定時になったので帰ろうとしたら、仕事でお世話になってるひと(前回の話に出た人と同じぐらいの歳の人)が来て
「もう帰るのか?」
と言われたので、
「私をこのまま帰すか、この前見た仮面ライダーと水戸黄門の話を一方的に聞かされるのどっちが良いですか?」
と聞いたら、
「速攻でお帰りください。」
と言われた w
みなさんも仮面ライダー見て、プライベートを充実させてください。
「しずかは二十歳の誕生日に死ぬというのはなんとかならないのですか?」
「尊正さん。落ち着いてください。」
まさかそんな話を中でしているとは思いもせず。
しずかは、寝巻きという寝るためだけの服に着替えて、さぁ、寝ようかと思って布団にかかったとき、あることが思いついた。
いま、寝ている状態なのに、寝たらどうなるのか?
そう思ったら怖くなって寝れなくなり、天井を見つめたり、右を見たり左を見たりしていた。
そして、また正面の天井を大の字で見ていた時、天井が揺れた気がした。
「おやっ?」
と思った時にはもう、部屋にあるアクセサリーやこもの類がガチガチ、ぎちぎち音を立てていた。
「なに?」
しずかは上体を起こす。
「お嬢様!」
外から女の人の声が聞こえる。
「なに?」
「失礼します。テロ攻撃です。すぐに逃げる準備を!」
お手伝いの人だ。
まだ仕事をしていたのか、昼と同じ服装をしている。
しずかもベットから降りると、明日着ようと思っていた服に手を伸ばす。
「攻撃?モノ?」
「はい。おそらくこの爆発はソラからだと思われます。」
「ソラ…そら?宇宙(そら)?」
「急いでください。また爆発するかも…」
急いで着替える。
その間にも、2回ぐらい家が揺れた。
「さぁ、こちらへ。」
お手伝いさんは、なにやら棒を持っている。
部屋の外に出ようと思った時、
「私の武器は?」
「大丈夫です。私が守ります。」
「1人より2人の方がいいよ。」
「ダメです。お嬢様になにかありましたら、私はクビです。」
「じゃあ、私が私を守る防具みたいなのはないの?」
その時、また攻撃があった。
しずかの寝ていた部屋の外辺りが爆発した。
部屋の小物や窓ガラスが派手に割れて、廊下の柱もバリバリ吹き飛ぶ。
「「危ない!」」
2人揃って、互いを抱き合い、2人で相手を庇い合う形になった。
また爆発が遠ざかる。
「大丈夫ですか?」
「お手伝いさんも大丈夫?」
「はい。」
「私も大丈夫。」
「いえ!血が…」
「えっ?」
左腕のところがすりむけている。
あの人なら、多分放っておけば治ると言いそうだ。
「大丈夫だよ。」
「ダメです。」
お手伝いさんは懐から、真っ白な布と開けてないペットボトルの水を取り出し、応急処置をした。
「これじゃ、あなたは…もしだったら、これは防ぎきれなかったし、私があなたを庇ったってお父さんに言おうか?」
「…いや、もうそろそろ、旅に出たかったから、良いよ言わなくて。」
「?」
急に口調がおかしいぞ。
「私ね。旅人なの。たしかに夜遅くまで仕事はあるけれど、朝は遅いし、給料は良いし、お付きでいろんなところに連れてってもらえるから、この仕事は気に入っていたんだけど、もうそろそろ自由に旅に行きたかったし。あなたもどう?」
「…私は、人を探しているの。旅に出たら、余計分からなくなりそう。」
「そうね。たしかにこの屋敷のお嬢様なら、人とたくさん知り合えるからね。」
また爆発。
「…それより、生き残らないと人探しも旅も出来なくなっちゃう。早く逃げましょう。」
また、お手伝いさんは棒を持ち出す。
「さっきも言ったけど、私の武器は?」
「お嬢様なのに戦えるの?」
ちょっと考える。
しかし、その言葉に動揺したわけじゃない。
「…ある人に言われたの。自分の身は自分で守りなさい。って。」
その人の名前が出てこなかったのだ。
「そう。」
「あなたのそういう棒みたいなのを貸してくれない?」
「…ちょっと待ってて。」
そう言うと、お手伝いさんは部屋に入り、私の寝ていたベットをひっくり返した。
ベットもさっきの爆発に巻き込まれてボロボロでまっ茶色になっている。
すると、その下にベットの枠がある訳だが、その枠の中に、銀色の1メートルぐらいある刀みたいなのが出てきた。
「これは、本当に有事の際に使用するよう頼まれていたもので、しずかさんを守るよう設計されています。」
お手伝いさんは、その刀みたいなものの先端を両手で摘むと、左右に開いた。
裂けたのではなく、刀が横に広がって、幕が張られたように見える。
中には綺麗な絵が書かれている。
「これは、尊正さんが吸血鬼からいただいたマントでお作りになられたと聞いています。」