金剛杖物語~雄鬼のまつりの章~   作:仲村大輝

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お久しぶりです。
またいくらか書けましたので続きを投稿します。


第五章 第一部 入村

「ここは、「来るものは拒まず気持ちよく、去る者は追わず気持ちよく。」をモットーにいているんじゃ。」

ホームセンターの壊れた自動ドアを人力で開けてもらい、台車で海美を運び入れてもらう。

これを行うのは、木の面をつけた人たちだ。

男が女か年寄りか若い人か分からない。

海美はホームセンターの一角に緊急搬送になってしまった。

ベットが並んでいて、そこに寝ている人たちも呼吸が浅かったり、包帯でぐるぐる巻きになっている。

どうやら負傷したり病気の人を治療しているようだ。

「まつりちゃん、このままだと死ぬまで放置されそうな雰囲気だけど、ここには医者も逃げ込んでいるし、薬屋もある。最悪、大工道具で手術もしていたよ。」

ノミ、ノコギリ、カナヅチなどで行うというから驚きである。

 

さて、ここにどうやって入ったかだが、森を抜けたら、バリケードが張り巡らされて、ホームセンターに向かうには川上か川下に回り込む必要があるとナポレオンに言われた。

蛇は急いで川上を目指した。

すると、バリケードの内側から3人ぐらい、洋服?いや、洋服の上から一枚布を着込んだ人間に追いかけられた。

手には銃のようなもの、顔は上記の通り、木の仮面をつけている。

その数は川上の堤防に向かうにつれだんだん増えていく。

堤防までやってくると、堤防とバリケードの間に錆びた鉄で仕切られたドアいや、門があった。

その門は、一度、トンネルのようなところに入らないと門を開けさせない。

イメージ的に、ねずみ取りの中に一度入らないといけない。

まつりは、トンネルに向かって蛇が進んだ時、無数の傘に狙われた時は度肝が抜かれたが、ナポレオンがお腹の太鼓を鳴らして味方と分からせてくれたら急に手を振ったり、踊ってみせてきたとき、ものすごい力で海美を抱きしめていた。

 

 

ホームセンターから離れて、トンネルを抜けた先にあった、アスファルトの庭を通り、そのアスファルトの庭にへばりつくように半円状になっている建物に入る。

この建物は、庭側が2階部分までがコンクリートの階段のようになっていて、3階以上がガラス張りになっている。

いや、いまはガラスではなく、木の塀で補強して、敵を狙える狭間や小さい窓がついている。

庭に面している半分がそんな造りだと、残りの半分だが、巨大な廊下みたいになっている。

その廊下の中央あたりに教室みたいな部屋がこれまた細長くあり、上から見ると、

庭、コンクリの階段、廊下、教室、廊下で、反対側に出るといったような造りだ。

しかし、この教室、両方の廊下に向かって小窓がついており、これも立て篭もることに特化しているように感じる。

海美とナポレオンは2階に通される。

前を歩くのは、変わった木の仮面をつけた男。

いや、女かもしれない。

洋服を着ているが、一番上に淡い青い反物を羽織り、たすき掛けにしている。

 

階段は踊り場がコンクリートの階段に接続されるように外に出ている。

その踊り場の下で、食事を提供している軽食屋みたいなのがあった。

廊下に椅子と机を持ち出して、食事をする者の他、武器の手入れ、地図を元になにかしゃべってる、本を読む、体を休めるなど、自由に過ごしている。

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