あと、結構残酷なこと書いているのでご注意ください。
妖怪退治の仕事を終わらせ、神社に戻るとね、見たことのない男の子が倒れていた。
見ると土でボロボロ、苦しそうな表情で倒れていて、泣いた跡があった。しかし体には少しだけ体温を感じた。
生きていることを信じて家に上げた、このとき生まれて初めて男の子を抱っこした、どうでもいいと思うけど。
それから私がいつも寝ている布団を用意して、そこで寝かせてあげた。
男の子は身体的にも精神的にも、あまりに苦しそうな表情を浮かべていて、私まで泣きそうだったの。
だから温めてあげるために、そして私の愛情で早く元気になれるように一緒の布団で寝た。
でも次の日の朝、男の子は布団にいなかった。
廊下で寒そうにして寝転がっていたの、泣いた跡がさらに増えていた。
そして男の子も起きた、男の子はすぐに尋ねた。震えた声だった。
「お姉さん...誰?」
「私は博麗霊夢、博麗の巫女よ」
「それより、なんで布団から出たの?寒いじゃない」
そしたら男の子は涙を浮かべ声を荒げながら、
「その...こんなエロティックなボクと一緒に寝るお姉さんが可哀想で...」
私まで感情移入して泣きそうになった。あまりにも可哀想だったから、
捕まえて無理やり抱きしめてあげた。でも男の子の涙が止まることはなかった。
私は尋ねた。
「どうして私が可哀想なの?」
でも、男の子からそれについて返答が来ることはなかった。
どうにかして男の子を元気づけたかった。
「ねえ、ドッチボールしよ?」
家に保管してあった古びたボールを取り出して誘った。
でも、それに乗ることはなかっし、
男の子を持ち上げて高い高いしても、全然笑顔を見せなかったの。
ボクは無念だ。
さっき橋から飛び降りたばかりなのに、なんで消えれないんだよ!
この糞みたいな世界から消えれたと思ったのに、
ボクという存在を消去できたと思ったのに!
この少年はトラウマを抱えている。そして元々は外の世界の住人だ。
橋から飛び降りる前、小さい子供ではなく高校に全落ちしたニートだった。
彼は幼少期から虐待され、人から愛情を受けたことがない。
彼にとって、自分への愛情は希少金属よりも価値が高い。
小学校では友達があまりできなかった。5年生の頃、クラスのボーイッシュな女の子と仲良くなったが、一年後には絶交した。この頃からテスト成績が伸び悩んでいた。
中学校では厳しい先生や小学校時代より難しい勉強にプレッシャーをかけられ、成績がさらに落ちるどころか、学校にも行けなくなった。
親戚の家に従妹と帰省したとき、従妹の7歳年上の可愛いお姉さんに自分の人生について相談した、お姉さんはとても優しく相談に乗ってくれた。彼は初めて愛情を受けたように感じた。
うれしくて彼は抱き着いてしまった、しかし待っていたのは悪夢だった。
抱き着いた瞬間、お姉さんは「触らないで!変態!!」と声を荒げた。
そして、彼の甘えはセクハラ扱いされ、家族や親戚に軽蔑されることになった。
高校受験にはチャレンジしたが、全て落ちた。
その後は工場の作業員として就職したが、そこはブラック企業だった。
だから半年後に辞めてしまって以来は、収入が全くなく親に頼りまくりのニートだ。
このころから、社会全体の普通に生きている人に嫉妬するようになった。同時にネットで誹謗中傷を始めた。
その三年後、彼が酷く誹謗中傷した人が首を吊った。
ある日、彼の家に警察が来た。
「警察だ、お前を侮辱罪で逮捕する」突然逮捕された。
彼は一万円未満の科料で済まされたが、親に家を追い出されてしまった、ホームレスだ。
その時夏だった。
気温が35度を超える日も、彼は外を彷徨い続けた。
ホームレスになった日から、水以外に食べ物を食べていなかった。
水といっても、自分のおしっこだけど。
誰にも恵んでもらえず、ホームレスになってから7日経った。
彼は生きる意味を見いだせず、100メートルある谷に飛び降りた。
しかしどういう訳か、彼は小さな男の子として幻想郷入りしてしまった。
私は気になったことを男の子に聞いてみた。
「ぼく?君のお母さんはどこにいるの?」
すごく優しくしたつもりだったんだけど、男の子は今までにないほど泣き崩れてしまったの。
すぐに「ごめんね!聞いちゃいけないことだった?無理して答えなくていいよ」と言い、頭を撫でてあげた。
ずっと泣いていて疲れたのかな、男の子はまた寝てしまった。
私は寝ている間に男の子を抱いて愛情を注いであげた。
届いてくれないかもしれないけど。
これから本気出します