一発ネタです。もんむす世界に合わせるために、かみは女になってます

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かみとめがみ(一発ネタ)(魔界塔士Sa・Ga*もんむす・くえすと!)

(もんむす世界に合わせるために、かみは女になってます)

 

聖素も魔素も使い果たし、息も絶え絶えだが、イリアスはついに第二の戦争に勝った。もう彼女を脅かすものは何もいないだろう。

「はぁ…はぁ…ふふふ、はははは!やってくれましたねルカ!くくく、あなたは女神に剣を向けると言う大罪を犯しました…もう、ハインリヒのように封印することはできないでしょうがね…」

ルカの死体に話しかける女神イリアスは封印術が破られてしまったことを知っている。

「ちっ」

アリスは訪れるべきではなかった絶望に打ちひしがれていた。

しかし、突然謎の巨大な力を持ったものがこの場に現れたことを悟る。

 

「まさか、邪神様か!」

違う、初代アリスフィーズじゃない・・・目の前のものはシルクハットの謎の女だった。

「誰だ、貴様?」

これほどの力を持ったものが、門が空いていたとは言え天界に入って来たは驚きだった。

「申し訳ありませんが、私は敗者には興味ないんですよ、アリスさん」

なぜ自分のことを知っているのか。たしかに自分は有名な魔王ではあったがこの女の目はすべてを見透かしていたようだった。

 

「やっとここにこれましたよ。おめでとう。このゲームをはイリアスさんの勝利です」

「ゲーム?」

イリアスは聞き返す。ゲーム・・・一体何のことだろうか

「私が作った壮大なストーリーのゲームです!」

「どういうことですか?」

「私は正真正銘の宇宙を作った創造神でして」

 

眼の前の女の、自分が創世の女神を騙っていたと揶揄した言い方にイリアスもアリス動揺に舌打ちをする。

「私は平和な世界に飽き飽きしていました。そしてこの星を見つけたんです。この世界にはまだあなたしかいませんでした。

そこで邪神アリスフィーズを呼び出したのです」

「なぜそんなことを!」

「あなたも生まれたばかりでしたから覚えてなかったでしょうが、アリスフィーズはあなたに興味を示しませんでした。これでは戦争ゲームは始まりません」

「そこでアリスフィーズを洗脳したんですか?」

 

「そう!その通り!!私は悪魔を打ち倒すヒーローが欲しかったのです!」

「何もかもあなたが描いた筋書きだったわけですね」

「なかなか理解が早い。実際はルカくんが勝つと思っていましたがね。死すべき運命を背負ったちっぽけな存在が必死に生きていく姿は私さえも感動させるものがありました。

私はこの感動を与えてくれたイリアスさんにお礼がしたい!どんな望みでも叶えてあげましょう」

「あなたのために戦ったのではありません!良くも私たちをみんなをおもちゃにしてくれましたね!」

「それがどうかしましたか?全ては私が作ったモノなのです。それに他人をおもちゃにする楽しさはあなたが一番知っているではありませんか」

 

その言葉にイリアスは反論できなかった。黒のアリスやプロメスティン、その他大勢を自分の駒として使っていたのだ。それでも、目の前の神を名乗る女を睨みつける。

「どうしました、その目は。まさか局地的な神が全能神にケンカを売るつもりですか?‥‥どこまでも楽しい人だ!

どうしてもやるつもりですね。これも生き物のサガか‥‥よろしい。死ぬ前に神の力得と目に焼き付けておけ!!」



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