対魔忍世界へ転移したが、私は一般人枠で人生を謳歌したい+ 作:槍刀拳
筆者:内務省公共安全庁 調査第三部<セクション スリー>諜報部、井河アサギ
□『青空 日葵』⇦
┣□『青空 日葵[あおぞら ひまり]』
┣□『趣味・嗜好』
┣□『疾病・既往歴』
┣□『中学生時代』
┣□『両親について』
┣□『研修会場で所持していた本について』
┣□『テロリスト襲撃時の動き』
┣□『ギンピーギンピー』
┗□『気になること』
□『青空 日葵[あおぞら ひまり]』
性別:女性 年齢:15歳 誕生日:9/16
血液型:B 身長:162.3㎝ 体重:57.7㎏(BMI 21.9(適正体重))
性格:大人しい、優しい、両親想い、我慢強い、消極的
趣味・嗜好:読書、オカルト
疾病・既往歴:現在は特になし。幼児初期に喘息の罹患歴あり
得意科目:世界史、英語、情報
苦手科目:数学、理科、体育
中学時代:
友達は一人もおらず、いつも屋上の階段裏や図書館の隅で物静かに本を読んでいたとのこと。運動神経は良好ではなく、長距離走を除いて常に体育の授業では5段階評価中2と悪かった。教師の話では運動面だけで見るのであれば、評価は1にも等しいとの情報を得られている。
また中学2年時にいじめられた経歴があり。顔に青あざが起きる程度の負傷をし、両親が学校側に指摘するまで明るみに出なかった。このいじめに関しては教師を含め学校側も黙認していたとの情報が同級生から得られている。見舞品として贈られた千羽鶴が入院中の病室のゴミ箱に破棄されており、折り鶴の内部に死を示唆する内容が記されていた。いじめはその後も陰湿な形状に変化して続いていた様子。
□『両親について』
父:『
警察庁に務める警察官。元軍人。陸上自衛官として従軍した経験あり。台湾危機の際には、沖縄県へ進行してきた中華連合から国民を守るために派遣されている。米連との共同作戦で、民間人に危害を加えていた中華連合との交戦経験あり。
警察官としての現階級は警視長。これまでに表ざたになるような犯罪歴はなく、裏のつながりも特に見つからず。緊急時を除き仕事とプライベートをしっかりと分ける質で、休日はよく 家族を連れて国内旅行に出かけていたとの記録あり。
最近の活躍は、テロリスト襲撃時には機動隊に混じって突入し、拳銃のみで6名のテロリストを無力化。また裏でノマドと内通、隠蔽工作を行っていた警察関係者を法の下で裁くなどの行動力を見せる。
正義感と行動力のある家族思いの父親であるようだ。
母:『
元エンジニア、現専業主婦。機械整備が得意で、自力で故障した冷蔵庫や水道を修理するほど。
夫である『青空 源太』とは、彼が自衛隊に所属していた頃、自衛隊車両が突然のエンジンストールを引き起こす。隊に所属する整備士も修理できないトラブルではあったが、偶然 通りがかった『青空 八雲』が修理したことをきっかけに知り合う。その後、交際に発展し、結婚。
また『青空 日葵』が事件に巻き込まれてからというもの、精神状態が不安定となり家族には秘密でメンタルクリニックに通院している。『青空 日葵』が入院中、医師との会話から、彼女には『青空 日葵』が別人であるように感じているとの発言が多数 見受けられる。家族の前では気丈に振る舞っているようだが、ノイローゼの傾向が見受けられるとの診断結果が出ている。
双方の戸籍や親族を徹底的に洗い調査するも、不審な点はなし。模範的で悪に手を染めたこともない善良な一般家庭である。
□『研修会場で所持していた【本】について』
テロリスト(東雲革命派)が占拠した際に、青空 日葵が屋上にて『魔族・魔獣言語で記載された本』を所持していたとの被害に遭った学生の1人から情報提供あり。
本人いわく、露店の古物商から購入したそうだが、詳細不明。要調査案件。
また話し掛けたとたん、その場から早急に立ち去ったそうだが、その後の消息はトイレに入室し、12時間 トイレ内へ籠っていた様子が監視カメラ映像に記録に残されている。
本件は『ふうま小太郎』に調査を指示。内容の確認及び、可能であれば書物の入手予定。
□『テロリスト襲撃後の行動』
12時間の潜伏している間、自動小銃を所持した東雲革命派のテロリストがトイレ内部に立ち入った様子があるが、特にその時には発見されていない様子。但し、現場検証結果よりテロリストはトイレ内で乱射したようであったと記録にあり(彼女は“無傷”で潜り抜けている)。
その後、トイレから退室。非常階段でテロリスト3名を“返り討ち”にし、装備を剥ぎ取り、笑いながら屋上へ出る様子が記録として残されていた。
屋上では監視カメラのケーブルを切断し、物陰に隠れる様子が記録されている。また当時、監視カメラをハッキングしていた東雲革命派を煽る目的として、したり顔で微笑を浮かべウィンクしながら投げキッスをしている様子が映し出されている。
屋上に上った直後では、しきりに高層ビルから身を乗り出して地上の様子を確認する記録に残されている。(投身自殺を考えていた?)
対魔忍が屋上に到着。『井河アサギ』『井河さくら』『水城ゆきかぜ』推参。
15分ほどで展開する全テロリストを片付け、その様子を大型室外機の影から覗く様子が破壊し損ねていた監視カメラに映されていた。
その後、潜伏していたテロリストに人質にされる。
対魔忍が武器を捨てようとしたところで、錯乱した様子でテロリストに何かを叫ぶ。テロリストは一時的に怯むも『青空 日葵』の頭部に突き付けていた銃口を肩へ向けて一発発砲。負傷した腕とは反対の腕で、鹵獲した銃をゼロ距離で撃ち合い、昏倒。その隙に『井河さくら』が最後の東雲革命派の残党を刺殺。
『井河アサギ』が緊急手当てを行なうも状態の安定にはならず。『相州 蛇子』の『癒しのタコ墨』を投与し一時的に症状を安定化させる。駆け付けたドクターヘリで救急搬送となる。
のちの調査で『水城 ゆきかぜ』が『初対面であることは間違いないが、何処かで出会ったことがあるような気がする』と彼女について言及する様子があったと、帰還中の対魔忍同士の会話記録より確認される。
□『ギンピーギンピー』
彼女が発言した言葉。“すり込む”と発言していたことから、何かの薬品と思われる。
この名称を持つ物体について検索をかけるも該当する結果はゼロ。
のちの病院での事情聴取でこの名称について本人に直接、探りを入れるも記憶が混濁しており有益な情報を得られることはかなわず。(当初、錯乱しており適当な内容を口走った可能性が高いと調査部は考えている)
↑それにしては、当時の事件状況をレコーダーで振り返ると 怒りに打ち震えながらも、極めて冷静に対象に恐怖を与えるような言葉を選んで恫喝していることが分析結果で判明。
□『特に気になること』 筆:井河アサギ
彼女の一人称は『私』であるが、テロリストに人質として取られた際。彼女は自分自身のことを流暢に『俺』と呼称する様子が見られた。
のちの学校や両親への事情聴取では、乱暴な言葉遣いはおろか、彼女が自身を『俺』と呼称したことは1度たりともないことがわかっている。
経過観察を行った医師の診断では解離性人格障害の症状は見られていない。以前の性格から人が変わったような状況であるが、医師の判断としては一度、死に直面したことによる人間に見られる症状でもあるため、本件に魔族的要因が絡んでいるのかは不明。
また彼女は対魔忍である私達ですら一瞬、動揺するような揺さぶりをかけたのちにテロリストへ説得を試みた。この時、彼女は私たちのことを特殊部隊ではなく“対魔忍”と呼称している。
対魔忍は秘密組織だ。一般人の女子中学生が知り得る筈のないものだ。
ゴースト(死霊)やスピリット形態の妖魔の類が彼女に憑依している線で一通りの調査も行ったが、彼女は依然として人のままであることしかわからなかった。
また米連に諜報員として派遣されている
そして今回の『八津 紫』の特性を見抜いたこと……。
現状。米連でも、中華連合でも、ノマドでも、魔族でも、何物にも属していないこの一般人について、私たちは早急に調査する必要がある。
~あとがき~
前回は途中で誤投稿してしまったそうなので、リメイク版では初投稿です!
ギンピー・ギンピーに関しましては、私たちの住む現実世界に実在するイラクサ科の被子植物となっております。ご興味をお持ちの方がいらっしゃられましたら、調べてみると情報が見つかると思います。
また この植物は『Episode-Null』でムーンビーストも使用していましたが、使用するきっかけとしましては、ギンピーギンピーの別名には『ムーンライター』との名前を持つことからムーン繋がりで使用しました。
~+での変更点~
霧原 純子お姉さんが情報筋に加わりました!