道教の施設というのは、横浜の関帝廟しか行ったこと無かったので、とても興味深かったです。
なんでもコスプレが出来る施設で、アリナミンのcmの孫悟空編が撮影されたそうです。
…アリナミンのcm、見なくなりましたね。
しかも鼻がしっかりしていないのか、鼻水がからんでいるのだか、なんなんだか、叫び声のようだ。
しかも、海美の杖を掴むと、身体をひねって外に投げた。
海美は離さなかったから、一緒に外に飛び出した。
「なんの!」
足から見事に着地。
すぐ後ろにまつりがいた。
「まつり、下がって…」
「………。」
まつりはなにか、海美に耳打ちをする。
耳打ちの内容を聞き、海美は大八車の置いてある方を見る。
アヤが大八車の後ろに向かって走っている。
イチが、大八車にスピカを乗せようとしている。
「分かった。合図はまかせる。」
「うん。」
「なんだ?」
黒い目と赤い目をキョロキョロさせながら、客が出てくる。
「…さぁ、終わらせましょうか。」
「ふぅえ。そんな、後ろに鬼1人増えたところで、俺に、かなうとでも思ってんのか?」
「やってみる価値はあるわ。」
「ホザけ。ズズッ」
鼻をすすりながら、客は出てくる。
「そうそう。さっきの続きだけど…」
「だがら、やめろっで…」
また、手を杖に伸ばしてきた。
「…ふっ。」
海美は今度、杖を離した。
客が、持ち上げようとした瞬間、重くなり、動かなくなる。
「きさ…痛え!」
赤い玉の近くを持ったことが問題だった。
赤い玉から刃物が現れ、杖を掴んでいる右手の肘から、人差し指と親指の間まですっぱり斬られた。
「ちっ!」
指4本が外側に、親指が内側にベロンと肘を軸に垂れ下がった。
「お前…」
使える左手を前髪に持っていく。
ミチミチミチっと、髪の毛を引き抜く。
指の間にびっしりと髪の毛がからまっている。
「うぅぅうううぅ」
髪の毛を握りしめる左手が震える。
「ふえうらぁ!」
客は杖を殴る。
すると、バギ!と杖が折れて、赤い玉と刃の部分が関所の中に飛んでいった。
「…あんた、手が。」
「うるぜぇ!」
鼻が出て呼吸しづらそうだ。
それ以上に、杖をぶん殴った拍子に、手が潰れたのか、拳が変形して、血が骨が、滲み出している。
骨が滲み出るように、ぼたぼたと落ちる。
「うりやぁ!」
今度は、右腕を頭の上で振り回す。
ぶん回して、自我のない腕が、鞭のようにまつりを狙う。
「危ない!」
海美がまつりを抱きしめる。
「死ねえ!」
バチっん!と綺麗な音が出た。
モロに海美の身体に親指、人差し指、中指、薬指、小指が襲う。
「ま、…まつり。」
海美は痛さに耐えかねてまつりに体重をかける。
「海美…海美?!」
まつりも慌てて海美を支える。
ただこれだと、自分が戦おうにも刀が抜けない。
自分の正面に覆いかぶさるように倒れられたら、股の間に挿してある刀は抜けない。
「ぶだり…あわぜで、あの世へ送ってやる…」
また、客は頭の上で腕を回転させ始める。
「………。」
まつりは、頭から赤毛布をすっぽり被っているので、どこを見ているのか分からない。
「次ごぞわ!」
また、右腕を回し、鞭のようにまつりを狙う。
ひゅぁぅん!
「あぁ?」
右腕が空を斬る。
手応えがなかった。
しかし、
ばたん!とまつりは仰向けに倒れる。