オネェ口調も悪くはないんだけどな。使い所がなくて困る。強いて言うならリサおば…リサお姉ちゃんくらいか。
リサ「あら、作者ちゃんはよっぽど痺れたいのね?ちょっとこっち来ましょうか」
あっ、暫く執筆できそうにないです(大嘘です心配ご無用)
それでは本編に…ぎゃあああああ!
まぁ、暫く執筆できなかったのは本当ですけれどもね。まぁなんとか頑張りますよって…許してちょんまげ。
ちなみに、今回の話はほとんどギャグ回です。ついでに言うと本編にほとんど関係ありません。ついでに結構メタ要素も多いはずです。まぁ、なんとなく気分を上げたかったんすよ。私の。ええ、私の。
IFルートの執筆に当たって中々更新できなさそうですしおすし。ここらで一発、ちょっとギャグ要素でも入れておくか、と。ついでに話の関係上会話文多めです。
モンドにある救民団本部にて、風神、岩神、雷神、そして『元神』ことアガレスが一堂に会していた。
給仕とかは特におらず、各々が色々酒やらお茶やらお菓子やらを持ち寄っている。つまり、ただの飲み会的なものである。
「いやぁ、それにしてもこうして僕達がちゃんと集まるのって何気にアガレスが倒れた時以来だよね。しかもあの時はアガレスが倒れてそれどころじゃなかったしアレはほぼノーカンかな?」
バルバトスが酒を自身の空になったグラスに注ぎながらそう呟く。それに同意したのはモラクスだった。
「その通りだな。アガレスが倒れたと聞き及んで俺達はここへ来たが、このように酒の席、というわけでもなかったからな」
モラクスが持ってきた最高品質とも名高いお茶は既にアガレスと、影に専有されているためモラクスも自身のグラスに酒を注ぐ。
「そうですね、あの時は私も本当に肝を冷やしました。私の中で最も『永遠』に近しいのはアガレスだと考えていましたし、寿命…というより魔神の呪いでそこまで自分自身を擦り減らしていたとは思いませんでした」
「同感ね。神子がいなかったら一体どうするつもりだったのかしら?」
言いながらアガレスに心底心配そうな視線を向ける影と、少しだけ責めるような視線を向ける眞に対し、お茶を優雅に嗜んでいるアガレスはなんでもないことのように告げた。
「まぁ、多少驚きはしたがなんとかなるとは思っていた。魔神達の呪いをこの一身に背負ったのは勿論お前達を護るためもあるが、それをしてどうなるかまではあまりわからなかった。だがなんというか、『終焉』をなんとかできたのに魔神達の呪いをなんとかできない、とは思えなくってな」
「それがよくないのでは?」
「…否定はできん」
「ねー折角の飲み会なんだから真面目な話はやめようよ〜」
ぐでっとしながらバルバトスが言う。その雰囲気に毒されたのか、アガレス、影、眞の三人はフッと力を抜いて笑う。
「そうだな。確かにその通りだ」
「差し当たってはアガレスくん」
アガレスが同意したのを見計らってバルバトスがニヤニヤしながらそう発言した。アガレスは多少不審に思いつつも話を聞く態勢をとった。
「君は僕達に助けられているわけだし、今日くらいは僕達のために動いてみようよ?」
「やだよ面倒臭い。影のためなら考えるが」
「アガレス…」
「はいはい、それで?」
アガレスはバツが悪そうな表情を浮かべると、はぁと溜息を吐き、両手を観念したように上げた。
「はいはい、降参だ。それで、何をして欲しい?」
「むふふ、よろしい。じいさん」
「はぁ…本当にやるつもりか。後でどうなってもお前の責任だからな」
「やだな〜それくらいわかってるよ〜」
ひらひらと手を振りながらバルバトスはモラクスに合図を出した。それを遠い目で眺めながら、アガレスは何が起きるのかを待っていた。
暫くして、モラクスが持ってきたのは色々な服だった。
「…すまない、アガレス。俺ではバルバトスを───」
「いや、お前が止めてくれよ。というかお前が止めてくれないと困るんだが!」
アガレスは言いつつも服の分析を始める。チャイナ服、メイド服、西風騎士団の鎧、着物、タキシードなどなど…。
「ふざけんなよ!!なんでメイド服混じってんだよ!?」
「え?僕の趣味だけど」
「初耳だよ!嘘だよな?嘘だと言ってよバルバトス!!」
アガレスは色々とツッコミを入れつつ、その後ろでは…。
「眞、一先ずアガレスが暴れるようなら私が抑えますので」
「あら、影。珍しくバルバトスの悪ノリに乗り気じゃない。どんな心境の変化があったのかしら?」
「…いえ、単純に色々な服装をしているアガレスがみたいだけです。他意はありません」
「十分不純な動機ね…」
そうこうしている間に、アガレス以外のメンツには酒が入っているため悪ノリは加速していく。
「じいさんさ、予備の服持ってきてる?」
「ん?無論だ」
「じゃあそれもアガレスに着せてみようよ」
「俺は着せ替え人形かっ!!え、影!助け───」
ここで初めて振り返ったアガレスは気が付く。
影の舐め回すような視線、眞の面白がるような視線、モラクスの申し訳無さそうな、しかし何処か楽しげな表情、バルバトスのムカつく顔。
(あ、これダメな奴だ)
そう、彼に味方など存在していないのである。
「さぁ、アガレス。観念して…そうだなぁ…まずはじいさんの服から着てみるかい?」
「すまない、アガレス…」
「アガレス、ここは一発覚悟を決めましょう」
「ささ!アガレス〜、着替えてみなさいよ〜」
「ああっもうくそっ!やりゃいいんだろやりゃ!!」
アガレスは全ての服をひったくると足早に部屋を出て行った。残された四人は顔を見合わせて笑い合う。
「さて、個人的には服装がかなり楽しみなので全部見てから当初の計画を実行しましょう」
「そうだね!僕としても、やっぱメイド服は気になるよね!し、身長180cmのメイド…ブフッ!!」
思わず、と言った形で四人も釣られて笑う。
「し、しかもアガレスって普段黒い服に隠れてるけどガッチリしてるからね…っ!ガチムチメイドの出来上がりになるかも!!」
「ば、バルバトス…ッ!そこまでにしと…ブフッ!」
「「……」」
モラクスが諌めようとするも笑って思うようにいかず、眞と影は二人で顔を背けて静かに笑っている。アガレスは未だに帰ってきていない。その頃のアガレスはと言えば───
「ん〜…やっぱメイド服は気持ち悪いな…ガチムチ、とまではいかないが身長に加えて体つき的にやはり似合わないな…絶望的に…」
───とばかりに行くべきか葛藤していた。その間に止める者のいない妄想は際限なく広がっていくのである。
「チャイナ服に至っては最早体のラインが出る筆頭だよね!!影辺りには物凄く需要あるんじゃない?」
「体の…線…ですって…ッ!?」
影が衝撃を受けたように固まる。先程までのメイド服のことなど忘れている。
そんな時、ついに扉が開かれた。四人が期待に目を見開く中、出てきたアガレスは───
「さて、逆手に取るようで悪いが、俺は全て着るとは一言も言っていないし言われていないからな。今日はこの格好で過ごすことにしよう」
「…え〜つまんないなぁ…」
「少し期待していただけに、なんという落差だろうか」
「全く、アガレスらしいけれど、今日ばっかりはメイド服…もとい、チャイナ服でも着てくれればよかったのに。そう思わない?影」
アガレスが着用していたのはタキシードだった。申し訳程度の趣向として目元のみが隠れる黒い仮面にシルクハットという如何にも怪盗らしい謎の格好をしていた。
「い、いえ…私はとても似合っていると思いますが…」
「影ならそう言ってくれると思ってた…うん、何処ぞの呑兵衛と頑固なじじいと違って。というか、眞までそう言うとは思わなかった」
「あら、私だってそれなりに期待していたのよ?貴方のメイド服姿」
眞の言葉に、アガレスは心底嫌そうな顔をした。その表情でアガレス以外の全員は全てを察した。
((((間違いなく似合わなかったんだろうな))))
「はぁ…まぁ、やるにしても俺の姿を変えてからだな。やるなら身長をノエルくらいにして…まぁ性別も逆にするとかしないと…かなり面倒だから絶対やらないがな」
はぁ、とバルバトスが溜息を吐いている間に、ガシッとアガレスがバルバトスの肩を掴んだ。バルバトスの額に冷や汗が浮かぶ。
「さて、差し当たってはバルバトスくん」
「な、なななななんでしょう」
物凄いいい笑顔のアガレスの雰囲気に気圧されたバルバトスは噛み噛みの返事をした。
「ここにちょうどよ〜くメイド服があってな」
「そ、そうだね」
「こっからは、わかるよな?」
「わ、わかりません!わかりたくないよ!!」
バルバトスが悲鳴を上げるように言った。アガレスの額からぷちっという音が聞こえたかと思うと、メイド服を見せびらかすようにしてから、
「なら、その体に叩き込んでやるよオラあああ!!」
「わーっ!アガレスが壊れた!?」
アガレスがバルバトスを組み伏せ、服を脱がせていく。
「わからんならこうだぞ!!」
「わーっ!!じいさん!!止めて止めて!!」
「すまない…アガレス…ッ!」
「いや、謝ってないで止めてよ!?というか謝るの僕に対してじゃないのかい!?」
「眞、アレが俗に言う『びーえる』というやつなのですか?」
「影、貴方にはまだ早いわ」
「そこ!!わけのわからない話しないで!!」
バルバトスの抵抗虚しく、少しずつ服が脱がされていく。
「バルバトス!いい加減に観念しろ!」
「し、しないよ!!」
「言っただろう!無理矢理にでも着せるってな!!」
「い、言ったけど!!というか言われたけど!!」
「というか脱がせてたら変な気分になってきた…バルバトス、お前キレーだ…」
「わーっ!!助けてぇ!!自分で着るから!!」
「最初からそうすればよかったものを」
やや時間が経って、メイド服を来たバルバトスが部屋へ戻ってきた。
「うん、やっぱり似合うな。よっ、男の娘!」
「う、うるさいよ…それにしても君たち随分とバチ当たりだよね…」
「バチ当たりも何も俺ら神だから関係ないが?」
「…ほんとだ」
はぁ、とバルバトスは溜息をついた。
「それで、勿論じいさんも影も眞も着るよね?」
「「「ゑ?」」」
「『ゑ?』じゃない。当たり前だろ?まさか自分達だけ逃れられるとでも思っていたのか?」
今度は若干の悲鳴が響き渡って。
「ふむ…案外、このタキシードは馴染むな」
高身長男子組こと、モラクスとアガレスはタキシードを。女性組は何故か用意されていた花嫁衣装を纏っていた。ちなみに、バルバトスは未だにメイド服である。
「僕だってタキシード着てもいいと思うんだけど?」
「いや、お前は暫くそのままだ。というか今日一日はそれで過ごせ。面白いから」
「アガレス、今日酷くない?」
コホン、とアガレスは誤魔化すように咳払いをしたかと思うと、そのままアガレスは少しだけ酒を飲んだ。
周囲の面々が驚きの表情を浮かべる中、アガレスは酒を飲み干すと、グラスをコトリと置いた。
「今日は珍しくある程度自我が残っているようだな。まぁ、いつまで続くかわからんが」
モラクスがアガレスの瞳を覗き込んでそう結論を出した。アガレスは上気した頬のまま辺りを見回すと、突然頭を下げる。再び周囲の面々が驚きに身を染める。
「いつもありがとな。今日俺がここに呼ばれたのはなんか用意してくれてたんだろ?」
「…アガレスには、お見通しでしたか」
「まぁな。俺達友人だろ?わかるさ。で、今回は俺に何をくれるんだよ?」
ニカッと笑いながらアガレスはバルバトス達に笑いかける。バルバトス達は互いの顔を見合ってから首肯き、少し離れた場所から写真機を持ってきた。
「プレゼント、というほどのものでもありませんが…アガレスは以前に魂の摩耗で記憶が欠落していると言っていました。なので、写真として思い出を保存しておこうという話になったんです」
「ほ〜、そりゃいいアイデアだな!早速撮ろうぜ!!」
かなりノリ気なアガレスを見て、バルバトスは呟く。
「なんていうか、お酒を飲むと気が解れるのかな?ノリが昔のアガレスだね」
それに反応したのはモラクスだった。
「ああ。現在のアガレスはかなり変質してはいる。ただ、懐かしいとは思うがやはりアガレスは今のアガレスが一番いい」
「うんうん、わかる。わかるとも」
「何してんだよバルバトスもモラクスも!早く来いって!!」
影と眞、そしてアガレスがバルバトスとモラクスを待っていた。バルバトスとモラクスは顔を見合わせて笑うと、アガレス達の下へ向かうのだった。
「それでは、撮りますね!」
尚───この後調子に乗ったアガレスが酒を更に飲んでぶっ倒れ、そのまま飲み会がお開きになり尚且次の日に二日酔いに悩まされることになるのだが…そのことをまだ本人は知るよしもないのであった。
適当な話でした。
さて、実は…アガレスの見た目をね、考えているんですが、私絵心が全く無いので描けません。漠然としたのはだって銀髪、赤い瞳、なんかイケメン、あと高い身長に細マッチョ、そんで黒衣なわけじゃないですか。
う〜ん…ごめん、絵心がないのだ。私には。そう、絶望的に…。
わかるかい、私が人の絵を描く時には棒人間になるんだ。むしろそれしか描けないんだ。はっはっは。
ということで、アガレスの容姿やらに関しては皆様のご想像にお任せします。ガチムチのメイド服でも着せてやってください。