぇ……。なるほどね。どれも色々と興味深いわね。瞬詠」
「だろう?…夜蘭、どの人物の話を聞いてみたい?」
「そうね…」
そう言うと夜蘭は、じっくりと目を瞑って考え始める。
「…そうね、ならば、なら___の話をお願いしようかしら?」
夜蘭はそう言うと、ゆっくりと目を開いた。
本来なら、ここから夜蘭視点のファデュイ関連等の話を展開するはずだった…。
さてアンケートに関しての補足説明ですが、その他に関しては以下の通りです。
・その他
→本アンケートの結果を無効とし、アンケートの実施を延期する。
一応、今回アンケートが取っているのは話の展開上、アンケートを取るタイミングとしては悪くなさそうなのでアンケートを取っているだけです。実際にこれが反映されて、【番外編・第2幕】の稲妻編が始まるのは、本編の【第三幕―騒乱のモンド城と暗躍する“大罪人”の影(予定)―】の後の為、かなり時間(下手すれば、少なくとも半年後…)がかかると思われます…。
下記の5人のキャラは、一応ある程度ではありますが、基本的な大まかなストーリーは完成していて、現時点でも書こうと思えば何とか書ける程度には書けるキャラとなります。
ただ、もう少し時間が経てば、他のキャラも基本的な大まかなストーリーも完成する可能性もあるため、それを考慮して“その他”という選択肢も作っています。(その他のタイミングとしては本番外編が終了後と、第三幕の終盤辺りのどちらかを予定しており、本番外編が終了後ならばそのキャラに加えて2キャラ程度、第三幕の終盤辺りならばそのキャラに加えて更に2キャラの計4キャラ程度追加できそうな見込みではあります)
上記の事情のため、アンケート結果に関しましては、特殊な運用をしようと思います。6択の内、その他が三位以上であれば、本アンケートの結果を無効化しようと思います。(ただ無効化されたとしても、アンケート結果の第1位のキャラと第2位のキャラに関しては、有力候補としてそのキャラの深堀りやそのキャラの持つストーリーの完成度を引き上げる対象にしようと思います。)
尚、アンケートの実施期間は次回の投稿までとします。
以上、よろしくお願いします。
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追記1
・前書きと後書きの誤字を修正しました。
追記2
・『黄金の翼』の噂話の一部を追加修正しました。
追記3
・『笹百合』の部分に関する文章の追加・修正を行いました。
以下の人物から一人を選んでください
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久岐忍
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宵宮
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神里綾華
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九条裟羅
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八重神子
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その他