金剛杖物語~雄鬼のまつりの章~   作:仲村大輝

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あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
25日に投稿を最後にしてしまい申し訳ございません。
年末にかけて大忙しだったもので、投稿が遅れました。
とりあえず、五章まで終わらせるよう頑張ります。


第五章 第七部 ファミリーの秘密② 畜生道から餓鬼道へ

絵は、

一番最初の親らしき男が黒々と光り、最初の子どもの男の手が刃物のようになっている。

2人は、なんと妹であり、母親である女をバラバラに解体している。

その様子を仏様が見て、後光の光が当たっている部分が防具や武器に変化していた。

「ある時、父親は気づいたんだ。あれだけ美しく、手に入れたかった妹が、自分の娘たちに劣っている。それどころか醜くなりつつある。それに怒ったのか、困ったのかは分からないが、第一の子供と結託して自分の妹を殺してしまったらしい。

すると、また仏様が現れて、『畜生とはいえ、傷ついたものは助ける。貴様らは畜生より劣る阿修羅だ!』と言われて、阿修羅道へ落ちたのだ。」

みんな息を呑む。

また30cm出す。

母親の死体が正面にあるとすると、それに寄り添う子どもと、そこから去ろうとする女たちがいる。

「ここで、母親が殺されたのを見た長女は逃げることを思いついた。長女についていく子供たちが一斉にアジトみたいな住んでいたところから逃げ出したんだ。それがこの絵だ。ただ、逃げたのもいれば残るのもいた。それが泣いているやつらだ。」

またシュルシュルっと30cm出す。

今度は、その死んだ母親ともう1人似たようなのか死んでいる。

それは人間とは思えない骨をしている。

その骨を取り囲むように骸骨や骨がバラバラと散らばっている。

みんなでこの巻物を見ているが思わず女の人は後ろに下がる。

「だから見るなって言ったろ。まつりさんは平気なようだが、」

まつりはなんとも思わない。

カツが食べきってしまった。

駅舎の上に潜んでいれば、殺人列車の荷台に、あんなのが積んであるのは何回も見た。

「まぁ、じゃあ、なにかっていうと、これは、実は、ファミリーでは前々から食料問題が発生していたんだ。アジトに潜んで、山や川で手に入るぐらいのものを食べているだけではネズミのように増えるファミリーを食べさせるだけの豊かさはない。だから、夜な夜な峠や周辺の村を襲撃した。

それはまぁ、人間道だった時からやってきていたが、ここでついに1番の父親が禁断のことをする。

自分のひ孫を殺して食べたんだ。」

「………」

「………」

「ひでぇな…」

「………」

みんな黙る。

一人、赤い人がしゃべったのみだ。

「ぅうん。」

咳払いをしながら仮面の男はまた巻物を取り出す。

今度は60cm出した。

また仏様が後光の光をさしている。

さしているのは、二番の母親の死体と、食べられた男の子を取り囲んでいる家族たち。

「仏様はその男の子が不憫に思ったのと、『阿修羅は戦いの神としての信仰がある。それにも関わらず貴様らは、殺した相手に敬意も払わず、餓鬼のようにむさぼり食いおった。貴様らは餓鬼道でも目に余るわ!』と言い、餓鬼道に落とされてしまったのだ。」

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