結構シリアスな展開が多くなるかもですが個人的にはほのぼのも書きたい…
ちょっとストーリーの都合上色々変えました〜。
すいません…
桜の舞う鎮守府への道
私は華やかに咲く桜の木を見上げていた。
「君が涼月かな?」
ゆっくりと振り返る。
そこには優しそうな笑みを浮かべた男が立っていた。
私は無言で頷いた。
提督「私は秋雨、今日から君の提督だよ。俺は学校を出たばかりの新米だけどよろしくね。」
しかし、そういって出された手を私は取ることができなかった。
「どうせあなたも…」
履歴を見たのだろう。
そう呟いた私の言葉に提督は悲しそうな顔をしていた。
私は1ヶ月程前まで別の鎮守府に所属していた。
しかしそこでの対応はとても酷くみんな心に傷を負ってしまっていた。
当時の提督の汚職が発覚し憲兵に連行されたが所属していた大多数の艦娘は自ら解体を申しでて、解体されていった。
彼女らの申し出た時の大本営の職員たちの顔は今でも忘れられない。
私も解体を申し出たが【貴重な】駆逐艦だから駄目だと受理されなかった。
私はそこから人間のこと信じれなくなった。
そんな中初期艦としてこの新設された鎮守府へと配属になったのだ。
舞いゆく桜とは場違いの空気が漂った。
暫くの沈黙が続いた末に沈黙を破ったのは提督だった。
提督「君を…無下に扱うつもりは俺にはないよ…」
その言葉は私の怒りの琴線に触れた。
「そんなことを言ってまた私達を酷い目に合わせるんでしょう!?」
そう言った私の言葉を受け止めた提督は真っ直ぐな瞳でこう言った。
提督「絶対に。絶対に俺はそんなことをしない。」
「そんなの…!信じられないです!」
提督「約束しよう。君を酷い目になんか合わせない。何があっても君を守る。そして…君を助けてやる。」
何かが心を照らしたような気がした。
私の目から涙がこぼれ落ちた…
「信じて…信じてもいいんですね…?貴方のことを…?」
提督「あぁ。よく頑張ったな。」
そういって泣き続ける私の事を提督は優しく抱きしめてくれた。
…………
提督が着任し、新鎮守府が稼働し始めてから約2ヶ月が経とうとしていた。
海域攻略は順調に進んでおり、鎮守府の規模も随分と大きくなってきた。
しかし、私はトラウマがまだ消えておらず、出撃に関してはまだ克服できていなかった。
新しい提督のことは信じていた。
絶対に大丈夫とも知っていた。
だか、いざ海に出てみると、私の目の前で沈んでいった仲間や姉妹達のことが頭に浮かび私は震えて出撃ができなかった。
私の仕事は秘書艦として提督の執務の手伝いをすることしかできなかった。
しかしそんな私にも鎮守府の仲間は温かかった。
みんな私に明るく話しかけてくれて、みんなと居ると私の心は温かかった。
特に提督は優しく、私に気を使ってくれたり、話し相手になってくれた。
だが前の鎮守府の影響もあり、それは嬉しくもあったが、少し私は居心地の悪さを感じていた。
その夜、私は鎮守府近くの砂浜で月を見上げながら考え事をしていた。
そこへ提督がふらりと現れた。
提督「少し、歩かないか?」
私は少し驚いたがすぐに提督の歩調に合わせて歩き始めた。
提督「やっぱりまだ馴染めないか?」
「馴染めないというよりは…提督…私は本当にここに居て良いんでしょうか…私だけ幸せになって良いんでしょうか…?」
提督「なんだ、そんなことで悩んでいたのか。」
なんだそんなことで、と言われたのは少々憤りを感じたので私は少しムスっとした。
提督「簡単なことだよ。死んでいった仲間や幸せになれなかった仲間の為に君は全力で生きる、そして幸せになるんだよ。」
「ですが…それでも私だけ幸せになるというのはやはり…」
提督「じゃあ聞くけど、君の不幸を願っているやつはいるのかい?」
その言葉に私ははっとした。
私は大切なことを忘れていた気がした。
みんな沈む時や分かれる前は苦しいし辛かっただろうに、私に笑顔を向けて生きてと言ってくれていた。
ならば皆のためにも頑張って生きる。
それが弔いだ。
「提督…有難うございました。私は大切なことを忘れていました。しかし、いまので迷いがふっきれました」
私の心は夜の闇とは真逆で明るくなったいた。
提督「あぁ…やっと笑ってくれたね」
苦笑紛れにそういう提督の言葉に始めて自分が心からの笑みを浮かべていた事に気がついた。
提督「綺麗な笑顔だね。やっぱり君には笑顔が似合うよ」
その言葉に私の顔に血が登っていくのを鏡を見なくても分かった。
リメイクしました。
結末にかなり近づいたかなと思います!
大規模作戦は…どう入れましょうかね…
タイミングが難しいです…