昨日作ったのは、ネギを千切りにして、それにごま油と塩、胡椒を振ったものを餅に乗せて食べるという方法です。
これは、餅の表面が焼けていたほうが美味しいので、フライパンで餅を炙るのがいいとおもいます。
「トイレ…うん?」
まつりは起き上がったが、どこだここは?
パイプ棒で囲われた檻みたいなところに寝かされている。
「…あぁ、アバジャさんか。」
なんか分からないけど、みんなで絵の話を聞いてたけど、アバジャさんに連れられてどこか連れてこられたのは覚えている。
「とりあえず。」
と、いろいろ歩いてトイレに行ってみようと思った。
ありがたいことにあっという間に見つかった。
ホームセンターだったわけだから、トイレの矢印は天井からぶら下がっているし、建物の出入り口の近くだからすぐ見つかるわけだ。
すぐ終わって、戻ろうとした。
戻るのもなんとなく分かる。
海美が寝かされてるはずの病棟を突っ切れば良い。
ついでに海美も見ていこうと思う。
病気やけがの人だから静かに通らないといけない。
海美も峠や大蛇に乗せられているときは辛そうだった。
ただ、ここに来た時は楽そうだった。
もう治ってすぐ普段の生活に戻れそうな人から、手足が吹っ飛んで義手義足を抱いて寝ている人、毛布にくるまってガタガタ震えている人などいろいろいた。
包帯でぐるぐる巻きになっていた特徴的な人の近くに海美はいたはずだが、海美がいない。
「あれ?」
と思い、もう一度包帯の人を中心に見て回るがやはりいない。
それだけじゃなく、たしかにいないのだが、全部ベットが埋まっている訳ではない。
乱雑に掛け布団が乱れているベットがあり、そこには誰もいない。
それともう一つ、丁寧に畳まれた掛け布団のあるベットが一つ。
そして、他のベットには人が寝ている。
「…ということは。」
その時、寝る直前にだれかから言われたことを思い出した。
もし起きたら、上に私がいるから…
わたしゃ おんがくか
やまの こりす
じょうずに バイオリンを
ひいてみましょう
キュキュキュッキュッキュッ
キュキュキュッキュッキュッ
キュキュキュッキュッキュッ
キュキュキュッキュッキュッ
いかがです
やまのおんがくか
作詞:水田詩仙
作曲:ドイツ民謡
「音楽に合わせて歌ってる場合じゃ無い!」
ルッコラがおやっつぁんに小突かれている。
「だって、この緊急出動の音って元々これだったんだろう?」
「まつりさんのことも考えてやろうぜ。」
「あいよ。」
まつりは、吹っ飛んで戻り、アバジャに相談した。
アバジャはマントを持ち、飛び起きると医療室のベットを確認すると、患者移動のカルテを読む。
今日も明日も海美を移動させる予定はないと分かると、緊急放送を流して幹部を収集し、厳戒態勢を敷いた。
また、絵について話し合った二階にみんな集合する。
まつりは困ったような顔をしている。
ルッコラもふざけているが、まつりを和ませようとしてる残念な親父ギャグである。
おやっつぁんはそれこそ親父のように部下たちに「着替えたものから、索敵で探して、なにかあれば報告しろ。」と指示をしている。
「そういえば、ナポレオンは?」
「誰も見てないぞ。」
「2人でいなくなったのか?」
「それはない。」
アバジャが長い足をテーブルに上げて威嚇する。
馬鹿なことを言うな。
と、訴えているようだ。
「もう1人いなくなっているから、海美さん、ナポレオン、そして、海美さんの近くで寝ていたモノ…いや、もの。」
「それも含めてか…そのいなくなったモノは?誰だ?」
「それが、夕方に飛び込んできたものです。」
「「なんだと?」」
ルッコラとおやっつぁんが声を上げて互いに顔を見合わせた。
「おやっつぁん、なにか?」
アバジャが聞く。
「あれは、何者じゃない。モノだったんだ。」
「と、言うことは…」
海美は拉致られたということだ。
「総員、村の外を探せ!なにかあったら知らせろ!」
おやっつぁんが叫ぶ。
部下たちに無線でつながるほっかむりで全員に伝わる。