勇者寝返った   作:七件

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イカれた家族を紹介するぜ!後編

 

 

 

「空の空、空の空、いっさいは空である」

 

 厨二病という不治の病を患っていた勇者が事あるごとに呟いていた言葉。

 全部虚しいんだ。生きてるだけで虚しいんだ。頑張っても虚しいんだ。彼女ができても虚しいんだ。子供ができて遺伝子を繋いでも虚しいんだ。子孫もまた同じことを繰り返すから虚しいんだ。だから童貞でも仕方がないんだ。そう力説しては、前世を疎みつつも懐かしがっていた。お前最後が言いたかっただけだよね?

 

 じつに空虚な人生じゃあありゃせんかとまで叫んだ、そんな勇者にも今では子供が四人もいます。

 

 第一皇子アルバート、鬼族の吸血鬼。

 第二皇子リリアナ、龍人族。

 第一皇女ユラン、鳥の獣人族。

 第二皇女ジル、人間。

 

 全員種族違うのは魔王が母だから?

 と思うが、これは自然の摂理らしい。

 魔族とは、魔法が使える者たちの総称である。魔族はどんなに姿が違おうが、交わり種を残すことができる。そして生まれた子供が両親と同じ姿をしているとは限らない。例えばエルフ族の女と牛の獣人族の男の子供が、小人族であるなんてザラにあることだ。

 

 貰った飴玉をコロコロと舌で転がす。

 子供の口は小さいので、ちっちゃい飴玉でも頬がいっぱいになる。

 そしてもう一つ、全く同じ飴玉が手の内にあった。

 

 あの後、エイミーさんにちょうどバッタリ出会った。積極的に部屋の外を出歩く俺に感激して、飴玉を複製の魔法で二つにしてくれたのだ。エイミーさんは褒めて伸ばすタイプらしい。

 

 まあせっかくなので、後回しにしていたことを片付けようと思う。

 丁度いい手土産でも持って、第一皇子アルバートこと、俺の師匠に会いに行くのだ。

 

 

 重厚な木製ドアをノックして、開ける。

 足の踏み場もないほど散らかった部屋。本棚に入りきらなかった本が床に積まれ、そして崩れたのだろう。崩れた上にまた本や書類を置くものだから、救いようがなかった。カーテンは閉ざされ、灯りも乏しいため部屋は薄暗い。その中心に部屋主は座っていた。

 

 部屋の惨状をそのまま移したかのように、机の上も当然ながら雑然としている。彼はペンを止め、部屋に入ってきた異物へと目を向ける。廊下の光が差し込み眩しいのだろう、丸眼鏡の奥にある目を細めている。その瞳とボサボサの髪は闇に浸されたように暗く黒い。日光に晒されぬ肌は異様に白くもはや青くさえあった。無精髭を生やし、格好もだらしない。

 

「よお、チビ。なんのようだ」

 

 アルバートの歩き方はどこかぎこちない。まるで、左脚を引き摺るような、そもそも失ってしまったかのような重心の掛け方。しかし彼の左脚は正常だ。それが逆に歩行に異常を生んでいるようにも見える。

 

『どうぞ!』

 

 と飴を渡すと、眉を上げ、それからしゃがみ、おずおずと手を出して受け取った。

 俺の髪も撫でてくれたが、しかし目合わせてはくれない。

 やっぱり断片的に記憶が残っているという魔王の言葉は正しいようだ。

 

 

『前世って信じる?』

 

 大胆な告白は女の子の特権。

 

「ま、まさかジルお前……」

 

 囲め! こいつ人間の言葉喋ったぞ! 女神! 俺も人間の言葉喋っていい?! オッケーが出た!!

 

「TS転生してみた」

「うわ……ジルだ」

 

 ダブルピースを決める俺に、師匠は膝をついた。

 

「可愛い妹であってくれよマセガキが」

 

 心底絶望したような声。すまんな、幼女の中身が心失った成人男性なんて詐欺もいいところだよな。

 

「どこまで覚えているんだ」

「全部」

「ああ……」

 

 ついには天井を仰ぎ始める師匠。

 

「そうか……災難だったな」

 

 ようやく絶望から立ち直ったのか、ヨロヨロと師匠は起き上がった。

 

「女神はいるのか?」

「いや」

 

 嘘ぴょんぴょん。

 

「そりゃ不幸中の幸いだ」

 

 師匠後ろ後ろ! 女神が微笑んでいる。

 まあ何故カミングアウトしたかと言えば。俺に向ける感情が大きければ大きいほど、傀儡にかかりやすくなる。前世の重みがあった方がええよね、という判断。もし告げ口する気なら傀儡をかければ良いし。前世で学んだ俺、賢し。

 

「……俺がお前のことを覚えてるってことは内緒にしておかねえか? てめえのも言わねえからよ」

 

 と、考えていたら向こうから提案してきた。

 

「なぜ」

「いやー、あれだ」

「師匠は腐っても俺たちの師匠だろう。勇者に苦言を呈すくらいしたらどうだ。師匠がお得意のサボりをかましたおかげで、俺たちは生まれてきてしまったんだ」

 

 そうだぞ。俺良いこと言うじゃん。素直に寝かしてくれれば、女神が引っ付いてくることもなかったし。

 師匠は気まずそうに首を掻き、罪悪感からか目線の先に俺を置いておけなくなったのか、目を泳がせる。

 

「まさか勇者の考えに全面的に乗ったのか」

「いやあ……まあ」

 

 歯切れの悪い返答だ。

 

「なんだ」

 

 俺は腕を組み、師匠を親の仇のように睨みつける。勇者のメンタルをブレイクしたと言われている伝説の奥義、圧迫面接とやらをやってみた。もう……散体しろ!

 するとようやく意を決したのか、師匠は大きく咳払いをした。

 

「……お前が、前世を思い出したのはいつだ?」

「最近だ」

「そうか。……あれは、ママで精通を迎えたその瞬間だった」

 

 マザーファッカーくんさあ……

 

「魔王のことを優しくて偉大なママ、弟子のことをカッコよくて頼りになるパパだと思っていた無邪気で幼気な少年が、真実を知るんだぜ。こんな残酷な事はないだろう。言えるわけがねえ。前世をまるまる思い出して、今の俺は三十過ぎたおっさんだなんて。昨日まで幼いリリアナを含めて家族四人で一緒にお風呂に入っていたのに、ママとパパに褒められるために吸血鬼の血を操る能力を練習していたってのによ」

 

 どこか遠い目をする師匠。

 

「あれは、ママで精通を迎えたその瞬間だった……」

 

 大事なことなので二回言いましたじゃねえよマザーファッカー野郎。

 ママでシコってたらママが魔王でパパが弟子だと知ってクソ気まずいと言え。

 

「やめろ! 俺をそんな目で見んじゃねえ!!」

 

 師匠がマザコンだなんて、そんな事知りたくなかった……知りたくなかったな……。今の俺はクソかわ幼女ちゃんなので、下劣なものを見下す目はさぞかし精神的にくるだろう。

 

「俺だってショックだったんだよ! 家族大好きな幼気な少年はさ! もちろんパパのこともな! 尊敬してたってんだよ! それが勇者なんてよぉ、はあ……」

 

 大きくため息を吐く師匠。

 

「……それに、今更俺が師匠ヅラなんざできねえし、あいつも俺のことを師匠なんて思ってねえさ」

「勇者が勝手に弟子を名乗らなくなっただけだ」

「何が違うってんだ」

「俺に分かるわけがない」

「……はあ、ごもっとも」

 

 師匠は何か痛みに耐えるように顔を顰めた。無意識だろうか、左足の付け根を抑えている。

 

 前世の師匠は、寵愛を受けていた。激戦の末メデューサに左脚を石にされ、前線から離れて中央教会に戻ってきた師匠は、治療の祝福を得るまでの間、訓練所に特別臨時講師として就任し、生徒の俺たちと出会った。しかし彼の寵愛は、真なる勇者が現れたために失われ、故郷はクレーターと化してしまうのだ。そして彼は自ら左脚を砕く。もちろん、関係は拗れた。尻軽女神さん、もうちょっとこう手心というかなんというか。え? 寵愛は唾つけたみたいなもんだから、正式には勇者じゃないって? 先っちょならOK理論は通用しないんですよ。

 

 というか俺も人間性をなくす前は性欲大魔神だったし、女に弱い奴ばっか女神に目を付けられてない? おい女神、何故目を逸らす。男チョロとか思ってただろ。

 

 まあ、今更な話だけど。

 

「二人にはどの程度記憶があることを伝えたんだ」

 

「断片的に、な? こう、あれだよ。魔族と戦っていた気がするなー、みてえな、さ。ちょっと魔族憎いなー的な。勇者? なんのこと? ってすっとぼけたりな。ま、実際俺も全部しっかりと覚えてるわけじゃねえ。特に、寵愛を失った辺りからの記憶はほとんど残っちゃいねえしな」

 

「リリアナとユランには?」

「言うわけないだろ……特にユランなんかは」

 

 師匠は一際大きくため息を吐いた。

 

「なにも、間違っちゃいねえ。世の中は確実に平和になっていて、戦争なんてなかったみてえだ。今更不幸を喚き散らして、何になるんだ。勇者と魔王をぶん殴って、何になるんだ。どうしろっていうんだ。俺なんつークソみたいな魂を呼び戻して、てめえこの野郎ってか? 人間を裏切りやがって、死をもって償えってか? 訴えて、何をするんだ。革命でも起こすのか? それで流れる血の責任はどうなるんだ、なあ」

 

 そして左脚を引き摺るように机へ向かい、彼は卓上にあるほっそりとしたグラスに注がれている血のような赤い液体、まさに血を煽った。目は爛々と輝いている。

 

「……はあ、キくなあ……やってらんねえや」

 

 ダイナモ感覚! ダイナモ感覚! YO! YO! YO! YEAH!

 いきなり血キメんといてください。

 引きこもり、マザコン、薬中とかもう役満だよ。

 

「ただ、リリアナには兄らしく振る舞ったらどうだ。毎夜乱交パーティーを開いている。多分今日も開くぞ。明日も開くぞ」

「てめえが構ってやれよ」

「俺には無理だ」

「……はあ。あの指輪を隠してやったし、しばらくは大人しくなんだろ」

「指輪?」

 

 師匠は忌々しげに舌打ちをする。

 

「感覚共有の魔法がかけられた魔導具だ。いたく気に入っててな、毎晩使ってるだろうよ。それがあの野郎、この前範囲ミスったかなんか知らねえが、俺にまで対象にしやがった。だから隠してやったんだよ。へ、ざまあねえな」

 

 かわいそう。

 

「でもそれ返しちゃった」

「ああ!?」

 

 胸ぐらを掴まれそうになったが、流石に幼女相手に気が引けたのか師匠は血でキまり震える手をグラスへと伸ばす。そして怒りを抑えたらしい。「……っぱ兎の獣人の血なんだよなあ」と呟く。

 

 あぁ〜^心がぴょんぴょんするんじゃぁ〜^

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 役満薬中さんから逃げて、ユランの部屋に転がり込む。

 

 アルバートほどではないが、埃っぽい物置のような部屋である。その部屋は静かに止まったまま、魔導具たちが微睡んでいる。木製の棚は埃がかぶっていたが、表面はツルツルと磨かれていた。定期的に誰かが掃除をしていた証だ。蜘蛛の巣などの類は見当たらない。

 

 ユランは今日もいない。なんなら、俺が自意識を確立してからは一度も会っていない。自由な彼女には才能が有り余り、絵や歌、踊りに限らず魔法と魔導具の発明の才能が開花した。そして今は世界中を飛び回り、未知の領域への冒険にハマっているのだとか。勇者は「令和のレオナルド・ダ・ヴィンチや!」とかなんとか言っていたが、久しぶりに意味が分からなかった。凄い奴への感嘆表現だろうか。今度使ってみよーっと。

 

 そんな彼女の部屋は、発明品に溢れている。

 Megamipediaを駆使してどんな魔導具かを解析し、使えそうであれば持っていく。普通咎められそうなもんだが、自傷ばかり繰り返していた俺が急にアグレッシブになったこともあり皆甘々で、多少のことならば目を瞑ってくれる。

 

 そして今回、この部屋に訪れた理由は、とある魔導具のことだ。

 

 記憶を封じる魔導具。小さなオルゴールの形をしている。

 オルゴールの箱を開けると、曲が流れる。曲が流れている間に頭の中で消したい記憶を思い浮かべて、音楽が止まり蓋を閉じることで封じ込めることができる。あくまで封じ込めるだけなので、再び蓋を開けて音色を聴いてしまうと思い出してしまうのだが。

 

 え、これ俺が使ったら全部解決じゃね? 

 発見した時、俺は歓喜した。

 そもそも、リリアナの例を見れば分かる通り逆罰は克服することが可能な場合がある。多分俺もその類な気がする。それでも俺が拒む理由はただ一つ。感情を取り戻してしまったら、俺の心が耐えきれないからだ。サラッと流していたが、傀儡は対象の感情を請け負うことができる。それを使って全兵士の恐怖と絶望と苦痛を請け負っていたのだから、逆罰を自ら克服して何が起きるかと言うと、俺の心が時差を持って死ぬのだ。いずれ第二第三の女神が現れるだろう……的エンド間違いなし。ヒステリックメンヘラストーカークソ女神みたいになるの俺、やだよ。

 

 

 そんな俺に舞い込んできた最高の魔導具。記憶消せるなら、そういう感情も全部消せるじゃん、とね。

 奇跡よ、奇跡よ起これ。起こった!

 今から感情を失くした少女が、人と触れ合うことで感情を取り戻していくハートフルストーリー始まるから、見とけよ見とけよ〜。

 

 セクロスセクロスと小躍りを始める俺に、しかし女神は言う。

 

「でも完全ではない。忘れていることを覚えているの」

 

 別にどうでも良くない?

 

「ふふ、必ず開けるわ。人間は、秘されているものを暴かずにはいられないの。とぉっても愚か。愚かで、救いようがないくらい狡猾だから」

 

 開けるなよ! 絶対に開けるなよ!

 馬鹿野郎お前勝つぞお前。俺は誘惑に勝つんだ。

 

「それにね、記憶を封じるにはね、思い出さなければいけないの。その感情を」

 

 はい。

 

「感情を、思い出して。再現しなければならないの」

 

 はい。

 

「できるの? あなたに」

 

 出来らあっ!

 

 という哀しき事実が発覚して、無用の長物になってしまった魔導具。

 一つの選択肢としてアルバート師匠に渡すのも手だろう。あとは師匠が決めることだけど。

 

「あら、偽善者ぶっちゃって。いいのかしら? 傀儡をかけやすくするために接触したのではないの?」

 

 変にしがらみがあると、傀儡で方向性示した時に斜め上の答えを持ってくることもあるし、これが一番早いと思います。え? 言い訳? せやで。俺、聖人君子だから。崇め奉っちゃっても良いよ。

 

 

 

 不意に部屋がノックされて、ドアが無遠慮に開かれた。

 

 額にある美しい紫紺の瞳、栗色の髪を揺らし、箒を持ったエイミーさんが部屋に入ってくる。

 

「あら、ジルちゃん。ここにいたんですね」

 

 あ、やば。

 チュー太! 走れ!

 

 急にポケットから飛び出したネズミにエイミーさんが目を取られている隙に、小さなオルゴールを隠し持つ。とっとこ駆け出してドアの開いた隙間をスルリと抜けていったネズミを見送ってから、エイミーさんの視線は俺の顔へと向く。そして、クスリと笑った。

 

「危ない魔導具もあるので、程々にしてくださいね」

 

 なぜかバレてしまった。

 

「ちょっとだけですけど、わかるようになったんですよ。ジルちゃんのこと」

 

 彼女はしゃがんで俺と目を合わせ、それに応えるように教えてくれる。

 三つ目族ってみんなそうなの? コワ〜…。

 

『心読めるの?』

 

 感情は変わらなくても、このゲロと肥溜めみたいな心の声が聞かれたら色々マズイですよ! ないとは思うが一応聞いてみる。ファミチキください。

 

「そんな魔法、この世にはありませんよ」

 

 良かった。祝福には心を読む能力があったからちょっと焦った。

 

「どうしてないのか、分かりますか」

 

 分からん。「魔法なんて下劣なものよりも、祝福の方が優れているからよ」とテーブルの上に腰掛けている女神が勝手に答えてドヤ顔している。

 何も言わずにエイミーさんを見上げていると、彼女は微笑んだ。

 

「秘められているからこそ、尊ばれるんです。

人の心が全部読めたら、きっとそれは不幸なことです」

 

 だってよ女神。

 女神は「偽善者が死ねよ」と吐き捨てて、そっぽを向いてしまった。性格ブサイクちゃん……

 

 あ、でも良いこと聞いたわ。

 秘められているからこそ、尊ばれる。もし師匠が忘れようとしても、忘れたことは憶えているならば。俺の存在も尊ばれるってことだ。ほらな、女神。結果論うるせえって?

 

「どうしてそんなに、まどろっこしいことをするの?」

 

 しかし女神の返答は俺のクソみたいな予想を反していた。

 

「勇者を直接操ればいいじゃない、ねえ」

 

 ど正論で草。

 でも世界壊すことが漏れの目的じゃないンゴね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ、そういえば嬉しいお知らせがあるんですよ!」

 

 勝手に感傷に浸ろうとしていた俺の手を取るエイミーさん。

 

「学校に行く許可が降りたんです! お友だちがたくさんできますよ!」

 

 やったねジルちゃん! (傀儡できる)お友だちが増えるよ!

 

 

 







アルバート…サボるの大好き、暇な時間の量こそが人生の幸福度合いを表すと信じているタイプ。前世ではジルが自死した後の混乱の中で、魔族に暗殺された。ただ、終戦反対派による謀殺ではないかという歴史家の意見もある。諸説あり。因みに前世もマザーファッカー野郎。身分の違いで自分を捨てた父と似ている息子に、母親は手を出した。アルバートの せいへきは くるった! 人間性を失う前のジルはアルバートのことを嫌っていたらしいが、なぜ嫌いになったのか忘れてしまった。結果的に辛辣な態度だけ残った。恐らく師匠が読心の祝福に長けていたことが理由。

指輪型の感覚共有の魔導具…使いどころさん!? これには女神もビックリ。

記憶を封じる魔導具…アルバートの机の上にこっそり置いておいた。どう使ったかは本人のみぞ知る。ただ渡した後に歩き方は変わっていないものの引きこもりを脱却、歴史家になる夢を持ったらしい。リリアナの女癖も改善を見せた。

ジル…実は「明日は明日の風が吹く」が座右の銘。ポジティブだぁ…。多分勇者を操って二度と自分の魂を呼び起こさないようにしてから死ねば、ジルは一抜けすることができる。でもしない。
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