恋魂   作:ゼロナナ

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第三六訓またもや遅れてすいません

 

「銀時、やっと来たのね」 

  

銀時が物理準備室に入ると不満そうな琴里と令音がいる。

 

「来たね銀さん」 

 

「これを見てくれ」

 

「(何を見せられるんだ)」

 

銀時は令音がリモコンを取り出しボタンを押すと近くのモニターから

 

「(真那それにAST!あいつASTなのか)」

 

ASTの服を着た真那が映っている。

 

「なかなかやるじゃないですかあなた」

 

黒髪を左右非対称のツインテールに括り、赤と黒を基調としたドレスを着用し、

 

「こんぐらいたいしたことーねーです」

 

「こんなはどうでして!」

 

狂三は弾丸をastに連続で放つ。

 

「(こっちに来る!)」

 

「あぶねーです折紙さん」

 

「なんとか間に合った見てーです」

 

真那が弾丸を持っている刀で弾く。

 

「全て弾くとはかなりの剣の使い手ですの)」

 

「弾丸を弾くなんて朝飯前」

 

格好つけている真那の左肘は弾丸がかすり怪我をして少し血が流れている。

 

「(血が流れてる!)」

 

「(かっこつけた後に血が流れるなんて格好悪!)」

 

ASTの一人が血が流れる真那に驚愕する。

 

「ナイトメアの弾丸防げことはできなかったけど

、折紙さん守れて良しとしやがりますか」  

 

「真那さんーーーー」

 

「何でやがりますが」

 

ASTの一人が叫ぶ。

 

「今更、身体に怪我を負ってでも守れたことにしてもだめだよー」

 

「何言ってやがりますが全然今更じやねーです」

 

「このことを大声で言わないでください」

 

真那は最後に小声で言う。

 

「言い直してカッコつけたたのにそんなこと言いやがりますか」

 

「恥ずかしいから言わないで欲しいです」

 

「言い直してもナイトメアに笑われるだけじゃ」

 

「自己犠牲するなんて、流石ですのね」

 

「「(気を使ってくれてる!)」」

 

狂三に真那が気を使ったことを心の中で真那達は驚く。

 

「(ものすごく気を使ってくれてるよ、原作でもこんなキャラ)」

 

「今回は怪我は一箇所しかな~ですが!」

 

「次の攻撃は全て弾!」

 

「あっ」

 

「えっ」

 

なんと真那は左肩からも血を流した。

 

「(再度格好つけたら血流れた格好悪すぎるよ)」

 

「(まじやめてください、言われる恥ずかしやがります)」

 

真那達が何故出来るのかわからないが高度のテレパシー的な会話をしている。

 

「銀さん……」

 

「「あっ」」

 

突如近くにいた折紙が身体が致命傷にならない程度の傷を身体に数か所もあり、そこから血が流れている。

 

「折紙さんーーー」

 

ASTの一人(これから先は二代目新八と表記します、二代目新八)が叫ぶ。

 

「真那さん!!!!身体傷だらけだよ、死んでもないおかしくないレベルの大怪我だよ!」

 

「…‥」

 

真那は一旦考える。

 

「よくも」

 

「よくも!」

 

「よくも折紙さんをーーーーー」

 

「(今でのことを無かっことしたーー)」

 

真那は狂三を睨みつける。

 

「すぐに折紙さんいるあの世に送って差し上げますわ!」

 

「(ものすごく気を使ってくれたーーーー)」

 

「(ナイトメアいい人だよ、原作よりも良い人だよ!)」

 

狂三は真那に自身の武器の銃を向ける。

 

「気を使わないで恥ずかしい」

 

「真那さんの心がナイトメアの気使いがお菓子みたいにぼろぼろだよ」

 

「さっきの見た」

 

「見たよ、真那さん刀で弾丸を全て弾いた時のことでしょ」

 

「あれは酷かったわね」

 

「真那さんが弾いた弾丸のほとんどが折紙さんの所に行くなんて」

 

「これって真那さんが弾かなったら、折紙さん怪我しなかったよね」

 

ASTのメンバーが真那のしたことについた語り始めた。

 

「実質、真那さんのせいってこと」

 

「真那さんが攻撃したようなものよね」

 

「真那さんがあんなことしなければ」

 

「ほんとよね」

 

真那がしたことにASTのメンバーが辛辣なことを言う。

 

「よくも」

 

「よくも!」

 

「よくも折紙さんをーーーーー」

 

「真那さんーーー」  

 

真那は顔真っ赤にしながら、再び狂三を睨む。

 

「折紙さん同じあの世行きの切符を打ち込んで差し上げますわ」

 

「ナイトメアーーーーーー」

 

狂三は再びを気を使う。

 

「気を使いやがりますか、恥ずかしいから辞めて、自分のせいだから余計恥ずかしい」

 

真那は涙になりながら言う。

 

「私が攻撃した結果でこうなったんですから、私のせいです」

 

「ぎゃあーーー」

 

真那はゆでタコのように顔を真っ赤にする。

 

「ナイトメアーーーー」

 

「なんです」

 

真那は暴走し、狂三を刺し殺す。

 

「やっと終わった」

 

「戦いがおわりやがりましよ、折紙さん!」

 

「何事もなかったように進めるな!」

 

折紙にかけよかった真那に二代目新八はツッコむ。

 

「気を使ってくれすぎたナイトメアになにとんでもないことをしてんだあんた!」

 

「ASTの仕事をしてだけでやがります。何も問題はない!」

 

「おおありだわ!」  

 

ここでモニターに流れている映像は終わる。

 

「見終わったけど銀時はどう思う」  

 

琴里は銀時がいる方に身体を向ける。

 

「何やってんの」

 

「暗黒大陸の入口があるから入ろうと」

 

「‥…」

 

銀時は頭をゴミ箱に突っ込んでいた。


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