対魔忍世界へ転移したが、私は一般人枠で人生を謳歌したい+   作:槍刀拳

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8章+ 『五車学園の生徒指導は超過激!』
Episode37+ 『思考がヒャッハー、学内ヒャッハーする』


 陽葵ちゃんと一緒に帰った翌日以降の出来事。

 昼休み。

 私はアコギギターを首から下げ、頭には例のカバン((Episode10で使用))を被り、穴の開いた部分から陽葵ちゃんのクラスを出入り口から覗き込んでいた。

 現在、陽葵ちゃんは薄紫が混じった黒色に蛍光灯の光が反射するほどの艶やかなロングヘアに、長い髪の一部をサイドテールとして黄色のリボンで結っている少女と話している姿が見える。顔はこちら側からは分からないが、手ぶり身振りのボディランゲージが激しく出る陽葵ちゃんと違って、反応は薄い……控えめの子らしい。今からすごく楽しみになってきたぜェ……ッ!!!

 ところで、私の持っているギターが何故エレキーギターではなく、アコギギターなのかは突っ込まないで欲しい。……青空家にはこれしかなかったんですぅッ!!!

 オタマトーンやココナッツカリンバを持ってくるよりマシでしょっ!?

 陽葵ちゃんがこちらに気が付いてアイコンタクトを送ったところで、私は突入する。陽葵ちゃんの異変に彼女もこちらに気が付いたようだ。足先を器用に使って片開きのドアを蹴り開けるッ!

 

「やぁ! やぁっ! やぁッ!!! 我こそはァッ! 『入学1週間で突然 頭にカバンを被って廊下で地獄デスメタルをゲリラライブ放送した印象派ファンキーフレンズ』様だァーッ!!! ヒャッハァー!!!!」

 

 入場と共に激しく弦をはじきまくってカチコミを仕掛ける。

 陽葵ちゃんだけが、こちらを見ながら拍手で私の登場を歓迎してくれた。クラス内外が私に釘付けになる。だからどうしたァ!

 この程度暴れたぐらいで、対魔忍なんかに! 対魔忍なんかに目を付けられるわけがねェッ!!!

 鹿之助くん(制御リミッター)も課外授業で居ねェ! 新しい噂を立てられても鹿之助くん(制御リミッター)なら『また変な噂が立ってる……きっと噂へ更に背びれ尾ひれが付いちゃったんだろうなぁ……』程度で気にせず流してくれるはずだ!

 今日は絶好の演奏日和だぜェ!? これは青春と私の復讐の一撃だ! 噂のとおり、最高にゲリラライブを開く女として楽器を奏でてやるぜェ! キェエエエエエイッ!

 

「オォォク……ファァァァクラァァァァイ……ユァ…デェット……シュァアァァァァァ……」

 

 陽葵ちゃんの手拍子に合わせてアコギギターで曲を即席の地獄デスメタルを作曲しながら、ゴキゲンなインコのように頭を上下に緩やかに動かし、フラフラと足元の覚束ないゾンビのような挙動だが、まっすぐ私と『ゆっくりお話しをしたい女』の元へ、カバンの下では狂気的な笑みを浮かべたまま接近していく。

 なるほど、なるほどぉ! 彼女が速水(はやみ) 心寧(ここね)ちゃんかぁ! 一言で言って彼女の容姿は、大人しそうな女の子のような風貌をしている。垂れ下がった1本線の眉に、タレ目をしたジト目、小さな鼻に小さな口ィ! 赤子のような愛くるしさを持つ、かわいい子じゃねえか!!! 人って本当に見かけによらねぇなぁッ!!!!

 

——アッ!アッアッアッ——」

 

 ……だが、私はここで致命的なミスをしでかしていることに気が付かなかった。

 この鞄を被った異形頭『アデライン』スタイル……。正面の視界は確保できているのだが、足元が全く見えないのだ。地面が平坦のように見えていた私は彼女に走り寄ろうとするも、机の脚に躓き、よろけて……それでも姿勢を立て直そうとして……。

 

——ガッシャァアアアアアン!!!!!

 

 ……入場した時の勢いを殺すことなく、そのまま出入り口とは対面上にあった窓ガラスに頭から突っ込んだ。

 度胆を抜かれ 呆気に取られていたこのクラスの女子生徒の悲鳴と、男子生徒のどよめき。どよめき。めどよき。みんなメドヨキ。

 ……パラパラとガラスの破片が制服を伝って地面に落ちていくのを感じる。視界に銀色の虫が映る。シェーラー現象だ。

 だが、ここで倒れる私ではない。一度は止まってしまった『地獄デスメタル即興曲』だが、これは曲の前座でしかない。エラー反応を連打表示するパソコンのように激しく弦をはじきまくって、突っ込んだ勢いを殺すことなく窓ガラスから頭を引き抜く。

 はじけ飛ぶ窓ガラス。カバンの外でガラスが飛散で太陽の光でミラーボール。私の視界もミラーボール! ヘルメット(例のカバン)が無ければ即死だった。

 

「センキュゥゥウウウウーッ!!!」

 

 キメの一撃は共にカバンを掴んで勢いのまま地面に叩きつけるように脱ぎ捨て、片手で荒ぶるアコギギターを抑えながら、もう一方の片手で人差し指を天井に高らかに突き上げてセリフも忘れない。最後が良ければすべてヨシッだ。現場猫もそういっている。

 陽葵ちゃんだけが満面の笑みを浮かべて、頭上での盛大な1人拍手で教室を包む。

 

はぁ……はぁ……はぁ……

「」

 

 呼吸制御しているような状態で激しい動きをしたため、まるで犬が全力疾走したときのような吐息が口から漏れ出る。

 だが第一印象としては最高だ。彼女は言葉を失っている。言わば絶句という奴だ。やはりサプライズはこれぐらいしなくては。

 

「これが地獄デスメタルです。いかがでしょうか? 頭にカバンを被って教室でゲリラライブ放送した印象派ファンキーフレンズの生演奏を聴いた感想は?」

「」

「感動に言葉も出ませんか……陽葵ちゃんは?」

「これが地獄デスメタル……! 今朝、日葵ちゃんに聞かせてもらった激しい即興ヘヴィメタルと違って、地獄から魔族がはい出てくるようなおぞましさがあって……! それを表現できる日葵ちゃんって本当にすごいねっ!」

「ふっ……そうでしょう? そうでしょう」

 

 勝ち誇ったように鼻で笑い、歯を見せてニカっと微笑む。

 それからアコギギターを教卓の上にのせて、教室後方に備え付けられている掃除用具入れのロッカーからバケツ1個と塵取りとホウキを取り出して、飛散させたガラスを綺麗に履き取ってはバケツの中に捨てていく。

 

「さてと。学校中の人気者が直々に会いに来ましたよ。『一度でいいから、ゆっくりお話ししたい』んでしたよね? 私も心寧(ここね)ちゃんとお話ししたくて、今日はこんなSurprrrrrrrrriseをしたわけです」

「……それは……えっと……ありがとう、ございま……す?」

 

 彼女はこれからまるで説教をされる子供のように身体を小さく縮こませながら、こちらを上目遣いでおどおどとした様子で見てくるが……私の敵意が籠った笑顔と愛用しているダクトテープで割れた窓を封鎖している私の方が何よりも、今のところは勝っている。実物としての第一印象は完璧だ。

 

「陽葵ちゃん、お願いがあるんですけど頼まれてくれませんか?」

「何かな!?」

「多分、今の騒ぎを聞きつけて『(ムラサキ)先生』か『蓮魔(はすま)先生』が飛んでやってくると思うのですが、彼女と“じっくり”お話したいので先生が来た時に教えて頂いてもよろしいですか?」

「いいよ!」

 

 陽葵ちゃんに向けて、神社での動作である柏手(かしわで)のように1回手を合わせた音を高らかに鳴らし、両手を祈るように合わせる。 このクラス全体が私に注目を浴びている中で唯一、顔見知りかつ素面で冷静に見張り行動の移せるのは彼女しかいないからだ。頼む。頼んだ。

 本当であればここまで大事になる予定はなかったのだが……。最後の予期せぬフィニッシュムーブは流石に教師が集まってくるだろう。

 だが、これは好都合だ。使えるものは全力で使って情報を引き抜くのが私の特技でもある。彼女から、どうして『入学1週間で突然 頭にカバンを被って廊下で地獄デスメタルをゲリラライブ放送した印象派ファンキーフレンズ』という噂を流したのか。『一度でいいからゆっくりとお話してみたい』内容について、と『雨の降る夜に出現する洋館には立ち入らないように』促さなければ。

 

「さて……と。もう猫は被らなくても結構です。クラスメイト達は、今の衝撃で こちらに近づいては来ないでしょう。時間はあまり残されていないかもしれませんが、二人っきりなら『学校中の人気者』と『ゆっくりとお話して』みることができますが?」

 

 じっくりと彼女を観察する。大人しそうな小動物のような彼女だが、私の言葉に少し目つきが変わったような気がする。具体的に先ほどまでは怯えた様な目ではあったが、陽葵ちゃんが離れた今。彼女はしっかりとこちらの目を見据え、対話ができるような眼になっていた。

 なんだ。やればできんじゃん。こちらもうっすらと微笑みを浮かべる。

 

「あの、それでは単刀直入に聞かせていただきますが……あなたはふうま君とどういった関係なのですか?」

「……。……へぁっ? ふうま君?」

「……」

 

 予想から大きくかけ離れた質問に、思わず再び窓ガラスへ側頭部から突っ込みそうになるが、これ以上、無意味な窓ガラスの殺生は生徒指導部の教師たちが総動員で駆け付けかねなくなるため、背筋を使って堪えた。

 

「(あぁ、そういう(・・・・)心配ですか……)……ふうま君とは、5月に入学して以来の友達ですよ。それ以上の関係ではないですし、ふうま君は私に一切の興味はないですし、逆もしかりです。彼の反応を見る分に……多分、私のことは珍獣か何かだと思っているとおもいます」

「本当にそれだけですか? ……彼、あなたと一緒に歩いていた時、すごく楽しそうに笑っていましたけど——本当にそれだけの関係ですか?

「はい。きっとそれは愛想笑いだと思いますよ。……逆にそれ以上の関係に見えますか? それは困っちゃいますね。……まぁ、もしかすると私は先々月あたりに引っ越し。先月入学したばかりなので。あの日は……皆さんご存知の通りちょっとした事件もあって、友達も鹿之助くんしか居なかったですし。こちらを気遣って、友達になってくれたのかもしれませんね。ちなみに接点は、私のクラスメイトの鹿之助くんが紹介してくれました」

「……それで、一緒に図書館まで廊下を歩いていたり、一緒にまえさき市にお出かけしたり、入院のお見舞いに行っていたんですね。……ふうま君は本当に優しいんだから……」

 

 うん。彼女は彼に恋をしていますね。彼女は私から視線を外し恋する乙女のように両手を頬に当てて、顔を赤らめながら首を横に振っている。そんな私は彼女を真顔かつ、普段よりも一層ジト目で見下ろすばかりだった。 

 『だって彼には相州蛇子ちゃんという幼馴染がいるんですよ……? 私たち(・・・)のような部外者(・・・)が入れるようなスペースがあるわけないじゃないですか』と。渾身の火の玉ストレートをぶつけてやってもよいが、それは彼女が噂を拡大風潮している情報を確実に掴んでからでも遅くはないし、怒りに任せて敵を増やすのは得策とはいえないだろう。

 『CALL of CTHULHU クトゥルフ神話TRPG(32頁) “情報の収集” 第4段落目にも『親しくなるように努力』する趣旨が掲載され、仲間をつくることを推奨されている。

 やっぱり私が予想していたとおり『㊙ふうまファンクラブ』は存在していたようで、あの時の危機察知予測回避直感能力は間違っていなかったと。……彼女にそのカバンを頭に被ることさえ見られていなければ。

 それにしても心寧ちゃん、だったか? どうして、私がふうま君と図書館に行ったことや、まえさき市に彼と出かけた事。彼が入院のお見舞いに来た事を知っているのだろうか?

 この女……。ストーカ——いや、単独行動する崇拝系のカルティストと同じにおいがする……。この世界は対魔忍の世界だし、一般市民が魔術に触れることは限りなく低いだろうが……殺すとしてもまだ判断を下すには早いか。

 それにしても……重いな。重い。お前の愛がヘビィメタル。地獄デスメタル。

 

「誤解が解けたのであればよかった。……それで? 私がふうま君と一緒に歩いているときに現場を見た上で『入学1週間で突然 頭にカバンを被って廊下で地獄デスメタルをゲリラライブ放送した印象派ファンキーフレンズ』とお話されていたそうですが……? それに関して、何かそちらから弁明はありますか?」

 

 誤解は解けたようで、パァ……と陽葵ちゃんのように明るくなった彼女の顔がこちらに向けられるが、視点が合ったときその笑顔のまま凍り付いた。

 ……それもそのはず。こちらは教卓の上に乗せられたアコギギターを手に取って肩たたきのように自分の首にトントンと当てながら、笑みを浮かべるのを止めて真顔で見下ろしているのだ。この〈威圧〉でビビらないやつはまず居ない。

 真顔のまま元よりジト目の目を一層細める。……私が演奏したのはデスメタルだが。……ロックバンドが持った楽器は最後どうなるか知っているか? まだ私の演奏は終了してないんだぜ? これから私は、お前の脳天に巴の雷(サンダー ショック)

 ……『親しくなるように努力』? 実行犯に慈悲はいらない。事情と状況、正面の女がカルティストなら遠慮もしない。それが私だ。

 

「え、えっと。それは……私が実際に見たわけじゃなくてですね……他の学生から聞いたのを……陽葵ちゃんに話して……」

「あぁん?」

 

 彼女は俯いてしまったため、表情がよく見えない。よく見えないが、私が目を見開いて側面からまばたきもせずに彼女の顔を覗き込めば、今 彼女がどんな表情をしているのかよくわかるので一切問題はない。

 

「ひぅっ」

「……」

 

 手で私が覗き込んでいる方向の隙間をシャットアウトしてしまった。

 だが一切の問題はない。反対側から同じように覗き込む。

 

「ホォ゙ン゙ン゙ドォ゙ニ゙ィ゙ィ゙ィ゙?」デデデデン♪ デデデデン♪

「本当! 本当です! 確かに、陽葵ちゃんには噂の信憑性を持ってもらうために、私が見たとは言いましたけど、噂自体は1週間前に他の学生が話して居るのを聞きまして……!」

 

 呪怨のような声色で、容赦なく彼女を尋問する。彼女は両目を両手で抑えてしまった。

 アコギギターを構え、可能な限り低い音色を用いて『世にも奇妙な物語』のテーマソングを不協和音風にアレンジしながら流し始める。

 私はヴェールを剥ぎ取るもの/多次元に(ひず)む金属集合体か何かかと思われているらしい。それで心寧ちゃんが自分自身の眼球をくり抜きだしたら——完璧だな?

 ……ふむ。ここまで彼女を〈威圧〉観察した様子から、嘘を言っているようには見えない。まぁ、このくらいでいいだろう。この尋問はあくまでも次のステップへ移るための仕込みでしかない。いわゆる飴と鞭だ。

 

パチパチパチパチパチッ!

 

 次の話題に移ろうとしたとき、廊下側から拍手が響いた。……案の定、陽葵ちゃんだった。地獄デスメタル以上の拍手をただ1人。私に送ってくれている。……本当にいい子だなぁ。

 親指だけをぐっと突き出してファンサービスを送り付けた。

 きっと陽葵ちゃんの目には、友達と友達がふざけてじゃれ合っているように目に映っているのかもしれない。あの曇りなき笑顔がそう語っている。

 

「そうでしたか! はっはっはっは。いやぁ、誰が私の事を『入学1週間で突然 頭にカバンを被って廊下で地獄デスメタルをゲリラライブ放送した印象派ファンキーフレンズ』と噂を流していたのかすごく気になっていまして! 他の学生から聞いたのでは、誰が話して居たかなんて、わからないですよねぇ! これは良からぬ疑いをかけてしまい、失礼いたしました。わぁはっはっはっはっはぁー」

 

 傍から見れば私の行動は情緒不安定者のそれだが、これぐらい感情に温冷感を付けなければ、1人で飴と鞭の効果を通用させる場合 加減が難しくなってしまう。

 私はできる限り、明るい声を出してシンバルモンキーのように手を叩き豪快に笑う。……その陽気な様子に彼女もそっと指をわずかに開いてこちらを見ている。

 

「それじゃぁ、もう2点。今度『雨の降る夜にのみ出現する洋館』へ遊びに行くそうじゃないですか。メンバーは、あなたと陽葵ちゃんと、神村さんと3年生の先輩だとか。その神村さんのクラスと3年生の先輩 2人のお名前を教えて頂いてもよろしいでしょうか?」

「神村さんでしたらお隣のクラスにいらっしゃられます……。……3年生の先輩のお名前は『穂稀(ほまれ) なお』先輩と『コロ先輩』。……あ、『死々村(ししむら) 孤路(ころ)』先輩と言います……」

「なるほど、なるほど。隣のクラスに神村さんが居て、3年生の先輩のお名前は『穂稀 なお』『死々村 コロ』先輩ですね?」

 

 対馬でパンジャンドラムしてそうな叔父上が好きそうな名前だなと思いながら、スマホを取り出して、3人の情報をメモをした。

 ——よし、こちらの聞きたいこととしてはこれでおしまいだ。あとは、雨の降る夜に森の中に入っていく行動自体を止めることができれば……。

 

 




~あとがき~
 前回のあとがきで、日葵と対魔忍達で認識のすれ違いがあると書きましたが、おさらいを兼ねた作者と閲覧者兄貴姉貴の認識をすり合わせたいと思います。

青空 日葵(釘貫 神葬)が知っている“対魔忍たち”。
 『井河 アサギ』『井河 さくら』『水城 ゆきかぜ』『秋山 凜子』の4人のみが対魔忍だと知っている。それ以外のクラスメイトや五車学園の生徒は、世界の真実(ヴェールの裏側)を知らない“一般人”だと認識している。
 ただし『上原 鹿之助』だけは世界の真実を認知した一般人寄りの仲間認識がある。

・『青空 日葵』を“一般人”だと知っている対魔忍
 『井河アサギ』『井河さくら』『八津 紫』『ふうま小太郎』『相州 蛇子』『上原 鹿之助』の現在6名のみ。
 それ以外のクラスメイトや五車学園の生徒は、『青空 日葵』を最近、素質に目覚めた“対魔忍”だと認識している。

・『青空 日葵』の違和感(釘貫 神葬)に気が付いている存在。
 『井河 アサギ(疑い)』『八津 紫(疑い)』『ふうま小太郎(薄々)』
 『スネークレディ(確定)』『フュルスト(確定)』『エドウィン・ブラック(確信)』となっています。

・特筆事項
 『スネークレディ』のみ、殴り合った結果『青空 日葵』がただ一般人でも対魔忍でもないことは見抜いています。更に『釘貫 神葬(なかみ)』についても、フュルスト経緯で異なることに真っ先に気が付いています。つまり彼女が対魔忍世界の中で一番の理解者だったりします。
 ……フュルストとは、誰か? ですか? 対魔忍RPGを遊ぶとわかります。メインストーリーの最序盤に遭遇できるので探すのはきっと難しくはないですよ。やっぱりキミもだ!
 確認面倒な兄貴姉貴用の情報としまして、実は既にフュルストは本小説へ登場しております。
 さぁ、探してくるのだ! フハハハハハっ!


~宣伝&報告~
 Episode34のあとがきにて小文字で、新作の投稿について言及していましたが こちら投稿に目途が付きましたので適宜投稿していきたいと思います。
 ジャンルは本作と同じ『対魔忍』です。
 本作は(新)クトゥルフ神話TRPGとのクロスオーバー作品ですが、新作はシンプルな対魔忍となります。


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