コンコン
急いでるように荒い
ノックの音が鳴り響く。
提督「入れ」
青葉「失礼します!」
提督「あぁ…青葉か。どうした。」
青葉「報告します!作戦海域にて、涼月以下数名の艦娘の救助に成功との伝令が入りました!」
提督「なに!?本当か!」
青葉「はい…本当に…良かったです!」
提督「あぁ…生きていてくれたか…」
青葉「ちゃんと思い伝えるんですよ?」
提督「そうだな。ちゃんと伝えるさ。あ、撮るのはやめろよ?」
青葉「げ。………はい…」
失礼しました。そう言って青葉が出ていった後、俺は椅子に深く腰掛けて溜息をついた。
俺は鬱病になっていた。
負けた上に失ったものが多すぎた。
机の上に飾ってあった写真を手に取る。
みんな笑っていた。
今はなき者たちも。
俺はこの子達を幸せにすることはできなかった。
俺は…
それでも…前に進まなければならない。
涼月だって苦しみを乗り越えてきたんだ。
俺だけ立ち止まるわけには行かない。
俺にとってこの雰囲気の中、失ったものは大きくとも涼月が帰ってきてくれると言うのは嬉しいことだった。
…………
鎮守府が近くなってきた。
それと同時に私は複雑な感情を抱いてしまった。
また、目の前で沢山の戦友を失ってしまった。
提督にどう会えばいいのだろうか…
守れなかった。それは私にとって一番嫌なことだった
何度同じ後悔をすればいいのだろうか。
そう思っていると私のことを抱き抱えてくれる人がいた。
「飛鷹さん…」
飛鷹「あんまり思い詰めちゃだめよ。」
「そう…ですよね…」
飛鷹「すくなくも、貴方は戻ってきた。それに…あなたが救った命も沢山あるのよ。あなたはよく頑張ったわ。」
「そんな…私なんて何もできませでした…」
飛鷹「そうかしら?少なくとも私達の部隊が安全に撤退できたのは貴方が戦ってくれていたおかげだと記憶しているけどね。」
「私も…誰かを守れたのでしょう…」
飛鷹「えぇ。沢山の艦娘を貴方は守ったわ。だからそんなに思い詰めないでね。」
「飛鷹さんありがとうございます、おかげで何とかなりそうです。」
飛鷹「なら良かったわ、貴方は早く帰って休まないとね!それと。思いはしっかりと伝えるのよ。」
「な!何のことですか!?」
顔に血が登っていくのを感じた。
飛鷹「あら?気づいてないとでも?もうみんな知ってるわよ」
「嘘でしょ…」
飛鷹「うふふ…まぁ頑張ってね!」
「ありがとうございます」
苦笑しながら答えた。
鎮守府が見えてきた。
誰かが走ってくる。
それは。
私の最も会いたかった人物
「提督!」
船から降りた私は怪我などお構いなしに走って提督のところまで行こうとした。
ところが大破した自分の艤装に、躓いてバランスを崩してしまった。
倒れそうになる私のことを誰かが抱き抱えてくれた。
提督「大丈夫かい?」
顔を真っ赤にしながら答える。
「大丈夫…です!」
提督「おかえり!涼月!」
「はい!涼月只今戻りました!」
これからどんどんシリアスにしていくつもりです。
多分明日更新しますね〜
ありがとうございました〜
次回お楽しみに!