アガレス「…お前、その冗談は笑えないぞ…」
はい、というわけで、なんとか頑張りますよって…酷評は受け付けません!メンタルが死にます!ヤッタネ(白目)
あ、今回わかりやすいように誰の視点の話しなのかしっかりと書かせていただきますがほぼ今回だけだと思います。これからもそれ頼む、的なことを思っている方もいるでしょうが…意見が多ければそうしますね。一先ず、【】←こいつの中に名前或いは三人称を入れようと思います。
長々と前書きすんません。ちゅーこってそれでは本編どうぞー
【アガレス】
さて、一先ず俺はこの状況を理解するためにその思考をフル回転させる。いや、だとしてもわからん。旅人も影も何故食い気味に俺への理解が深い方を選べ、などと言ってきたのだろうか?まずはそれを聞いてみるべき、か…。
そう考え、俺は何やら緊張している様子の二人へ向けて口を開く。
「何故そんなことを聞いてくるんだ?それを知りたい理由が考えつかなくって…」
そう言うと二人がわたわたと慌て始めた。俺の中で少しだけ二人への猜疑心が大きくなる。果たして何を企んでいるのやら…?
【旅人】
いや、そんなこと聞かれても馬鹿正直に『アガレスさんの隣の座が欲しいから!』なんてド直球に言えるわけがない。それに私は空を探さなければならない。その後のことは…まだなんにも決められてない。この気持ちを抑えなければ、とは思っているけれど、ついムキになって雷電将軍に対抗した、なんてもっと言えない。
あー!それもこれもアガレスさんが誰にでも優しいのがいけないと思うんだ。
「普通に気になるから。それなりにアガレスさんとは長い付き合いだけど…」
うん、無難に答えられたかな。アガレスさんはふむ、と唸ると首を傾げて言った。
「だとしても…わからないな。比べる理由はないだろう?」
…こっの、鈍感め…絶対気が付いてない。
「アガレスさんのいけず…」
「いや、使い方間違ってるからそれ…」
それとこれとは話が別なの!!私は頬を膨らませながらふいっと顔を彼から背けるのだった。
【雷電影】
旅人さんとの会話で苦笑いを浮かべていたアガレスが今度はこちらを向き、言いました。
「それで、影は?」
「私はアガレスのことを最もよく見ているという自負があります。ですから、ぽっと出の彼女なんかには負けない、ということを友人として証明したいだけです」
自分でも、思っていたより不満気な声だった。友人として、という理由だけであれば私はここまではしないとは思うのですが…と考え事をしていると、アガレスから言葉が飛んできました。彼は先程と同様、苦笑いをしていました。
「そんなに俺の顔を見てどうした?顔に何かついてたか?」
どうやら、彼の顔をまじまじと見つめてしまっていたようですね。何故だか彼の顔を見ていると鼓動が早くなるのですが、不整脈でしょうか?健康的な食生活を欠かした覚えはありませんが…しかし、不思議と不愉快な感じはしませんでした。
「いえ、何も。そんなことより、答えを聞かせていただきたいのですが…」
【アガレス】
影の言葉に旅人も同意するように首肯いて身をズイッと寄せてきた。影も旅人に対抗するように寄せてくる。そんな二人の様子に俺は苦笑せずにはいられなかった。
さて、話題を逸らす作戦は完璧に失敗、いや頓挫したと言っていいだろう。どうやら、二人共かなり本気のようだ。俺は思わずう〜んと唸る。
真面目に考えると、影との付き合いは旅人とのそれを圧倒的に凌駕する。だが、影が言っていたように昔の俺と今の俺とでは多少だが差異が存在している。で、あれば今の俺をよく知っている、という点で旅人に軍配が上がるかも知れないな。ただ、影の言っていた『最もよく見ている』という点に関して言えば恐らく影に軍配が上がるだろう。何せ共に過ごした年季が違うからな。あれ、これ割とどんぐりの背比べかもしれない。
そうだ、幾つか質問をしてみよう。というわけで俺は三秒ほどでこの思考を終えて未だに緊張している様子の二人へ目を向けた。
【旅人】
「現状では判断しかねるから、3つ質問をするぞ、いいな」
し、質問…答えられない可能性もあるよね。アガレスさんのプライベートとか…。
「構いません」
そんな私の不安とは裏腹に、雷電将軍は自信満々、とばかりに首肯きながら言った。ちらりとこちらに視線を向けてくるので私は少し慌てて首肯く。
「では、第一問…の前に、回答する時は挙手すること。回答権は問題一つにつき一回な?」
アガレスさんは少しだけ楽しそうに笑いながら言う。全く…ここ最近はなんだかライバルも増えてきて大変だっていうのに此処にも思わぬ伏兵がいるなんて…今のうちに差をつけとかないと…!
「第一問。俺の誕生日はいつでしょう。ま、簡単なウォーミングアップってところだよな」
誕生日…これは簡単!スッと私は手を上げた。でも、雷電将軍とほぼ同時の挙手だったためどちらに当てられるかわからなかった。
「影」
「9月18日」
「旅人は?」
「同じく、9月18日」
雷電将軍が先に当てられた時にはドキッとしたけど、どうやらどちらにも答えを聞いてくれるようだった。流石のアガレスさん、優しい。
アガレスさんはうん、と一つ首肯くと、ニコッと笑って言った。
「二人共大正解、まぁ結構曖昧だったんだが、大体この日付って感じなんだ」
さて、次行くぞーと言うアガレスさんだったけれど、私はそれどころではなかった。思わず、顔を背けた。その過程で雷電将軍とも目が合った。相変わらずの無表情だったけれど、その頬は確かに赤かった。
「第二問…って、二人共、ちゃんと聞いてるか?」
「「今ちょっと黙ってて(貰えますか?)」」
「あ、はい…」
先程の笑顔が目に焼き付いて離れない。私の脳内メモリにしっかりと焼き付けておかないと…いや、寧ろ観賞用、保存用、所持用、そして使用する分が欲しい。もう一回くらい笑って欲しい。というか独占したい。
コホン、と私は咳払いをしてなんとか心を落ち着けて第二問へ臨むべく正面を向いた。
【雷電影】
はぁ…何だったのでしょうか?彼の笑顔を見てからどうにも心臓の鼓動が五月蝿いです。顔も何故か熱いですし…まぁ、なんとか彼の顔を直視できるようになりましたし、良しとしましょう。
そんな私の気持ちなど欠片も知らないであろう彼、アガレスは問題の続きをするようでした。
「よし、準備が出来たな?それじゃあ第二問。俺が現在所属し、運営しているのはなんという組織でしょうか?」
ピシッと私は固まりましたが、少し前に復活してからのことを聞かされた覚えがありました。その中で確か名前が出てきていたはずですよね…その名前は…。
旅人さんと手を上げたのは、ほぼ同時だった。
「旅人」
「簡単、救民団でしょ」
きゅうみんだん…?
「影…影?」
彼の呼ぶ声が聞こえてきました。私はしどろもどろになりながらもなんとか答えました。
「え、えぇっと…神龍団では…?」
ぶふっと隣の旅人さんが吹き出し、アガレスが固まってしまいました。なにか、私は変なことを言ってしまったのでしょうか?
「あ、アガレス…さんっ…ぶふっ…」
「旅人、お前には後で話がある…さて、正解は旅人だ。現在、神龍団という名称は使われていない…影、一応聞くがなんでだと思う?」
私は少し考えたけれどわからなかったため首を傾げました。そんな私を見てはぁ、と溜息を吐いて恥ずかしそうに頬をポリポリと掻くアガレス。
「そ、その…だな…救民団の団員に『名前ダサくないか?』と言われてしまってな…俺はほら、神だし、龍だし別にいいかなって思ってたんだが…その、もうこの話はやめようよ!!」
「あ、アガレス…口調が…?」
「アガレスさん、落ち着いて…ぶふっ」
「旅人はマジであとで覚悟しとけよ」
それにしても、旅人さんに一歩リードされてしまいました。アガレスが恥ずかしそうにしていたので、何かフォローをしなければ、と思い、私は口を開きました。
「わ、私は別にだ、ダサい…?だなんて思いませんよ!」
「やめてくれ…今はその優しさが辛いんだ…」
逆に彼の心の傷を抉ってしまったようでした。なんというか…申し訳ありませんでした。
【アガレス】
さて、予想外のトラブルはあったが…影の俺を慮るその優しさで何とか復活し…まだ笑ってる旅人はマジで後で覚悟しとけよ。
「コホン!気を取り直して、第三問」
さぁて…何にしようか…あ〜結構安直になってしまうが、アレでいいか?
「皆には自分の星座があるだろう?旅人なら旅人座、影なら天下人座…さて、じゃあ俺の星座ってなんだと思う?」
影はすぐにスッと挙手したが、旅人は少し思い悩む様子を見せてから挙手した。先に影が挙手していたので、影から聞いてみるとしよう。先程までは大体同じだったから適当に当てていたんだがな…。
「旅人」
とか言って旅人に敢えて当ててみた。思い悩んだ答えが、気になったためである。旅人は不安気に眉をひそめてから言った。
「え、えぇっと…龍神座とか…」
「お前まじで覚えとけよ」
いつまでそのネタを引っ張るというのか。気を取り直して信じられないものを見るような目で旅人を見ている影に聞くことにした。ってか、そんな目で見てやるなよ…。
「影は?」
「元神座ですよね。いつだったか、アガレスと星空を見てそんな話をされた覚えがあります」
「影正解。おめでとう」
私見で影にしてやりたいが、クイズは公平かつ公正でなくてはならない。三問やって来たわけだが…。
「残念ながら引き分けだ。先に答えられるようにしておけばよかったな…」
無駄に二人に答えさせなければよかった…特に第二問。
「じ、じゃあ…アガレスさんが決めて」
旅人がおもむろに口を開き、言う。その頬は微かに紅色に染まっていた。
「そうですね、アガレス、いい加減はっきりするべきでしょう」
続いて影も口を開いた。さて、とても困ったことになった。折角質問をしたというのに…。
「さあ」
「選んで下さい」
「「どっちがアガレス(さん)のことをより深く理解しているのか」」
「え、えぇ〜…」
…結局、振り出しに戻ったわけである。
アガレスは心の中で「パイモン見てないで助けろ!!」って思ってます。ちなみにパイモンですが稲妻城の城内を散策しています。修羅場から逃げた形ですね。
さて、どうしましょう。恋愛要素をいれたせいで全く話が進んでいません。続きが気になる皆様(いるかどうかは知らん)には申し訳ないですがもう少し待っていただければ、と。
そういうわけで作者の酒蒸がお送り致しました。
追記 : そう言えば前回大変な誤字がありましてね…いやぁはっはっは!!すいませんでしたああああ!!私はここに変換を一生許さないと誓います。もしかしたら不快に思った方もいるかもしれませんので、正式に謝罪しておきます…。
誠に申し訳ありませんでした。そして誤字報告を下さった方、本当にありがとうございます。いつも助かっていますので、これからも頼りにします()