金剛杖物語~雄鬼のまつりの章~   作:仲村大輝

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m-1を録画していたということですが、日曜のリアタイは鎌倉殿の13人の最終回を見てました。

ご苦労様でした。小四郎


第五章 第六部 直会

「まさかまつりちゃんにこんな大勝利を見てもらえるなんてな。」

2階の、巻物を読んでもらっていたスペース。

いっしょに敵を誘き寄せたルッコラとナポレオン、全員に旗で指示を出したアバジャ、花笠に集まったモノどもを足止めしたおやっつぁん、そのおやっつぁんが席に座り、おやっつぁんの部下で、モノどもを倒した人たちがそのテーブルを囲む人たちの外がに椅子を持ってきて座っている。

みんな何かしら食事をしている。

まつりの前にもなにかどんぶりがあるが見たことない食べ物だ。

「………。」

赤くて濡れててツヤツヤしている。

「…まつりちゃん、食べないの?」

赤いアバジャが声をかけてくれた。

「えぇ!?いや、あの…」

海美から箸の使い方は習っていたが、海美ほどうまく使えないから一回の食事で何回かこぼすし、何個も

「それはやっちゃだめ。人前でやると馬鹿にされる。」

というルールがある。

やれ、取りにくい食べ物を突き刺してはいけない。

取られないように小皿に取ってから、また大皿の食べ物を取るのはダメ。

視点と箸を合わせていろいろこれを取ろうかあれを取ろうか迷うのはダメだとか覚えることが多すぎて、海美が近くにいないと心配で箸が使えない。

白米だったら良いかもしれないけど、それだけならまだしも、赤い見たことないものを食べろと言われてもどうせまたこの食べ方のルールがあるだろうから、食べられない。

「こっちのほうが良い?」

アバジャは黒い筒のようなものを食べている。

「それは?」

「この鉄火丼を海苔で巻いたようなもの。鉄火巻きと言うのよ。」

「作り直してあげましょう。」

料理を作ってくれた人がどんぶりを持っていってくれた。」

あれなら自信がある。

だってアバジャはその鉄火巻きを手づかみで食べている。

「はい。お待ちどう。」

その黒い筒のものが届く。

「いただきます。」

手づかみにする。

意外と黒い筒はツルツルしていると思った、

一口食べてみる。

そんなに感じなかったが、生臭いと思った。

これは魚か。

食べた断面をみる。

赤い。

赤くドス黒い。

だけど、美味しい。

「これは…」

「これは、鉄火巻き。美味しい?」

「うん。」

うなずく。

「それは良かった。」

料理した人が安心したように笑う。

「ここは博打場だったらしいから、まぐろを食べるんだ。」

そう言いながらもう一本、黒い筒を持ってきた。

「………。」

「これはカツを巻いたものだ。食べてみな。」

出されたものを掴む。

なるほど、さっきのと似ているが、中には魚じゃなく、黄色いパリパリしたものと、肉が入っている。

「カツ、勝つってことらしい。まぁ、敵さんが来た時にパワーが出ないといけないから、みんなに食べてもらうんだ。」

食べてみる。

口の中が痛いが肉がうまい。

これがまた米に合う。

「こっちのほうが気に入ったかな?」

うん。とうなずく。

「じゃあまた出してあげるよ。今度は牛や鶏にしてみようね。」

「はい!みんな注目!」

急に号令がかかる。

「食べている人はそのまま続けて。モノが来て、説明できなかったところをとりあえず区切りつけるぞ。」

そうに聞いて、女の人や食べている人が一階に移動していった。

やっぱりあの絵は食事中は気持ち悪いんだろう。

まつりはそんなこと気にせず座ってカツ寿司を食べている。

「いいかな?」

おやっつぁんは周りを見渡すと

「では。」

と言ってさっき、畜生道に落ちたところを広げた。

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